「メモ」にパスワードロックをかける
ここではiPod/iPad/iPhoneのメモにパスワードロックをかける方法を紹介します。 このほかの「メモ」アプリ使い方については「メモ」アプリの使い方のページをご覧ください。
もくじ
メモのパスワードとは
(メモ) アプリで、メモのロックに使うパスワードです。 メモ一つ一つについて、個別にパスワードロックを掛けることができます。 ロックが掛けれらたメモを開こうとすると右図のような画面になり、パスワードの入力が必要になります。 パスワードには、デバイスのパスコード、またはメモアプリ専用のパスワード(カスタムパスワード)が使えます。iOS11以前では、各メモごとに個別の、メモアプリ専用パスワードが設定できました。
iOS12以降では、メモアプリの保存先アカウント (iCloud, Googleなど) ごとに1つのメモアプリ専用パスワードを使う仕様に変更されました。 ロックをかけるには、まず最初にメモアプリ専用パスワードを1つ作り、すべてのメモはそれを使ってロックを掛けます。
iOS11以前でロックしたメモは、最新iOSでも過去に設定したメモごとのパスワードで開くことができますが、iOS12以降でロックしたメモはどれでも、最初にiOS12以降でメモをロックしたときに作成したパスワードを使う必要があります。
iOS16以降では、上で示した保存先アカウントごとのパスワード(カスタムパスワード)のほかに、 デバイスのパスコード をパスワードとして使用できるようになりました。 アカウントごとに別のパスワードを覚えておく必要が無くなります。
なお、メモアプリのパスワードを忘れると、それを解除する方法はありません。 ただしそのパスワードを「リセット」して再度作成することで、今後別のメモでロックの機能を使うことはできます。
iPhone、iPad、iPod touch でメモをロックする/ロック解除する方法 (アップル)
ロックできないメモ
以下のメモはパスワードロックを掛けることができません。- PDF、オーディオ、ビデオ、Keynote、Pages、Numbers の書類が挿入されたメモ
- IMAP を使って Yahoo!、Gmail、Hotmail などのアカウントと同期されているメモ
- 他の人と共有しているメモ
メモのパスワードを統一する
iOS11以前からメモアプリでパスワードロックを使用している人は、メモごとに異なるパスワードが設定されている状態になっています。 これを統一するには、一旦すべてのメモから ロックを取り除き、 さらに メモアプリのパスワードをリセットし、 つづいて新しいパスワードを設定したうえで、必要なメモにパスワードロックを設定しなおします。メモにパスワードロックをかける(メモ画面で設定)
アカウントごとのパスワード(カスタムパスワード)を使用する方がセキュリティは強化されますが、メモ専用のカスタムパスワードを新たに覚えておく必要があります。
上の画面で「iPhone/iPadのパスコードを使用」をタップすると、メモに即座にロックが設定されます。
上の画面で「別のパスワードを作成」をタップすると、このような画面になります。 「続ける」をタップします。
メモにロックが設定されると、画面右上にカギのアイコンが表示されます。 そしてこれをタップするとメモがロックされます。 メモの一覧画面でも、ロックしたメモのタイトル右端には鍵のアイコンが表示されます。
以降、このメモを閲覧するときにはパスワードの入力が必要になります。
なお、Face ID/Touch IDでメモをアンロックできるようにするには (設定)- (メモ) 画面で設定します。
メモにパスワードロックをかける(設定画面で設定)
メモ用のパスワードは、事前に設定画面で設定しておくこともできます。アカウントごとのパスワード(カスタムパスワード)を使用する時は「別のパスワードを作成」をタップします。
アカウントごとのパスワード(カスタムパスワード)を使用する方がセキュリティは強化されますが、メモ専用のカスタムパスワードを新たに覚えておく必要があります。
上の画面で「iPhone/iPadのパスコードを使用」をタップすると、このような画面になります。 メモのパスワードとしてデバイスのパスコードが設定されました。 つづいてロックを掛けたいメモを開きます。
なお「Face ID/Touch IDの使用」を (オン) にすると、Face ID/Touch IDでメモがアンロックできるようになります。
Face ID(顔認証)の使い方
Touch ID(指紋認証)の使い方
上の画面で「別のパスワードを作成」をタップすると、このような画面になります。 任意のパスワードを設定し、画面右上の「完了」をタップします。 するとメモにロックが設定されます。 「ヒント」欄には、パスワードを忘れたときの、思い出すためのヒントを入力します。
なお「Face ID/Touch IDの使用」を (オン) にすると、Face ID/Touch IDでメモがアンロックできるようになります。
Face ID(顔認証)の使い方
Touch ID(指紋認証)の使い方
つづいて ロックをかけたいメモを開き、メモ画面の右上にある アイコンをタップします。 するとこのような画面が表示されるので、「ロック」をタップします。
パスワードが違うというメッセージが出る!?
メモにロックを掛けようとすると、パスワードが違うというメッセージが出ることがあります。 カスタムパスワードを使用しているときは、パスワードはメモアプリの保存先アカウント (iCloud, Googleなど) ごとに1つです。 過去に一度パスワードロックを使ったことがある場合は、その後はどのメモをロックする場合でも、その過去に設定したパスワードを使う必要があります。 このため過去に設定したパスワードを忘れてしまい、異なるパスワードを入力しようとするとエラーになります。 こんな時は一度 メモアプリのパスワードをリセット してください。パスワードロックをかけたメモを開く
メモからパスワードロックを取り除く
以降、このメモはパスワードなしで開くことができます。
パスワードを変更する(カスタムパスワードを使用している場合)
カスタムパスワードを使用している場合は、メモの設定画面でパスワードが変更できます。なお、 デバイスのパスコード を使用している場合は、 (設定) 画面の[Face IDとパスコード](顔認証搭載モデル) / [Touch IDとパスコード](指紋認証搭載モデル)または[パスコード] 画面でパスコードが変更できます。
パスコードロックの使い方と解除方法
設定したパスワードの変更と、ロック解除にFace ID(顔認証)、Touch ID(指紋認証)を使用するか否かが指定できます。
Face ID(顔認証)の使い方
Touch ID(指紋認証)の使い方
デバイスのパスコード/カスタムパスワードを切り替える
「デバイスのパスコードを使用」をタップすると、即時にデバイスのパスコードが適用されます。
「カスタムパスワードを使用」をタップすると、新しいパスワードの入力画面になります。 パスワードを入力すると、カスタムパスワードが適用されます。
パスワードをリセットする/パスワードを使うのをやめる
カスタムパスワードを使用しているときは、そのパスワードをリセットして再設定したり、パスワードを使うのをやめることができます。 デバイスのパスコード を使用しているときに、メモアプリでパスワードを使うのをやめたい場合は、事前に カスタムパスワードへ切り替え ておいてください。この操作を行う前に、すべてのメモの ロックを取り除いて おいてください。 パスワードをリセットすると、ロック中のメモは開けなくなります。
ここで入力するのはメモアプリ用のパスワードではありません。
パスワードに デバイスのパスコード を使うか、アカウントごとのパスワード(カスタムパスワード)を使うかを選択します。
アカウントごとのパスワード(カスタムパスワード)を使用する時は「今はしない」をタップします。
アカウントごとのパスワード(カスタムパスワード)を使用する方がセキュリティは強化されますが、メモ専用のカスタムパスワードを新たに覚えておく必要があります。
今後パスワードロックが不要な場合は、この画面の右上にある「キャンセル」をタップすると、パスワードが未設定の状態でメモアプリを使い続けることができます。 パスワードを使うのをやめることができます。