ドローンシミュレーターVelociDroneのインストールから初フライトまで

代表的なマイクロドローン/Cine Whoop/Tiny Whoopのシミュレーターとして「VelociDrone」というソフトが公開されています。 ここではこのVelociDroneをWindows10パソコンにインストールするところから初フライトまでの手順を解説します。
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もくじ
VelociDroneをプレイするのに必要なもの

あとは3Dグラフィックスを使用するので、ビデオカードを増設するのがお勧めです。 DirectX 11.0, Shader Model 5に対応したグラフィックス性能が必須です。 高機能なビデオカードを搭載すれば、高画質で楽しめます。
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新規アカウントの作成~ライセンス購入

VelociDrone のWebサイトを開き、メニューから「Download」をクリックします。
VelociDrone

Full Name には、あなたのフルネームを半角英字で入力します。
E-mail Address / Confirm E-Mail には、あなたのメールアドレスを入力します。
Password / Confirm Password には、あなたのアカウントのパスワードを考えて入力します。 半角英数字しか使えません。
Unique Player Name / Tag には、オンラインマルチプレイヤーゲーム時に、あなたの名前として表示されるニックネームを考えて入力します。
Year of Birth には、あなたの誕生年を入力します。
VelociDroneからのニュースレターを受信したいときには Subscribe to our newsletter にチェックを入れます。
すべて入力できたら、一番下の「Register」ボタンをクリックします。

この画面ではダウンロード購入するアイテムを選びます。 過去には無料トライアル版もあったようですが、現在は有料購入のみです。 もしパソコン環境や保有しているコントローラーが対応していないと、購入しても使用できない可能性があります。 そこはリスクを負う必要があります。
最低限購入が必要なのが VelociDrone License £16.99(約2,330円) です。その下にある「Add To Cart」ボタンを押すと「買い物かご」に入ります。
Cine Whoop/Tiny Whoopのシミュレーションを行いたい場合は、オプションコンテンツの Micro Class Quads £4.00(約550円) もお勧めです。 BetaFPV Beta75x, Tiny Hawk, CrazyBee Micro, Mobula 6, Meteor 65, Beebrain, AcroBee, ZeroGrav がシミュレーションできるようになります。




ソフトのダウンロード~インストール
ソフトは任意のフォルダーにインストールすることができます。ソフト本体のサイズは2GBを超えます。 インストールするフォルダのディスク容量に余裕があることを確認してください。 また、ダウンロードには時間がかかります。ネットワーク環境にもよりますが、1時間程度はかかります。 インストールはネットが遅くなる夜は避け、時間に余裕があるときに行ってください。


なお、一旦ソフトをインストールすると、ライセンスはそのパソコンに紐づけられます。 ほかのパソコンにインストールしなおしたい場合は、インストール後にこの画面に表示される 「Unassign License From Current Device」ボタンをクリックして、紐づけを解除します。




なお、VelociDroneはWindowsスタートメニューやデスクトップには登録されません。 次回以降ソフトを起動するときは、インストールフォルダを開いて「Launcher.exe」をダブルクリックします。 あるいは自分で「Launcher.exe」をスタートメニューにピン止めしたり、ショートカットをデスクトップに置くなどしてください。
ソフトの初回起動




コントローラーの設定

スティックの設定

「Assign Sticks」をクリックして、スティックの動作を割り当てています。
画面中央上には、2つのボックスがあり、それぞれ左右のスティックの操作を表します。 最初にボックスの中のオレンジのドットが斜めに動き、「Follow Sticks」と表示されます。 ドットの動きに合わせるように、スティックを操作します。
この後の画面で、もし「Centre Tx Sticks」と表示されたときは、一旦すべてのスティックを中央位置に動かしてください。 すると次のステップに進みます。

このあと同様に、右のボックスのドットが上に、左のボックスのドットが右に、そして上に動くので、それに合わせてコントローラーのスティックを操作します。




以上でスティックの設定は完了です。 コントローラーのスティックを操作すると、画面右上のドローンの3DCGが、操作に対応した動きをします。 もし設定を間違えたときは「Assign Sticks」をクリックしてやり直してください。
設定が終わったら、コントローラーの、左右のジンバル(スティック)をゆっくり動かしてみてください。 低価格な製品では、ジンバル(スティック)の精度が悪く、出力値がバタつくものもあります。 スティックの操作に従って、スムーズにドットが動くことを確認しましょう。
ボタン/スイッチの設定

以上でボタン/スイッチの設定は完了です。 画面左下の「BACK」をクリックすると、メインメニューに戻ります。
初フライト



なお、この画面でマウスをドラックしたり、スクロールホイールを回すと、視点を移動することができます。 ドローンをいろいろな方向から眺めることができます。




あとはコントローラーのスティックを操作するとフライトできます。 まずは自由にフライトを楽しんでください。
画面右に並ぶアイコンの一番下、フラッグアイコンをクリックするとタイムアタックをスタートすることもできます。


フライトモードの切り替え

マイクロドローン/TinyWhoopのフライトモード:Angle/Horizon/Acro/Air
AirモードのON/OFF
スロットルをゼロにした時でも姿勢制御を補助してくれる Air mode という機能があります。 飛行中にスロットルをゼロにするような、トリック飛行をする場合に有効です。

この画面では、カメラの角度やバッテリーのシミュレーションなど、ドローン本体に関する多くの設定が変更できます。
マイクロドローン/TinyWhoopのフライトモード:Angle/Horizon/Acro/Air
操作方法の表示・ヘルプ画面


[PageUp][PageDown]キーで、カメラの角度を上下することができます。
[R]キーでスタートポジション、または最後に通過したゲートの位置に移動します。
[End]または[\]キーでスクリーンキャプチャを「ドキュメント」フォルダーに格納します。
[S]キーで観客視点のカメラに切り替えます。
[Insert][Delete]キーで、カメラのFOV(画角)を変更できます。
[A]キーでレースが開始・中断できます。
[M]キーでスティックの操作を表示できます。