iPhoneでの電話のかけ方 電話アプリの使い方
iPhoneは、ソフトバンクモバイル、au/KDDI、NTT docomoのネットワークを使って、通話・データ通信ができます。 ここでは、iPhoneの基本機能、電話のかけ方を説明します。
もくじ
- ライブ留守番電話/ビジュアルボイスメール/割込通話/グループ通話
- ヘッドフォンのリモコン機能の使い方
- 「電話」のクイックアクション
- 電話番号を直接入力
- T9ダイヤル対応
- 覚えておくと便利な電話機能のいろいろ
- 連絡先(電話帳/アドレス帳)の設定
- 電話帳から電話をかける
- 発信/着信履歴から電話をかける
- よく使う項目から電話をかける
- 電話を受ける/不在着信/留守番電話
- ライブ留守番電話/留守番電話の文字起こし
- 電話の会話を録音する、通話録音
- 電話を保留にする
- 着信拒否・受信拒否の設定方法
- 着信音/着メロ/バイブパターン/LEDフラッシュの設定
- おやすみモード:集中モードを使う
- 5G回線の使用方法を設定する
- 高音質通話:VoLTEを使う
- 電話・連絡先・電話帳関連アプリ
- iPhoneを飛行機・海外旅行で使用する
ライブ留守番電話/ビジュアルボイスメール/割込通話/グループ通話
ライブ留守番電話/留守番電話の文字起こし
iOS18から「ライブ留守番電話」という機能が搭載されました。 デバイス内に留守番電話を保存して、さらに内容を文字起こしして読むことができます。 この機能は携帯キャリアの留守番電話サービスに契約していなくても利用できます。 詳しくは ライブ留守番電話と留守番電話の文字起こしの使い方 をご覧ください。
ライブ留守番電話と留守番電話の文字起こしの使い方
ビジュアルボイスメール/割込通話/グループ通話
iPhoneには「ビジュアルボイスメール」という、複数の留守番電話録音を本体に格納し、リスト表示して、何度も再生したり巻き戻したりできる機能があります。 また、電話中にほかの電話に出られる(電話を保留にする)割込通話、複数の話者で同時に会話ができるグループ通話の機能もあります。 しかしこれらを使用するには、 「iPhone基本パック(月500円)」(SBM)、 「電話きほんパック(V)(月400円)」(au/KDDI)、 「オプションパック割引(月400円)」(docomo) などの、携帯電話キャリアが提供する有料サービスに加入する必要があります。
iPhoneの紹介(ソフトバンクモバイル)
iPhoneの紹介(au/KDDI)
iPhoneの紹介(docomo)
ヘッドフォンのリモコン機能の使い方
iPhoneに添付されているステレオヘッドフォンにはリモコン機能があります。 iPhoneの画面を見ることなく電話の受け答え、音楽の選曲や再生、一時停止、曲スキップなど多彩な操作を行うことができます。 この操作方法については マイク/リモコン搭載ステレオヘッドフォンのページで紹介しています。 ご参照ください。「電話」のクイックアクション
また「ホーム画面を編集」をタップすると、 ホーム画面の編集・アイコンの並べ替え ができます(iOS13以降)。
ホーム画面の「ウィジェット」と「スマートスタック」の使い方
ホーム画面を編集する方法・アプリの並び替え/アイコンの大きさと色を変える/アプリフォルダを作る
電話番号を直接入力
まずは基本から。電話番号を直接入力して電話をかけてみましょう。番号を間違えたときは、 をタップすると最後の1文字が削除されます。
(メンバーを追加) をタップすると、いま入力した電話番号を (連絡先)アプリ に登録することができます。
連絡先(電話帳/アドレス帳)の使い方
T9ダイヤル対応
昔から欧米の電話機でおなじみの「T9ダイヤル(Text on 9 keys)」もサポートしています(iOS18以降)。 各数字キー(2 ~ 9)が文字のセットにマッピングされ(たとえばキー「2」は「ABC」、「3」は「DEF」など)、テキストメッセージを簡単に入力できるようになります。 数字パッドを使用して連絡先の名前を入力すると、一致する連絡先がキーパッドの上に表示されます。
番号の間に 「*」を入力すると、そこで2秒間の待ちを行うことができます。 また「#」を入力すると、そこで発信を一旦停止します。そのときは再度 (発信) をタップすれば続きが発信されます。 外線番号に続けて、間をあけて内線番号をダイヤルする場合などに便利です。 これらの文字は (連絡先) の電話番号に含めて登録することも可能です。
画面下の (終了) をタップするか、マイク/リモコン搭載ステレオヘッドフォンのマイクボタンを1回クリックか、 またはiOS16以降では、スリープボタンを押して パスコードロック すると電話が切れます。
- オーディオ
- iPhoneに搭載されたスピーカーを使った通話ができます。 Bluetootスピーカーを接続すると、これを使った通話ができます。
- FaceTime
-
テレビ電話・無料通話(FaceTime)を開始できます(iPhone 4以降のみ)。
FaceTimeの使い方 テレビ電話/無料通話
- 消音
- マイクがオフになります。相手の声は聞こえますが、こちらの声は相手に届かなくなります。 「消音」を長押しすると現在の通話を保留にします(iPhone 4以降のみ)。
- 追加
- 別の相手を呼び出すことができます。現在通話中の回線は保留になります。
- キーパッド
- 各種音声サービスなどで、数字入力が必要なときにタップします。
連絡先へポスターを登録する方法 電話の呼び出し画面をデザインする
通話中にホーム画面を開くと、他のiPhoneの機能を使うことができます。 そして画面上部の、緑色の時刻表示/受話器アイコンをタップすると、通話中画面に戻ります。
覚えておくと便利な電話機能のいろいろ
- (キーパッド)を呼び出し、 いきなり (発信) をタップすると、最後にかけた電話番号を呼び出すことができます(リダイアル)。
-
(キーパッド)を呼び出し、
「0」を長押しすると、「+」を入力する事ができます。国際番電話を掛けるときに利用します。
iPhoneを飛行機・海外旅行で使用する
- (キーパッド)を呼び出し、 「1」を長押しすると、留守番電話センターを呼び出すことができます。
- (連絡先)をタップし、画面を下にフリックまたは左上の時計表示をタップし、リストを一番上までたどると、自分の連絡先(マイカード)が表示されます。
- 電話がかかってきたときに、スリープボタンか、ボリュームアップ/ダウンボタンを押すと、すぐさま呼び出し音を消すことができます。 そのあとゆっくり電話に出ることができます。
-
かかってきた電話を直接留守番電話に転送するには、以下のいずれかの操作をします。
・スリープボタンを2回素早くクリックします。
・マイク/リモコン搭載ステレオヘッドフォンのマイクボタンを2秒以上長押しし、低いビープ音が2回聞こえるのを確認します。
・画面上の「拒否」をタップします。 - 電話の呼び出しを拒絶するには、 (設定)-[機内モード]メニューを「オン」にします。
-
iPhone OS3.0以前の場合は、iPhone操作中、どの画面からでも、ホームボタンをダブルクリックすると「よく使う項目」(お気に入り)画面を呼び出すことができます。
(ただし音楽演奏中は、音楽のボリューム調整の画面になります。)
この「ホームボタン」をダブルクリックしたときの動作は、 (設定)-(一般)-[ホーム]で変更できます。
連絡先(電話帳/アドレス帳)の設定
iPod/iPad/iPhoneでは、電話帳/アドレス帳のことを「連絡先(contacts)」と呼んでいます。 他の携帯電話から連絡先(電話帳/アドレス帳)を移行したり、Macの場合は、OS X、Microsoft Entourage、Yahoo!のいずれかのアドレス帳、 またWindowsの場合は、Outlook Express、Outlook、Yahoo!のいずれかのアドレス帳 の情報をiPod/iPad/iPhoneに入れて持ち歩けます。 連絡先の設定方法については下記をご覧下さい。電話帳から電話をかける
つづいて電話帳「連絡先(contacts)」から電話をかけてみます。このなかから電話番号欄をタップすると発信されます。 複数の電話番号が登録されているときも、任意の番号を選べば、そこに発信されます。
またFaceTime欄からは無料通話を始めることもできます。 で無料テレビ電話を、 で無料音声通話を 開始します。
FaceTimeの使い方 テレビ電話/無料通話
連絡先へポスターを登録する方法 電話の呼び出し画面をデザインする
画面の一番上の時刻表示部分をタップすると、一気にリストの一番上にジャンプできます。
発信/着信履歴から電話をかける
発信/着信履歴から電話をかけてみます。iPhoneでは発信履歴、着信履歴をまとめて「履歴」と呼んでいます。このなかから電話をかけたい相手の名前をタップするとすぐに発信されます。
名前の右の をタップすると、その人の「連絡先」情報が表示されます。
画面上部の「すべて」/「不在着信」をタップすると表示を切り替えることができます。
よく使う項目から電話をかける
iPhoneには「よく使う項目」というお気に入りリストがあります。 「よく使う項目」を利用すると、お気に入りの相手をすぐに呼び出すことができます。(連絡先) あるいは (連絡先) の画面から、登録したいメンバの情報を表示させ、画面を下までたどると「よく使う項目に追加」という表示があります。 ここをタップするとこのようになります。
ここで「電話」をタップすると (電話)をかけるためのショートカットが、 「ビデオ通話」をタップすると (FaceTime)のビデオ通話のためのショートカットが 「よく使う項目」に登録されます。
ホーム画面から (電話)- (よく使う項目)をタップします。
このなかから電話をかけたい相手の名前をタップするとすぐに発信されます。
ちなみに名前の左の をタップすると、その人の「連絡先」情報が表示されます。
画面右上の「編集」をタップすると、このような画面になります。
名前の左の をタップすると「削除」ボタンが表示され、それをタップするとその名前を削除できます。
名前の右端の を上下にドラッグすると、表示順序を変更できます。
最後に画面右上の「完了」をタップすると編集結果が保存されます。
ちなみに「編集」をタップしなくても、各エントリを右から左にフリックすると「削除」ボタンが表示され、それをタップすると個別に消去することができます。
電話を受ける/不在着信/留守番電話
すばやく着信を切る
もし パスコードロック した時に通話を終了したくないときは、 (設定)- (アクセシビリティ)- [タッチ]画面にある「ロックした時に着信を終了しない」を (オン) にします。
iPhone使用中の着信
iPhoneを操作しているときに電話がかかってくると、このような画面になります。 バナー形式で小さく着信が通知されます(iOS14以降)。 「連絡先」に登録されている相手なら、その名前と写真が表示されます。
(応答) をタップすれば通話ができます。 (拒否) をタップすると、電話を切るか、または留守番電話に転送されます(携帯キャリアとのオプション契約によります)。 電話を切った場合は、相手の画面には「通話中または通信中」と表示されます。
マイク/リモコン搭載ステレオヘッドフォンを使っているときは、マイクボタンを1回クリックすると通話ができます。
AppleWatchを持っているとそちらにも着信通知があります。 AppleWatchで通話することもできます。
Apple Watchで電話を受ける、かける
着信通知を上に向かってスワイプすると、このような画面になります。 呼び出し音が鳴り続ける状態で、iPhoneを操作し続けることができます。 また、このとき画面左上に表示される受話器アイコンをタップすると、呼び出し画面を再表示することができます。
画面左上の受話器アイコン、または着信のバナー通知をタップすると、このようにフルスクリーンで着信通知が表示されます。
この画面に表示される「あとで通知」、「メッセージを送信」をタップすると、自分にリマインダーしたり、相手にメッセージを送ったりできます。 これらについては下記「iPhoneがスリープ中の着信」をご覧ください。
iPhoneがスリープ中の着信
割込通話
「iPhone基本パック(月500円)」(SBM)、 「電話きほんパック(V)(月400円)」(au/KDDI)、 「オプションパック割引(月400円)」(docomo) などに入っているか否かで、着信中に別の着信があった場合の動作が変わります。 入っていない場合は、2つめ以降の着信は留守番電話に転送され、SMSで「着信のお知らせ」が届きます。
ライブ留守番電話が (オン) の時に電話がかかってくると、このような画面になります。
このまま5コールほどしても電話に出ないと、代わりにiPhoneが電話に出で、相手に「電話に出られないので留守番電話につなぎます」といった内容の音声を流します。 そしてiPhne本体に留守番電話が保存されます。
画面右下の「留守番電話」アイコンをタップすると、すぐさま留守番電話に転送することもできます。
詳しくは ライブ留守番電話と留守番電話の文字起こしの使い方 をご覧ください。
ライブ留守番電話と留守番電話の文字起こしの使い方
着信時に画面に表示される「あとで通知」をタップすると、 リマインダーの機能を使って、相手に連絡を取るよう、後で自分に通知してくれます。
タイマーとGPSを使い、「一時間後」「ここを出るとき」「家に着いたとき」「職場に着いたとき」のいずれかで通知してくれます。
リマインダーの使い方
着信時に画面に表示される「メッセージを送信」をタップすると、 SMS/iMessageの機能を使って、定型文メッセージを今すぐ相手に返信します。
「現在電話に出られません。」「向かっています。」「あとでかけ直します。」またはカスタムメッセージのいずれかを、すぐさま返すことができます。
メッセージ(iMessage/RCS/SMS/MMS)の使い方
SMS/iMessageの機能を使って相手に返信する定型文メッセージ3つは、その内容を自分の好みの物に変更できます。 (設定)- (電話)- [テキストメッセージで返信]を選ぶとこのようになります。 ここで3つのメッセージの定型文が設定・変更できます。
ほかのデバイスで電話を受ける
「ほかのデバイスでの通話を許可」を (オン) にし、電話を受けたいデバイスも (オン) にします。 すると電話がかかってきたときに、 (オン) にしたデバイスすべてで一斉に呼び出し音が鳴り、好きなデバイスで応答できます。
不在着信
着信通知をどのように表示するかについては、 (設定)- (通知) で設定可能です。
「通知センター」と「今日」画面の使い方
ホーム画面から (電話)- (履歴)をタップすると、誰からの電話か確認できます。
タッチパネル操作方法の基本
iPhoneを飛行機・海外旅行で使用する
電話を保留にする
携帯電話回線の「保留」操作は、iPhoneの機能ではなく、契約している携帯電話回線側の機能となります。 「保留」操作ができるか否か、およびその操作方法は、各携帯キャリアにより異なります。 NTT docomoの場合は キャッチホン、 au/KDDIの場合は 割込通話サービス、 Softbankの場合は 割込通話サービス の契約が必要です。
キャッチホン (NTT docomo)
割込通話サービス (au/KDDI)
通話中に別の電話を受ける方法を教えてください。 (Softbank)
ライブ留守番電話/留守番電話の文字起こし
iOS18から「ライブ留守番電話」機能が搭載されました。 携帯キャリアの留守番電話サービスに契約していなくても、デバイス内に留守番電話を保存できます。 そして留守番電話も文字起こしされてアプリに保存され、ホーム画面に通知として表示されます。 電話に出られなかったときに、留守番電話の内容を一目でチェックできます。 詳しくは ライブ留守番電話と留守番電話の文字起こしの使い方 をご覧ください。
ライブ留守番電話と留守番電話の文字起こしの使い方
電話の会話を録音する、通話録音機能
iOS18.1から「通話録音」機能が搭載されました。 電話の会話内容をオーディオメモとして (メモ) アプリに保存することができます。 一部の言語では、会話内容が検索可能なテキストとなってオーディオメモに付加されます。 詳しくは 電話の会話を録音する、通話録音機能の使い方 をご覧ください。
電話の会話を録音する、通話録音機能の使い方
着信拒否・受信拒否の設定方法
電話、FaceTime、メッセージ、メールで、知らない人からの着信を無視したり、指定したアドレスからの着信を拒否することができます。 それぞれ個別の設定画面から設定します。 詳しくは下記をご覧ください。着信音/着メロ/バイブパターン/LEDフラッシュの設定
着信音/着メロを設定したり、バイブパターンを変更したり、LEDフラッシュで着信を通知することができます。 詳しくは下記をご覧ください。おやすみモード:集中モードを使う
iOS6.0から、「おやすみモード」という機能が搭載されました。 これを(オン)にすると、 ある一定の条件を満たさない限り、ロック(スリープ)中には電話の着信や、メール着信などの通知センターからの通知が行われなくなります。詳しくは下記をご覧下さい。
5G回線の使用方法を設定する
2020年発売のiPhone 12シリーズ、2022年発売のiPhone SE3から、より高速な携帯電話5G回線に対応しました。 しかし5G回線の使用は消費電力が大きいため、その使用方法をユーザーが選択することができます。詳しくは下記をご覧下さい。
高音質通話:VoLTEを使う
iPhone 6以降では、4G LTEデータ通信使った高音質な音声通話:VoLTEに対応しています。 VoLTEの使用料は無料です。対応した機器があればだれでも使用可能です。 ただし、事前に設定が必要な場合があります。詳しくは下記をご覧下さい。