Firefly Baby Quad and BETAFPV SMO 4K - 100g未満の4K空撮マイクロドローン
Firefly Baby Quadは、離陸重量100g未満のFPVドローンです。 これに BETAFPV SMO 4Kカメラ を搭載すると、4K空撮マイクロドローンが完成します。
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もくじ
Firefly Baby Quadとは
Firefly Baby Quadとは、2021年7月に、中国深センの Flywoo社 が発売した、中級者向けの FPVドローン です。 ホイールベースはたったの80mm、手のひらサイズの小ささながら、4Sバッテリーに対応したFC/ESCと、1203-5500KVの強力なモーターを搭載し、 BETAFPV SMO 4Kカメラ やInsta360 GO 2、GoProネイキッドカメラを搭載しても、軽快に飛行することができます。 離陸重量100g未満(バッテリー以外の取り外し可能な付属品の重量は含まない)に収まるので、2022年6月20日より適用される 改正航空法の「無人航空機の飛行ルール」 の、重量が100g以上のドローンに適用される規制の対象から除外されます。 そのため監視オブザーバーを置くことなく、単独でFPV飛行が可能です。今回、モーターがRobo1202.5からNin V2 1203PRoに強化された、バージョン1.2モデルを入手したので、ご紹介します。
初心者のためのマイクロドローン入門 FPVドローン / レーシングドローンの飛ばし方
モデルバラエティ
Firefly Baby Quadシリーズには、重量47gのアナログVTX版に加えて、DJI FPVゴーグル互換の デジタルVTX モデル(重量59g, Polar Nano Vista)と、Walksnail Avatarゴーグル互換の デジタルVTX モデル(重量62g, Avatar HD)があります。 また受信機にはELRS, Frsky FCC, TBS CRSF, PNP(非搭載)のモデルがあります。
このほかFireflyシリーズには、1Sの超小型"Nano Baby"や、6モータの"Hex Nano"モデルもあります。 購入時にはご注意ください。
Firefly Baby Quad Analog VTX (GN405 FC) オフィシャルサイト (Flywoo)
Firefly Baby Quad HD Digital (Avatar HD) オフィシャルサイト (Flywoo)
Firefly Baby Quad HD Digital (Polar Nano Vista) オフィシャルサイト (Flywoo)
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Flywoo Firefly Baby Quad 80mm 1.6" 4S Micro Quadcopter
Flywoo 21,032円
ホイールベース:80mm / バッテリー:4S / 重量:47g
Firefly Baby Quad V1.2は、Insta360 GO、SMO 4Kカメラ、およびその他の多くの小型アクションカメラを搭載するように設計されたナノサイズのFPVドローンです。 このマイクロシネマティックドローンの重量はわずか47gで、柔軟性と安定性がありますが、同時にパワーに溢れ、比類のないコントロールを提供します。 -
BETAFPV SMO 4K Camera
BETAFPV 2020/12 33,889円
最大解像度: 4k (4000x3000 pixel, 24/25/30fps) / 重量:30g
FPVドローン用に設計された高度な超軽量アクションカメラ! Insta360テクノロジーを使用してBETAFPVによって開発されたSMO4Kカメラは、重量がわずか30gで、FPVドローンに完全に適合します。 これにより、パイロットはより速く、より長く、より多くの操縦を行うことができ、パイロットに並外れた飛行体験と強力な視覚的インパクトをもたらします。BETAFPV SMO 4Kカメラの使い方 - 重量30グラムのFPVドローン用4Kビデオカメラ
Firefly Baby Quadの紹介
ドローンにはバッテリーストラップとプロペラガードが組付けられていますが、プロペラは取り外されています。
今回入手したバッテリーは300mAh版(HV 75C)で重量37.7gですが、450mAh版を選ぶと重量55.2gであるため、離陸重量が100gを超えてしまいます。
4S-300mAhバッテリー使用時の飛行時間は約4.5分、SMO 4Kカメラを搭載すると約3.5分でした。 なお3Sバッテリーでもそれなりに飛行できますが、3S-300mAhでのSMO 4Kカメラを搭載した場合の飛行時間は約2.5分となります。
ExpressLRS(ELRS)の使い方 / 長距離・高速通信プロトコル
BETAFPV SMO 4Kカメラの使い方 - 重量30グラムのFPVドローン用4Kビデオカメラ
この手のオプションケーブルは、フリーにしておくとすぐプロペラに巻き込まれて断線してしまいます。 SMO 4Kカメラを使わないときは、小さく丸めてテープでボディに留めておくなどして保護してください。
Firefly Baby Quadミニレビュー
飛行性能
下のビデオでも見られる通り飛行性能は高く、一般的な75mmのTinyWhoopと同じように軽快に飛行できます。 小回りが利くので、屋外だけでなく、家の中でも思い通りに飛行を楽しむことができます。 SMO 4Kカメラを搭載すると若干軽快さが失われますが、ほとんど操縦感覚は変わりません。 この小ささで、重量30gのカメラを搭載して軽快に飛行できるのは驚きです。 ただし、モーターの音がとても甲高くうるさいです。 また、結構パワーがあるので、初心者には扱いずらいかもしれません。
ELRS受信機
搭載されているELRS受信機は Flywoo社のEL24P。 プリインストールされているファームウェアはELRSバージョン1ですが、WiFi経由のアップデートでバージョン2に更新することができます。 ファームウェアビルド時のデバイス名は「DIY_2400_RX_ESP8285_SX1280」を選択します。
ExpressLRS(ELRS)の使い方 / 長距離・高速通信プロトコル
Betaflight
FCのファームウェアはBetaflight4.2.8。特にアップデートの必要はありません。 ただし初期値ではArmがAUX1(CH5)にアサインされていません。ELRSを使うときはAUX1(CH5)に設定しなおす必要があります。 また、初期値ではAir modeが常時有効になっていますが、このままだとArmした瞬間にドローンが地上で飛び跳ねてしまいます。 Air modeはOFFにするか、スイッチで飛行中にON/OFFできるように変更する必要があります。 Cinelifter(シネリフター)として使うのであれば、Air modeはOFFで良いと思います。
マイクロドローン/FPVドローン/レーシングドローンのフライトモード Angle/Horizon/Acro/Air
Testing Flywoo Baby Quad - Don't be fooled by its small size, it's got some power :)
YouTubeで見る
Firefly Baby Quadの仕様
item | description |
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Manufacturer | Flywoo |
Weight | 47g |
Wheelbase | 80mm |
FC & ESC | GOKU F411 16*16 STACK - ( FC+13A ESC ) STM32F411, 5V/2A BEC, black box, WS2812LED Input Voltage 2-6S |
Frame | Firefly Baby Quad Frame (Analog Verison) |
Motors | Nin V2 1203Pro 5500KV 1.5mm shaft |
Props | Gemfan 1636 40mm-4 V2.0 |
VTX | Goku VTX625 450mw |
Camera | Caddx Ant (Analog) / Caddx Nebula Nano V2 (Digital) |
Antenna | Atomic 5.8GHz Antenna Length 30mm (RHCP) |
Recommended Battery | 4S 450mAh / 4S 300mAh |
Firefly Baby Quad関連リンク集
Flywooオフィシャルサイト
BETAFPV SMO 4Kカメラオフィシャルサイト
Review: Flywoo Baby Quad – Tiny Whoop Sized Drone Carrying GoPro (oscarliang)