EdgeTX Companionのインストール方法
ここでは、EdgeTX CompanionをWindowsパソコンにインストールする方法を紹介します。 EdgeTX Companionを使うと、EdgeTXプロポのファームウェアをバージョンアップしたり、バックアップを取ったり、モデルの作成を行ったりできます。 使い方は OpenTX Companion とほぼ同じです。
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もくじ
対応プロポの確認
EdgeTXは、OpenTXが動作しているプロポの多くで動作させることができます。 現在EdgeTXおよびEdgeTX Companionが対応しているプロポの機種は、GitHubの EdgeTXリリースサイト から各バージョンの詳細ページを開いて、「Supported radios」欄を見ると確認できます。
EdgeTXリリースサイト (GitHub)
EdgeTX Companionのダウンロード
なお、Nightly というバージョンもありますが、これは Nightly build、いわゆるベータ版なので、動作が不安定であったりバグが含まれている可能性があります。 開発者向けのバージョンなので、一般ユーザーは使用しないでください。
またバージョン名の後ろに「-RC1」や「-RC2」などが付加されたバージョンもありますが、これは Release Candidate (リリース候補)版です。 Nightly同様バグが含まれている可能性があるので、一般ユーザーは極力使用しないでください。
EdgeTX ファームウェアのリリースページ (GitHub)
EdgeTX 最新版ファームウェアのリリースページ (GitHub)
リンクを右クリックして、パソコンにダウンロードしてください。 これを任意のフォルダで解凍してください。 すると「companion-windows-2.9.2.exe」といったファイル名のインストーラーが展開されます。
EdgeTX Companionのインストール
注意:信頼できないexeファイルは決して実行しないでください。 github.com/EdgeTX/edgetx/releases/ から直接ダウンロードしたプログラム以外は実行しないでください。 さもないと、ウイルスなどが混入されている可能性があります。
なお、初期値ではバージョン番号が付加されたフォルダにインストールされます。 このため複数のバージョンのEdgeTX Companionを、1台のパソコンに同居させることができます。
-最初にプロポを設定すること。
-プロポの設定画面でビルドオプションを見直すこと。
-最新のプロポ用ファームウェアをダウンロードすること。
などを勧めるメッセージです。
なお、この画面はEdgeTX Companionのメニューから[設定]-[設定]を選択すると、いつでも呼び出すことができます。
また新しいプロポを買い足したときは、[設定]-[送信機プロファイル]-[送信機プロファイルの追加]を選択すると、追加登録することができます。
「オプション」欄で、プロポの各種機能を有効にするか無効にするかが選択できます。この機能一覧は、選択したプロポのモデルによって変化します。 各項目名の上にマウスカーソルをかざすと、機能の詳細が表示されます。
「lua(Luaカスタムスクリプト画面を有効にする)」と「internalmulti(内蔵4IN1マルチプロトコルモジュールのサポート)」あたりを選んでおけばよいでしょう。 ExpressLRS(ELRS) 送信機を内蔵しているプロポの場合は「internalELRS」を選択してください。
「SDカード保存先パス」を指定しておくと、 プロポのバージョンアップ 時に、ここにSDカードのイメージを生成することができます。 任意のフォルダの下に"[プロポ名]/sdimage"といったフォルダを作成してプロポのSDカードの中身をコピーし、そのフォルダを指定しておくと便利です。
「Default Int. Module」欄で、プロポ内蔵送信機のタイプを指定します。 4in1マルチプロトコルモジュールを内蔵している場合は「MULTI」を、ExpressLRS(ELRS)を内蔵している場合は「CRSF」を選びます。
「初期スティックモード」と「初期チャンネルマップ」はプロポの設定に合わせて選択してください。
「Append version number to firmware file name(ファームウェア ファイル名にバージョン番号を追加)」にチェックを入れておくと、ダウンロードされるファイルのバージョンを区別するのが容易になります。
最後に「OK」をクリックします。
ドライバー:STM32 BOOTLOADERのインストール
Windowsパソコンで、プロセッサにSTM32を使用した、FPVドローンやOpenTX/EdgeTXプロポのファームウェアにアクセスするには、「STM32 BOOTLOADER」というドライバーをインストールする必要があります。 通常このドライバーは自動的にはインストールされないので、手動でインストールする必要があります。 詳しくは下記をご覧ください。プロポへのアクセス:フラッシュメモリとEEPROMのバックアップ
OpenTX/EdgeTXを採用したプロポは、その内部に、ファームウェアとブートローダーを格納する 「フラッシュメモリ (Flash memory)」と、モデル情報や各種設定情報を保存する 「EEPROM (Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory:電気的に消去・変更可能な読み出し専用メモリー)」を搭載しています。手始めに、プロポにインストールされている初期ファームウェアとEEPROMを、パソコンにバックアップしてみましょう。
そしてプロポをUSBケーブルでパソコンに接続して、しばらく待ちます。
(EdgeTXの場合は「USBドライブ」のみ)
これでプロポへのアクセス準備完了です。
英語では、このメニューは[Backup Radio to File](送信機をファイルにバックアップ)となっています:)
バックアップしたファイルは「送信機からバックアップを書き出す(Write Backup to Radio)」メニューで、プロポに書き戻すことができます。