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Apple Watch Series 10 の説明と仕様

Apple Watch Series 10 の特徴

Apple Watch Series 10は、 2024年09月09日月曜日10:00PDT(日本時間09月10日火曜日午前2時)より アップル本社のSteve Jobs theater、およびオンラインで開催されたイベント“It's Glowtime”において、 iPhone 16 / 16 Plus iPhone 16 Pro / Pro Max、 AirPods 4 とともに発表されました。

製品の特徴


2023年9月に発売された Apple Watch Series 9 の後継モデルです。 前モデルからの差異は下記のとおりです。

チタニウムモデル


ステンレスモデルがなくなり、代わりにチタニウムモデルが追加されました。 強くて耐久性がありながらも軽量です。 チタニウムモデルはCellularモデルのみです。

サイズ・重量・ディスプレイ


ディスプレイサイズが30%拡大し、筐体サイズも従来の 41mm / 45 mm から、42mm / 46mm モデルに拡大しました。 一方で厚さは9.7mmと約10%薄くなり、重量もアルミモデルで約2g、チタニウムモデルはステンレスモデルから約8gも軽くなっています。 筐体デザインは従来とほぼ同じで、従来モデルのバンドが使用可能です。
またディスプレイは広視野角OLEDになり、斜めから見た時の明るさが向上しています。 そして常時オンモードでも 1秒ごとにディスプレイを更新できます。 このためディスプレイがアクティブでないときでも、一部のウォッチフェイスには秒針が表示されます。

プロセッサ


プロセッサは、新しい S10 SiP(system-in-package)を搭載しました。

水深計と水温計


Apple Watch Ultra で搭載された 水深計、水温計がSeries 10にも搭載されました。 耐水性能からダイビングには使用できませんが、スイミングやシュノーケリングでは、現在の深度、水中時間、水温を表示します。
Apple Watch Ultra で搭載された (潮位) アプリも搭載されています。 満潮と干潮、上げ潮と下げ潮、日の出と日の入りなど、ビーチやサーフィンスポットのコンディションをチェックできます。
そしてサードパーティによって開発されたダイブコンピューターアプリ「 Oceanic+ (App store) 」でシュノーケリングの記録が取れます。水中時間、最大水深、方向などの測定値を把握できます。

スピーカー


Ultra 2と同様に、本体に搭載されているスピーカーで音楽などのメディアを再生することができます。

「睡眠時無呼吸症候群」の検出


従来から搭載されているセンサーを活用して「睡眠時無呼吸症候群」の検出ができるようになりました。 加速度計を使用して、睡眠中の正常な呼吸パターンが中断されたことを手首の小さな動きで検出します。 Apple Watchは30日ごとに呼吸障害データを分析し、中度から重度の睡眠時無呼吸の兆候が一貫して見られる場合はユーザーに通知し、ユーザーが医師に相談して治療計画を立てられるようにします。
なお、この機能は Apple Watch Series 9、Apple Watch Ultra 2 でも利用できます。 また、睡眠中の呼吸回数の記録は、過去モデルでも利用できます。

モデル・価格・発売日


本体カラーはアルミニウムモデルはシルバー、ジェットブラック、ローズゴールドの3色に絞られました。 またチタンモデルはナチュラル、ゴールド、スレートの3色です。
サイズは従来より一回り大きくなり、新しい46mm/42mmの2種類。
価格は前モデルから変更なく、アルミモデルが59,800円から、チタニウムモデルは従来のステンレスモデルと同じく109,800円からで、選択するバンドによって価格は変わります。 2024年9月10日より予約受付開始、9月20日(金)より発売開始です。
なお、Apple Watch Series 10 を利用するには、iOS 18以降を搭載したiPhone Xs以降が必要です。

旧モデルの販売


Apple Watch Series 9は販売終了となり、 Apple Watch Ultra 2 は従来と同じ価格で継続販売されます。 Apple Watch SE2 は GPSモデルが従来から3千円安くなり、34,800円~(GPS)/42,800円~(Cellular)で継続販売されます。
Apple Watch Hermèsには、Ultra 2の筐体を採用した Apple Watch Hermès Ultra 2 も加わりました。 またUltra 2には新色のブラックが加わりました。
  • Oceanic+ Dive Computer App

    Huish Outdoors, LLC スポーツ 無料(App内課金あり)

    スキューバダイビングやシュノーケリングからフリーダイビングまで、海、湖、プールでの水中体験をお楽しみください。 • スキューバ、シュノーケリング、フリーダイビング、サーフェスの各モード • ダイビング前のロケーションプランナー(水上と水中の状況を確認可能)で、さまざまな水深での詳細な水温、透明度や潮流に関するコミュニティからの情報などを提供。 • No Deco プランナーによる潜水深度と時間の計算 • バリオメーターや3D傾斜補正コンパスなどのツールを内蔵 • 現在の深度、残りの潜水時間、浮上速度のモニタリング • 読みやすく色別表示されたリアルタイムのダイブパラメーター • GPSで強化されたダイブ後のログブック機能(写真や動画を統合) • 個人のダイブ統計 • 視覚または触覚による安全上の警告 • 7種類のWatch文字盤用コンプリケーション • 適切なウェイトの数を決定するウェイトプランナー • アクティビティマップ:色別表示されたインジケーターで、世界地図上にすべてのダイビングを視覚的に表示。

Apple Watchで高速充電を行う方法

Apple Watchは、2021年10月発売の Series 7 から高速充電に対応しています。 バッテリーが空の状態からフル充電するまでに1時間もかかりません。 ただし高速充電を行うには、Apple Watch本体だけでなく、充電器と充電ケーブルも高速充電に対応したものを準備する必要があります。 高速充電を行うには、 Apple Watch磁気 高速 充電 - USB-Cケーブル(モデルA2515) と、 USB PDに対応した 出力20W以上の USB Type-C 電源アダプタ が必要です。 また、Apple Watch本体のwatchOSも 8.4.1 以降にバージョンアップする必要があります。

Apple Watch Series 10用ケース・アクセサリ

Apple Watch Series 10は、ディスプレイサイズも厚さも従来モデルとは異なっています。 ディスプレイ保護シートとケースは、Series 10専用のものが必要です。
一方、充電器/バンド/ストラップ/アダプター/スタンドについては、42mm/46mmモデルどちらも、初代Apple Watch ~ Series 10 で共通で使用可能です。 バンドは、従来の38/40/41mm用は42mmモデルに、42/44/45用は46mmモデルに使用できます。

Apple Watchの基本と使い方

当サイトでは、Apple Watchの基本と使い方を詳しく紹介しています。 ご参照ください。

Apple Watchを買うには

アップルストア各店舗 アップルオンラインストア Amazon AppleWatchショップ などで購入できます。 また、Cellularモデルについてはソフトバンク、au、docomoの3大キャリアでも購入可能です。
アップルストア各店舗では 事前にアップルのWebサイトで予約することで、試着・店頭購入することができます。

Apple Watch Series 10 の防水性能

Apple Watch Series 10 の防水性能は、従来モデルと同じで、ISO規格22810:2010にもとづく水深50メートルの耐水性能と、IP6X等級認定の防塵性能を持っています。
この防水性能のおかげで、Apple Watchを身につけたままプールやお風呂、海に入れます。 これは、プールや海で泳ぐなど、浅水でのアクティビティで使用できることを意味します。 ただし、スキューバダイビング、ウォータースキー、高速水流または低水深を超える潜水を伴うその他のアクティビティでは使用できません。 また、レザーバンド、金属製バンド、ナイロンバンドは耐水性ではありません。そして水中ではタッチスクリーンが反応しないので、操作はできません。

オンラインマニュアル

アップルは、iPod/iPad/iPhoneのブラウザSafari(サファリ)からアクセス可能なオンラインマニュアル「iPod/iPad/iPhoneユーザーガイド」を公開しています。
さらに、アップルのiPod/iPad/iPhoneのマニュアルダウンロードページ では、このオンラインマニュアルをiBook(ePub)形式ファイルにした詳しい説明書をダウンロードすることができます。

Apple Watch Series 10 の仕様

外観

仕様

コレクション
Apple WatchApple Watch Hermès
ケースアルミ / チタニウムチタニウム
価格 42 mm(GPS+Cellular)75,800円~83,800円196,800円~301,800円
46 mm(GPS+Cellular)80,800円~88,800円204,800円~309,800円
42 mm(GPS)59,800円-
46 mm(GPS)64,800円-
添付品 磁気高速充電 - USB-Cケーブル(1 m)、バンド 磁気高速充電 - USB-Cケーブル(1 m)、Apple Watch Hermesストラップ、Hermesオレンジスポーツバンド
発表2024年09月09日(月)10:00(日本時間09月10日02:00)
予約2024年09月09日(月)
発売2024年09月20日(金)
* チタニウムモデル, Hermès モデルはGPS+Cellularモデルのみ。
Apple Watch Series 10 モデル番号
42mm(GPS + Cellular)A3001(US,EU,アジア), A3002(中国)
46mm(GPS + Cellular)A3003(US,EU,アジア), A3006(中国)
42mm(GPS)A2997(US,EU,アジア), A2998(中国)
46mm(GPS)A2999(US,EU,アジア), A3000(中国)
仕様
アルミチタニウム
メーカー アップル
本体サイズ 42 mm 縦:42.0 mm x 横:36.0 mm x 厚さ:9.7 mm
(Series 9より縦、横が1mm大きく、1mm薄い)
46 mm 縦:46.0 mm x 横:39.0 mm x 厚さ:9.7 mm
(Series 9より縦、横が1mm大きく、1mm薄い)
重さ 42 mm(GPS+Cellular) 29.3g
(Series 9より2.8g軽い)
34.4g
(Series 9ステンレスより7.9g軽い)
46 mm(GPS+Cellular) 35.3g
(Series 9より3.7g軽い)
41.7g
(Series 9ステンレスより9.8g軽い)
42 mm(GPS) 30.0g
(Series 9より1.9g軽い)
-
46 mm(GPS) 36.4g
(Series 9より2.3g軽い)
-
ディスプレイ 42 mm 374 x 446ピクセル (326ppi)
989平方ミリメートルの表示領域
LTPO3常時表示Retinaディスプレイ、広視野角OLED、最大2,000ニトの輝度、最小輝度1ニト
46 mm 416 x 496ピクセル (326ppi)
1,220平方ミリメートルの表示領域
LTPO3常時表示Retinaディスプレイ、広視野角OLED、最大2,000ニトの輝度、最小輝度1ニト
カラー ジェットブラック、ローズゴールド、シルバー スレート、ゴールド、ナチュラル、シルバー(エルメスモデルのみ)
ガラス Ion-Xガラス サファイアクリスタル
裏蓋
スピーカー メディア再生機能
バッテリ 通常使用時で最大18時間、 低電力モードで最大36時間、 リチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵、 高速充電に対応
CPU等 S10 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載、4コアNeural Engine)、 第2世代の超広帯域チップ
ストレージ 64GB
無線機能 Wi-Fi 4 (802.11n)
Cellularモデルは LTE、UMTS に対応。
Bluetooth Bluetooth 5.3
位置情報 L1 GPS、GNSS、Galileo、BeiDou (GLONASS, QZSS は非対応)
センサー 電気心拍センサー、 第3世代の光学式心拍センサー、 皮膚温センサー、 血中酸素ウェルネスセンサー、 コンパス、 常時計測の高度計、 高重力加速度センサー(最大256G 転倒検出と衝突事故検出対応)、 ハイダイナミックレンジジャイロスコープ、 環境光センサー、 水深計、 水温センサー
耐水性能 ISO規格22810:2010にもとづく50メートルの耐水性能、IP6X等級認定の防塵性能