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HomeKitアクセサリの設置方法・ホームハブの設定方法 | ホームアプリの使い方

HomeKit対応アクセサリは、あなたのiCloudアカウントを通してコントロールします。 HomeKit対応アクセサリには、主にWi-Fi無線LANで繋がるもの、Bluetoothで繋がるものの2種類があります。 いずれもiPad/iPhoneまたはAppleTV/HomePodを経由してiCloudと通信します。

自宅内で直接コントロール

Bluetoothで繋がるアクセサリは、直接コントロールに使うiPad/iPhoneとペアリングします。 Wi-Fiで繋がるアクセサリは、Wi-Fiルーター経由でiPad/iPhoneと接続します。 いずれも、(ホーム)アプリで「アクセサリを追加」操作を行うだけで自動的に設定されます。 個別にBluetoothペアリング操作をしたり、Wi-Fi接続操作をする必要はありません。
アクセサリは、一度あなたがお持ちのどれかのiPad/iPhoneで「アクセサリを追加」操作を行うと、同じApple IDでiCloudにサインインしているすべてのiPad/iPhoneからコントロール可能になります。
ただし、Bluetoothの電波到達範囲は見通しで約10m。マンションなど鉄筋コンクリートの壁に阻まれると、部屋の中だけにしか届きません。 Bluetoothで繋がるアクセサリを、離れた部屋などに設置するには、「離れた部屋にBluetoothアクセサリを設置する」で説明する方法を使います。
また、Wi-Fi接続のアクセサリが使用するWi-FiルーターのID、パスワードは、そのアクセサリの初期設定に使用するiPad/iPhoneからコピーされます。 アクセサリを設置したい場所で、iPad/iPhoneを自宅Wi-Fiルーターに接続したうえで、「アクセサリを追加」操作を行ってください。
具体的なアクセサリの追加方法は「HomeKitアクセサリを追加する/削除する/再接続する」をご覧ください。

離れた部屋にBluetoothアクセサリを設置する

離れた部屋のBluetoothアクセサリをコントロールするには、Bluetoothと家庭内LANとの間の通信を取り持つ「ホームハブ」を準備する必要があります。 HomePodシリーズ 、 第三世代以降の AppleTVまたはiOS10以降にアップデートしたiPadを「ホームハブ」に設定することができます。
最初に、すべてのiPad/iPhone/AppleTVで、同じApple IDを使ってiCloudにログインし、iCloudの「ホーム」を有効にします。 そして任意のiPad/iPhoneの(ホーム)アプリを使って「アクセサリを追加」操作をします。 Bluetoothアクセサリのそばには、ホームハブ機能とBluetooth通信を有効にし、家庭内LANに接続したHomePod、AppleTVまたはiPadを置きます。 すると、離れた部屋に設置したアクセサリもコントロールすることができます。
HomePod、AppleTVまたはiPadを「ホームハブ」にする方法は、ホームハブを設定する方法をご覧ください。

Wi-Fi無線LANの到達範囲を拡大する

Wi-Fi無線LANの到達範囲を拡大するには、無線LAN中継器を設置するか、 自宅内に有線LANを張り巡らせ、必要なポイントに無線LANアクセスポイントを設置します。 多くの市販無線LANルーターは、アクセスポイントとしても使用することができます。

外出先からアクセサリをコントロールする

外出先からの自宅アクセサリのコントロールには、iCloudが使用されます。 自宅には、アクセサリとiCloudとの間の通信を取り持つ「ホームハブ」を準備する必要があります。
Bluetoothで繋がるアクセサリはホームハブと接続し、ホームハブがiCloudと通信します。 あなたの持ついずれかのiPad/iPhoneで「アクセサリを追加」し、ホームハブをBluetoothアクセサリのそばに設置します。
なお、外出先からのアクセスでは、Wi-Fiで繋がるアクセサリも、ホームハブを経由してiCloudと通信します。 このため、ホームハブの電源が落ちると、外出先からはすべてのアクセサリがコントロールできなくなります。
また、Bluetoothアクセサリとホームハブの間は約10m以内(鉄筋の建物では同じ部屋)にしないと通信できなくなります。 Bluetoothアクセサリを離れた場所に設置したいときは、複数のホームハブを設置します。 詳しくは「外出先からすべての部屋をコントロールする」をご覧ください。

外出先からすべての部屋をコントロールする

Bluetoothで繋がるアクセサリが複数あり、それらの間の距離が離れている場合は、ホームハブを複数設置します。 各Bluetoothアクセサリと通信できる距離に、HomePod、AppleTVまたはiPadを複数設置し、そのすべてを「ホームハブ」に設定します。 すると自宅内でも外出先でも、すべての部屋のアクセサリをコントロールすることができます。
図のような構成になれば完成です。

ホームハブを設定する方法

自宅にホームハブを設置すると、外出先からもこのホームハブを経由して、自宅内のHomeKit対応アクセサリを操作できます。 また、家族などを「招待」して、アクセサリの情報を各自のiPhoneで見たり、コントロールすることができるようになります。
HomePod、HomePod miniを「ホームハブ」に設定する
iPhone (ホーム)アプリを初期設定するのに使用したiPad/iPhoneで HomePod mini や HomePod を設定 すると、自動的にホームハブになります。
Apple TVを「ホームハブ」に設定する
iPhone 「ホームハブ」に設定できるApple TVは、tvOSを搭載した、2015年発売の第4世代(Apple TV HD)以降のみです。
Apple TVの画面で 設定(設定)-[ユーザーとアカウント]画面を開き、「デフォルトユーザ」欄で(ホーム)アプリを初期設定するのに使用したiPhoneと同じApple IDでiCloudにログインします。
そして設定(設定)-[AirPlayとHomeKit]画面を開き、「ホームハブ」欄が「接続済」となっていることを確認してください。
また、この画面の「HOMEKIT」欄で、このApple TVを設置する「ホーム」「部屋」と、その「名前」などを設定してください。
iPadを「ホームハブ」に設定する
iPhone 「ホームハブ」に設定できるiPadは、iOS10以降にアップデートしたiPadのみです。
ホームアプリを初期設定するのに使用したiPhoneと同じApple IDでiCloudにログインしたうえで、iPadの画面で 設定(設定)- (ホーム)- 「このiPadをホームハブとして使う」を タッチパネル:ON(オン) にするだけです。
ただし、iOS16.2以降で提供される 「新しいホームアーキテクチャ(new architecture)」に移行 した場合、iPadは「ホームハブ」として使えなくなります。 外出先からHomeKitに対応した家電を操作するには、AppleTVまたはHomePod, HomePod miniのいずれかが必須となります。
いずれのデバイスも、電源が入った状態(スリープしていてもOK)で自宅に常駐していて、自宅の Wi-Fi ネットワークに常時接続されていることが必要です。
なお、家族などをゲストとして (ホーム) に「招待」する方法については、 「家族・メンバーを招待する・コントロールを共有する」 のページをご覧ください。

アクセサリが「応答なし」になることがある

(ホーム)アプリを開くと、時々アクセサリが「応答なし」に見えることがあります。 一番多い原因は、アクセサリが接続しているホームハブやiPad/iPhoneの、スリープからの復帰が間に合わない時です。 こんな時はしばらく(数秒)待って再度(ホーム)アプリを開くとアクセスできます。
ホームハブにAppleTVを使用している場合は、これをスリープに入れないように設定することができます。 AppleTVの設定画面を開き、[一般]-[スリープまでの時間]を「なし」にします。 AppleTVをスリープさせずに一年間起動しっぱなしにした場合の電気代は300円ほどです。
特定のアクセサリだけが「応答なし」になるときは、そのアクセサリとホームハブ/iCloudの通信が切れています。 アクセサリの電源をOFF/ONして再起動したり、Buetoothや無線LANの電波が遮ぎられていないかを確認しましょう。 頻繁に「応答なし」になるなど、調子が悪い時は、アクセサリのバージョンアップを試してみてください。 Koogeekスマートコンセントは、初期モデルでWi-Fiの接続が切れる問題があるので、購入後のバージョンアップは必須です。 詳しくはHomeKitアクセサリをバージョンアップする/不具合を解消する TP-Link Tapoアクセサリの場合をご覧ください。