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初心者のためのBetaflight Configuratorのインストールと使い方

Betaflight Configurator (ベータフライト・コンフィギュレーター)を使うと、ファームウェアにBetaflightを採用しているドローンのFC(Flight Controller)の設定を確認・変更できます。 ここでは、Betaflight ConfiguratorをWindowsパソコンにインストールする方法と基本的な使い方、そして初心者がドローンを入手して最初にチェックすべきいくつかの項目を紹介します。

Betaflight Configuratorのダウンロード

Betaflight ConfiguratorはGithubで配布されています。
PC Githubの Betaflightのページ を開きます。 このような画面になるので「betaflight-Configurator」をクリックします。
なお、「betaflight-configurator-nightlies」というリンクもありますが、これは Nightly build、いわゆるベータ版なので、動作が不安定であったりバグが含まれている可能性があります。 開発者向けのバージョンなので、一般ユーザーは使用しないでください。
PC 「betaflight-Configurator」のページが開くので、画面をスクロールします。
PC 「Installation」という項目の中にある「Releases」をクリックします。
PC 「betaflight-Configurator」のリリースページ が開きます。 この画面では、過去のバージョンを含め、任意のバージョンの betaflight-Configurator をダウンロードすることができます。 一番上にあるのが最新バージョンです。 この画面をスクロールすると・・・
PC 各OS別のダウンロードリンクがあります。 これをクリックするとインストールモジュールをダウンロードすることができます。 下記の表を参考にして、お使いのOSにあったリンクをクリックしてください。
Windowsの場合は「_win32.exe」で終わるファイル名をクリックします。
インストールモジュール
OSファイル名
Windows (7, 8, 10) betaflight-configurator-installer_[version]_win32.exe
Mac OS X betaflight-configurator_[version]_macOS.dmg
Ubuntu, debian betaflight-configurator_[version]_amd64.deb
Red Hat, Fedora, CentOS betaflight-configurator-[version].x86_64.rpm
その他のLinux betaflight-configurator_[version]_linux64.zip
Android (プレビュー版) betaflight-configurator_[version]_android.apk

Betaflightのオフィシャルサイトからたどる場合
PC Githubのダウンロードページは、 Betaflightのオフィシャルサイト からたどることもできます。 オフィシャルサイトをスクロールすると・・・
PC 「Getting started」の欄が現れます。 「Configuration Tool」の項にある、青い「Latest configurator releaces」をクリックします。
PC すると最新版の 「betaflight-Configurator」のリリースページ が開きます。

Betaflight Configuratorのインストール

PC ダウンロードしたBetaflight Configuratorのインストールモジュールをダブルクリックすると、インストールが始まります。 「次へ」をクリックします。
PC 最初はソフトウェアのライセンス契約の許諾画面です。 「同意する」をクリックします。
PC つづいてインストール先フォルダを選択します。 特に変更する必要はないでしょう。 「インストール」をクリックします。
PC インストールが始まります。 インストールにかかる時間は数分程度です。
PC このような画面になるとインストール完了です。 「完了」をクリックします。
PC するとBetaflight Configuratorが起動します。 ファームウェアにBetaflightが採用されたドローンとパソコンをUSBケーブルで接続し、画面右上の「接続」ボタンをクリックすると、ドローンの情報が読み出し・更新できます。
USBケーブルは「データ通信用」を使うこと
USBケーブルには、すべての端子が結線された「データ通信用」と、電源系の端子のみが結線された「充電用」の2種類があります。 Betaflight Configuratorと通信するには「データ通信用」を使用する必要があります。 ケータイや充電器、バッテリーなどのオマケについているケーブルには「充電用」のものがあるので注意してください。
PC 無事ドローンが接続されると、このような画面になります。 ドローンを動かすと、ジャイロセンサーの値をもとに、画面の3DCGが動きます。
なお、ドローンをパソコンに接続して、電源が入った状態で長時間置いておくと、VTXが熱を持って暴走し、最悪故障する場合があります。 パソコンとの接続時間は最低限とし、時々カメラに息を吹きかけて冷却してください。 近くに小型の扇風機などを置いておくのも効果があります。

バックアップ・リストア・水平キャリブレーション

PC この画面で「バックアップ」ボタンをクリックすると、ドローンの設定情報がJson形式のテキストファイルで保存できます。 また「リストア」ボタンをクリックすると、Json形式のテキストファイルから、設定情報を復元します。 ドローンを購入したら、いろいろ設定をいじる前に、まず最初にバックアップを取っておきましょう。
また、ドローンを水平にしたときに、画面の3DCGが水平にならないときは、センサーのキャリブレーションを行う必要があります。 ドローンを水平に固定したうえで「水平キャリブレーション」をクリックします。
水平キャリブレーションはとても重要
水平キャリブレーションが少しでもズレていると、飛行中に軌道がふらつくだけでなく、離陸時に突然横っ飛びにすっ飛んでいくこともあります。 前後、左右から機体を見て、慎重に機体を水平状態にしたうえでキャリブレーションしてください。 段ボールなどで簡易なスタンドを作るのもよいと思います。

プロポとの接続状況の確認

PC 「受信機」画面では、プロポとドローンの接続状況を確認することができます。 プロポとドローンをバインドし、プロポのスティックやスイッチを操作すると、ここのバーグラフが動きます。 ドローンが正しくプロポの信号を受信しているか、また各スイッチが期待通りのチャンネルに設定できているかが確認できます。
また「チャンネルマップ」欄では、このドローンのチャンネルマップ(例:"AETR")が確認できます。 バインド前に、ドローンのチャンネルマップが不明の時は、ここで確認/変更できます。
なお、画面上で値を変更したときは、各ページで右下の「保存」をクリックするとドローンに反映されます。 逆に右下の「更新」をクリックすると、ドローンの設定値を読み出して画面に反映します。
プロポの調整
この画面では、プロポのスティック(Roll, Pitch, Yaw)から指を離した時には、パルス長が1500μsecとなるよう、プロポを調整してください。 また、最大に振り切ったときに「スティック高」欄の値より大きく、最小に振り切ったときに「スティック低」欄の値より小さくなるよう、プロポを調整してください。 OpenTXを搭載したプロポでは、これらの値は「OUTPUT」画面で調整可能です。
なお、スティックから指を離した時に中央値がバタつくときは、各「デッドバンド」欄でその幅(最大10程度)を指定してください。 これらが調整できていないと、ドローンがまっすぐ飛びません。
RCデッドバンド: ロール、ピッチスティックの中央値のジッター(揺れ)を無視する幅を指定します。
Yawデッドバンド: ヨースティックの中央値のジッターを無視する幅を指定します。

各チャンネルへ割り当てられている機能の確認

PC 「モード」画面では、ドローンの各チャンネルへ割り当てられている機能を確認することができます。
この画面の例では、ARM機能が「AUX1(チャンネル5)」のパルス長「1700 - 2100 μsec」に割り当てられています。 プロポのスイッチからは「下」のとき1000μsec未満、「中」のとき1500μsec、「上」のとき2000μsec以上のパルスが送信されます。 このため、チャンネル5にスイッチを割り当て、それを「上」の位置に切り替えるとARM機能が有効になることを示しています。
またフライトモードANGLEとHORIZONがともに「AUX2(チャンネル6)」に割り当てられています。 この場合は、チャンネル6に3ポジションスイッチを割り当てると、「下」でANGLEモード、「中」でHORIZONモード、「上」でACROモード(フライトモードが何も指定されていないときはACROモードになる)に切り替えることができます。

VTX送信チャンネルの設定

PC 「VTX設定」画面では、FPVカメラのビデオ信号の送信チャンネルが設定できます。
バンド欄とチャンネル欄を指定し、画面右下の「保存」をクリックすると設定されます。 日本で使用可能な送信チャンネルは下記の通り限定されているので、それに合わせて設定してください。 複数のドローンを持っているときは、すべてのドローンのチャンネルをそろえておくと、ゴーグルのスキャン機能を使う必要がなくなります。
日本国内では、FPVドローンの画像伝送で使用可能な周波数は 【5,690~5,725MHz、5,730~5,755MHz、5,757~5,760MHz、5,762~5,765MHz、5,770~5,810MHz】 のみです。 日本国外で製造されたVTXを使用する場合は、これら以外の電波を発信しないよう、設定する必要があります。

CLIコマンドの使用

PC 「CLIコマンドライン」画面では、キーボードからのコマンド入力(CLI : Command Line Interface)で、ドローンのすべての設定を行うことができます。
画面下部の「コマンドを記載してください」と書かれているテキストボックスにコマンドを入力し、[Enter]キーを押すとコマンドが入力されます。 また画面右下の「ファイルへ保存」をクリックすると、画面に表示されたCLIのやり取りをテキストファイルとして保存することができます。
[get]コマンドで、各種設定値の現在値を読み出し、[set]コマンドで、それらの変更ができます。ただし最後に[save]コマンドを入力しないと、変更がドローンに反映されません。
[help]コマンドで、使用可能なCLIコマンドの一覧を表示します。
[diff]コマンドで、デフォルト値との差分の一覧を表示します。ドローン入手時にこれをテキストファイルに保存しておけば、いつでも購入直後の状態に戻せます。
[dump]コマンドで、設定値の一覧をダンプします。
[bind_rx]または[bind_rx_spi]コマンドで、ドローンをバインドモードにします(受信機がFCボードに内蔵されている場合)。
CLI DIFF / CLI DUMP
ドローンのメーカーWebサイトでは、製品の[diff]や[dump]コマンドの実行結果を「CLI DIFF」や「CLI DUMP」と呼んで、テキストファイルで配布している場合があります。 [defaults]コマンドでリセットしたうえで、 このテキストファイルの内容を「CLIコマンドライン」画面にコピペし、[Enter]キーを押すと、ドローンを工場出荷状態に初期化することができます。

PIDプロファイルとRateプロファイルのチューニング

PC 「PIDチューニング」画面では、ドローンの飛行特性を決めるPIDプロファイルや、プロポのスティック操作に対する反応等を調整できるRateプロファイルにアクセスできます。 画面左上のプロファイル選択ドロップダウンメニューで、PIDプロファイルは3種類、Rateプロファイルは6種類を保存/切り替えできます。
PIDプロファイルとRateプロファイルをチューニングすると、ドローンの操縦性は飛躍的に向上し、それだけで操縦の腕前がアップします。 市販の機体はPIDプロファイルもRateプロファイルも緩めに設定されていることが多いようです。 これらの設定が緩いと飛行中に機体がふらつくため、操縦が上達しません。
ただし、これらのパラメーターは、むやみやたらに変更すると、飛行できなくなってしまいます。 勉強しつつ、理解できたパラメーターから順に、調整を試してみるのが良いと思います。 また、いつでも元に戻せるよう、初期値は保存しておきましょう。
簡単には、まずはP値RC Rate値を少しずつ大きくして、操作性を試してみるとよいと思います。
チューニングの方法については、下記の各サイトの情報が参考になります。
PC または、 VelociDrone のようなドローンシミュレーターを使うと、PIDプロファイル、Rateプロファイルの変更の効果をパソコン上でシミュレーションすることができます。
図に示したVelociDroneの初期値を参考にして、実機に適用してみるのもよいと思います。

スマートフォン/タブレットでドローンを調整する:SpeedyBeeを使う

SpeedyBeeというアプリを使うと、スマートフォン/タブレットでBetaflight 3.1.0以降を搭載したドローンのパラメーター調整を行うことができます。 スマートフォン/タブレットとドローンは、「 Bluetooth-UART Adapter (SpeedyBee) 」を使ってBluetooth経由で、または「 Speedy Bee Adapter 2 (Amazon) )」を使ってWi-Fi経由で接続します。 SpeedyBeeアプリの画面構成は、Betaflight Configuratorと同じです。 Betaflight Configuratorの使い方をマスターすれば、SpeedyBeeアプリも使うことができます。
  • SpeedyBee App

    CAMERA2000 LIMITED ユーティリティ 無料

    Betaflight 3.1.0以降を搭載したドローンのフライトコントローラーの設定が可能なアプリです。 「Bluetooth-UART Adapte (Bluetooth)」または「Speedy Bee Adapter 2 (Wi-Fi)」を使ってドローンと接続します。

    詳細を見る(App Store)
  • Speedy Bee Adapter 2 Betaflight設定ツール

    Speedy Bee 2020-09-09 3,523円

    この小さなアダプターだけで、Betaflight/INAV/Emuの全機能を利用可能です。外出中、ドローンの設定やファームウェアの更新などに最適です。 WiFi機能付き。スマホAPPで便利に操作できます。重いパソコンなどを持つ必要はなくなります。 XT60 & PH2.0バッテリーコネクター、1-6S入力をサポートします。

    Amazon.co.jpで買う 楽天で買う

関連リンク集

Betaflight Configuratorの使い方については、下記のサイトが役に立ちます。

もっとドローンのことを知りたい