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コントロールセンターの使い方

コントロールセンターとは、良く使う機能にワンタッチでアクセスできる便利な画面です(iOS7.0以降)。 Wi-FiやBluetoothのオン/オフ、画面の回転ロック、音楽コントローラー、懐中電灯、時計、電卓、カメラの呼び出しなど、 便利な機能がひとまとめに集約されています。
コントロールセンターは2024年のiOS18でデザインが大きく変わりました。 ここではiOS18以降のコントロールセンターの使い方について解説します。 iOS17以前のコントロールセンターの使い方は コントロールセンターの使い方(iOS17以前) のページをご覧ください。

コントロールセンターの使い方

スリープ中やアプリ実行中、ロック画面など、どの画面からでもコントロールセンターを呼び出すことができます。
Face ID(顔認証)を搭載した、ホームボタン無しモデルとiOS12以降にアップデートしたiPadシリーズでは、画面右上から下にスワイプします。
その他の機種では、画面の下端から上に向かってスワイプします。
コントロールセンターを消したいときは、
ホームボタン無しモデルとiOS12以降にアップデートしたiPadシリーズでは、画面の下端から上に向かってスワイプまたはフリックします。
その他の機種では、ホームボタンを押すか、上から下に向かってスワイプします。
iPad iPhone これがコントロールセンターの画面です。 画面に並ぶボタンやスライドバーを操作すると、直接各機能を操作できます。
iPad iPhone コントロールセンターは、複数のページに分かれています(iOS18以降)。 画面を上下にスクロールすると、別のページに移動することができます。 または画面右端に並ぶアイコンをタップすると、直接そのページにジャンプすることができます。
最初のページは「♥(お気に入り)」です。 このページには、あなたの好きなコントロールアイコンを追加することができます。
iPhone 「お気に入り」ページにたくさんのコントロールを追加すると、「お気に入り」ページが複数のページになります。 コントロールセンターは最大10ページ作成することができます。 追加されたページがある場合には、画面右端には「●」アイコンが表示されます。
iPad iPhone 次のページはミュージックコントローラーです。 Music(音楽)アプリ など、その時音楽/ビデオの再生に使用しているアプリでの、再生/停止/早送り/巻き戻し/ボリュームなどが操作できます。 さらに曲名をタップすると、音楽/ビデオの再生に使用しているアプリの画面を開くことができます(ロックされていない時のみ)。
Airplay アイコンをタップすると音声の出力先を、 Airplay対応機器Bluetoothヘッドセットへ切り替えることができます。
iPad iPhone 次のページはホームコントローラーです。 ライトやコンセント、玄関の鍵やエアコンなど Music(ホーム)アプリ に登録しているスマートホームアクセサリを操作することができます。
画面左下の Music(ホーム) アイコンをタップすると、 Music(ホーム)アプリ が開きます。
iPad iPhone 最後のページには、通信関連のコントローラーが集められています。 「 機内モード 」「 AirDrop 」「 Wi-Fi 」「 モバイルデータ通信 」「 Bluetooth 」「 インターネット共有 」「 VPN 」の操作ができます。
それぞれの詳しい動作/操作方法については コントロールの紹介 をご覧ください。

コントロールセンターの編集:ボタンの追加・削除・並び替え

iPad iPhone コントロールセンターを編集するには、画面左上の「+」アイコンをタップします。
iPad iPhone するとこのような画面になります。 ホーム画面のウィジェットを並び替える 時と同じように操作できます。
この状態でコントロールのアイコンをドラッグすると、並び替えができます。 ただし同時に複数のアイコンを動かすことはできません。
コントロールの右下にあるハンドルをドラッグすると、コントロールのサイズを変更することができます。
すべてのページのコントロールを、同じ手順で編集することができます。
各コントロールの左上に表示されている をタップすると、そのコントロールを削除できます。
並べ替え操作を終了するには、画面上の何もない部分をタップします。
iPad iPhone 新しいコントロールアイコンを追加したいときは、上の画面で一番下にある「+コントロールを追加」をタップします。 するとこのような画面になります。 実に多くのコントールから選ぶことができます。
なお、これらのコントロールは、 iPhone 15 Pro / Pro Max(2023年発売) から搭載された、 アクションボタン に割り当てることも可能です(iOS18以降)。

デバイスの電源をオフにする

iPad iPhone コントロールセンターからデバイスの電源をオフにすることができます(iOS18以降)。 コントロールセンター画面の右上にある電源アイコンをタップします。
iPad iPhone すると画面に「スライドで電源オフ」と書かれたスライダーが表示されます。 これを左から右にスライドすると電源を落とせます。 シャットダウンの動作が始まり、数十秒で電源OFF状態になります。

コントロールセンターの設定

iPad iPhone Settings(設定)-Control Center(コントロールセンター)で コントロールセンターの設定ができます。
アプリ使用中のアクセスタッチパネル:ON(オン) にすると、アプリ実行中でもコントロールセンターを呼び出すことが出来ます。

カメラやマイク、位置情報などへアクセスしたアプリの確認:プライバシー保護

コントロールセンターを開くと、最近カメラやマイク、位置情報などへアクセスしたアプリを確認することができます(iOS14以降)。 想定外のアプリがカメラやマイクへアクセスしている場合は、プライバシー保護のため、使用を停止するなどの対応を行ってください。 また、 設定(設定)- プライバシー(プライバシーとセキュリティ)-[カメラ]/[マイク]/[位置情報サービス] 画面を開き、想定外のアプリに、カメラやマイクの使用許可が タッチパネル:ON(オン) になっていないか確認してください。
iPad iPhone コントロールセンターを開くと、その一番上に、最近カメラやマイクへアクセスしたアプリの名前が表示されます(iOS14以降)。 またアプリ起動中にカメラへのアクセスがあると緑色のドットが、マイクへのアクセスがあるとオレンジ色のドットが、ダイナミックアイランド(前面カメラ部分)またはアンテナピクト近辺に表示されます。
iPad iPhone 上の画面で、カメラやマイクへのアクセスを示す文字をタップすると、このような画面になります(iOS16以降)。 最近のカメラやマイクへのアクセス状況の履歴が、アプリの名前とともに一覧表示されます。 いくつかの機能は、この画面からオン/オフできます。

コントロールの紹介

ここでは、コントロールセンターに追加できるコントロールの中から、主要なものをいくつか紹介します。
Controlls for Controll Center
IconTitleDescription
機内モードのON/OFF 機内モードのON/OFFを行います。 飛行機に乗った時、すぐさま電波の発信を止めることが出来ます。
モバイルデータ通信のON/OFF モバイルデータ通信(パケット通信)のON/OFFを行います。 海外旅行時など、パケット通信を強制的に止めることが出来ます。
Wi-Fi(無線LAN)の通信停止(電波は停止しない) 現在接続中のWi-Fiアクセスポイントとの通信を停止します。Wi-Fi(無線LAN)電波は停止しません。 このためAirDropなどの機能は引き続き使用できます。 電波を止めるには機内モードにするか、設定メニューでWi-FiをOFFにする必要があります。 すでにWi-FiがOFFになっているときにこのボタンをタップすると、Wi-FiをONにすることができます。
また、通信関連のコントローラーのページでWi-Fiアイコンをタップすると、近くにあるWi-Fiアクセスポイントの一覧が表示されます(iOS13以降)。 ここから接続先アクセスポイントを切り替えることも可能です。
Bluetoothの通信停止(電波は停止しない) 現在接続中のBluetooth機器(無線ヘッドフォン等)との通信を停止します。Bluetooth電波は停止しません。 このためAirDropなどの機能は引き続き使用できます。 電波を止めるには機内モードにするか、設定メニューでBluetoothをOFFにする必要があります。 すでにBluetoothがOFFになっているときにこのボタンをタップすると、BluetoothをONにすることができます。
また、通信関連のコントローラーのページでBluetoothアイコンをタップすると、近くにある、または過去にペアリングしたBluetoothデバイスの一覧が表示されます(iOS13以降)。 ここから、Bluetoothデバイスに接続することも可能です。
AirDrop(エア・ドロップ)機能の切り替え 近くのiPod/iPad/iPhoneユーザーと、簡単に写真や文書などがやりとりできる AirDrop(エア・ドロップ)機能 のON/OFFを行います。
また、通信関連のコントローラーのページでAirDropアイコンをタップすると、AirDropの設定切り替えができます。 どの範囲までデータのやり取りを許可するかを指定できます。
テザリング/インターネット共有のON/OFF テザリング/インターネット共有のON/OFFを行います。 iPhone/iPad(Wi-Fi+Cellular)を「モバイルWi-Fiルーター」として使用することができます。
画面の回転ロック/解除 画面の回転をロック/解除します。 これをロックすると、たとえば寝転がりながらiPod/iPad/iPhoneを使うとき、画面が縦方向、横方向にころころ切り替わってしまうのを防ぐことができます。
集中モードのON/OFF:電話やメールの着信拒否 集中モードのON/OFFを行います(iOS15以降)。 ONにすると、一定の条件を満たさない限り、ロック(スリープ)中には、電話やメールの着信通知などが行われなくなります。
睡眠モードのON/OFF:睡眠管理 おやすみモードをONにし、さらに (ヘルスケア) アプリに睡眠の開始を通知します(iOS14以降)。 iOS15以降では、上の「集中モード」を選び、そのサブメニューから「睡眠」を選びます。
画面ミラーリング:TVにiPhoneの画面を表示 近くにAirplay対応機器がある場合、そちらにiPod/iPad/iPhoneの画面を表示することができます。 TVにiPhoneの画面を表示することができます。
ダークモード・画面の明るさ・表示色の調整 上下にドラッグすると画面の明るさを調整できます。 下に並ぶアイコンをタップすると ダークモード Night Shift モード True Tone モード の ON/OFF ができます(対応機種のみ)。
音声ボリュームの調整 上下にドラッグすると、通話やミュージック、その他アプリの音声ボリュームを調整できます。
フラッシュライト:懐中電灯のON/OFF、明るさを変更 カメラのフラッシュライトを点灯させることが出来ます。ちょっとした懐中電灯として使用できます(フラッシュライト搭載モデルのみ)。 またこのアイコンをタップすると、フラッシュライトの調整ウインドウが表示されます(対応機種のみ)。 調整ウインドウで指を上下にドラッグすると明るさを、左右にドラッグすると光の幅を変更することができます。
なお、ロック画面を右から左にフリックして(カメラ)を起動する操作をすると、フラッシュライトをすぐさま消灯することができます。
タイマー 時計アプリのタイマー機能を呼び出します。 またこのアイコンを長く押すと、その場で1分から2時間まで、タイマー機能の時間設定ができます。
計算機 計算機アプリを呼び出します。 またこのアイコンを長く押すと、最新の計算結果をクリップボードにコピーすることができます。
カメラ カメラアプリを呼び出します。 またこのアイコンを長く押すと、「セルフィーを撮る(自撮り)」「ビデオを撮影」「ポートレートを撮る」「ポートレートセルフィーを撮る」が選べます。
Watchを呼び出す ペアリングされているApple Watchでチャイムを鳴らします(iOS17以降)。置き忘れたApple Watchの場所を確認するのに使います。
コードスキャナー(QRコードリーダー) QRコードの読み取りを有効にして、(カメラ)アプリを起動します(iOS12以降)。
消音 サイレントモードがON/OFFできます。
聴覚 現在選択されている音声の出力先を表示します。
また、周囲の騒音を削減して集中力を維持するために、ノイズや波の音、雨音、小川のせせらぎ音などを流す バックグラウンドサウンド の設定ができます。
また、Apple純正左右独立イヤホン「AirPods」を使用時に、 補聴器機能「ライブリスニング」を有効にします(iOS12以降)。
Apple TVリモコン Apple TVがリモートコントロールできます。 Apple TV Remoteアプリと同じことができます。
ウォレット ウォレットアプリをすぐさま呼び出せます。 ショッピングで、クレジットカードを使ったApplePayでの支払いがスムーズにできます。
アクセシビリティのショートカット/アクセスガイド 画面キャプチャをはじめとした、障碍者向けのアクセシビリティ機能へのショートカットが登録できます。 また、一時的に使用できるアプリを1つに制限して、ホームボタンやタッチ操作を抑止できる アクセスガイド機能 をワンタッチでON/OFFできます。 なお、アクセシビリティの詳細は 設定(設定)- (アクセシビリティ) で設定できます。
アラーム/ストップウオッチ 時計アプリのアラーム/ストップウオッチ機能を呼び出します。
ダークモード 画面のダークモード/ライトモードをワンタッチで切り替えます。 なお、これは 設定(設定)-(画面表示と明るさ)からも設定できます。
テキストサイズ 画面に表示される文字のサイズが変更できます。 なお、これは 設定(設定)-(画面表示と明るさ)からも設定できます。
ボイスメモ ボイスメモアプリを呼び出します。
メモ メモアプリを呼び出します。 またこのアイコンを長く押すと、「新規メモ」「新規チェックリスト」「新規写真」「新規スケッチ」が選べます。
クイックメモ クイックメモを呼び出します(iPadOS15以降)。
低電力モード 低電力モードのON/OFFが変更できます。 なお、これは 設定(設定)-[バッテリー]からも設定できます。
画面収録 iPod/iPad/iPhoneの画面が録画できます(iOS11以降)。 これをタップするとカウントダウンが始まり、3カウントで録画が始まります。 録画中は画面最上部に赤いバーが表示され、ここをタップすると録画停止できます。 録画したビデオは、写真(写真)アプリに格納されます。
拡大鏡 カメラを虫めがねのように使える 拡大鏡 機能がON/OFFできます(iOS11以降)。 表示倍率を変更したり、フラッシュのON/OFF、写真として保存、明るさ・コントラストの調整、色の反転などもできます。
ホーム (ホーム)アプリで自宅のホームオートメーションを設定しているときに追加可能となります。 「よく使う項目」に追加したアクセサリ一覧画面を、すぐに呼び出せます。
サウンド認識 周囲の音を検知して通知してくれる (サウンド認識)機能のオン/オフをワンタッチで指定します。
ミュージック認識 周囲で流れている音楽を解析して、曲名などを知ることができる (ミュージック認識)機能のオン/オフをワンタッチで指定します。
ステージマネージャ iPadで、複数のアプリを同時に開いて、マルチウインドウで同時に使う(マルチタスク)ことができる「ステージマネージャ」機能のオン/オフをワンタッチで指定します。