RADIO SETUP設定項目の解説
ここでは、OpenTX/EdgeTXプロポのRADIO SETUP画面の設定項目を解説します。 モノクロディスプレイモデルとカラーディスプレイモデルでは画面のデザインが異なりますが、設定できる項目はほぼ同じです。「初期値」欄の値は、Jumper T12 Pro (OpenTX Version 2.3.4 2019-12-27 17:12:20)の場合の初期値を記入しています。
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もくじ
日付・時刻・バッテリー電圧レンジ
メニュー | 機能 | 初期値 |
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Date | 今日の日付を設定します。この情報は、ログ採取時などに使用されます。 ログ採取の設定は スペシャルファンクション/グローバルファンクション の"SD Logs"アクションで行います。 | 2000-05-26 |
Time | 今の時刻を設定します。この情報は、ログ採取時などに使用されます。 ログ採取の設定は スペシャルファンクション/グローバルファンクション の"SD Logs"アクションで行います。 | 00:00:00 |
Batt.range (Battery meter range) |
バッテリー電圧レンジを設定します。バッテリー電圧の最小値と最大値を設定します。この情報は、メイン画面のバッテリー残量表示に使用されます。 2s LiPoバッテリーまたは18650/18350型2本の場合は、 6.6-8.4 で良いと思います。 なお、カラーディスプレイモデルでは、この項目は[HARDWARE]画面にあります。 | 6.0-8.0 |
Soundメニュー
メニュー | 機能 | 初期値 |
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Mode | サウンドの鳴らし方を指定します。[All]:すべてのサウンドを鳴動。[NoKey]:キー操作以外のすべてで鳴動。[Alarm]:警告音のみ鳴動。[Quiet]:音を鳴らさない。 | NoKey |
Volume | マスターボリュームを指定します。以下で指定する Beep, Wav, Bg の各サウンドの最大音量を指定します。 | (中央) |
Beep Volume | ビープ音のボリュームを指定します。 | (中央) |
Beep Length | ビープ音の鳴動時間を指定します。 | (中央) |
Beep Pitch | ビープ音の音程を指定します。ベース値に対する周波数の加算値で指定します。15Hz単位で指定できます。0~+300Hzの範囲で設定できます。 | +0Hz |
Wav Volume | Wavサウンド(しゃべり声)のボリュームを指定します。 Wav再生の指定は スペシャルファンクション/グローバルファンクション の"Play Track"アクションで行います。 | (約90%) |
Bg Volume (Background Volume) | BGMのボリュームを指定します。 BGM再生の指定は スペシャルファンクション/グローバルファンクション の"Background Music"アクションで行います。 | (約75%) |
Variometerメニュー
ここでは、操縦する機体にその上昇、下降を検知するVariometerを搭載しているときに、その警告音の鳴動方法を指定します。Variometerはラジコングライダーなどで使用されます。メニュー | 機能 | 初期値 |
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Volume | Variometerの警告音のボリュームを指定します。 | (中央) |
Pitch zero | 垂直速度が TELEMETRY画面 で定義されたSink MinとClimb Min の間(Center)にあるときに再生される警告音の音程(Hz)。 300Hz~1100Hzの範囲で設定できます。 | 700Hz |
Pitch max | TELEMETRY画面 のClimb Max (Range Max)で定義されている最大垂直速度における音程。 700Hz~2900Hzの範囲で設定できます。 上昇率が増加すると、警告音の周波数は[Pitch zero]で指定した値から、ここで指定した最大値まで直線的に増加します。 この最大値は[Pitch zero]で指定した値より大きくなければなりません。 | 1700Hz |
Repeat zero | 警告音の鳴動間隔をミリ秒単位で指定します。 200(5ビープ/秒)~1000(1ビープ/秒)の範囲で指定できます。 | 500ms |
Hapticメニュー
メニュー | 機能 | 初期値 |
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Mode | プロポの振動(バイブレーション)のさせかたを指定します。[All]:すべてのサウンド鳴動時に振動させます。[NoKey]:キー操作以外のすべてで振動させます。[Alarm]:警告音のみ振動。[Quiet]:振動させません。 | NoKey |
Length | 振動の長さを指定します。 | (中央) |
Strength | 振動の強さを指定します。 | (中央) |
Contrastメニュー
メニュー | 機能 | 初期値 |
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Contrast | 画面のコントラストを指定します。10~30の範囲で指定します。 | 20 |
Alarmsメニュー
メニュー | 機能 | 初期値 |
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Battery Low | プロポのバッテリー残量が少なくなった時のアラーム鳴動を指定します。電圧がここで指定した値まで低下したときにアラームが鳴ります。 | 6.5V |
Inactivity | プロポを長時間操作しなかったときのアラームを指定します。ここで指定した時間(単位は分)操作しないとアラームが鳴ります。ゼロを指定するとアラームは鳴りません。 | 10分 |
Memory Low | Luaスクリプト使用時、メモリ不足になったときにアラームを鳴らすか否かを指定します。 | ON |
Sound Off | プロポの電源をOnにするとき、すべての音がオフ(SoundメニューのModeをQuiet)に設定されていたときにアラームを鳴らすか否かを指定します。 | OFF |
RSSI Shutdown (Check RSSI on shutdown) | プロポの電源をOffにするときに、機体からのRSSI(Receiver Signal Strength Indicator:受信している信号の強度)を受信中であったときにアラームを鳴らすか否かを指定します。 | ON |
Backlightメニュー
メニュー | 機能 | 初期値 |
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Mode | バックライトを点灯する条件を指定します。[OFF]:常に消灯します。 [Keys]:画面操作キーのいずれかをプッシュすると点灯します。 [Ctrl]:スティックまたはスイッチを操作すると点灯します。 [Both]:画面操作キー、スティックまたはスイッチを操作すると点灯します。 [ON]:常に点灯します。 | Both |
Duration | バックライトの点灯時間を「秒」で指定します。 | 10秒 |
Brightness | バックライトの明るさを0~100の範囲で指定します。 | 100 |
ON Brightness | バックライト点灯時の明るさを0~100の範囲で指定します。 | 100 |
OFF Brightness | バックライト消灯時の明るさを0~100の範囲で指定します。 | 100 |
Alarm | アラーム発生時にバックライトを点灯するか否かを指定します。 | OFF |
プロポのバックライトを普段から暗めに設定すると、電力消費が防げます。 「Mode」欄を「Both」、「Duration」欄を 「10s」、「ON brightness」欄を約10%、「OFF brightness」欄を約1%などと設定すると電力消費が削減できます。
各種時間設定
メニュー | 機能 | 初期値 |
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Splash Screen | 起動画面(初期値ではOpenTX/EdgeTXのロゴ画面)を表示する時間を「秒」で指定します。 | 4秒 |
Pwr On delay | プロポの電源をOnにするときに必要な、電源ボタンの長押し時間を指定します。0~3秒で指定できます。0秒を指定すると、電源ボタンプッシュで瞬時に起動します。 | 2秒 |
Pwr Off delay | プロポの電源をOffにするときに必要な、電源ボタンの長押し時間を指定します。0~3秒で指定できます。0秒を指定すると、電源ボタンプッシュで瞬時に停止します。 | 2秒 |
GPS設定
メニュー | 機能 | 初期値 |
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Time zone | GPS受信機を搭載しているプロポに於いて、GPSを使用するために必要なタイムゾーンをUTC(世界標準時)からの差分(-12~12の整数)で指定します。日本は(+)9です。 | 0 |
Adjust RTC | GPS受信機を搭載しているプロポに於いて、プロポの時計を、GPS衛星から受信した情報で補正するか否かを指定します。 | OFF |
GPS Coords | GPS受信機を搭載しているプロポに於いて、GPSの座標表示形式を指定します。[DMS]:度(Degree)分(Minutes)秒(Second)で表示。[NMEA]:度と小数点数による分で表示(NMEA:National Marine Electronics Association形式) | DMS |
各種環境設定
メニュー | 機能 | 初期値 |
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Owner ID | FrSky ACCESS ISRM(内蔵送信機) モジュールを使用するときに必要となるユーザ登録ID。 | 99KRVP- |
Country code | プロポを使用する地域を US/America(アメリカ), JP/Japan(日本), EU/Europe(ヨーロッパ)から選びます。内蔵送信モジュールを、それぞれの地域の電波規制に準拠させるのに使用されます。 | US |
Voice language | アラームなどで再生する音声の言語を選択します。microSDカードの「SOUNDS」フォルダの下の、どのフォルダを使うかを指定します。 | English |
Units | テレメトリー表示に使う単位を、Metric (メートル法)か Imperial (ヤード・ポンド法)から選びます。 | Metric |
Play delay (sw. mid pos) | 3ポジションスイッチの中央に割り当てた音声を発声するまでの時間をミリ秒で指定します。ここが短いと、3ポジションスイッチを端から端に切り替えたときに、中央位置の音声も再生されてしまいます。 | 150msec |
USB Mode | プロポの電源を入れて、USBケーブルでパソコンに接続したときの挙動を指定します。
[Joystick]:「USBジョイスティック(HIDデバイス)」として動作します。 [Storage]:「USBストレージデバイス」として動作します。パソコンから、プロポに内蔵したmicroSDカードや、モデル情報などを格納しているEEPROMにアクセスできます。 [Serial]: 「VCP(仮想COMポート)接続」します。プロポのCPU(STM32マイクロプロセッサ)とCOMポートで接続します。 [Ask]:どのモードで動作するかの選択肢が画面に表示されます。 | Ask |
Rotary Encoder Mode | スクロールホイールの回転方向を指定します。通常はNormalを、反転したいときはInvertedを選びます。 | Normal |
各種チャンネル設定
メニュー | 機能 | 初期値 |
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RX channel ord (Default channel order) | 新しいモデルを作るとき、 INPUTS画面 で受信機の仮想チャンネル1~4に Aileron, Elevator, Throttle, Rudderの4つをどの順番で割り当てるかを指定します。物理チャンネルへの割り当ては MIXES画面 で自由に変更可能なので、あまりこの設定を気にする必要はありません。またここを変更しても、すでに作成済みのモデルには影響しません。 | AETR |
Mode |
スティックの割り当て、いわゆる操縦モードを1~4から選びます。ドローンパイロット、そしてアメリカのラジコンユーザーではモード2が使われることが多く、ヨーロッパや日本のラジコンユーザーではモード1が使われることが多いようです。ドローンの製品や説明書などはモード2を基本として作られています。これから始める人はモード2で練習することをお勧めします。
なお、ここを切り替えたときは、左右のスティック(ジンバル)の設定変更または交換も必要です。 | 1または2 (購入時に指定) |