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DJIドローンのフライトログを確認する / 飛行経路を見る

ここでは、DJIドローンのフライトログを確認する手順を紹介します。

DJI Flyアプリで確認する

まずは手軽に、DJI Flyアプリでフライトログを確認する方法です。
PC (DJI Fly) アプリを起動して「プロフィール」をタップします。
PC プロフィール画面の左下にある「さらに表示」をタップします。
PC すると「飛行データセンター」が表示されます。 あなたのこれまでの飛行記録が一覧で表示されています。 詳細を見たい飛行記録をタップします。
PC このように、飛行ログがマップ上に表示されます。
をタップすると、ログの再生を開始します。時間とともに、ドローンの位置やホームポイントからの距離、速度、バッテリ残量、Wi-Fi強度などの情報が更新されます。
ログの再生中に をタップすると、再生速度を2倍速、4倍速、8倍速に変更できます。
画面下部のタイムラインを左右にドラッグすると、任意の時間の状態をすぐに呼び出せます。
PC をタップすると、このような画面になります。 マップ画面の上に重ねて、コントロールスティックの操作状況が表示されます。
PC をタップすると、このような画面になります。 「機体」をタップすると、その時のドローンの位置が画面の中心になるよう地図の位置が調整されます。 「ホームポイント」をタップすると、ホームポイントの位置が画面の中心になるよう地図の位置が調整されます。
PC をタップすると、このような画面になります。 地図の表示方法を「標準」「衛星写真」「両方の合成」に切り替えることができます。

ビデオファイルにログを書き込む

PC DJIドローンで撮影するビデオの、サブタイトル(字幕)トラックに、飛行ログ情報を書き込むことができます。 これには、DJI Flyアプリで画面右上の (設定) アイコンをタップし、 [カメラ]-[詳細設定]画面を開き、 [動画字幕]を タッチパネル:ON(オン) にします。 なお、この設定は既定値でONとなっています。
PC DJIドローンで撮影したビデオを、 VLC media player のような字幕が表示可能なビデオ再生ソフトで再生し、字幕表示を選択すると、 このようにログが記録されているのがわかります。 撮影のパラメータ、GPS位置情報、ホームポイントからの距離、高さ、速度などが記録されています。
DroneViewer というソフトを使うと、ビデオを再生しつつ、サブタイトルトラックに記録されたログをグラフィカルに表示することができます。

AIRDATAを利用する

AIRDATA
AIRDATA(エア・データ)とは、ドローンのフライトログをクラウドにアップロードすると可視化してくれる、飛行記録の解析サイトです。 Parrot社またはDJI社の 対象ドローン を使用しているなら、それぞれのアカウントを登録するだけで、自動的にフライトログをアップロード・解析してくれます。 全てのドローンのフライトログを一括管理できます。 最近100フライト分の管理のみであれば、無料で使用できます。 詳しくは AIRDATAの使い方 ドローンのフライトログをクラウドで一括管理 をご覧ください。

ログ・テキストファイルを取り出す

DJI Flyアプリの中には、フライトログ “DJIFlightRecord” が、テキストファイルの形式で保存されています。 これをパソコンに取り出し、各種ツールにかけると、詳細なフライトログを確認することができます。 ただし、取り出したテキストファイルをエディタなどで直接見ることはできません。

Windows PC / Mac OS Mojave以前 の場合

PC (iTunes)を起動して、USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。 iPhoneの画面を開き、[ファイル共有]- (DJI Fly) を選ぶと、DJI Flyアプリの中に保存されているファイルが表示されます。
フライトログは“FlightRecords”フォルダに格納されています。 フォルダごと取り出します。
PC “FlightRecords”フォルダを選択して、画面をスクロールして「保存」ボタンをクリックします。 すると保存先を選択する画面となるので、任意のフォルダを指定します。
詳細な手順については iTunesでiPhoneの中にファイルを入れる/出す方法 のページをご覧ください。
PC このように、フライトログがフォルダごと取り出せます。

Mac OS Catalina以降の場合

PC (Finder)を起動して、USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。 iPhoneの画面を開き、[ファイル]- (DJI Fly) を選ぶと、DJI Flyアプリの中に保存されているファイルが表示されます。
フライトログは“FlightRecords”フォルダに格納されています。 フォルダごと、例えばデスクトップにドラッグ&ドロップします。
PC このように、フライトログがフォルダごと取り出せます。

ログ・テキストをDJI Flight Log Viewerで見る

DJI製品の情報サイト Mavic Help を運用するMike Singer氏が開発したオンラインサービス: DJI Flight Log Viewer を使うと、DJI Flyアプリから取り出したログ・テキストを、簡単に可視化することができます。
PC DJI Flight Log Viewer のページを開くとこのような画面になります。 「私はロボットではありません」にチェックを入れ、そのすぐ下にある「Browse」ボタンをクリックし、アップロードしたいログ・テキストファイルを選択します。
PC このような画面になります。 「Upload Log」ボタンをクリックします。
PC このような画面になります。 画面上部には、マップ上に飛行経路、姿勢、コントロールスティックの操作が表示されます。 その下にある、タイムライン上の緑色の丸マークを左右にドラッグすると、任意の時刻の状況を見ることができます。 画面下部には、ログの詳細が1件1行で表示されています。 ここをクリックすると、その時刻の状況を見ることができます。
なお、地図の右下の [ Small | Medium | Large ] をクリックすると、画面上の地図の表示面積を変えることができます。
PC 地図の左下の [ Download KML | CSV | Verbose CSV | Flight Log ] をクリックすると、それぞれの形式に変換されたログファイルがダウンロードできます。
PC [Download KML]を選ぶと“.kml / .kmz”ファイルがダウンロードできます。 このファイルを Google Earth で開けば、このように飛行経路が3D表示できます。 視点を移動させて、立体的に飛行経路を確認することができます。
なお、Mike Singer氏は、Windows7以降で使える、オフラインでログ・テキストを可視化するソフト Flight Reader も販売しています。最低USD99で3機までのDJIドローンを登録して使用できます。 (使用開始1年後以降のソフトウェアアップデートには、追加で最低USD49が必要。)

DJI Assistant 2を使ってログを取り出す

DJI Assistant 2
DJI社が提供する無料のパソコン用ドローンメンテナンスソフト:DJI Assistant 2を使うと、 ドローンから.DAT形式のログファイルを取り出したり、パソコンの画面の中でドローンを飛行させる「シミュレータ」を使うことができます。 詳しくは DJI Assistant 2の使い方 / ログ採取・シミュレータ をご覧ください。