パスワードを一括管理 iCloudキーチェーンの使い方
iCloudキーチェーンは、各種Webサイトのサービスで使用する、あなたのユーザーIDとパスワード、クレジットカード番号の情報を暗号化してiCloudに保存する機能です(iOS7.0.3以降)。 これを設定すると、各Webサイトで一度入力したユーザーIDとパスワードは、2回目以降、あなたの承認したすべてのデバイスで入力不要になります。 さらに初めて訪れるサイトでは、Safariが推測されにくいパスワードを自動生成して記憶してくれます。多くのサービスで、個別にユーザーIDとパスワードを使用している人も、iCloudキーチェーンがすべて記憶、管理してくれるので便利です。 また、これらの情報は256ビットAESで暗号化され、アップル自身も確認することは不可能なので、安全です。
iCloudキーチェーンの解説ページ(アップル)
iCloudキーチェーンに必要なもの
iCloudキーチェーンを使用するのに必要なものは- iCloudキーチェーン用のセキュリティコード
- あなたが考えた、任意の暗証番号です。iPod/iPad/iPhoneに設定しているパスコードが利用できます。
- 携帯電話番号
- 本人確認に使用する、SMSメッセージが受信できる携帯電話の番号です。iPhoneの電話番号でも構いません。
以上が準備できたら、セットアップを始めましょう。
セットアップ:最初のデバイス
(設定)-[(自分の名前)]- (iCloud) の「キーチェーン」を選ぶとこのような画面になるので (オン)にします。
ここでは、パスコードロックのコードをそのまま使用することにします。
パスコードロックの使い方と解除方法
これは、あとで現在設定中のデバイス“以外”の、あなたのiPod/iPad/iPhone/Macに、iCloudキーチェーンの使用許可を出すとき、本人確認に使用されます。 ここまで設定するとiCloudの準備は完了です。
メッセージ(iMessage/RCS/SMS/MMS)の使い方
(設定)- (Safari)の [パスワードと自動入力]画面で、「ユーザ名とパスワード」、「クレジットカード」を (オン)にします。
どちらか使いたい機能を、一方だけONにするのでも構いません。
インターネットブラウザ「Safari」の使い方
セットアップ:2台目以降のデバイス
このままではまだiCloudキーチェーンは使えません。
iCloudキーチェーンの使用方法
するとこのようになります。 「パスワードを保存」をタップすると、いま入力したID、パスワード等が、iCloudキーチェーンに格納されます。
iCloudキーチェーンの使用を承認した2台目以降のデバイスからログインするときも、自動的にID、パスワードがセットされます。
もし自動的にセットされない時は、 (設定)-(Safari)-[パスワードと自動入力]画面を確認してください。
パスワード等のメンテナンス
画面右上の「編集」をタップすると・・・
(設定)-[iCloud]の「キーチェーン」を (オフ)にするだけでOKです。 以降、そのデバイスではiCloudキーチェーンは機能しなくなります。
もちろん、再度ここを (オン)にすれば、 また「承認」の手続きを経て、iCloudキーチェーンが使用可能になります。
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