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パスコードロックの設定・変更方法

ここではiPod/iPad/iPhoneのパスコードロックの設定・変更方法を紹介します。 このほかのパスコードロックの詳細についてはパスコードロックの使い方と解除方法のページをご覧ください。

事前準備:パソコンとiPod/iPad/iPhoneを接続する

PC
あなたのiPod/iPad/iPhoneは、自宅のパソコンと接続したことはありますか? 一度パソコンと接続し、そこにiPod/iPad/iPhoneのバックアップを保存する設定にしておくと、 もしパスコードロックのパスワードを忘れたときも、その パソコンを使って元に戻す ことができます。 この作業は必須ではありませんが、もしもに備えてやっておきましょう。 パソコン(iTunes)への接続方法とバックアップの設定方法は、下記をご覧下さい。

パスコードロックの設定

iPhone パスコードロックは Settings(設定) 画面の (Face IDとパスコード:顔認証搭載モデル) / (Touch IDとパスコード:指紋認証搭載モデル) または (パスコード) で設定します。「パスコードをオンにする」と書かれたところをタップします。
iOS8以前の場合
この画面でパスコードの種類も選択します。 数字4桁でロックしたいときは、「簡単なパスコード」を タッチパネル:ON(オン)にします。 より複雑な英数字、句読点、特殊文字を組み合わせた文字列でロックしたいときは、「簡単なパスコード」を タッチパネル:OFF(オフ)にします。
iPhone するとパスコードを入力する画面となります。
初期設定では「6桁の数字コード」を使うようになっています。 好きな6桁の数字を入力します。
iOS9以降の場合
パスコードの種類を変更したいときは「パスコードオプション」をタップします。
iPhone 「パスコードオプション」をタップすると、このような画面になります。 「4桁の数字コード」「6桁の数字コード」「カスタムの数字コード」「カスタムの英数字コード」の4種類の中から選べます。
「カスタムの数字コード」は、任意の長さの数字が使えます。
「カスタムの英数字コード」は、英数字、句読点、特殊文字を組み合わせた文字列が使えます。
なお、「カスタムの英数字コード」が使用できるのはiOS4以降、「6桁の数字コード」「カスタムの数字コード」が使用できるのはiOS9以降です。
iPhone 「カスタムの数字コード」「カスタムの英数字コード」を選んだときはこのような画面になります。 数字、または好きな英数字、句読点、特殊文字を組み合わせた文字列を入力します。 最大何文字まで指定可能かは不明ですが、少なくとも100文字までは設定できることを確認しました。
入力し終わると、つづいて再確認の画面になります。 同じパスコードを正しく再入力すると、設定は完了します。
なお、パスコードを有効にすると、パスコードの設定画面を開くのにも、パスコードロックをオフにするにも、パスコードの入力が必要となります。
iPhone パスコードを有効にすると、その他の設定も入力可能になります。 この画面で、下の表のような設定がオン/オフできます。
APPLE WATCHでロック解除
Face ID(顔認証)によるiPhoneのパスコードロックは、顔認証の代わりに、AppleWatchを使って解除することができます。
今すぐ前のパスコードを無効にする
パスコードは、変更後最大 72 時間以内であれば、以前のパスコードで新しいパスコードを再設定できます(iOS17以降)。 ここをタップすると、セキュリティ向上のために、72時間を待たずに以前のパスコードを今すぐ期限切れにすることができます。
パスコードを要求
スリープに入れてからパスコードロックがかかるまでの時間を「即時」「1分後」「5分後」「15分後」「1時間後」「4時間後」から選べます。 ただし Face ID/Touch ID を設定している場合は「即時」に固定となります。
音声ダイヤル
ここをオンにすると、ロック中でも音声で発信する「音声コントロール」機能が有効となります。(SiriをOFFにしたiPhoneのみ)
ロック中にアクセスを許可
画面ロック中に表示・動作を許可する機能を選択します。 「今日/通知の表示」「通知センター」は、ロック中の通知センターの表示を指定できます。 「コントロールセンター」は、ロック中のコントロールセンターの表示を指定できます。
「Siri」をオンにすると、Siriの設定で「耳に当てて話す」をオンにしたとき、ロック中でもiPhoneを耳に当てるとSiriが起動し、iPhoneを音声で操作できるようになります(iPhoneのみ)。
「USBアクセサリ」についてはLightningポートのセキュリティ設定をご覧ください。
データを消去
オンにすると、パスコードの入力を10回間違えると、iPod/iPad/iPhoneの中身が消去されます。
顔認証/指紋認証
使い方については Face ID(顔認証)の使い方Touch ID(指紋認証)の使い方 をご覧下さい。
2009年発売のiPhone 3GS/3rd iPod touch以降のモデルでは、パスコードロックを設定すると、そのパスワードを使って、メールやその添付ファイルの暗号化も行われます。 暗号化が有効になると、[Face ID/Touch IDとパスコード]画面の一番下に「データ保護は有効です。」と表示されます。 ただしiPhone 3GS/3rd iPod touchで暗号化を有効にするには、iOS4.0にアップデートしたあと、本体を一度「復元」する必要があります。

パスコードを忘れた時に備える

信頼のできる家族などを「アカウント復旧用の連絡先」として登録しておくと、あなたがApple ID/iCloudのパスワードやデバイスのパスコードを忘れた場合に、これをリセットするのに必要な「復旧用コード」を得ることができます。 また、子供やお年寄りなど、パスワードやパスコードを忘れてしまいそうな家族のために、あなたが「アカウント復旧用の連絡先」になってあげるのも良いアイデアだと思います。 詳しくは下記のページをご覧ください。

自分が死亡したときに備える:データの引継ぎ先を決めておく

信頼のできる家族などを「故人アカウント管理連絡先」として登録しておくと、あなたが死亡した場合に、Apple IDに関連したデータにアクセスするのに必要な「アクセスキー」を得ることができます。 また、家族や近親者のために、あなたが「故人アカウント管理連絡先」になってあげるのも良いアイデアだと思います。 詳しくは下記のページをご覧ください。

パスコードの変更方法

iPhone Settings(設定) 画面の (Face IDとパスコード:顔認証搭載モデル) / (Touch IDとパスコード:指紋認証搭載モデル) または (パスコード) 画面を開きます。 そして画面をスクロールして「パスコードを変更」をタップします。 この画面を開くには、パスコードの入力が必要です。

あとはまず「現在のパスコード」そして新しいパスコードを入力すれば、パスコードが変更されます。

パスコード入力が要求される条件

以下のいずれかの場合は、セキュリティ確保のため、パスコードの入力が必要になります。
  • 電源ON時、または再起動時(バージョンアップ時、データ消去時を含む)
  • 48時間以上アンロックしなかったとき
  • 最近6日半以上アンロックにパスコードが使われず、最近4時間の間に Face ID / Touch ID によるアンロックが行われていないとき
  • リモートロックコマンドを受信したとき
  • Face ID / Touch ID に5回失敗したとき
  • 緊急SOSモードに入ったとき
  • iOSの設定プロファイルをインストールするとき
もしiPod/iPad/iPhoneを紛失したときは、探す機能を使い、リモートでロック/紛失モードに設定することで、Face ID / Touch ID の使用を禁止することができます。

Lightningポートのセキュリティ設定

Lightningポートに接続してパスコードのロックを解除してしまうデバイス( Grayshift社のGrayKey )が製造されており、 これを使用されると盗難されたiPad/iPhoneが勝手にアンロックされる可能性があります。
これを防ぐには、 設定(設定)-(Face IDとパスコード) /設定(Touch IDとパスコード) 画面の「USBアクセサリ」を タッチパネル:ON(オン)にします(iOS12以降)。 すると、パスコードロックをアンロックしない限り、Lightningポートに接続したパソコンとの同期や、アクセサリとのデータ通信ができなくなります。 なお、この場合も充電を行うだけならアンロックは不要です。