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AIで文章を校正・作成する「作文ツール(Writing tool)」の使い方

作文ツール(Writing tool)とは

あらゆるアプリのテキスト入力・編集エリアで使える、ドキュメントの生成・校正ツールで、 Apple Intelligence が有効な時に使用できる機能です(iOS18.1以降)。
希望するニュアンスを指定してドキュメントを生成しなおし、調整することができます。 あるいはユーザーに代わってテキストを校正したり、要約したりすることができます。 元の文章の内容をベースにして、続きをChatGPTに作文してもらうこともできます。
ここでは、 (メモ) に入力したテキストを例にして、作文ツールの使い方を解説しますが、 E-mail(メール) (メッセージ) 、その他どんなアプリのテキスト入力・編集エリアでも使えます。

テキストを校正する

スペルや文法の間違いをチェックするだけでなく、単語の選択や文章構造の改善も提案してくれます。
iPhone Apple Intelligence を有効にしたうえで、 アプリでドキュメントを開き、編集モードにしたら (作文ツール) アイコンをタップします。
iPhone あるいはドキュメントの一部を選択し、表示されるメニューから「作文ツール(Writing tool)」を選択します。
iPhone すると作文ツールのパネルが表示されます。 「Proofread(校正)」ボタンをタップします。
iPhone しばらくドキュメントが虹色にきらめいたのちに、校正結果が表示されます。 校正された部分にはアンダーラインが付加されます。 Proofreadと書かれた部分の下には、校正された数が表示されます。
[Done(完了)]をタップすると、校正を終了します。 現在画面に表示されたドキュメントが上書き保存されます。
[Revert(復元)]をタップすると、校正を取り消します。
[Original]をタップすると、オリジナルのドキュメントが表示されます。
ボタンをタップすると、校正個所を一つ一つ確認しながら、適用するか否かを判断できます。
iPhone ボタンをタップすると、このような画面になります。 それぞれの校正個所について、校正理由が表示されます。 [Use Original(オリジナルを使う)]をタップすると、原文が採用されます。

テキストを書き換える

iPhone アプリでドキュメントを開き、編集モードにしたら (作文ツール) アイコンをタップします。
iPhone すると作文ツールのパネルが表示されます。 「Rewrite(書き換え)」ボタン、またはその下に並ぶ「Friendly(フレンドリー)」「Professional(プロフェッショナル)」「Concise(簡潔)」というニュアンスを指定するボタンをタップします。
あるいはその上にある (Apple Intelligence) アイコンのついたテキストボックスに、独自のニュアンスを指定します(iOS18.2以降)。
iPhone すると指定したニュアンスに従って、テキストが書き換えられます。
[Done(完了)]をタップすると、書き換えを終了します。 現在画面に表示されたドキュメントが上書き保存されます。
[Revert(復元)]をタップすると、書き換えを取り消します。
[Original]をタップすると、オリジナルのドキュメントが表示されます。
[Rewrite(書き換え)]をタップすると、再度書き換えが行われます。 書き換えられたテキストが気に入らなかったときは、何度でも書き換えを試せます。

テキストを要約する

iPhone 作文ツールのパネルを開き、「Summary(要約)」ボタンをタップします。
iPhone すると画面下部に、テキストの要約が表示されます。
[Copy]をタップすると、要約がクリップボードにコピーされます。
[Replace]をタップすると、要約がドキュメントに上書き保存されます。
[Share]をタップすると、要約を共有することができます。

テキストのキーポイントをまとめる

iPhone 作文ツールのパネルを開き、「Key Points」ボタンをタップします。
iPhone すると画面下部に、テキストのキーポイントが箇条書きにまとめられます。

テキストの内容をリスト化する

iPhone 作文ツールのパネルを開き、「List」ボタンをタップします。
iPhone するとテキストの内容がリスト化され、オリジナルのドキュメントが書き換えられます。
[Done(完了)]をタップすると、リスト化を終了します。 現在画面に表示されたドキュメントが上書き保存されます。
[Revert(復元)]をタップすると、リスト化を取り消します。
[Original]をタップすると、オリジナルのドキュメントが表示されます。

テキストの内容をテーブル化する

iPhone 作文ツールのパネルを開き、「Table」ボタンをタップします。
iPhone するとテキストの内容がテーブル化され、オリジナルのドキュメントが書き換えられます。
[Done(完了)]をタップすると、テーブル化を終了します。 現在画面に表示されたドキュメントが上書き保存されます。
[Revert(復元)]をタップすると、テーブル化を取り消します。
[Original]をタップすると、オリジナルのドキュメントが表示されます。

ChatGPTに続きを作文してもらう

元の文章の内容をベースにして、スクリプトやキーワードを指定することにより、続きをChatGPTに作文してもらうことができます(iOS18.2以降)。 ただし、事前に Siriの設定画面で「ChatGPTを有効にする」を選択 しておく必要があります。 この設定方法については 人工知能SiriとChatGPTの使い方 iPhoneを音声で操作 のページをご覧ください。
iPhone メモ、メッセージ、Safari などのアプリで作文ツールのパネルを開き、「Compose」ボタンをタップします。
iPhone するとこのような画面になります。 ここから先は、ChatGPTによる作文作業であることが明示されます。 「Compose with ChatGPT」をタップします。
iPhone ChatGPTが有効になっていると、このような画面になります。 テキストボックスにスクリプトやキーワードを指定し、右端にある送信ボタンをタップします。 左端にある「+」アイコンをタップすると、ファイルまたは画像を ChatGPT にアップロードすることもできます。
テキストボックスの上にある「Include All Text」と書かれているところをタップすると、作文するのに元の文章の全文を参照するか、選択部分のみを参照するかが切り替えられます。
テキストボックスの左にある「<」をタップすると、上の画面に戻ります。 元の文章の選択をやり直すことができます。
iPhone 送信ボタンをタップすると、すっかり新しい一段落が追記されました。 ChatGPTは文章の要約が得意なので、文末に入れる「まとめ」の段落などを下書きするのに良いと思います。
画面の下に並ぶボタンで、再度書き直しを行ったり、前回の文章に戻ったり、お勧めに従ってさらにキーワードやスクリプトを追加することもできます。
作文ツールのパネルの右上にある「Done」をタップすると...
iPhone 生成された文章が確定します。