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プロポの画面デザインの変更方法 / Screens Settingsメニューの使い方

カラーディスプレイ/タッチパネルモデルでは、プロポのメイン画面のデザインを変更することができます。 ここでは、OpenTX/EdgeTXプロポ(EdgeTX Ver2.8.x)の画面デザインの変更方法の方法を紹介します。
主要なカラーディスプレイモデルには、RadioMaster TX16s, T16, FrSky Horus x10s, Horus x12s, Jumper T16, Flysky PL18, NV14, EL18 などがあります。

カスタマイズできる項目

カラーディスプレイ/タッチパネルモデルでは、 MODELSEL画面でモデルを新規作成 すると、右の図のようなメイン画面がセットされます。 このメイン画面の中の、以下の項目をカスタマイズすることができます。 モデルごとに異なるデザインのメイン画面を持つことができます。
トップバーウィジェット
図の(1)の部分をトップバーと呼びます。 ここには各種ウィジェットを置くことができます。 トップバー自身を隠すこともできます。 トップバーはモデルごとに1つ持つことができます。
メインビューウィジェット
図の(2)の部分をメインビューと呼びます。 ここには各種ウィジェットを置くことができます。 メインビューはモデルごとに複数持つことができます(最大4ページ)。 各メインビューごとに、トップバーを表示するか否かが選択できます。
フライトモード名の表示
図の(3)の部分には、現在選択されている フライトモード の名前が表示されます。この表示を隠すことができます。 各メインビューごとに、フライトモードを表示するか否かが選択できます。
なお、この下には6ポジションスイッチの状態が表示されます。
トリムの表示
図の(4)の部分には、現在の トリム の状態が表示されます。この表示を隠すことができます。 トリムは画面の左右の端に1つずつ、および画面の下端に2つ、合計4つ表示されます。 各メインビューごとに、トリムを表示するか否かが選択できます。
ダイアル/スライダーの表示
図の(5)の部分には、現在のダイアル(Pot:Potentiometer)/スライダーの状態が表示されます。この表示を隠すことができます。 スライダーはトリムと並んで、画面の左右の端に1つずつ、および画面の下端に2つ、合計4つ表示されます。 各メインビューごとに、スライダーを表示するか否かが選択できます。
テーマの選択:配色の変更
メイン画面を含む、各設定画面などの配色を変更することができます。 配色は「テーマ」というLUT(Lookup Table:設定値)にまとめられており、テーマを切り替えることにより全体の配色がまとめて変わります。
背景画像
メイン画面の背景画像を差し替えることができます。 背景画像はテーマごとに定義されています。 背景画像の変更方法については 起動画面(Splash Screen)/背景画像(Background Image)/モデル画像(Model Image)の設定・変更方法 をご覧ください。

ウィジェットとは

ウィジェット(Widget)とは“小さな部品・機器”といった意味の言葉で、画面上に配置できる小さなアプリケーションです。 ただ指定された文字を表示するだけのものから、プロポやテレメトリーなどの情報をグラフィカルに表示するものまで、いろいろなタイプのウィジェットがあります。
ウィジェットの実体は、OpenTX/EdgeTXに組み込まれた、あるいはmicroSDカードの"WIDGETS"フォルダーに格納された Luaスクリプト です。 "WIDGETS"フォルダーの下のフォルダー一つ一つが、それぞれ一つのウィジェットに対応しています。 各ウィジェットのフォルダーには、最低1つのスクリプト"main.lua"が格納されています。
公開されているOpenTX/EdgeTX用のウィジェットを追加ダウンロードしたり、自分でウィジェットを開発することもできます。

テーマとは

テーマとは、OpenTX/EdgeTXに表示される各要素の配色と、背景画像をセットにしたものです。 テーマの実体は、microSDカードの"THEMES"フォルダーに格納された、画像ファイルとYML形式のテキストファイルです。 "THEMES"フォルダーの下のフォルダー一つ一つが、それぞれ一つのテーマに対応しています。 各テーマのフォルダーには、ディスプレイ解像度別に準備された複数の背景画像と、サンプル画像、そして"theme.yml"という名前のYML形式テキストファイルが格納されています。 YML形式のファイルには、テーマの名前とその配色情報が記述されています。
公開されているOpenTX/EdgeTX用のテーマを追加ダウンロードしたり、自分でテーマを作成することもできます。

画面のカスタマイズを開始するには

PC メイン画面でトップバーをタップ(タッチパネルモデル)または[ENTER]キーをクリックすると、このようなメニュー(メインナビケーションメニュー)が表示されます。 カーソルキーなどを押すか、画面を左右にドラッグするとメニューをスクロールすることができます。
画面カスタマイズを開始するには「Screens Settings」を選びます。
PC するとこのような画面になります。 ここではデフォルトのメインビュー画面(Main view 1)のカスタマイズができます。
[Top bar], [Flight mode], [Sliders], [Trims] の各スイッチで、このメインビューにトップバー、フライトモード名、スライダー、トリムを表示するか否かが選べます。
[Layout]欄ではウィジェットの配置方法を選択できます。
[Mirror]スイッチで、ウィジェットの配置方法を左右反転できます。
[Setup widgets]ボタンを選ぶと、メインビューにウィジェットを配置することができます。
ウィジェットの配置方法の詳細については、後述の メインビューにウィジェットを配置する をご覧ください。
PC 上の画面で[PAGE]キーなどを押すか、 アイコンをタップすると、このような画面になります。
Top bar欄の[Setup widgets]ボタンを選ぶと、トップバーにウィジェットを配置することができます。
Theme欄のドロップダウンリストから、適用したいテーマを選ぶことができます。
ウィジェットの配置方法の詳細については、後述の トップバーにウィジェットを配置する を、またテーマの選択方法のの詳細については、後述の テーマを切り替える をご覧ください。

メインビューにウィジェットを配置する

PC メインビューへのウィジェットの配置は、この画面で操作します。 [Layout]欄の を選択すると...
PC このような選択肢が表示されます。 ウィジェットの配置方法が選択できます。 ウィジェットは最大横に2列、縦に4行配置できます。 配置方法を変更すると、これまでに配置されていたウィジェットは全て削除されます。
上の画面にある[Mirror]スイッチで、ウィジェットの配置方法を左右反転できます。
配置方法を決定したら[EXIT]キーを押し、つづいて上の画面で[Setup widgets]ボタンを選びます。
PC するとこのような画面になります。 ウィジェットが配置できる場所に四角い枠が表示されています。 そして現在選択中の枠は、点線で囲まれています。 ウィジェットを配置したい枠をタップします。
PC ウィジェットを配置したい枠をタップするか[ENTER]キーを押すと、このようなメニューが表示されます。
[Select widget]を選ぶと、新しいウィジェットを配置できます。
[Widget settings]を選ぶと、現在選択中の枠に配置されているウィジェットの詳細設定が行えます。
[Remove widget]を選ぶと、現在選択中の枠に配置されているウィジェットを削除します。
ただし現在選択中の枠に、何もウィジェットが配置されていないと、[Select widget]しか選べません。 また、この画面で[EXIT]キーを押すと、メインビューの編集画面に戻ります。
PC 上の画面で[Select widget]を選ぶと、このような画面になります。 選択可能なウィジェットのリストが表示されるので、この中から配置したいウィジェットを選びます。 すると続いてそのウィジェットの詳細設定画面が開きます。 [EXIT]キーを押すと、配置を終了して、メインビューの編集画面に戻ります。
各ウィジェットの詳細については、 ウィジェットの紹介 をご覧ください。

メインビュー画面を追加/削除する

PC ひとつのモデルに、複数のメインビュー画面を追加することができます。 「Screens Settings」画面に入り、トップバーにある アイコンを選びます。 するとこのような画面になるので、「Add main view」を選びます。
PC すると即座に新しいメインビュー画面が追加され、その編集画面が開きます。
なお操縦中に、ここで追加した画面を見るには、[PAGE]キーを押します。
PC メインビュー画面が複数あるときは、各メインビュー編集画面の一番下に「Remove screen」ボタンが現れます。 これを選ぶと、そのメインビュー画面が削除できます。

トップバーにウィジェットを配置する

PC 「Screens Settings」画面に入り、トップバーにある アイコンを選ぶと、このような画面になります。
Top bar欄の[Setup widgets]ボタンを選ぶと...
PC このような画面になります。 ウィジェットが配置できる場所に四角い枠が表示されています。 そして選択中の枠は、点線で囲まれています。 トップバーには最大4つのウィジェットが配置できます。 ウィジェットを配置したい枠をタップします。
PC ウィジェットを配置したい枠をタップするか[ENTER]キーを押すと、このようなメニューが表示されます。
[Select widget]を選ぶと、新しいウィジェットを配置できます。
[Widget settings]を選ぶと、現在選択中の枠に配置されているウィジェットの詳細設定が行えます。
[Remove widget]を選ぶと、現在選択中の枠に配置されているウィジェットを削除します。
ただし現在選択中の枠に、何もウィジェットが配置されていないと、[Select widget]しか選べません。 また、この画面で[EXIT]キーを押すと、トップバーの編集画面に戻ります。
PC 上の画面で[Select widget]を選ぶと、このような画面になります。 選択可能なウィジェットのリストが表示されるので、この中から配置したいウィジェットを選びます。 すると続いてそのウィジェットの詳細設定画面が開きます。 [EXIT]キーを押すと、配置を終了して、トップバーの編集画面に戻ります。
各ウィジェットの詳細については、 ウィジェットの紹介 をご覧ください。

テーマを切り替える

PC 「Screens Settings」画面に入り、トップバーにある アイコンを選ぶと、このような画面になります。
Theme欄のドロップダウンリストをタップすると...
PC このような画面になります。 選択可能なテーマのリストが表示されるので、この中から配置したいテーマを選びます。
PC すると選択したテーマが適用されます。
PC なお、テーマの切り替えは「RADIO(SYSTEM)メニュー」の[THEMES]画面でも行えます。

ウィジェットの紹介

ここではOpenTX/EdgeTX(EdgeTX Ver2.8.x)の中に組み込まれている6種類のウィジェットを紹介します。 これらのウィジェットを使うのには、microSDカードは必要ありません。
なお、下記のサンプル画像では、トップバーとメインビューに同じウィジェットを指定しています。 またメインビューのレイアウトには「Full screen」を指定しています。
ここで紹介している以外のウィジェットについては、下記EdgeTX User Manualのページで読めます。

Gauge

PC 指定した入力ソースの値を、棒グラフで表示します。 入力値は0%~100%の範囲に変換されます。
PC この図はGaugeウィジェットの詳細設定画面です。
Source欄で、表示する入力ソースを選びます。
Min欄で、0%として扱う入力値を指定します。
Max欄で、100%として扱う入力値を指定します。
Color欄で、文字の色を指定します。

Model info

PC 現在選択しているモデルの、名前と画像を表示します。
PC この図はModel infoウィジェットの詳細設定画面です。
Color欄で、文字の色を指定します。
Size欄で、文字の大きさを指定します。
Fill background?欄で、ウィジェットの背景を塗りつぶすか否かを指定します。
BG Color欄で、背景を塗りつぶす色を指定します。
Use Theme Color欄をオンにすると、文字の色は現在選択しているテーマの文字色になります。

Outputs

PC プロポからの各チャンネルの出力値を、棒グラフで表示します。 出力値は-100%~100%の範囲で表示されます。 トップバーには表示できません。
PC この図はOutputsウィジェットの詳細設定画面です。
First channel欄で、表示するチャンネル番号を指定します。 あなたが選択したウィジェットのサイズに従って、ここで指定したチャンネル番号から、最大18チャンネルが表示されます。
Fill background?欄で、ウィジェットの背景を塗りつぶすか否かを指定します。
BG Color欄で、背景を塗りつぶす色を指定します。
Text Color欄で、文字の色を指定します。
Color欄で、棒グラフの色を指定します。

Text

PC あなたが指定した文字列を表示します。
PC この図はTextウィジェットの詳細設定画面です。
Text欄で、表示する文字列を指定します。
Color欄で、文字の色を指定します。
Size欄で、文字の大きさを指定します。
Shadow欄をオンにすると、文字に影が付きます。

Timer

PC モデルに設定した タイマー 1/2/3 の値をグラフィカルに表示します。
PC この図はTimerウィジェットの詳細設定画面です。
Timer source欄で、表示するタイマーを指定します。
表示色は、モデルに設定されているテーマに従います。

Value

PC あなたが指定したデータの値を数字で表示します。
PC この図はValueウィジェットの詳細設定画面です。
Source欄で、表示する入力ソースを選びます。
Color欄で、文字の色を指定します。
Shadow欄をオンにすると、文字に影が付きます。
下記のウィジェットは、microSDカードの"WIDGETS"フォルダーの下に格納されます。
その他のウィジェット
名称 概要
BattAnalogテレメトリーで得られるバッテリーの合計残量を、電池のイラストで表示します。
BattCheckテレメトリーで得られるバッテリーの個別残量を、電池のイラストで表示します。
BattCheckAnテレメトリーで得られるバッテリーの合計残量を、電池のイラストで表示します。
Flightsあなたのフライト回数をカウントします。 テレメトリーが有効で、スロットル25%以上を30秒以上継続したときに、フライトが1回カウントアップされます。 フライト回数は グローバル変数 GV9に保管されます。 細かいカウント条件に付いては EdgeTX User Manual で読めます。
Gauge Rotaryあなたの指定した入力ソースの値を、アナログメーターのイラストで表示します。
Ghost受信機またはVTXのテレメトリーデータを表示します。
showal (ShowItAll)主要な情報を1画面にまとめて表示するウィジェットです。 詳細については OpenTx Clinic で読めます。
SoarOTX / SoarETXラジコングライダー向けの各種情報を表示するウィジェットです。 詳細については SoarOTX wiki (github) で読めます。
Timer2 モデルに設定した タイマー 1/2/3 の値をテキストで表示します。
TxGPStestGPSの情報をテキストで表示するウィジェットです。
Counterウィジェット開発者のためのサンプルです。単に連続して数字をカウントするだけのウィジェットです。
Event Demoウィジェット開発者のためのサンプルです。キー入力とタッチパネル入力の使い方と、別のLuaスクリプトの呼び出し方法を紹介するウィジェットです。
LibGUI Demoウィジェット開発者のためのサンプルです。ライブラリ「LibGUI」の使い方を紹介するウィジェットです。

OpenTX/EdgeTXプロポの使い方

OpenTX/EdgeTXの使い方

OpenTX/EdgeTXの詳細解説

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