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メモアプリの使い方の基本

ここではiPod/iPad/iPhoneのメモ機能の使い方の基本を紹介します。 このほかの「メモ」アプリ使い方については「メモ」アプリの使い方のページをご覧ください。

メモのクイックアクション

iPhone (メモ) アイコンを長押しするか、または 「3D Touch」に対応したモデル(iPhone 6s / 6s Plus(2015年)~iPhone XS / XS Max(2018年)、ただしSE, XRを除く)では、 アイコンを強く押すと、図のようにクイックアクションを呼び出せます。 新規メモ、新規チェックリスト、 新規写真(今すぐ写真を撮ってメモに貼り付ける)、 書類をスキャン(文書をカメラで撮影してメモに貼り付ける)、 の4つの機能に直接アクセスできます。
また「ホーム画面を編集」をタップすると、 ホーム画面の編集・アイコンの並べ替え ができます(iOS13以降)。

メモの作成

iPad iPhone (メモ)アプリを起動すると、登録されているメモの一覧が、各メモの先頭一行の内容とともに表示されます。 作成したメモが「日付でグループ化」されて表示されます。 表示順序の変更方法については メモの並べ替えとフォルダ間の移動 をご覧ください。
アプリのどの画面からでも をタップすると、「新規メモ」を作成する画面が開きます。
画面左上の「<フォルダ」をタップすると、 フォルダを作る/切り替える ことができます(iOS9以降)。
iPad iPhone これが「新規メモ」の画面です。 メモの入力が終わったら、右上の「完了」をタップすると保存されます。
をタップするとキーボードが [日本語フルキーボード]-[テンキー(携帯タイプ)]-[英語フルキーボード]と切り替えられます。
(マイク)キーをタップすると 音声入力(Dictation) ができます。
タッチパネルモデルのキーボードの詳しい使い方は 文字入力の方法/キーボードの使い方のページで紹介しています。ご参照ください。
画面の上部または下部には、各種機能ボタンが並んでいます。 iPhoneでは、一番右の「×」をタップすると、これらのボタンを隠すことができます。
をタップすると、文字の書式や色、スタイルなどを指定することができます。
をタップすると、チェックリストを作ることができます。
をタップすると、罫線・表を作ることができます。
をタップすると、手書きメモを挿入することができます。
をタップすると・・・
iPad iPhone このようなメニューが現れます。
(ファイル) アプリからファイルを添付したり、 オーディオを録音 して音声メモとして貼り付けたり、 (写真)アプリから写真を貼り付けたり、 書類をスキャンしたり、 その場で写真またはビデオを撮影して挿入したり、 カメラで撮影した画像からテキストを入力したりできます。

文字の書式を指定する/マーカーを引く/章を折りたたむ

iPad iPhone をタップすると、文字の書式や色、スタイルなどを指定することができます。 画面には、このようなアイコンが並びます。
文字を選択したうえで、これらのアイコンをタップすると、選択した部分に書式が適用されます。
「タイトル」「見出し」「小見出し」...と並んでいる部分をタップすると、それぞれにあった文字サイズに変更されます。
iPad iPhone このような多彩な文字飾りを施すことができます。例えば
アイコンで、1行目のようなマーカーを引くことができます(iOS18以降)。 5色のなかから色を選ぶこともできます。
アイコンで、2行目のような太字にすることができます
アイコンで、3行目のような斜体にすることができます ただしこれは英字にしか使えません。
アイコンで、4行目のような「章(セクション)」のヘッダにすることができます
アイコンで、5行目のようなインデント(字下げ)をすることができます
アイコンで、6行目のようなリストを作ることができます
iPad iPhone アイコンで作った「章(セクション)」のヘッダは、その先頭部分にある下矢印をタップすると、折りたたむこともできます(iOS18以降)。 矢印をもう一度タップすると元に戻ります。
複数の見出しがある長いメモでは、見出しごとに折りたたんで、メモの表示をコンパクトにできます。 「タイトル」「見出し」「小見出し」などのセクションヘッダーは、すべて折りたたむことができます。

メモで計算する/計算メモの使い方

メモに書き込んだ数式を解くことができます(iOS18以降)。 式を書き込んで、変数を割り当て、それを計算し、自動的にグラフを描いたりできます。
iPad iPhone メモに数式を書き込むと計算してくれます。 数式を入力すると自動的に"="が補われて、その計算結果が表示されます。 また、"="を入力すると、その前の数式が計算されます。 式の各要素の数値を修正すると、自動的に結果が再計算されます。
この機能は (計算機) アプリの「計算メモ」でも同様に動作します。
iPad iPhone フォルダ一覧を開くと「計算メモ」というフォルダがあります。 計算式を書き込んだメモや、 (計算機) アプリで作成したメモは、ここから開くこともできます。

メモの表示

iPad iPhone メモの閲覧画面はこのようになります。
画面右上にある アイコンをタップすると・・・
iPad iPhone このようなメニューが表示されます。 表示中のメモに対する各種操作ができます。
スキャン
書類をスキャンして挿入できます(iOS11以降)。
ピンで固定
このメモを一覧の先頭に「ピンで固定」することができます。
ロック
このメモにパスワードロックをかけることができます(iOS9.3以降)。
削除
このメモを削除することができます。
シェアシート
iPad iPhone (共有) をタップすると、このような画面(iOS標準のシェアシート)が表示されます。 自分のデバイスや、最近連絡を取った人の顔写真やアプリのアイコンが並んでいます。 これをタップすると、選択したメモを友人に送るまたは共有することができます。
AirDrop
近くにiPod/iPad/iPhoneユーザーがいて、デバイスを操作していると、 マーク付きで、その人の顔写真が表示されます。 この顔写真をタップすると、 AirDrop を使って近くのiPod/iPad/iPhoneユーザーにこのメモを送ることができます。
メール/メッセージ
「メール」「メッセージ」をタップすると、現在表示しているメモを メールメッセージ で送るまたは共有することができます。
マークアップ
このメモに コメントを書き加えたり、PDF形式に変換することができます。
プリント
このメモを AirPrint対応のプリンタで印刷できます。
“ファイル”に保存
このメモを ファイルアプリに保存できます。
共有方法を変更する
iPad iPhone 上の画面で「共同作業」または「コピーを送信」と書かれているところをタップすると、このような画面になります。 このメモの共有方法を変更できます。
共同作業」を選んだうえで「メール」「メッセージ」などで友人に送ると、 このメモを他の人と共有/一緒に編集することができます(iOS10以降)。
コピーを送信」を選んだうえで「メール」「メッセージ」などで友人に送ると、 このメモがそのまま送られます。

メモの編集

iPad iPhone 任意の場所をタップするとカーソルが移動し、さらにカーソルをタップするとこのようなメニューが表示されます。
「ペースト」「選択」「すべてを選択」「描画を挿入(手書きメモ)」「自動入力( Live Text:テキスト認識表示)」 「リンクを追加」「ファイルを添付」「フォーマット(文字飾り)」「選択部分を検索」 などが指定できます。
また文字列が選択されているときにカーソルをタップするとメニューが変化し、 「カット」「コピー」「ペースト」「自動入力」「リンクを追加」「ファイルを添付」「フォーマット」「選択部分を検索」「調べる」「翻訳」「Webを検索」「ユーザー辞書(登録)」「共有」 などが指定できます。
「<」「>」でメニューの内容を切り替えることができます。
詳しくは文字入力の方法/キーボードの使い方をご覧ください。
iPad iPhone メモの中に書き込んだURLには自動的にSafari(ブラウザ:サファリ)へのリンクが設定されます。 これをタップするとサファリが立ち上がって、そのサイトを開くことが出来ます。
メモの中に書き込んだ住所には自動的にMaps(マップ)へのリンクが設定されます。 これをタップするとマップが立ち上がって、その地図を開くことが出来ます。
メモの中に書き込んだ電話番号には自動的に(連絡先)へのリンクが設定されます。 これをタップすると連絡先への登録を選ぶことが出来ます。
iPhone 本体を横にすると幅の広いキーボードが表示されます。 iPadの場合は、ノートパソコンの実物のキーボードとほぼ同じサイズのため、入力も容易です。

画像・カメラからテキストを入力する:Live Textを使う

映像に映りこんだ文字列を解析する Live Text (テキスト認識表示)という機能を使って、カメラで撮影した画像からテキストを入力することができます(iOS15以降)。
iPad iPhone Live Text機能を使用するには、事前に 設定(設定)- (一般)- [言語と地域]-[テキスト認識表示]を タッチパネル:ON(オン) にしておく必要があります。
準備ができたら、画面をタップして表示されるメニューから「自動入力」をタップします。
iPad iPhone つづいて表示されるメニューで「テキストをスキャン」をタップします。
iPad iPhone するとこのような画面になります。 画面下部にカメラで撮影した映像が表示され、そこから読み取られたテキストが、リアルタイムでメモに挿入されます。
ここでさらに画面右下の (Live Text) アイコンをタップすると、映像に映っているテキストが選択できるようになります。 選択した部分のみをメモに挿入することができます。
この機能はCPUに A12 Bionic 以降を搭載した、iPhone XS/XR以降、iPad mini 5以降、iPad Air 3以降、iPad 8以降、iPad Pro 3G以降で使用可能です。

手書きメモ(描画)を貼りつける/Apple Pencilでテキスト入力する

iPad iPhone をタップすると マークアップ機能 が起動し、「手書きメモ(描画)」の作成モードになります。
下のメニューから、ペン/マーカー/鉛筆/消しゴム/範囲指定/ものさしが選べます。 ツールを選んで、画面を指でなぞると描画できます。
左上の「完了」をタップすると作成を終えて、元のメモに戻ります。
マークアップ機能の詳しい使い方については iPhoneの写真・ビデオ編集機能とマークアップ機能の使い方 をご覧ください。
iPad iPhone iOS17までは、 マークアップ機能 で手書き文字を書いても、それはあくまで「図形」として扱われました。 iOS18以降では、手書き文字を「文字」として理解してくれます。 キーボードから入力したテキストのように編集することができます。
手書き文字の編集方法については 「メモ」に手書き文字を入力する方法 をご覧ください。

フォルダを作る/切り替える

iPad iPhone メモ一覧画面で、画面左上にある「<フォルダ」をタップすると、このようなフォルダ一覧画面になります。 別のフォルダに切り替えることができます。 もしメモを見失ったときは、別のフォルダに保存されていないか確認してください。
ここで画面下の (新規フォルダ)をタップすると・・・
iPad iPhone このようなメニューが表示されます(iOS16以降)。 フォルダの名前を入力して、画面右上の「完了」をタップすると、メモを自由に格納できるフォルダが作れます。
「スマートフォルダに変換」をタップすると、これから作成するフォルダを「スマートフォルダ」として作成します。 スマートフォルダには、各種「フィルタ」を指定して、自動分類されたメモが格納されます。 詳しくは メモにハッシュタグを付けて分類する のページをご覧ください。

メモの並べ替えとフォルダ間の移動

iPad iPhone メモの一覧画面で (その他)アイコンをタップすると、このようなメニューが表示されます。
ギャラリー表示
各メモを、サムネイル(縮小画像)の一覧で表示します。
表示順序
並べ替えの方法を変更することができます。 「編集日」「作成日」「タイトル」から選べます。
日付でグループ化
これも並べ替えの方法を変更することができます(iOS16以降)。 「デフォルト」「オン」「オフ」から選べます。 「デフォルト」を選ぶと、 設定(設定)- メモ(メモ)- [メモを日付でグループ化]欄の設定に従います。
メモを別のフォルダに移したいとき、またはまとめて削除したいときは メモを選択
をタップします。
iPad iPhone するとこのような画面になります。 移動または削除したいメモを選択し、左下の「移動」または右下の「削除」をタップします。
iPad iPhone メモの一覧画面で各メモのタイトルを長押しすると、メモの中身をのぞき見(Peek)できます。またこのようなメニューが表示されます。
メモをピンで固定メモをロックメモを共有、 などの機能が呼び出せます。

メモの削除、分類、共有

iPad iPhone メモ一覧画面で、タイトルを右から左へドラッグすると、このようなボタンが表示されます。 赤いボタンで削除、紫のボタンで別のフォルダに移動、青いボタンでiOS標準のシェアシートが表示されます。 このメモを他の人に送ったり、他の人と共有/一緒に編集することができます(iOS10以降)。

お気に入りのメモを先頭に「ピンで固定」する

iPad iPhone メモ一覧画面で、タイトルを左から右へドラッグすると、このような「ピンで固定」ボタンが表示されます。 これをタップすると・・・
iPad iPhone そのメモは常にメモ一覧の先頭にある「ピンで固定」欄に表示されるようになります。 すぐにそのメモを開くことができます。

メモをすべてのデバイスで同期する

同じApple IDでiCloudにサインインしている iPod / iPad / iPhone / AppleWatch / Mac などのすべてのデバイスで、データを同期することができます。 iCloud で下記の設定を行うと、一つのデバイスで入力・編集した情報が、あなたがお持ちのすべてのデバイスで参照できます。 また機種変更時なども、iCloudにログインするだけで過去のデータが取り込まれます。
iPad iTunes 設定(設定)画面で自分の名前をタップします。
iPad iTunes このような画面になるので[iCloud]をタップします。
iPad iPhone するとiCloudのメニュー一覧が表示されます。 「iCloudに保存済み」欄から、このアプリを探します。 見つからないときは「すべて見る」をタップします。
iPad iPhone アプリ一覧が表示されるので (メモ)を タッチパネル:ON(オン)にします。
なお、この設定はデバイスごとに指定可能です。 あなたが所有するすべてのデバイスで タッチパネル:ON(オン) にすれば、すべてのデバイスで同じデータを見ることができます。