VelociDroneの設定変更 SETTINGS画面の解説・チューニング・高速化・高画質化
ここでは マイクロドローン/FPVドローン/レーシングドローン のシミュレーター「VelociDrone」の 設定変更方法、SETTINGS画面の解説・チューニング・高速化・高画質化の手順 を紹介します。なお、「VelociDrone」の遊び方全般については FPVドローンシミュレーターVelociDroneの遊び方 ドローンレースの楽しみ方 のページで説明しています。併せてご参照ください。
FPVドローンシミュレーターVelociDroneの遊び方 ドローンレースの楽しみ方
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もくじ
SETTINGS画面の解説
左のメニューから「MAIN SETTINGS」を選ぶと、言語や音声のボリュームなど、ゲームプレイ全般にかかわるパラメーターが調整できます。
「MAIN SETTINGS」の各項目の詳細については MAIN SETTINGSのパラメータ解説 をご覧ください。
MAIN SETTINGSのパラメータ解説
「MAIN SETTINGS」を選ぶと、左のメニューに「RESET GAME」ボタンが現れます。 これは VelociDrone のデータベースを初期値にリセットし、ゲームをインストールした直後の状態にするボタンです。 もしこれをクリックすると、あなたのこれまでのプレイ履歴や各トラックのタイム、トータルフライトタイムやトラックのお気に入り情報もリセットされます。 ご注意ください。
左のメニューから「SCREEN SETTINGS」を選ぶと、主に3Dグラフィックの描画品質に関する各種設定ができます。
品質を高めるとゲームのパフォーマンスが低下します。 使用しているパソコンのビデオカードやCPU性能に合わせて調整してください。
「SCREEN SETTINGS」の各項目の詳細については SCREEN SETTINGSのパラメータ解説 をご覧ください。
SCREEN SETTINGSのパラメータ解説
ゲームプレイ中に[F12]キーを押すと、画面上部右に現在のFPS値、平均FPS値、レイテンシー(応答時間)が表示されます。 平均FPS値(avg)が少なくとも60以上、できれば120以上になるようにSCREEN SETTINGSのパラメータを調整すると、気持ちよくゲームがプレイできます。
FPS : Frame Per Second = 1秒間に描画される画面の数。多いほど動きがスムーズに見える。
左のメニューから「QUAD SETTINGS」を選ぶと、ドローンに関する各種設定ができます。 物理シミュレーションやFPVカメラのレンズ、ドローンの表示方法などが選択できます。
「QUAD SETTINGS」の各項目の詳細については QUAD SETTINGSのパラメータ解説< をご覧ください。
QUAD SETTINGSのパラメータ解説<
画面の明るさ・色調の変更
同じく右下にある"LUT"欄で、画面全体の色調・鮮やかさが変化ます。 これは「SCREEN SETTINGS」の「Colour Grading」パラメータと同じ機能で、準備された多くのLUT(Lookup Table:設定値)の中から選んで切り替えます。 初期値は「Normal」です。
フライトモードの切り替え
またはフルキーボードの [1], [2], [3] キーを押しても、フライトモードを切り替えることができます。
最初は[Angle]で練習を開始しましょう。 しかしゲートをくぐったり、フラグを回ったりするには[Rate]モードでないとうまくいきません。 [Angle]モードで操縦感覚が掴めたら、早々に[Rate]モードでの練習に切り替えることをお勧めします。
マイクロドローン/FPVドローン/レーシングドローンのフライトモード Angle/Horizon/Acro/Air
AirモードのON/OFF:機種固有の設定値を変更する
スロットルをゼロにした時でも姿勢制御を補助してくれる Air mode という機能があります。 飛行中にスロットルをゼロにするような、トリック飛行をする場合に有効です。
マイクロドローン/FPVドローン/レーシングドローンのフライトモード Angle/Horizon/Acro/Air
この画面では、カメラの角度やバッテリーのシミュレーションなど、選択したドローンの機種固有の設定項目が変更できます。
この画面で指定できるの各項目の詳細については QUAD SETTINGS(機種別)のパラメータ解説 をご覧ください。
QUAD SETTINGS(機種別)のパラメータ解説
ドローンのPID値、RC Rate、Super Rate、RC Expoを調整する
VelociDroneは、ドローンの飛行特性を決めるPIDプロファイルや、プロポのスティック操作に対する反応等を調整できるRateプロファイルもシミュレーションします。 Betaflight ファームウェアを搭載したドローンであれば、実機と全く同じ値を入力してシミュレーションすることができます。
初心者のためのBetaflight Configuratorのインストールと使い方
プロファイルは実機同様3種類を記憶できます。 画面左上の「Rate Profile:1」の右の矢印をクリックすると、3つのプロファイルを切り替えることができます。
値を入力、変更したら、最後に画面左上の「SAVE」をクリックすると反映されます。
PIDプロファイル、Rateプロファイルの調整方法については、 下記の各サイトの情報が参考になります。
Quadcopter PID Explained (oscarliang)
RC Rate, Expo, Super Rate Explained (oscarliang)
Betaflight Tuning for Mini Quad (oscarliang)
Betaflight Feed-Forward (Previously “Setpoint Weight and Transition”) (oscarliang)
What is TPA in Cleanflight/Betaflight (IntoFPV Forum)
PID tuning (Betaflight WiKi)
小型マイクロドローンをチューニングしてオリジナルの機体をつくろう!【前編】 (DEVICE PLUS)
小型マイクロドローンをチューニングしてオリジナルの機体をつくろう!【後編】 (DEVICE PLUS)
MAIN SETTINGSのパラメータ解説
これらのパラメーターは、メインメニューから[OPTIONS]-[MAIN SETTINGS]画面を開くと設定できます。- Language Selection
- 画面に表示されるテキストの言語を指定します。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、韓国語から選べます。
- Use Gamepad Mode
- 「Yes」を選ぶと、スロットルカーブが、スティックが中央位置の時にゼロとなるように設定されます。スロットルに使うスティックがスプリングで中央に戻ってしまうような、ゲームパッドを使用する場合に「Yes」を指定してください。
- Gate Navigation
- 「Yes」を選ぶと、レース中に、次に向かうべきゲートの位置をドローンのアイコンで示します。画面に次のゲートが見えていないときには、画面の隅に、向かうべき方向を示す矢印が表示されます。
- Indicator Colour
- 上記Gate Navigationの表示色を指定します。White(白), Yellow(黄色), Cyan(水色), Orange(橙色)の4色から選べます。
- Control System Polling
- 「Fast」を選ぶと、USBコントローラーのポーリング(スキャン)間隔が短くなります。コントローラーの反応が良くなります。性能の低いPCで、ゲームに支障が出るときは「Normal」を指定してください。
- Camera VTX Noise
- アナログVTXを搭載したドローンの操縦中にFPVゴーグルに現れる、ノイズをシミュレーションします。スライダーで強度を指定します。性能の低いPCでは、スライダーを左いっぱいにして、効果をオフにしてください。
- VTX Noise Type
- 上記のノイズシミュレーションの表示方法を選択します。「Random」を選ぶと、ノイズがランダムに表示されます。「Distance」を選ぶと、ドローンがスターティンググリッドから遠ざかるにつれ、または飛行高度が下がるにつれノイズが強くなります。また障害物の裏側に回り込むとノイズが強くなります。ただし相当遠くまで飛行しないとノイズは出ません。
- Music Volume
- メニューやゲーム中の音楽の音量を調整します。
- Sound Effects Volume
- ボタンクリック時の音など、効果音の音量を調整します。
- Model Motor Volume
- 操縦しているドローンの、モーター音の音量を調整します。
- Ghost Motor Volume
- ゴーストドローンの、モーター音の音量を調整します。
- Gate Sound
- チェックポイントゲートを無事通過したときに鳴る音を選択できます。none(なし), swoosh(シュワッ), ping(ピコーン)の3種類から選べます。
- Speed Display
- ドローンの飛行速度の表示方法を、最高速度(Velocity)または対地速度(Ground Speed)から選びます。
- Control Sticks Display
- プレイ中に[M]キーを押したときに表示されるスティック表示の、送信機モード(モード1~モード4)を選択します。
- Auto Leaderboard Time Upload
- 良いタイムが出たときに、あなたの成績をLEADERBOARDへアップロードする方法を選択します。「Yes」を選ぶとレース後に自動的にアップロードされます。「No」を選ぶと手動でアップロードボタンを押さない限りアップロードされません。
- Lap Time Announcement
- ラップタイムの音声アナウンスの方法を指定します。「Lap Time」または「Lap Delta Time(差分)」が選べます。
- Single Player Race Countdown
- レースの開始方法を指定します。「3-2-1」を選ぶとスタート前に3カウントダウンします。「Immediate Start」を選ぶとすぐにレースがスタートします。「Crash restart」を選ぶと、スタート前に3カウントダウンしますが、レース中にクラッシュすると最初からやり直しになります。
- Voice Announcements
- 「Yes」を選ぶと、トラックを一周するごとに、音声でラップタイムとラップポジションを読み上げてくれます。「Yes - with muting」を選ぶと、読み上げ中には効果音が止まります。音声が聞き取りやすくなります。
- Hide My ID from Friends
- 「Yes」を選ぶと、マルチプレイヤーモードで、あなたを「友達」として登録しているプレイヤーから、あなたのIDを隠します。あなたがスタートしたセッションは友達プレイヤーから見えなくなります。
- End of Race Statistics
- レース終了後の結果画面の表示方法を指定します。「No Auto Close(自動的には閉じない)」「Auto Close - 3 seconds(3秒後に閉じる)」「Auto Close - 5 seconds(5秒後に閉じる)」「Auto Close - 10 seconds(10秒後に閉じる)」から選べます。
- Session Join Method
- あなたがホスト(主催者)としてスタートさせるマルチプレイヤーゲームで、他のプレイヤーの参加方法を指定します。「Unrestricted」は、プレイヤーがロビーに入るとすぐにドローン(player quad)が生成されて飛行することができます。「Restricted」は、参加したプレーヤーは観戦してチャットできますが、ドローンはホストがF4キーを押して参戦を許可するか、レースが開始された場合にのみ作成されます。ドローンを作成すると、参加プレイヤーが多くて混雑しているロビーでゲームが途切れる可能性があります。セッション参加方法を「Restricted」にすると、この途切れが進行中のレースに影響を与えるのを防ぐことができます。
- Websocket Communication
SCREEN SETTINGSのパラメータ解説
これらのパラメーターは、メインメニューから[OPTIONS]-[SCREEN SETTINGS]画面を開くと設定できます。- Quality Level
- ゲーム全体の描画ポリゴン数、影の描画、テクスチャ品質などを調整します。 「Fastest」「Fast」「Simple」「Good」「Beautiful」「Fantastic」の6段階が指定でき、前の選択肢ほどシステムの負荷が少なく、後ろの選択肢ほど描画品質が向上します。 「Fantastic」を選ぶとすべての品質設定が最高になり、見栄えがよくなりますが、より強力なビデオカードが必要になります。 「Fastest」であれば、性能が低めのビデオカードや、ノートPC内蔵の3Dグラフィック機能でも実行できます。 性能の低いPCでは「Fastest」や「Fast」を選んでください。
- Screen Resolution
-
ゲーム画面の解像度を設定します。
選択肢には、あなたが使用しているパソコンとディスプレイでサポートされているアスペクト比の解像度のみが表示されます。
指定する解像度が高いほど、描画するピクセルが多くなり、より強力なビデオカードが必要になります。
この他の設定項目をシステムの負荷が少なくなるように(低品質に)設定してもパフォーマンスが足りない場合は、画面解像度を下げることをお勧めします。
なお、リフレッシュレート144hzの解像度を選択した場合は、OSの設定画面でもこのレートに設定する必要があります。 VelociDroneのリフレッシュレートは、OSで設定したリフレッシュレートに制限されます。 - Full Screen
- 「Yes」を選ぶと、VelociDroneがフルスクリーンで表示されます。 フルスクリーン表示は、ウィンドウ表示よりもシステムの負荷が軽減されます。 パフォーマンスが足りないときはフルスクリーンを選択してください。
- Vsync
- 「true」を選ぶと、画面の描画がビデオのV-sync(垂直同期)信号に同期します。 画面のちらつきが抑えられますが、あなたが使用しているディスプレイのリフレッシュレートより早いFPS値で描画することはできなくなります。 また、ここを「true」にするとコントローラーの遅延が2倍になってしまいます。 通常は「false」を選択してください。 性能の低いPCで、画面にちらつきが出る場合は、ここを「true」にしてみてください。
- Frame Rate Capping
- Graphics Rendering Type
- 「Forward」を選ぶと、一度に最大4つの点光源のみをレンダリングします。 「Deferred」を選ぶと、シーン内のすべての点光源をレンダリングします。 点光源を使用する夜間のシーンでの見栄えが変化します。 性能の低いPCでは、「Forward」を選んでください。
- Anti Aliasing
- 「Yes」を選ぶと、画面上のオブジェクトの境界のギザギザの線がなくなります。 ただしパフォーマンスがいくらか犠牲になります。 基本的に「No」で良いと思います。
- Ambient Occlusion
- 「Yes」を選ぶと、より高度な環境光の処理が行われ、よりリアルな影が生成されます。 ただしパフォーマンスがいくらか犠牲になります。 基本的に「No」で良いと思います。
- Shadows
- 影を描画するか否かを指定します。 「Disabled」を選ぶと、影の描画が省略されます。 「Hard Shadows Only」を選ぶと、ある程度性能を維持しながら影も描画されます。 「Hard and Soft Shadows」を選ぶと、より高品質な影が描画されますが、パフォーマンスがいくらか犠牲になります。 基本的に「Hard Shadows Only」で良いと思います。 性能の低いPCでは、「Disabled」を選んでください。
- Shadow Quality
- 影の解像度(描画距離)を指定します。 「Low」を選ぶと最もパフォーマンスが優先され、「Ultra High」を選ぶと最も品質が優先されます。 より高いオプションを選ぶと、より遠くのオブジェクトにも影が表示されるようになります。 性能の低いPCでは、「Low」を選んでください。
- Colour Grading
- 画面全体の色調・鮮やかさを指定します。 非常に多くのLUT(Lookup Table:設定値)が準備されており、その中から選択します。 色覚異常の方向けの設定もあります。 初期値は「Normal」です。
- Motion Blur
- モーションブラー効果の計算の複雑さを指定します。 「Off」「Low」「Medium」「High」「Ultra High」から選べます。 モーションブラーの意味については下記の「Motion Blur Amount」をご覧ください。 基本的に「Off」で良いと思います。
- Motion Blur Amount
- モーションブラー効果の強度を指定します。 「Low」「Medium」「High」から選べます。 強度が強いほど、速く動く物体がぶれて表示されるため、スピード感が強調されます。 そのかわり、物体への正確な距離がつかみにくくなります。 お好みで設定してください。
- High Quality Trees
- 「Yes」を選ぶと、樹木がより高品質に描画されます。 性能の低いPCでは、「No」を選んでください。
- High Quality Water
- 「Yes」を選ぶと、水・川・海がより高品質に描画されます。 性能の低いPCでは、「No」を選んでください。
- Fish Eye Camera
- 「Yes」を選ぶと、魚眼レンズのひずみをシミュレートします。 FPVドローンのカメラからの映像がよりリアルに描画されます。 性能の低いPCでは、「No」を選んでください。
- Camera Draw Distance
- カメラから見える距離(描画するポリゴンの数)を制御します。 「Low」「Medium」「High」から選べます。 これを低く設定すると、遠くにあるオブジェクトが描画されなくなり、システムの負荷が軽減されます。 性能の低いPCでは、「Low」を選んでください。
- Dynamic Skies
- 空(雲)をアニメーションさせるか否かを指定します。 性能の低いPCでは、「No」を選んでください。
- Birds Butterflies
- シーンに鳥や蝶を登場させるか否かを指定します。 性能の低いPCでは、「No」を選んでください。
- Hide Mouse Pointer
- 「Yes」を選ぶと、レース画面でマウスが5秒間操作されなかった場合に、マウスカーソルとサイドメニューが自動的に非表示になります。 マウスを動かすと、メニューとマウスが再表示されます。 お好みで選択してください。
- Player Indicators
- 複数のプレイヤーが参加するレースで、他のプレイヤーのドローンにプレイヤー名を表示するか否かを指定します。 Single Classでレース中には、プロペラにダメージを受けると、名前の枠の色が緑から赤に変わります。 「Off」「Third Person Only」「Always On」から選べます。 「Third Person Only」を選ぶと、観客視点(Spectator)カメラが選択されているときのみ、プレイヤー名が表示されます。 「Always On」を選ぶと、すべてのカメラでプレイヤー名が表示されます。
QUAD SETTINGSのパラメータ解説
これらのパラメーターは、メインメニューから[OPTIONS]-[QUAD SETTINGS]画面を開くと設定できます。- Multiplayer Colour
- 複数のプレイヤーが参加するレースで、あなたのドローンの表示色を指定します。 「Green」「Magenta」「Cyan」「Red」「Yellow」「Orange」「Blue」「Purple」「Pink」「Chartreuse」から選べます。
- Physics CPU Usage
- 物理シミュレーションに割かれるCPUリソースの量を指定します。 「Low」「Medium」「High」から選べます。 FPS値へのインパクトが大きいので、基本的に「Low」または「Medium」で良いと思います。
- Camera Field of View
- ドローンに搭載されているFPVカメラの水平視野角を指定します。 65度~137度が指定できます。 通常115度~127度程度が一般的です。
- Flight Controller
- ドローンに搭載されているFC(フライトコントローラー)のタイプを指定します。 「Legacy」は、VelociDrone独自のかなり単純なフライトコントローラーです。 「BetaFlight」は、現在のドローンで一般的に使用されている Betaflight をシミュレーションします。 基本的に「Betaflight」で良いと思います。
- Quad Rear Spotlight
- 「true」を選ぶと、ドローンの後部にLEDライトが表示されます。ほかのプレイヤーのドローンの位置が分かりやすくなります。 性能の低いPCでは、「false」を選んでください。
- Low Detail Quads
- 「true」を選ぶと、タイムアタック時やマルチプレイヤーレース時に表示される、ゴーストドローンやほかのプレイヤーのドローンの3Dモデルが、低解像度になります。 基本的に「true」で良いと思います。
- Allow Midair Collisions
- 「true」を選ぶと、複数プレイヤーでのレース中にドローン同士の衝突をシミュレーションします。 ただし、これを「true」にしているプレイヤーのドローンは衝突の影響を受けますが、これを「false」にしているプレイヤーは衝突の影響を受けません。 このため、これを「true」にする場合は、すべてのレース参加プレイヤーが「true」にするべきです。 さもないと「true」にしたプレイヤーだけが不利になります。
- Trails Enabled
- 「true」を選ぶと、ドローンが飛行経路に光の「尾」を引くので、各ドローンの位置が分かりやすくなります。 ただし操縦者視点(line of sight)カメラでは「尾」は表示されません。
- Quad Audio
- 「On Quad」を選ぶと、ドローンに搭載されているマイクをシミュレーションします。 ドローンの飛行位置から聞こえる音が鳴ります。 「On Start Grid」を選ぶと、スターティンググリッド位置(操縦者の位置)から聞こえる音が鳴ります。
- Line Of Sight Camera Height
- 操縦者視点(line of sight)カメラの視点の高さを指定します。 1.00m~2.00mが指定できます。
- True Lens
-
「true」を選ぶと、ドローンに搭載されているFPVカメラのレンズをより正確にシミュレーションします。
ただしシステムに高い負荷がかかります。また発光するオブジェクトのフレア効果がなくなるので、特に室内のシーンなどで画面が暗くなります。
この機能を利用するには、GeForce GTX1060クラス以上のビデオカードをお勧めします。
特に必要がない限り「false」を選択することをお勧めします。
参考画面: 「true」指定時(フレア効果なし)、 「false」指定時(フレア効果あり) - True Lens Size
- 上の「True Lens」を「true」にしたときに使用されるレンズのサイズを指定します。 「Micro 2.1mm」「Micro 2.3mm」「Standard 2.1mm」「Standard 2.3mm」「Standard 2.5mm」から選べます。
- True Lens Quality
- 上の「True Lens」を「true」にしたときの、レンダリング品質を指定します。 「Low」「Medium」「High」から選べます。 より高い品質はシステムに高い負荷がかかります。
- Flight Displays
- Ammunition Display
- Combatゲームモード(オプションコンテンツ)において、弾薬の残量の表示方法を選択します。 「Circle」を選ぶと、画面中央のHUDレチクルの周りに円グラフで表示されます。 「Line」を選ぶと、画面の左下隅のシールドバーの上に棒グラフで表示されます。 「None」を選ぶと、画面の左側に数値のみが表示されます。
QUAD SETTINGS(機種別)のパラメータ解説
これらのパラメーターは、ドローンの選択画面で[EDIT QUAD]画面を開くか、 プレイ画面の右下にある「MENU」をクリックし、表示されるメニュー画面から「CHANGE QUAD SETTINGS」を選びます。- Quad Colour
- 複数のプレイヤーが参加するレースで、あなたのドローンの表示色を指定します。 「Green」「Magenta」「Cyan」「Red」「Yellow」「Orange」「Blue」「Purple」「Pink」「Chartreuse」から選べます。 [QUAD SETTINGS]メニューの[Multiplayer Colour]と同じです。
- Frame Lift - Downforce
- 機体の揚力(空力特性)を指定します。 機種固有値に対するパーセンテージで指定します。
- Air Mode
-
ドローンの Air Mode の有効/無効を指定します。
Air Modeの詳細については下記をご覧ください。
マイクロドローン/FPVドローン/レーシングドローンのフライトモード Angle/Horizon/Acro/Air
- Quad Weight / Quad Mass
-
ドローンの重量を指定します。
機種固有値に対するパーセンテージで指定します。
「Single Class」でレースを行うときは、このパラメーターは全てのプレイヤーに同じ値が適用されます。 - Drag Front
-
機体の前後軸方向の抗力(空力特性)を指定します。
機種固有値に対するパーセンテージで指定します。
「Single Class」でレースを行うときは、このパラメーターは全てのプレイヤーに同じ値が適用されます。 - Drag Top
-
機体の縦(上下)軸方向の抗力(空力特性)を指定します。
機種固有値に対するパーセンテージで指定します。
「Single Class」でレースを行うときは、このパラメーターは全てのプレイヤーに同じ値が適用されます。 - Drag Side
-
機体の横(左右)軸方向の抗力(空力特性)を指定します。
機種固有値に対するパーセンテージで指定します。
「Single Class」でレースを行うときは、このパラメーターは全てのプレイヤーに同じ値が適用されます。 - Propeller Size
- プロペラのサイズまたは傾きを指定します。 選択できるプロペラは機種によって異なります。
- Propeller Power
- プロペラの出力を指定します。 機種固有値に対するパーセンテージで指定します。
- Prop Wash
- Prop Wash(プロップ・ウォッシュ)の強度を指定します。 Prop Washとはプロペラの背後に発生する風/力のことを指します。 ドローンにおいては、着陸/降下時あるいは急激なマニューバーを行ったときに抗力として作用します。 機種固有値に対するパーセンテージで指定します。
- Propeller Profile
- プロペラの特性を指定します。 「2」はリアルな飛行、「1」はアグレッシブ、「3」は穏やかな挙動となります。
- Camera Angle
- ドローンのFPVカメラの角度を指定します。 市販製品では約30度に設定されていることが多いようです。高速に飛行できるトラックでは、角度をより大きくすると見やすくなります。 キーボードショートカットの[Page Up]/[Page Down]または[-]/[=]キーでも変更可能です。
- Camera Mix Angle
- ドローンのFPVカメラの自動補正角度を指定します。 これは Betaflight における FPV Mix Degrees (Camera Uptilt Auto-Compensation) に相当します。
- Battery Simulation
-
ドローンのバッテリー残量をエミュレーション(模倣)するか否かを指定します。
これを「true」に指定すると、ゲーム画面の左上にバッテリー残量を示すバーグラフが表示されます。
そしてバッテリー残量がゼロになると、レースが終了します。
「Single Class」でレースを行うときは、このパラメーターは全てのプレイヤーに「true」が適用されます。 - Battery Mass Effect
- ドローンのバッテリーの質量効果を指定します。 機種固有値に対するパーセンテージで指定します。