iPhoneの文字入力方法/キーボード・音声・画像・ペンで入力する
ここでは、ソフトウェアキーボードの操作方法のうち、特に文字の入力方法をまとめました。 下記も併せてご覧ください。
文字入力の方法/キーボードの使い方
タッチパネル操作方法の基本
もくじ
日本語キーボード(かな:携帯タイプ)の使い方
iPadシリーズでは、「日本語-かな」キーボード(50音)を選んだうえで、キーボードをピンチインするとこのようなキーボードに切り替わります(iOS13以降)。
これは日本の携帯電話でおなじみの、テンキーを使ってカナを入力するタイプです。 「あ」をタップする度に、「い」、「う」、「え」、「お」と入力文字が変化していきます。
をタップすると、逆に「お」、「え」、「う」と戻っていきます。
をタップすると、現在の文字選択を決定し、次の文字入力へと進みます。 「ああっ!」のように、同じ文字を続けて入力したいときに使います。
入力中もどんどん変換候補が表示されていくので、これをタップすればより早くタイプできます。
変換候補は、「ユーザー辞書」機能を使って自分で登録することも可能です(iOS4以降)。 詳しくは、かな漢字変換とユーザー辞書の使い方をご覧下さい。
さらに、特定のキーをフリックすると、まわりに展開されるはずの文字を直接入力することも可能です。 たとえば「あ」のキーを上方向にフリックすると、「う」が入力されます。 これをフリック入力と言います。
この入力方法をマスターすることにより、ボタン式の携帯電話より早く文字を入力することができます。
日本語変換中でないときには、キーボードの左下にある ボタンが に変ります。 これをタップすると顔文字を選択することが出来ます。 (iOS4以降)
日本語キーボード(ローマ字)の使い方
改行キーの表示が[改行]/[確定]などと日本語表記となっているときは「日本語-ローマ字」です。 改行キーは、キーボードを使用している画面によって表示が変化します。
なお、iPadの場合はノートパソコンの物理キーボード並のサイズがあるので、入力は快適です。
このキーボードを使用するには、事前に キーボートの追加 を行っておく必要があります。
iPhoneキーボードの切り替え・追加・削除方法
対応しているアプリケーションでは、本体を横長にすると、横長キーボードで文字の入力ができます。 メール、サファリ、SMS/MMS、メモ、連絡先、株価、iPodアプリ等で使用可能です。 (iPhone OS 3.0以降)
日本語キーボード(手書き)の使い方
「日本語-手書き」キーボードが使えるのはiOS17以降です。 また、このキーボードを使用するには、事前に キーボートの追加 を行っておく必要があります。
iPhoneキーボードの切り替え・追加・削除方法
英語キーボードの使い方
「英語キーボード」でも日本語のような「予測」入力機能が使えます(iOS8以降)。 これが有効になっていると、キーボードのすぐ上に、候補が次々と表示されます。
表示される候補をタップすればそれが選択されます。 強調表示されている候補を選択するには[Space]か[.]をタップしてもOKです。
これらの機能は、 キーを長押しすると表示される[キーボード設定]メニューで、 キーボードの設定画面 を呼び出すと、素早くオン/オフできます。
また、大文字を入力したいときは、その直前に キーをタップします。 すると、この次に入力する1文字が「大文字」になります。 キーをタップし、そのまま指をずらして目的の文字に移動して指を離す、でもOKです。
大文字を連続して入力することが多い場合は キーのダブルタップでCaps Lock(大文字に固定)に切り替えることも可能です。 キーボードの設定画面 で、この機能をオンにすることができます。
キーをタップすると、数字キーボードになります。
数字キーボードが表示されているときに、 キーをタップすると、記号キーボードになります。
キーをタップすると、アルファベットキーボードに戻ります。
英語キーボードには自動修正とスペルチェック機能があります。 これらは キーボードの設定画面 で、機能のオン/オフができます。
「自動修正」と「予測」がともにオンになっていると、 このように予測欄に候補が表示されます。 そのまま入力をつづけると、表示された候補がそのまま採用されます。
日本のユーザーは英語キーボードをID、パスワードの入力などにしか使用しない場合がほとんどです。 この場合、自動修正機能が邪魔になることがあります。 キーボードの設定画面 で、機能をオフにしても良いでしょう。
候補を無視するときは、そのまま入力をつづけます。
ここで候補をタップするか、スペース、句読点、リターンのいずれかを入力すると、表示された候補がそのまま採用されます。
数字や記号を高速に入力する方法
なぞり入力で高速に入力する方法
「なぞり入力」という方法を使うと、画面から指を離すことなく、キーボードをなぞるだけで高速に入力することができます。 入力したいキーの上で指を一時停止しながら、キーボードをなぞります。「なぞり入力」はiOS18から日本語に対応しました。
最初はちょっと慣れが必要ですが、すぐにうまく入力できるようになると思います。
絵文字キーボードの使い方
絵文字が一覧表示されている部分を左右にフリックすると、他の絵文字一覧を表示させることができます。 または絵文字キーボードの下に並ぶ各種アイコンをタップすると、別のカテゴリの絵文字を選択することができます。 実に多くの絵文字が準備されています。
iPadでは、上の絵文字一覧画面で、左下にある虫メガネアイコンをタップすると、絵文字の検索ボックスが表示されます(iPadOS14.5以降)。
検索ボックスにキーワードを入れると、このように候補が表示されます。候補を左右にフリックすると、さらに多くの候補が表示されます。
音声で文字を入力する(Dictation)
iPod/iPad/iPhoneでは、音声で文字を入力することもできます。 非常に高い認識率で、固有名詞以外は、ほぼ正確に話した言葉が文章に書き起こされていきます。 一度使い始めると、キーボードから文字を入力するのがバカバカしくなるくらいの便利さ。 これなら、歩きながらメールを打つのも簡単ですね。なお、音声入力が使えるのはiOS5.0以降。また日本語はiOS5.1以降。対象機種はiPhone 4S以降、第三世代iPad以降、第五世代ipod touch以降です。
音声入力中でもキーボードから文字を打ち込んだり編集することができます(iOS16以降)。 同音異義語など、音声入力が失敗したときはキーボードで修正します。
カーソルのそばに表示されている または画面下に表示されている をタップすると音声入力を終えてキーボード入力に戻ります(iOS13以降)。
カーソルのそばに表示されている「日本語」または画面下に表示されている をタップすると入力言語を切り替えます。
特に、日本語を音声入力するときには入力言語を日本語に、英語や外来語を音声入力するときには入力言語を英語に切り替えて下さい。 これをやらないと認識率が低下します。
画像・カメラからテキストを入力する:Live Textを使う
映像に映りこんだ文字列を解析する Live Text (テキスト認識表示)という機能を使って、カメラで撮影した画像からテキストを入力することができます(iOS15以降)。
写真やカメラに写っている文字を読み取る・翻訳する・通貨換算する Live Textの使い方
アプリの文字入力画面で、画面をタップしたときに (Live Text) アイコンが表示されたらLive Text機能が使えます。これをタップします。
この機能はCPUに A12 Bionic 以降を搭載した、iPhone XS/XR以降、iPad mini 5以降、iPad Air 3以降、iPad 8以降、iPad Pro 3G以降で使用可能です。
手書きメモ(描画)を貼りつける/Apple Pencilでテキスト入力する
iPod/iPad/iPhoneでは、指や Apple Pencil で手書きメモを入力することができます。 さらにApple Pencilで入力した手書き文字を、テキストに変換することもできます。下のメニューから、ペン/マーカー/鉛筆/消しゴム/範囲指定/ものさしなどのツールが選べます。 ここを左右にドラッグすると、別のツールが現れます。 ツールを選んで、画面を指またはApple Pencilでなぞると描画できます。
ツールの右端にある「+」アイコンをタップすると「ステッカー」「テキスト」「署名」といったツールを使ったり、図形(シェイプ)の描画ができます。
左上の「完了」をタップすると作成を終えて、元のメモに戻ります。
これは(写真)アプリの「マークアップ」機能と同じです。 詳しくは iPhoneの写真・ビデオ編集機能とマークアップ機能の使い方 のページの「マークアップ機能の使い方:写真に文字や絵を書き込む」の章をご覧ください。
iPhoneの写真・ビデオ編集機能とマークアップ機能の使い方
iPadでは Apple Pencil (一番左の「A」と書かれたペン型ツール)も選べます(iOS14以降)。 Apple Pencilでテキストの手書き入力もできます。
アップル純正タッチペン Apple Pencil(アップルペンシル)の使い方
画面右下の「ENJP」や「日」などと書かれた言語アイコンをタップすると、このようなメニューが表示されます。 ここで「日本語」を選べば手書き文字が日本語テキストに、「English」を選べば手書き文字が英語テキストに変換されます。 「キーボード」をタップすると、画面にソフトウェアキーボードが表示されます。
(日本語入力はiPadOS15以降)