アップル純正タッチペン Apple Pencil(アップルペンシル)の使い方
Apple Pencil(アップルペンシル)とは、アップル純正のタッチペンです。 高速で正確な反応、傾きと圧力を感知するセンサー、そしてペンを持つ手首が画面にタッチしても、手首には反応しないパームリジェクションテクノロジーなどを搭載しています。 iPadOSと高度に結びつき、マウスやキーボードの代わりとしても便利に使えます。Apple Pencilの種類
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Apple Pencil Pro MX2D3ZA/A
Apple(アップル) 2024-05-15 21,800円
魔法のようなことを一段と多くできるApple Pencil Proは、あなたのアイデアを形にするのに役立ちます。先進的な新機能を搭載しているので、かつてないほど直感的に、注釈を加えたり、メモを取ったり、傑作を生み出すことができます。
(11/13インチiPad Pro(2024以降), Air(6以降), mini(7以降)用)
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Apple Pencil(第2世代)MU8F2J/A
Apple(アップル) 2018-11-07 19,880円
新しいApple Pencilはピクセルレベルの精密さを持ち、レイテンシーは業界トップレベルの低さなので、絵を描く時、スケッチする時、色を塗る時、メモを取る時のほか、Eメールに注釈を加える時などにも最適です。鉛筆と同じくらい簡単に自然に使えます。新しいApple Pencilは、ダブルタップに対応する直感的なTouchサーフェスも持っています。だから、作業をしている手を止めることなく、ツールを切り替えることができます。11インチiPadProと12.9インチiPadPro(第3世代)のために特別に作られているため、それらのiPadProに磁力で装着して自動的に充電とペアリングができるように、フラットなエッジを持っています。
(11/12インチiPad Pro 6~3(2022~2018), Air(5/4), mini(6以降)用)
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Apple Pencil(USB-C)MUWA3ZA/A
Apple(アップル) 2023-11-07 12,880円
Apple Pencil(USB-C)はスケッチしたり、メモを取ったり、書類に注釈を加えたりするのにぴったりです。ピクセルレベルの精度と低いレイテンシー。傾きを感知するセンサーも搭載しているので、鉛筆のように自然に使えます。 Apple Pencil(USB-C)はマグネットで取りつけられ、USB-Cでペアリングと充電ができます。
(11/12/13インチiPad Pro(2018以降), Air(4以降), iPad10以降, mini(6以降)用)
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Apple Pencil (第1世代) MQLY3J/A(新), MK0C2J/A(旧)
Apple(アップル) 2015-10-14 14,880円
Apple Pencilは、iPad Proの能力をさらに広げ、創造力の新たな可能性を開きます。傾きと圧力の両方を感知できるので、ピクセルレベルの精密さを持ちながら、伝統的な鉛筆のように線の太さを変えるのも、繊細な陰影をつけるのも、アーティスティックな効果をいろいろ加えるのも思いのままです。
(iPad Pro シリーズ(2017まで), Air 3, iPad 6~10, mini5 用)
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Apple Pencilチップ - 4個入り MLUN2AM/A
Apple(アップル) 2016-03-23 2410円
必要な時にすぐ使えるよう、Apple Pencilの交換用のチップを用意しておきましょう。第1世代と第2世代のモデルの両方に対応しています。Apple製です。
(2G/1G Apple Pencil用)
Apple Pencil用のアクセサリ
Apple Pencilにはカバー、フォルダー、交換用ペン先や充電器など、多くのアクセサリが発売されています。 詳しくは下記をご覧ください。Apple Pencilの互換性
アップル純正のタッチペン:Apple Pencil(アップルペンシル)は、非常に高速で繊細な反応が特徴ですが、そのため使用可能なデバイスが限られています。 iPhoneでは使用できず、またすべてのiPadで使用できるわけでもありません。 さらにApple Pencilの世代と、使用できるiPadのモデルの組み合わせも限定されています。Apple Pencil | Pro MX2D3ZA/A |
第2世代 MU8F2J/A |
USB-C MUWA3ZA/A |
第1世代 MQLY3J/A(新) MK0C2J/A(旧) |
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iPad Pro |
M4 (2024) |
6 (2022) 5 (2021) 4 (2020) 3 (2018) |
M4 (2024) 6 (2022) 5 (2021) 4 (2020) 3 (2018) |
10.5"(2017) 12.9"(2017) 9.7"(2016) 12.9"初代(2015) |
iPad Air |
Air6 (2024) |
Air5 (2022) Air4 (2020) |
Air6 (2024) Air5 (2022) Air4 (2020) |
Air3 (2019) |
iPad |
10 (2022) |
10 (2022) 9 (2021) 8 (2020) 7 (2019) 6 (2018) |
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iPad mini |
7 (2024) |
6 (2021) |
7 (2024) 6 (2021) |
5 (2019) |
Apple Pencil Proモデルと第2世代モデルの差異
Proモデルと第2世代モデルの差異は、 スクイーズ、バレルロール、触覚フィードバック、「探す」アプリ機能の有無です。 そしてProモデルは第2世代より1gほど軽くなりました。
ペンを親指と人差し指で強く挟むと発動する「スクイーズ」には、設定画面で各種機能を割り当てることができます。 また、ペンの軸を中心に回すと発動する「バレルロール」では、ペン先の形などを変形させることができます。 これらの機能が発動したときには、ペンが振動する「触覚フィードバック」で知らせてくれます。 また、 (探す)アプリ 対応により、失くしたApple Pencilを探すのが簡単になります。
Apple Pencil 第2世代モデルとUSB-Cモデルの差異
第2世代モデルとUSB-Cモデルの差異は、 ワイヤレス充電、筆圧検出、ダブルタップゼスチャ機能の有無です。
第2世代モデルはiPadの側面にマグネットで貼り付けると、同時に充電ができます。 USB-CモデルもiPadの側面にマグネットで貼り付けることができますが、充電にはUSB-Cケーブルの接続が必要です。 また、USB-Cモデルでは筆圧検出とダブルタップゼスチャ機能が削除されています。
「筆圧検出」機能では、ペンを画面に押し付ける強さを変えると、描画されるラインの太さが変わります。 ペンの側面(第1世代はボタン)をダブルタップした時に発動する「ダブルタップ」には、設定画面で各種機能を割り当てることができます。
Apple PencilとiPadとのペアリング・初期設定
Apple Pencilを使用するには、最初にiPadとのペアリングが必要です。 ペアリングは簡単、単にiPadとApple Pencilを接続するだけです。 第1世代Apple PencilはLightningケーブルで、Apple Pencil(USB-C)はUSB Type-Cケーブルで、iPadのコネクタに差し込みます。 第2世代Apple PencilとApple Pencil Proは、磁石の力でiPadの側面(ボリュームボタンがある側)に貼り付けるだけです。 するとこのような画面が表示されて、ペアリングが完了します。
この画面で「続ける」ボタンをタップすると、Apple Pencilの基本的な使い方の説明が表示されます。 実際にiPadの画面上で操作を試すこともできます。
Apple Pencilの充電もiPadと接続するだけでOKです。 第1世代Apple PencilはLightningケーブルで、Apple Pencil(USB-C)はUSB Type-Cケーブルで、iPadまたはUSB充電器に接続して充電します。 第2世代Apple PencilとApple Pencil Proは、iPadの側面に貼り付けるだけです。
Apple Pencilのバッテリーも、iPad/iPhoneと同じくリチウムイオン電池ですが、容量が小さいので、メンテナンスにはより気を使う必要があります。 「満充電」または「空」の状態で長時間放置しないように注意してください。 さもないとすぐに充電できなくなってしまいます。
Apple Pencilとペアリングすると、iPadの (設定)画面に (Apple Pencil) というメニューが現れます。
Apple Pencilの各種ゼスチャーへの機能割り当てや、エフェクトのオン/オフを指定できます。
「スクリブルを試す」をタップすると、実際にiPadの画面上でスクリブル操作を試すこともできます。
Apple Pencilの使い方
ここではApple Pencilの基本的な使い方を紹介します。- 文字の入力とテキスト変換:スクリブル機能
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いろいろなアプリの文字入力エリアで、Apple Pencilで手書きしたものがテキストに変換されます(スクリブル(Scribble:落書き)機能)。
キーボードで日本語入力を選んでいると手書き文字も日本語テキストに、英語入力を選んでいると英数テキストに変換されます(日本語対応はiOS15以降)。
メモアプリ などの図形入力画面では、ペンに"A"の文字が書かれている“Apple Pencil”描画ツールを選択して描画すると、テキストに変換されます(右図)。
詳しくは iPhoneの文字入力方法/キーボード・音声・画像・ペンで入力する のページの「手書きメモ(描画)を貼りつける/Apple Pencilでテキスト入力する」の章をご覧ください。iPhoneの文字入力方法/キーボード・音声・画像・ペンで入力する今すぐ「メモ」を開く「クイックメモ」と「インスタントメモ」の使い方文字入力の方法/キーボードの使い方 - 図形の入力と清書
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手書きで不完全に描画された図形を、完璧なものに清書してくれます。
直線、曲線、正方形、長方形、円、楕円、ハート、三角、星、雲、六角形、吹き出し、輪郭付き矢印、90度の曲がり角でつながれた直線、矢印付き直線、矢印付き曲線、などが清書されます(iOS14以降)。
メモアプリや
写真アプリ
などの図形入力画面で、Apple Pencil「以外」の描画ツールを選択して図形を描き、描き終わったらそのままペンを画面に当て続けると、清書されます(右図)。
なお、清書機能は、指でなぞって描画した場合でも機能します。
詳しくは iPhoneの写真・ビデオ編集機能とマークアップ機能の使い方 のページの「マークアップ機能の使い方:写真やドキュメントに文字や絵を書き込む」の章をご覧ください。iPhoneの写真・ビデオ編集機能とマークアップ機能の使い方 - 文字の削除
- 文字入力エリアで、入力済みのテキストを、Apple Pencilで横方向または縦方向に引っかくようにすると、単語を削除できます。
- 文字の選択
- 文字入力エリアで、入力済みのテキストを、Apple Pencilでダブルタップまたは円で囲んだり、線を引くと単語を選択できます。選択した単語はカット、コピー、選択などの操作ができます。
- 文字の挿入
- 文字入力エリアで、Apple Pencilをタップしてホールドすると、テキストを手書きで挿入するためのスペースができます。
- 文字の結合・分離
- 文字入力エリアで、入力済みの文字の前後に縦線を引くと、文字や単語を結合または分離できます。
スクリブル機能を使って文字入力ができるアプリでは、Apple Pencilで画面をタップすると、図のようなツールバーが表示されます。 ツールバーには、本来キーボードに表示される特殊なボタンや、「取り消し」「やり直し」ボタン、そしてApple Pencilの設定を呼び出すボタンなどが表示されます。
画面右下の端から中央に向かってApple Pencilでスワイプすると、どのアプリの中からでもすぐに呼び出してメモが作成できる「クイックメモ(Quick Note)」が利用できます(iOS15以降)。
また、画面左下の端から中央に向かってApple Pencilでスワイプすると、画面キャプチャー(スクリーンショット)が撮れます。
これらのゼスチャーに割り当てる機能は (設定)- (Apple Pencil) 画面の「ペンシルゼスチャ」欄で選択できます。
iPadの場合は、スリープ中に画面を Apple Pencil でタップするだけで「メモ」アプリが開き、新しいメモを書き始めることができます(iPadOS15以降)。 iPadはパスコードロックされていても構いません。 画面が真っ暗のスリープモードでも構いません。 ただiPadの電源さえ入っていれば、ペアリングした Apple Pencil でタップするだけでOKです。
(設定)- (Apple Pencil) 画面で「ダブルタップ」をタップすると、このような画面になります。 Apple Pencilの側面(第1世代はボタン)をダブルタップした時の動作を選択することができます。
初期値では「現在使用中のツールと消しゴムの切り替え」が割り当てられています。 ペンなどの描画ツールの切り替えができます。
(設定)- (Apple Pencil) 画面で「スクイーズ」をタップすると、このような画面になります。 Apple Pencilをスクイーズ(指で強く押す)した時の動作を選択することができます。 また、スクイーズを認識させるための感度を調整することもできます。
「マークアップ」については iPhoneの写真・ビデオ編集機能とマークアップ機能の使い方 のページの「マークアップ機能の使い方:写真やドキュメントに文字や絵を書き込む」の章をご覧ください。
Apple Pencilのペアリング解除:他社製のタッチペンを使う
(設定)- (Bluetooth) 画面を開き、削除したいBluetooth機器名(Apple Pencil)の右端にある をタップします。 すると、 「このデバイスの登録を解除」というボタンが現れるので、これをタップします。 この後、再度接続したいときはペアリングをやり直します。