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ヘッドフォンの選び方
iPod/iPad/iPhoneに限らず、市販のオーディオプレイヤーに最初から付属しているイヤフォンやヘッドフォンは、 コストダウンのため、あまり良い物は添付されていません。 また、イヤフォンやヘッドフォンを替えるだけで、本体を高級機に買い換える以上の音質の変化が体感できることもあります。オーディオマニアの方なら、いろいろ試して自分なりのヘッドフォンの選択基準を持っていると思いますが、 そうでない人はどのようにしてイヤフォンやヘッドフォンを選べばよいでしょうか。
一般の方でも比べてわかるほどの良し悪しは、いったいどんな要素で決まるのでしょうか。 ここにその代表的な項目をあげてみます。
- 低音の再現性
- 一般にスピーカのサイズが大きいほど、低音をよく再現することが出来ます。 その点、耳と同じサイズのイヤフォンやヘッドフォンは低音の再現が困難です。 より低音が良く響くものが、より良いイヤフォンやヘッドフォンということが出来るかもしれません。
- 遮音性
- イヤフォンやヘッドフォンは、圧倒的に屋外で使用することが多い物です。 屋外では自動車や電車の音、放送、雑踏などの雑音の中で音楽を聴くことになります。 この場合、単に良い音が鳴るだけでなく、どれだけ外の音を遮断できるかが、良く聞こえるためのポイントになります。
- 携帯性
- イヤフォンやヘッドフォンは持ち歩いてこそその存在価値がある物です。 どんなに音が良くても、とても大きかったり重かったりしたら、結局は使わなくなってしまいます。 より小さく、持ち歩きやすい物が良い物といえるかもしれません。
- かけ心地
- 長時間耳に直接接触するだけに、かけ心地も重要な要素ですね。 最近はいろいろなデザインの物が出ていて、かけ心地も千差万別、こればかりは使ってみないとわからないかも。
- 値段
- 店頭に並ぶイヤフォンやヘッドフォンは、安いものは1,000円くらいから、高いものは何十万円とするものまであります。 最初から超高級機を選ぶのも難しいですが、せめて２～３千円以上は出したいところです。 あまり安いものを選ぶと、iPod本体付属のものより音が悪い、なんてことになってしまいます。
イヤフォンやヘッドフォンのタイプ
一般にヘッドホンと言われているタイプです。
耳をすっぽりカバーするので遮音性も高く、スピーカ部分が大きいので低音の再現性も良くなっています。
圧迫感も少なく、かけ心地も他に比べると良いといえます。
ただ、大きいので携帯性は劣ります。
また、スピーカ部分が一回り小さく、耳をすっぽりカバーしない「オン・イヤー(on ear)」と呼ばれるタイプもあります。 こちらは遮音性も劣り、また耳に押し付けられる圧迫感を感じることもあります。
| 低音の再現性 | ★★★★★ |
| 遮音性 | ★★★★★ |
| 携帯性 | ★☆☆☆☆ |
| かけ心地 | ★★★★☆ |
最近はやりのタイプです。
インナーイヤー型またはカナル型イヤホンと言われているタイプです。
耳の穴に差し込むので遮音性は非常に高く、音漏れも少ないです。
しかし初めて使うときには、耳の中に異物感を感じることがあります。
また、耳の中でちょっと位置がずれると音が悪くなるので、ベストな位置を見つけるのに慣れが必要です。
最初は耳に差し込む角度をいろいろ変えてみて試す必要があります。
ただ低音の再現性も高く、慣れるとヘッドフォンタイプと変わらない音質が楽しめます。
携帯音楽プレイヤーには最高の組み合わせだと思います。
通常S,M,Lの３サイズのイヤーカップが付属していますが、遮音性を高めるには大きめのカップを使用するのが良いようです。
| 低音の再現性 | ★★★★☆ |
| 遮音性 | ★★★★☆ |
| 携帯性 | ★★★☆☆ |
| かけ心地 | ★★☆☆☆ |
耳に引っ掛けるタイプの、一番ポピュラーなイヤホンです。こちらもインナーイヤー型と言われることもあります。
iPodやその他のプレイヤーに標準でついているのもこのタイプです。
機能的にバランスがとれており、一番無難なタイプといえます。
低価格の物から高級品まで、多くの種類が売られており、音質もピンからキリまでいろいろです。
約２～３千円程度出せば、そこそこの音が楽しめます。
| 低音の再現性 | ★★★☆☆ |
| 遮音性 | ★★★☆☆ |
| 携帯性 | ★★★★☆ |
| かけ心地 | ★★★☆☆ |
デザイン的にはカッコイイのですが、遮音性が低く音漏れが激しいです。
残念ながら屋外で聞くにはいまいちのタイプです。屋内で深夜に音楽を楽しむときには良いかもしれません。
最近はすっかり見なくなってきましたね。
| 低音の再現性 | ★★☆☆☆ |
| 遮音性 | ★☆☆☆☆ |
| 携帯性 | ★★★★☆ |
| かけ心地 | ★★★☆☆ |
マイク・リモコン付きヘッドホンの使い方
マイク・リモコン付きヘッドホンを使えば音楽の再生やボリュームコントロールのリモコン操作や、マイクを使ったボイスレコーディング(ボイスメモ)などができます。 もちろんiPhoneシリーズではこのマイクを使って通話することもできます。 SkypeなどのIP電話アプリを使えば、iPod touchやiPadシリーズでも通話ができます。ヘッドホン／イヤホン関連書籍
ヘッドホン／イヤホン関連書籍をいろいろ集めてみました。-
プレミアムヘッドホンガイドマガジンVol.12
音元出版 2019-05-01 1500円
実はとっても奥深い、イヤホン・ヘッドホンの世界へようこそ! 話題の「完全ワイヤレス」を全方位テストした「アルティメットレビュー」、ここにしかない「アジアンイヤホン」情報、 巻頭記事で展開される「いま、絶対に聴くべき」イヤホン&ヘッドホンの誕生ストーリーは必見! 「ゲーミングヘッドセット」や「ノイズキャンセリングヘッドホン」など、高機能アイテムの比較試聴も実施しています。 さらに「ハイレゾオーディオプレーヤー」「ケーブルやイヤーチップ」など、マニア必読のポータブルオーディオ情報が満載! そのほか、J-POP界きってのライブアーティストLiSAさんと、ソニーJustEarのコラボモデル誕生の裏側を追ったインタビュー企画も実施。 そして、ドイツの名門ベイヤーダイナミックの新ロゴステッカーが付録です!
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ヘッドフォンブック2019 (CDジャーナルムック)
シーディージャーナル 2019-04-17 1900円
大好評『ヘッドフォンブック』の最新号は、2018/2019年に発売された全ヘッドフォンの中から最優秀アワードを発表!! さらに96モデルの最新機種を厳選して紹介します。 また、今号では「FAUDIO(エフオーディオ)」の最新イヤーチップを特別付録として同梱。 本誌は、多くのヘッドフォンユーザーから、“本当にいい製品はどの製品なのか"が一目で分かるガイドブックの決定版として支持されています。
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ヘッドフォン王国 No.6(2016 Summe みんなアニソンを聴いてきた! )
ステレオサウンド (2016/7/29) 1,500円
特集 みんなアニソンを聴いてきた!懐かしのアニソンから現代アニソンまで、その魅力に迫る このムーブメントを見逃すな! ヘッドフォン/イヤフォン界の新常識 特集 これで迷わないカスタムIEM購入ガイド
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ヘッドフォンブック2016 ~音楽ファンのための最新ヘッドフォン徹底ガイド~
音楽出版社 (2016/3/31) 1,900円
大好評『ヘッドフォンブック』の最新刊2016年版は、2015年に発売された全ヘッドフォンの中から本誌選定ベストモデル「ヘッドフォンアワード2015-2016」を決定。 また、105モデルを厳選して徹底試聴紹介。さらに、特別別冊付録として、オーダーメイドのカスタムイヤーモニターを特集した『CUSTUM BOOK 2』を収録。本誌は、熱烈なヘッドフォンユーザーから、「本当にいい製品はどの製品なのか」が一目で分かるガイドブックの決定版として高い評価を得ています。
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ヘッドフォンブック 2014
音楽出版社 (2014/3/15) 1,890円
大好評『ヘッドフォンブック』シリーズ最新刊2014年版は、前年に発売された全ヘッドフォンの中から、本誌が選ぶ“ヘッドフォン・アワード2013"の発表です! ノミネートされた100余機種について詳細に紹介特集いたします。 また、昨年も大好評だった綴じ込み音源DVD付録は、今年も注目のアニソン楽曲をハイレゾ音源で収録! さらに、いまファンの間で大きな話題となっている「カスタムイヤーモニター」を特集した“CUSTOM IEM BOOK"(36頁)も 別冊付録に! 昨年同様の豪華2大付録となります。本誌は、熱烈なヘッドフォン・ファンから高い支持を得ているヘッドフォン・ガイドブックの決定版として、今春刊行いたします。
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ヘッドフォン王国
ステレオサウンド (2013/11/29) 1,500円
気持ちよく聴けるヘッドフォンはどこにある? 旅に出た僕たちは、やがてヘッドフォン王国にたどりついたのだった。 いったいどのヘッドフォン&イヤフォンが自分好みの音を聴かせてくれるのだろう? あふれかえる製品群を前にして道に迷っている人も多いはず。 そんな方々のためのガイドマップをここにご用意した。 ベストセラーや"ド定番"、話題の最新製品など、今聴くべきヘッドフォン&イヤフォンを、それぞれ音の傾向によって5つのタイプに分類して解説。
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季刊オーディオアクセサリー別冊 プレミアムヘッドホンガイドマガジン
音元出版 (2013/10/25) 1,575円
モノづくりのキーマン、エンジニアや商品企画のみなさんが注目アイテムの開発秘話を大公開! 世界のヘッドホンブランドの歴史紹介、工場見学、ドイツ/アメリカ現地取材もあり! およそ70ページに迫る大特集です。掲載ブランド20!
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音のプロが選んだジャンル別 厳選ヘッドホン
世界文化社 (2009/6/5) 1,400円
音楽専門出版社から刊行されている“オーディオマニア向けヘッドホン本”は数冊ありますが、専門用語を駆使しした内容で、一般の方には非常に難解なものになっています。 そこで、本書では、人気のミュージシャンから音楽プロデューサーまで、「音のプロ」が実際に視聴し、納得したものを生きた言葉で紹介。 ヘッドホンの音の質の評価にとどまっている既存誌に対し、ヘッドホン、イアホンのデザイン、装着したときのファッション性までにこだわり、厳選してセレクトし、紹介していきます。
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新・萌えるヘッドホン読本
白夜書房 (2008/6/25) 1,890円
オーディオライターが執筆した41機種のヘッドフォンレビューと、人気イラストレーターが描いたイラストを掲載。 「初音ミク」を描いたKEIさんもイラストで参加しているほか、アニメ作曲家・川井憲次さんやソニーのヘッドフォン開発者のインタビュー、バンダイナムコゲームスサウンドチームの座談会なども掲載。
