Apple Watch Ultraの説明と仕様
Apple Watch Ultraの特徴

なお、このモデルには、より新しい後継機 Apple Watch Ultra 2 があります。
製品の特徴
従来モデルより一回り大きく(サイズ49mm)、100m防水と水深計、水温計を搭載し、ヘビーデューティーに特化した、まったく新しいアウトドア向けのモデルです。 基本性能は、同時に発表されたApple Watch Series 8をベースにしていますが、ハイキングや登山、ダイビングなどで使用するための機能・性能が付加されています。 なお、バンドは45mm/44mm/42mmモデル用のものが使えます。
Apple Watch Series 8と共通の特徴
プロセッサは、新しい S8 SiP(system-in-package) を搭載しています。 ただしSiPに含まれるCPUコアは、S6, S7と同じT8301です。 また、新たに 皮膚温センサーを搭載、睡眠時にApple Watchを身に着けていると、自動的に 睡眠時の平均手首体温を計測 してくれます。 皮膚温センサーは背面の肌の近くとディスプレイの下の2センサー設計、 睡眠中の手首の温度を 5 秒ごとにサンプリングして基礎体温の変化を測定。女性の排卵の予測にも貢献します。 また、 緊急SOS機能 には新たに搭載したハイダイナミックレンジジャイロスコープ、高重力加速度センサーを使った 衝突事故検出 (Crash Detection)も搭載、重大な交通事故が発生したと考えられるときに、10秒間ユーザーの反応がないときには自動的に緊急電話を掛けます。 そしてセルラーモデルでは、ようやく国際ローミングに対応。海外に行ってもApple Watchだけで通話ができます。 国際ローミングは年末までに30キャリア以上でサポートされます。 この機能は過去モデルを含めて、すべてのセルラーモデルでサポートされます。
Apple Watch Ultra固有の特徴
従来“EDITION”シリーズに使用されていたチタニウム製のボディにサファイアガラスの文字盤ガラスを搭載。 GPSについては、従来のL1信号に加えて、より強力で高度なL5信号も受信できる高精度2周波GPSも搭載しています。
デジタルクラウンとサイドボタン周りは、保護のため、そしてグローブをしていても操作しやすいように、飛び出したデザインになっています。 デジタルクラウンの反対側には新しくアクションボタンが設置されています。 これは良く目立つインターナショナルオレンジ色で、特定のアプリやショートカット、機能などを起動するようにカスタマイズできます。 ショートカットを使えば、時間や場所によってことなる機能を起動することもできます。
また新たに水深計と水温計を搭載し、100m防水でダイビングにも使用可能。 潜行を開始すると、自動的に現在の深度、水中時間、水温を表示します。 ダイブコンピューターの DIN EN13319 (DIN) 規格に認定されています。 そしてサードパーティによって開発されたダイブコンピューターアプリ「 Oceanic+ (App store) 」が提供されています。 またデュアルスピーカーと3マイクアレイを搭載、 アクションボタンのそばには大きなスピーカーグリッドがあり、緊急時にはアクションボタンを長押しすると、180m以上離れても聞こえる、86dBのサイレンを鳴らすことも可能です。
バッテリーの持続時間は36時間。年末までにリリースされる 新しい低電力モード を使えば、最大60時間使用することができます。
また、iPhone14シリーズと同じく、Bluetooth 5.3に対応しました。
モデル・価格・発売日
本体バリエーションは、カラーがチタニウム、サイズが49mm、通信方式がGPS + Cellularモデルの1種類のみ。 Apple Watch Ultraのために、新たに「アルパインループ」「トレイルループ」「オーシャンバンド」の3つのバンドが発売されました。 いずれのバンドを選んでも、価格は124,800円です。 9月8日より予約受付開始、9月23日(金)発売予定です。
なお、Apple Watch Ultra/8/SE2 を利用するには、iOS 16以降を搭載したiPhone 8以降が必要です。
旧モデルの販売
2022年9月まで発売されていたすべてのモデル( Series 3、 Series 7、 SE )は販売終了となります。
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Oceanic+ Dive Computer App
Huish Outdoors, LLC スポーツ 無料(App内課金あり)
Apple Watch Ultraをダイブコンピューターに変えて、究極の水中体験を楽しみましょう。Oceanic+アプリは、最先端のダイブコンピューターに期待されるすべてのテクノロジーを提供する機能を完全装備したレクリエーションダイビングとシュノーケリング向けのダイブコンピューターです。スキューバ、シュノーケリング、サーフェスの各モード•ダイビング前のロケーションプランナー(水上と水中の状況を確認可能)•NoDecoプランナーによる潜水深度と時間の計算•バリオメーターや3D傾斜補正コンパスなどのツールを内蔵•現在の深度、残りの潜水時間、浮上速度のモニタリング
詳細を見る(App Store)Apple Watch Ultraがダイブコンピューターになる、「Oceanic+」を試す (ケータイWatch)Apple Watch Ultraがダイブコンピューターに--ダイバー待望のアプリ「Oceanic+」を使ってみた (CNETJapan)試してわかった「Apple Watch Ultra」ダイコン機能のメリット、デメリット (週刊アスキー)
Apple Watch Ultraだけの特別機能
- アクションボタン
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アクションボタンをクリックしたときに起動するアプリは自由に選択することができます。
また選択したアプリによって、1回目のクリック時、2回目のクリック時に起動する機能も選択できます。
これは、Apple Watchの
(設定)-[アクションボタン] またはiPhoneの
(Watch)-[マイウオッチ]-[アクションボタン] 画面でカスタマイズできます。
- ナイトモード
- Apple Watch Ultra専用の文字版「Wayfinder」を選択すると、文字を明度の低い赤で表示するナイトモードが使えます。デジタルクラウンを回すとナイトモードのオン/オフが切り替えられます。
- サイレン
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アクションボタンまたはサイドボタンを長押しすると、文字盤にスライダーが表示されるので、これをスライドします。するとカウントダウンののちにサイレンが鳴動します。
あるいはアクションボタンを押し続けていると、サイレンが鳴動します。
カウントダウン中にボタンから指を離すか、文字盤を手で覆い隠すと、カウントダウンはキャンセルされます。
サイレン機能を無効にするには、AppleWatchで
(設定)-[アクションボタン]-[長押ししてオンにする]を
(オフ) にします。
- バッテリー充電の最適化(Optimized Charge Limit)
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Apple Watch Ultraは、バッテリーの寿命を延ばすため、ユーザーの使用状況によって、過剰な充電を抑止する機能を持っています。
これが有効なときは、100%になる前に充電が停止します。
充電中に文字盤をタップすると現れる「今すぐフル充電(Charge to Full Now)」をタップすると、100%充電が行われます。
この機能のオン/オフは、AppleWatchの
(設定)-[バッテリー]-[バッテリーの状態]-[バッテリー充電の最適化]で切り替えられます。 なお、「バッテリー充電の最適化」メニューはUltra以外のApple Watchにもあります。 また、この機能はApple Watchの位置情報に連動して動作します。
(設定)-[プライバシーとセキュリティ]-[位置情報サービス] 画面で、関連の位置情報サービスが
(オン) になっている必要があります。
Apple Watchで高速充電を行う方法
Apple Watchは、2021年10月発売の Series 7 から高速充電に対応しました。 バッテリーが空の状態からフル充電するまでに1時間もかかりません。 ただし高速充電を行うには、Apple Watch本体だけでなく、充電器と充電ケーブルも高速充電に対応したものを準備する必要があります。 高速充電を行うには、 Apple Watch磁気 高速 充電 - USB-Cケーブル(モデルA2515) と、 USB PDに対応した 出力20W以上の USB Type-C 電源アダプタ が必要です。 また、Apple Watch本体のwatchOSも 8.4.1 以降にバージョンアップする必要があります。Apple Watch Ultra用ケース・アクセサリ
Apple Watch Ultraは、これまでにない全く新しいサイズ、デザインです。 保護ケースや画面保護シートは、Apple Watch Ultra専用のものが必要です。一方、充電器/バンド/ストラップ/アダプター/スタンドについては、初代Apple Watch ~ Series Ultra で共通で使用可能です。 バンドは、従来の42mm/44mm/45mm用が使用できます。
Apple Watchの基本と使い方
当サイトでは、Apple Watchの基本と使い方を詳しく紹介しています。 ご参照ください。Apple Watchを買うには
アップルストア各店舗、 アップルオンラインストア、 Amazon AppleWatchショップ などで購入できます。 また、Cellularモデルについてはソフトバンク、au、docomoの3大キャリアでも購入可能です。アップルストア各店舗では 事前にアップルのWebサイトで予約することで、試着・店頭購入することができます。
Apple Watch Ultraの防水性能
Apple Watch Ultraの防水性能は、100メートルの耐水性能およびIP6X等級の防塵性能を持っています。 DIN EN13319 (DIN) に準拠し、水深40メートルまでのレクリエーショナルスキューバダイビングに対応します。 また、MIL-STD 810H準拠(高度、高温、低温、温度衝撃、浸漬、凍結と融解、氷と着氷性の雨、衝撃と振動)のテストを実施済みです。この防水性能のおかげで、Apple Watchを身につけたままスキューバダイビングができます。 なお、レザーバンド、金属製バンド、ナイロンバンドは耐水性ではありません。そして水中ではタッチスクリーンが反応しないので、操作はできません。
オンラインマニュアル


さらに、アップルのiPod/iPad/iPhoneのマニュアルダウンロードページ では、このオンラインマニュアルをiBook(ePub)形式ファイルにした詳しい説明書をダウンロードすることができます。
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Apple Watch Ultraの仕様
外観
仕様
Apple Watch Ultra | ||
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ケース | チタニウム | |
価格 | 49 mm | 124,800円 |
添付品 | 磁気高速充電 - USB-Cケーブル(1 m)、バンド | |
発表 | 2022年09月07日(火)10:00 (日本時間09月08日02:00) | |
予約 | 2022年09月07日(火) | |
発売 | 2022年09月23日(金) |
Apple Watch Ultra モデル番号 | |
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49mm(GPS + Cellular) | A2622(US), A2684(EU,アジア), A2859(中国) |
チタニウム | |||
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メーカー | アップル | ||
本体サイズ | 49 mm | 縦:49.0 mm x 横:44.0 mm x 厚さ:14.4 mm | |
重さ | 49 mm |
61.3g (Series 8 GPS+Cellular ステンレスより9.8g重い) |
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ディスプレイ | 49 mm |
画面解像度、ppiは仕様に表記なし。
常時表示LTPO (Low-Temperature Polycrystalline Oxide) OLED Retinaディスプレイ(最大2,000ニト) |
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カラー | チタニウム | ||
ガラス | サファイアクリスタル | ||
裏蓋 | (仕様に表記なし) | ||
バッテリ | 542mAh 高速充電に対応 (その他仕様に表記なし) | ||
CPU等 | Apple 64ビットデュアルコアS8プロセッサ + U1チップ(超広帯域)
(W3 ワイヤレスチップについては仕様に表記なし) | ||
ストレージ | 32GB | ||
無線機能 |
Wi-Fi 802.11b/g/n 2.4GHz/5GHz
Cellularモデルは LTE、UMTS に対応。 | ||
Bluetooth | Bluetooth 5.3 | ||
Apple Pay | (仕様に表記なし) | ||
位置情報 | GPS、GNSS、Galileo、BeiDou | ||
センサー |
水深計(±1mの精度)、
水温センサー、
皮膚温センサー、
血中酸素ウェルネスセンサー、
電気心拍センサー、
第3世代の光学式心拍センサー、
コンパス、
常時計測の高度計
( 最大256G(転倒検出と衝突事故検出対応)の高重力加速度センサー、 ハイダイナミックレンジジャイロスコープ、 環境光センサーについては仕様に表記なし) | ||
耐水性能 | 100メートルの耐水性能およびIP6X等級の防塵性能。 DIN EN13319 (DIN) に準拠し、水深40メートルまでのレクリエーショナルスキューバダイビングに対応。 また、MIL-STD 810H準拠(高度、高温、低温、温度衝撃、浸漬、凍結と融解、氷と着氷性の雨、衝撃と振動)のテストを実施済み。 |