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ホームアプリの使い方 HomeKitでスマートホーム、家電を音声コントロール

ホームアプリ/HomeKitとは

(ホーム)アプリとは、 電灯、コンセント、ガレージドア、温湿度計、人感センサ、空調機器、家電など、ネットワークにつながった家庭内機器(アクセサリ)をリモートコントロールできる「ホームオートメーション」アプリです。 業界標準のMatter規格、およびアップル「HomeKit」に対応したアクセサリがコントロールできます。 Matter対応アクセサリにはMatterラベルが、また HomeKit対応アクセサリにはWorks with Apple HomeKitラベルが付いています。
ただ単にアクセサリをリモートでオン/オフするだけでなく、時間、場所、シーン(朝、夜、お出かけ時など)、各種センサからの入力情報や条件に基づいて、自動的にコントロールすることもできます。 そして(Siri)を使えば、アクセサリを音声でコントロールできます。 また「 ホームハブ 」を設置すると、外出先から自宅内のアクセサリを操作したり、 遠く離れた家族の見守りや、別荘や倉庫の管理 をすることもできます。 図のように、AppleWatchからでも、いつでも自宅のコントロールができます。
なお、HomeKit は2014年6月のアップル開発者向けイベントWWDC2014で、iOS8とともに発表されました。 またホームアプリは、WWDC2016で、iOS10とともに発表されました。

Matter規格への対応

Matter Matter規格 とは、メーカーの壁を越えて、他社のホームオートメーションプラットフォームとデバイスを共有するための規格です。 これまでのアップルHomeKit対応ホームアクセサリだけでなく、SamsungのSmartThings、AmazonのAlexa、GoogleのAssistant規格に対応したホームクセサリも、Matter規格に対応していれば、まとめて(ホーム)アプリでコントロールできます。 アップル製品は、2022年10月リリースのiOS16.1から、このMatter規格に対応しました。
ただし通信規格 Thread に対応した Matter アクセサリを使うには、 HomePod(2023), HomePod mini(2020) , Apple TV 4K (第3世代) Wi-Fi + Ethernetモデル(2022) 、または他社製の Thread 対応ボーダールーターなど、Thread 通信機能を搭載したホームハブが必要です。

Threadとは


Thread とは、スマートホームデバイスが直接相互にリンクして、その通信範囲と信頼性を拡張するメッシュネットワークです。 これは Bluetooth を改良したもので、Matter プロトコルのコンポーネントの一つです。 Thread はデバイスを相互に接続し、Matter はそれらのデバイスが相互に通信できるようにします。
Thread通信機能は、上に示したHomePod, HomePod mini, Apple TV 4K のほかに、 iPhone 15 Pro(2023) , iPad Pro M4(2024) , iPad Air 6(2024) にも搭載されていますが、まだ有効にはなっていません。

ホームアプリのインストール

事前準備

「ホーム」アプリを使ってHomeKit対応アクセサリをコントロールするには、事前に以下の設定が必要です。 あと、 設定(設定)- プライバシー(プライバシーとセキュリティ)-[位置情報サービス]-[ホーム]を「このAppの使用中のみ許可」しておきます。 また、ここで紹介しているすべての機能を使うには、使用するすべてのデバイスをiOS11以降にバージョンアップしておく必要があります。
また、iOS16.2以降では、ボタン等を操作したときの反応が、今までより速く、安定したものになる「新しいホームアーキテクチャ」へ移行することができます。

HomeKitアクセサリをすべてのデバイスで同期する

同じApple IDでiCloudにサインインしている iPod / iPad / iPhone / AppleWatch / Mac などのすべてのデバイスで、データを同期することができます。 iCloud で下記の設定を行うと、一つのデバイスで入力・編集した情報が、あなたがお持ちのすべてのデバイスで参照できます。 また機種変更時なども、iCloudにログインするだけで過去のデータが取り込まれます。
iPad iTunes 設定(設定)画面で自分の名前をタップします。
iPad iTunes このような画面になるので[iCloud]をタップします。
iPad iPhone するとiCloudのメニュー一覧が表示されます。 「iCloudに保存済み」欄から、このアプリを探します。 見つからないときは「すべて見る」をタップします。
iPad iPhone アプリ一覧が表示されるので (ホーム)を タッチパネル:ON(オン)にします。
なお、この設定はデバイスごとに指定可能です。 あなたが所有するすべてのデバイスで タッチパネル:ON(オン) にすれば、すべてのデバイスで同じデータを見ることができます。

市販のNFCタグを使ってアクションを起動する

HomeTagsという無料アプリを使うと、市販の NFCタグ (Amazon.co.jp) にiPhoneをタップするだけで、HomeKitのアクションが起動できます。 例えば、部屋の入口にNFCタグを貼り付け、タップで部屋の照明やエアコンをONにしたりできます。 ホームアプリを起動することなく、簡単にアクションが起動できます。
  • HomeTags

    Christopher Hatch ユーティリティ 無料

    市販の NFCタグ (Amazon.co.jp) を貼り付け、それにタップするだけで、HomeKitのアクションが起動できます。 iPhone 7以降で、ユーザーがNFCタグをプログラムして、HomeKitシーンに割り当てることができます。 -HomeTagsウィジェットをロック画面に追加して、すばやくシーンを起動する。 -バックグラウンドスキャン(iPhoneX以降)を使用して、手動でアプリを開かなくてもホームタグをすばやく開いてシーンを起動できます。

    詳細を見る(App Store)

余っているiPadをダッシュボードとして使用する

余っているiPadを、HomeKit対応デバイスをコントロールするためのダッシュボードとして使用するためのアプリが公開されています。 これらのアプリをインストールしたiPadを、 スタンド などを使って壁面などに取り付ければ、いつでもHomeKit対応デバイスの状態が確認できます。
  • HomeDash

    inbrillio UG ユーティリティ 1,220円

    HomeDashは、すべての重要なHomeKit機能をサポートする完全なHomeKitソリューションです。このアプリは、優れたユーザーエクスペリエンス、安定性、パフォーマンスに明確に焦点を当てて開発されました。できるだけ多くのユーザーを納得させるために、HomeDashを適正価格で提供しています。

  • Home+ 5

    Matthias Hochgatterer ライフスタイル 1,840円

    タップでアクセサリをオンにしたり、スワイプでライトを暗くしたり、色付きの電球のライトを簡単に変更したりできます。Home+を使用すると、複数のアクセサリを一度に制御することもできます。たとえば、リビングルームのすべてのライトを簡単なスワイプで暗くします。お気に入りのアクセサリ、カメラ、シーン、センサーを制御するために利用できるウィジェットは複数あります。

  • My Home Dashboard

    BitKnights LLC ユーティリティ 無料

    アパートのどこかに取り付けられたiPadで使用するように設計されており、家の下部のストリップでスマートホームデバイスを制御し、SMBサーバーまたはデバイスのギャラリーからその上の写真を表示できます。ホームストリップからシーンやアクセサリーを制御したり、ホーム設定画面に表示するシーンやアクセサリーをカスタマイズしたりできます。