写真やアプリに撮影場所(位置情報)を渡す/削除する/精度を調整する
位置情報(ジオタグ)について
(カメラ) アプリで撮影した写真には、撮影場所を示す「位置情報(ジオタグ)」が埋め込まれます。 このような写真を他人に配布したりSNSなどにアップすると、撮影場所も併せて公開されることになり、注意が必要です。また、最近ではSNSやショッピングアプリなど、あらゆるサービスでユーザーの位置情報を収集して、マーケティングに利用しようとする傾向があります。 放っておくと、あなたのいる場所は、あらゆるアプリやサービスに筒抜けになってしまいます。
iOSでは、アプリに位置情報を与えるか否か、与える場合の精度などを調整することができます。
位置情報のON/OFF
アプリに対して位置情報の利用を許可するか否かの指定は、 (設定)- (プライバシーとセキュリティ)- (位置情報サービス) 画面で、一括で、または各アプリごとにオン/オフできます。[位置情報を共有]メニューでは、あなたが持っている複数のiPod/iPad/iPhoneのどれか一つの位置情報を、その他のデバイスで共有することができます(iOS8以降)。 たとえばGPSを搭載したiPhoneで計測した正確な位置情報を、iPod touchで撮影した写真に埋め込んだり、アプリで利用したりすることが可能です。
また、 (設定)- (一般)- [リセット]-[位置情報とプライバシーをリセット]を選ぶと、各アプリごとのオン/オフ設定をリセットします。
「なし」を選ぶと、アプリには位置情報は渡されません。カメラの場合は、今後撮影される写真には位置情報が書き込まれません。
「このAppの使用中のみ許可」を選ぶと、位置情報が書き込まれるようになります。
「次回確認」を選ぶと、アプリを起動するたびに位置情報をアプリに提供するか否かの確認画面が表示されます(iOS13以降)。
「正確な位置情報」を (オフ) にすると、このアプリに渡される位置情報が、「おおよその」位置情報(約10平方マイル=約26平方キロメートル単位)となります(iOS14以降)。 天気予報系アプリや、ショップやレストランの検索系アプリなど、特に正確な位置情報を必要としないアプリでは、ここを (オフ) にしておくことで、あなたの個人情報の保護になります。
写真の送信時に位置情報を削除する
写真を整理/印刷/送信する
デジカメで撮った写真の位置情報を確認/削除する
写真に埋め込まれた位置情報を地図に表示するには、フリーソフトの「画像位置情報取得ツール」が使えます。 また、写真に記録された位置情報を削除するにはフリーソフトの「ExifEraser」などが使えます。 その他、位置情報関連の多くのフリーソフトが公開されています。
「画像位置情報取得ツール」のダウンロード(Vector)
「画像位置情報取得ツール」の紹介(窓の杜)
「ExifEraser」のダウンロード(Vector)
「ExifEraser」の紹介(窓の杜)
なお、デジカメで撮った写真に、あとからiPhoneで採取したGPS位置情報を書き込むことも可能です。
詳しくは下記をご覧ください。