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人工知能SiriとChatGPTの使い方 iPhoneを音声で操作

Siri(シリ)とは

Siri(シリ)とは、自然な言葉で語りかけて iPod/iPad/iPhone、AppleTV、HomePod、そして HomeKit対応の家電など を操作できる音声コントロール機能です。 ネット経由でアップル社のサーバーで言語の解析を行い、ただの操作だけでなく、いろいろな質問や問いかけにも答えてくれる、ちょっとした人工知能です (当初は英語、ドイツ語、フランス語から対応。2012年3月8日のiOS5.1から日本語にも対応)。 Siriの言語認識力は非常に高く、これを使えばほとんどキーボード入力は不要になります。 アップルの「Siri」の紹介サイトでは、この機能の紹介・使用例を見ることができます。

Apple Intelligenceとの統合


2024年10月に登場した、アップル独自のAIアシスタント Apple Intelligence に対応するデバイスでは、言語理解能力が向上し、より自然に会話することができます。 ユーザーが言葉に詰まったり、指示の途中で気が変わって言い直しても、Siri は理解してくれます。 アップル製品に関する知識が豊富なので、デバイスの使い方についても教えてくれます。 またオンスクリーン認識により、画面に表示されている内容を認識してアクションを実行できます。 シームレスにアプリ内やアプリ間でアクションを実行することもできます。

Siri(シリ)の使えるデバイス

Siri機能が使えるのは、iOS5.0以降に対応した
  • iPhone (2011年発売の4S以降)
  • iPod touch (2012年発売の第五世代以降)
  • iPad (2011年発売の第三世代以降、iOS6.0へのアップデートが必要)
  • iPad miniシリーズ全モデル
のみです。 さらに日本語で使用するにはiOS5.1以降にバージョンアップが必要です。 ご注意下さい。 Siriの音声認識技術には、米Nuance社の技術が使用されている事が、 2013年5月のAllThingsDの D11 conferenceにおいてCEOの Paul Ricci 氏にて明らかにされました。

Siriのセットアップ

iPad iPhone Settings(設定)- Siri(Apple IntelligenceとSiri)(iOS18.1以降) または Settings(設定)- Siri(Siri) 画面で「Siriに話しかける」をタップします。
iPad iPhone 次の画面で「“Hey Siri”」をタップ、または「サイドボタン/トップボタン/ホームボタンを押してSiriを使用」を タッチパネル:ON(オン)にします。
「“Hey Siri”」をタップすると、iPod/iPad/iPhoneに向かって“Hey Siri”と呼びかけるだけでSiriが起動するようになります(iOS8以降)。 詳しい設定方法は Siriを声で起動する:Hey_Siriのセットアップ をご覧ください。
「サイドボタン/トップボタン/ホームボタンを押してSiriを使用」を タッチパネル:ON(オン) にすると、サイドボタン(FaceID対応モデル)/トップボタン(iPadシリーズ)/ホームボタンを長押しするとSiriが起動するようになります。
Apple Intelligence が有効な時は、「Siriにタイプ入力」を タッチパネル:ON(オン) にすると、画面の下端をダブルタップすることで、キーボードからSiriに文字入力できます(iOS18.1以降)。
または Settings(設定)- Siri(Siriと検索)(iOS17以前) で「“Hey Siri”を聞き取る」を タッチパネル:ON(オン)にします。
ただし2014年以前に発売されたiPhoneでは、この機能を使うにはiPod/iPad/iPhoneが電源に接続されている必要があります。
iPad iPhone Settings(設定)- Siri(Apple IntelligenceとSiri)(iOS18.1以降) または Settings(設定)- Siri(Siri) 画面でSiriの設定ができます。
  • 言語」ではSiriに理解させる言語を指定します。
  • 」で「声1(男性)」/「声2(女性)」が選べます(iOS7.1以降)。
  • 自分の情報」では、「連絡先」からあなたの連絡先情報を指定します。Siriが自宅や勤務先の住所や電話番号を参照するのに使用します。
  • ロック中にSiriを許可」を有効にすると、iPhoneが パスコードロック 中でもSiriが起動できるようになります。ただし第三者が言葉でiPhoneを操作して、あなたの情報を抜き取られるリスクもあります。セキュリティが気になるときは「オフ」にしておきましょう。
この画面の下のほうに並ぶアプリ一覧では、アプリ別にSiriの使用を許可することができます(iOS10以降)。
iPad iPhone つづいて Settings(設定)- Privacy(プライバシーとセキュリティ)-[位置情報サービス] で「Siri」を「許可」します(初期値は許可です)。 これを行わないと、(周辺の)「現在の天気」など、位置に関する質問に答えてくれなくなります。

SiriをChatGPTと連携させる方法

Apple Intelligence が有効な時には、無料でSiriをChatGPT(GPT-4o)と連携させることができます(iOS18.2以降)。
Siriは質問の内容を検討して、ChatGPTのほうが役に立つと判断すると、それを提案してくれます。 その後、クエリを ChatGPT に渡すかどうかを毎回明示的に尋ねます。 ユーザーが ChatGPT の使用を承認した場合のみ、Siri はクエリに関する限定的な情報をChatGPTに渡します。 その後ChatGPTからの回答をSiriが返してくれます。
ただし、24時間の間に無料で使用できるChatGPT(GPT-4o)のクエリ数は限られています。 その日にこれが使い果たされると、GPT-4oほど高度ではなく、リソースをあまり消費しない 4o Mini が使用されます。

ChatGPTのセットアップ手順


iPhone Apple Intelligence を有効にしたうえで、 Settings(設定)- Siri(Apple IntelligenceとSiri) 画面を開きます。 そして画面をスクロールして「ChatGPT」をタップします。
iPhone するとこのような画面になります。 「Use ChatGPT」欄の右にある「Set Up..」をタップします。
iPhone SiriとChatGPTの連携に関する説明が表示されます。 「次へ」ボタンをタップします。
iPhone ChatGPTと連携させた場合のプライバシー保護に関する説明が表示されます。 「ChatGPTを有効にする」ボタンをタップします。
ChatGPT を使う場合は、使用するたびにユーザーの許可を求められます。 ユーザーの IP も毎回難読化されるため、OpenAI は過去の検索と一致させることができません。 このためChatGPTにユーザーのプライベート情報が渡されることはありません。
ただし次の画面で、ユーザーが所有している OpenAIアカウントでログインすると状況が変わります。 その場合は、ユーザーがOpenAIアカウント作成時に同意したポリシーに従います。
iPhone このような画面が表示されたら設定完了です。
「ChatGPTを使用する(Use ChatGPT)」スイッチで、いつでもSiriとChatGPTとの連携をオン/オフできます。
もしあなたがOpenAIアカウントを所有しているときは、「サインイン」をタップすると、そのアカウントでSiriとChatGPTを連携させることができます。 この場合、プライバシー保護については、ユーザーがOpenAIアカウント作成時に同意したポリシーに従うことになります。
「ChatGPTリクエストを確認する(Confirm ChatGPT Requests)」スイッチを タッチパネル:OFF(オフ) にすると、Siri が ChatGPT に連携する際に、いちいちユーザーに許可を必要としないようにすることができます。

SiriとChatGPTを連携させると出来ること

SiriとChatGPTを連携させると、基本的には(ChatGPT)アプリや Web 上の ChatGPT で実行できるすべての操作を、Siriから利用することができます。 以下のようなことが出来るようになります。

オブジェクト認識


写真や画像など、画面に表示されているあらゆるものについて、Siriに質問することができます。 たとえば、画面に写真が表示されているときに「これは何ですか?」と尋ねると、SiriはChatGPTにスクリーンショットを送信し、ChatGPTが回答を返してくれます。 これは、Web上の画像、写真、カメラアプリで表示しているもの、テキストなどで機能します。
カメラアプリを開いてSiriを起動し、「これは何ですか?」と尋ねると、現在カメラに映されているものの詳細な説明が表示されます。 視覚障害の方にも便利です。

ドキュメント認識


メール、メモ、PDFなどのドキュメントの要約をChatGPTに作ってもらうことができます。 ドキュメントを開いて「これを要約できますか?」と尋ねると、SiriはChatGPTにスクリーンショットまたはドキュメント全体を送信します。 長い PDFや文書の全体を要約してもらいたいときには、送信ボタンをタップして、スクリーンショットだけではなく文書全体がChatGPTに送信されるようにする必要があります。
文書に関する具体的な質問をすることもできます。 例えば保険証券を見ているときに「この証券の制限は何ですか?」または「除外事項は何ですか?」と尋ねると、より適切な情報を得ることができます。

スペルと文法のチェック


作成したメールやメモのスペルや文法の誤りをチェックするのには、アップルの 作文ツール(Writing tool) が使えますが、その代わりにSiriに確認するように依頼すると、SiriがChatGPT にスクリーンショットを送信します。 文書を開いて、Siriに「間違いがないか確認してもらえますか?」と尋ねてみてください。
また、作文ツール(Writing tool)とは別に、ChatGPTでも書いた内容を書き直したり改良したりするようお願いすることができます。

テキストと画像の生成


ChatGPT は、与えられたプロンプトに基づいてテキストをゼロから生成できます。 たとえば、SiriにChatGPTに詩を書くようお願いしたり、友人のために丁寧な手紙を書いてもらったりするように頼めば、ChatGPTはゼロから作成します。 「友達に手紙を書くのを手伝ってください」や「〇〇〇についてのソーシャルメディア向けの投稿を書いてください」などと頼んでみてください。
Siriに「ChatGPTに〇〇〇の画像を作成するように伝えてください」と頼むと、アップルの イメージプレイグラウンド(Image Playground) とは異なるリアルな画像が生成されます。

複雑な質問に答える


Siriが回答できないような複雑なクエリも、ChatGPTなら回答してくれます。 Siriが処理できない質問は、ユーザーの許可を得たうえでChatGPTに引き渡されます。 「〇〇〇についてChatGPTに質問」と質問を修正することで、‌強制的にSiriがChatGPTを使用するよう指示することもできます。

回答の保存


Siri経由でChatGPTに質問した場合、その回答は画面に長くは表示されません。 また、回答の記録は、なにもしないとどこにも保存されません。 回答はすぐに読んだり、必要に応じて応答ウィンドウの右上にある [コピー]ボタンでクリップボードにコピーしたり、スクリーンショットを撮っておく必要があります。 あるいは、Siri を呼び出して「メモに保存」と言えば、応答を保存できます。 ただしOpenAIアカウントでログインしている場合は、何もしなくてもOpenAIアカウントに履歴が残ります。

Siriを呼び出す

iPhone Apple Intelligence が有効な時には、サイドボタン/トップボタン/ホームボタン、またはマイク/リモコン搭載ステレオヘッドフォンのボタン を長押しすると、画面全体の端の部分を取り囲むように、Siriが起動したことを示すカラフルな光のアニメーションが表示されます(iOS18.1以降)。
iPad iPhone Apple Intelligence が無効な時には、サイドボタン/トップボタン/ホームボタン、またはマイク/リモコン搭載ステレオヘッドフォンのボタン を長押しすると、Siriが起動したことを示すアイコンが表示されます(iOS14以降)。
あとはiPod/iPad/iPhoneに話しかけるだけです。 Siriを起動させた後、使わないときは、アイコン以外の場所をタップします。
Siriにどんなふうに話しかけたらよいかについては、アップルの 「Siri」の紹介サイト を参照してください。
なお、Siriを有効にすると、各種アプリの文字入力の場面で「音声入力(Dictation)」が使えるようになります。 スペースキーの左に現れる(マイク)キーをタップして話しかけるだけで、どんどん文字入力できます。 歩きながらメールを打つのも簡単ですね。
Siriの応答方法を指定する
iPad iPhone Settings(設定)- Siri(Apple IntelligenceとSiri)(iOS18.1以降) または Settings(設定)- Siri(Siri) 画面で、Siriの応答をタップすると、このような画面になります(iOS14以降)。
応答の読み上げ」欄ではSiriが声で応答する条件を指定することができます。
Siriキャプションを常に表示」と 「リクエストを常に表示」 を両方 タッチパネル:ON(オン)にすると・・・
iPad iPhone このようにSiriアイコンの上部に、あなたの話しかけた言葉(をSiriが理解した結果)と、Siriの返答が、文字でも表示されるようになります。
iPad iPhone もしSiriがあなたの言葉を聞き間違えたときは、この文字をタップするとキー入力で修正することができます。 また、マイクボタンをタップして言葉で訂正することも可能です。
なお、Siriがスペルミスを検知すると、その下にアンダーラインがつきます。その単語をタップすると候補が表示されるので、そこから正しい単語を選んで修正することもできます。

Siriを声で起動する:Hey Siriのセットアップ

iPod/iPad/iPhoneに向かって“Hey Siri”と呼びかけると、Siriを声で起動することができます。 "Hey"は必ずしも必要ではなく、"Siri"だけでも応答します(iOS17以降)。
これは連続コマンドでも動作します。ユーザーは毎回「Siri」というトリガーワードを繰り返すことなく、一連の質問をすることができます(iOS17以降)。 ただし、同時に複数のリクエストをお願いすることはできません。ひとつのリクエストが完了してから、次のリクエストを出してください。
iPad iPhone Settings(設定)- Siri(Apple IntelligenceとSiri)(iOS18.1以降) または Settings(設定)- Siri(Siri) 画面で「Siriに話しかける」をタップします。
iPad iPhone 次の画面で「“Hey Siri”」をタップします。
または Settings(設定)- Siri(Siriと検索)(iOS17以前) で「“Hey Siri”を聞き取る」を タッチパネル:ON(オン)にします。
ただし2014年以前に発売されたiPhoneでは、この機能を使うにはiPod/iPad/iPhoneが電源に接続されている必要があります。
iPad iPhone するとこのような画面になります。 「続ける」をタップします。
iPad iPhone するとこのような画面になります。 iPod/iPad/iPhoneに向かって“Hey Siri”と呼びかけます。 するとiPod/iPad/iPhoneがあなたの声を覚えます。
iPad iPhone すると次にこのような指示があります。指示通り呼びかけます。 この後も、ユーザーの発声練習もかねて(?)いくつかの呼びかけが指示されます。
iPad iPhone ご苦労様でした。以上で設定は終了です。
以降、iPod/iPad/iPhoneに向かって“Hey Siri”と呼びかけるだけでSiriが起動するようになります(iOS8以降)。

Siriにキーボードで問いかける

Siriに、音声の代わりにキーボード入力で問いかけることができます。 キーボードで問いかけるには事前準備が必要です。 Apple Intelligence が有効な場合とそうでない場合で、設定方法は異なります。
Apple Intelligenceが有効な時
iPhone Apple Intelligence が有効な時は、 Settings(設定)- Siri(Apple IntelligenceとSiri)(iOS18.1以降) 画面で「Siriにタイプ入力」を タッチパネル:ON(オン) にします(iOS18.1以降)。
iPhone すると、いつでもどこでも画面の下端をダブルタップすると、このようなキーボードが表示され、タイプ入力できます。
Apple Intelligenceが無効な時
iPad iPhone 設定(設定)-(アクセシビリティ)- Siri(Siri) 画面で「Siriにタイプ入力(Type to Siri)」を タッチパネル:ON(オン)にします(iOS11以降)。
iPad iPhone 設定後にサイドボタン/トップボタン/ホームボタンを押してSiriを起動すると、画面下部にソフトウェアキーボードが表示されます。 ここからキーボード入力します。
スペースキーの左の (マイク)キーをタップすると、音声入力することもできます。

Siriに名前の発音を教える

自分や家族、友人などの名前の読みかたが難しい場合、またはニックネームなど、名前の「よみがな」とは異なる発音で呼び出したいときは、 Siriのための発音/聞き取り専用の「発音」を指定することができます。
iPad iPhone Siriのための「発音」は (連絡先)アプリ で指定します。 (連絡先)で、「発音」を指定したいメンバを選び、右上の「編集」をタップします。
iPad iPhone 画面をスクロールして「フィールドの追加」をタップします。
iPad iPhone 「姓の発音」「名の発音」のフィールドを追加し、それぞれに発音をひらがな/カタカナで入力します。 以降、この人の呼び出しは、指定した発音で可能となります。

Siriの音量(ボリューム)について

Siriは、iPhoneのシステムボリュームとは別に、独自のボリューム設定を持っています。 Siri起動中にボリュームボタンを押して音量を変えると、それはSiri独自の設定として保存されます。

Siriでコントロール

それではSiriにいろいろ尋ねて、iPhoneをコントロールしてみましょう。 言語設定が「英語」と「日本語」では、回答内容も変わってきます。 ここでは「英語」「日本語」両方で試してみました。
iPhone iPhone まずは時間を尋ねてみましょう。
“時間は? (What time is it now ?)”と語りかけるとこの通りです。
iPhone iPhone つづいて予定を確認してみましょう。
“今日の予定は?(What is today's schedule ?)”と語りかけるとこの通りです。
カレンダーとその予定を表示してくれます。
Siriが画面に何らかの情報を表示したときは、それをタップすると関連アプリが起動します。 この場合はカレンダーアプリが起動します。
iPhone iPhone 次は天気と天気予報です。
“今日の天気は?(How is the weather today ?)”と語りかけると、現在位置の今日の天気を表示してくれます。
iPhone iPhone アップルの、Siriの発表時のデモでやっていたフレーズです。
「今日レインコートは必要?」と語りかけるとこの通り、降水確率を参照して回答してくれます。
iPhone iPhone つづいてSiriの発表時に、米アップルのSiri紹介ページでデモしていた例です。
「周辺の交通混雑は?」の質問に対しては、マップアプリの「交通情報を表示」機能で答えてくれます。 しかし日本では「交通情報」が正しく表示できないようです。
iPhone iPhone 同じく米アップルのSiri紹介ページでデモしていた例です。
タイマーのセットです。 デモの例では“30分”でしたが、ここでは「タイマーを3分にセットして」と指示してみました。 「タイマー3分」だけでもOKです。
ちなみにタイマーのカウント終了時は普通にアラームが鳴るだけで、Siriはなにもしゃべってくれません。
iPhone iPhone つづいてEメールのチェックです。 “メールをチェック(Check email)”と命令すると、新着メールの情報を教えてくれます。 件数やタイトルの報告だけでなく、内容の読み上げや返信を行うかについても尋ねてくれるので、答えていくだけで処理できます。
単に“メール”だけだと、新規メールの作成指示となります。 宛先や内容を聞いてくるので、順次答えるだけでメールが送れます。
iPhone iPhone 今度はメッセージ(iMessage)のチェックです。 “メッセージをチェック(Check message)”と命令すると、メール同様新着メッセージの情報を教えてくれます。
iPhone iPhone 次は音楽の演奏です。 プレイリスト名を指定して、それを演奏させてみました。 “ストップ”と言うと、演奏が停止します。 初期のSiriはアーティストの名前を正しく認識できませんでしたが、今では日本語モードでもしっかりと理解してくれます。

Siriを上手に使うためのヒント

  • Siriはあなたが今使用しているアプリを理解しています。たとえばメールを読んでいる最中なら、“返信, .....”と話しかけるだけで、そのメールの送り主に返信してくれます。
  • Siriは、あなたやその友人、家族の情報を(連絡先)アプリから読み出します。 たとえば (連絡先) アプリの「マイカード(自分の連絡先)」に「父」「母」「兄妹」「姉妹」などの「関係と名前を追加」しておけば、例えば“お母さんに電話”と言うだけで「母」欄の「連絡先」に電話を掛けてくれます。
  • Siriに出した指示を中止するには“Cancel”と話しかけるか、マイクボタンまたはサイドボタン/ホームボタンを押します。
  • Siriが掛けようとしている電話を中止するには、電話アプリ起動前ならサイドボタン/ホームボタンを押します。電話アプリ起動後なら「終了」をタップします。

教えて!Siri

ここからがSiriの真骨頂。Siriは考える驚異のナレッジ検索エンジン:Wolfram|Alphaと連携して動作します。 統計、数式、その他論理的な質問をすると解析して図示、解説してくれます。(残念ながら日本語では対応していない様子)
iPhone iPhone まずは計算です。25掛ける54を計算してもらいました。
発音は“にじゅご かける ごじゅうよん(Calculate twenty-five by fifty-four)”でOKです。
過去は日本語での数式はほとんど認識してくれませんでしたが、最近は認識精度が向上したようです。
iPhone iPhone つづいて日本の人口を質問してみました。 初期のSiriはWolfram|Alphaから情報を取得してくれましたが、最近はWikipediaにアクセスするようです。
iPhone iPhone 次は日本の総理大臣の名前です。 こちらも初期のSiriはWolfram|Alphaから情報を取得してくれましたが、最近はWeb検索されるのみです。
iPhone iPhone 地球から月までの距離です。 英語ではWolfram|Alphaから詳細な情報を取得してくれます。
日本語ではWeb検索されるのみです。
iPhone iPhone 「世界一の携帯電話はどれですか?」と尋ねると「今その手にお持ちの電話です」との答え。 何度も尋ねると、違ったリアクションが返ってきます。
iPhone iPhone 「あなたは誰?」と尋ねてみました。 何度も尋ねると、違ったリアクションが返ってきます。
iPhone 最後に、初期のSiriにあった有名なイースターエッグ(隠し機能)、映画「2001年宇宙の旅」の1シーンの再現です。 iPhoneのSiriが、劇中のスーパーコンピューター「HAL9000」に重なります。
ただ、現在のSiriは皮肉を返してくるのみです。
このあと調子に乗ってスタートレックもやってみました。「転送!(Energize)」と叫んで見るも、Siriの返事は冷たく「Energizeの意味がわかりません」でした。

Siri関連ニュース&リンク集

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