初心者のためのマイクロドローン入門 FPVドローン / レーシングドローンの飛ばし方
マイクロドローン/FPVドローン/レーシングドローン、あるいは Tiny Whoop(タイニーフープ) / Cine Whoop(シネフープ) / Micro Whoop(マイクロフープ) などと呼ばれるカテゴリーのドローンがあります。 ドローンに搭載したカメラの映像(FPV映像)をゴーグルに投影して操縦します。 アクションカメラを搭載して空撮したり、ドローンレースに使用されます。 離陸重量100グラム未満の4Kビデオ空撮ドローン を作ることもできます。ここでは奥の深いFPVドローンの世界に、最初の一歩を踏み出すための基本情報をまとめてみました。
なお、このほかのホビードローンについては ドローン入門 初心者のためのホビードローンの基礎知識 のページをご覧ください。
- FPVとは
- First Person View = 一人称視点。 ドローンにおいては、地上の操縦者から見た視点ではなく、ドローンに搭載されたカメラの映像だけを頼りに操縦すること。
- マイクロドローン/FPVドローン/レーシングドローンとは
- FPVドローンで撮影されたビデオ
- FPVドローンを楽しむのに必要なもの
- 初心者のためのプロポ/送信機の選び方
- OpenTX/EdgeTXプロポの使い方
- 初心者のためのマイクロドローン/FPVドローンの選び方
- 初心者のためのFPVゴーグルの選び方
- 国家試験:無線従事者免許の取得
- 空撮用カメラの搭載 / Cine Whoop / Cinelifter
- ドローンの飛行ルールの確認:FPVゴーグルの違法性
- 最低どのくらいの練習が必要か
- ドローンを修理する
- マイクロドローン/FPVドローン/レーシングドローンの用語・略語の知識
- ドローンのアンテナに関する知識
- 関連リンク集
マイクロドローン/FPVドローン/レーシングドローンとは
軽量なボディに強力なモーターを搭載し、高速飛行や急旋回・宙返り飛行といったアクロバット飛行をしたり、ドローンレースを行ったりできます。 アクションカメラを搭載して、 スピード感あふれる驚異的なビデオ を撮影することができます。 また、小型モデルは手のひらサイズで、狭い家の中でも飛行を楽しむことができます。しかし重量に比較して高出力なモーターを搭載するゆえに、その操縦は非常にシビア、操縦フィーリングは、DJIやParrotなどの空撮用Self-leveling(自己安定)ドローンとは全く異なります。 買ってすぐに自由に飛行、とはいきません。 思い通りに飛行させるには、相当な練習を繰り返す必要があります。
呼称について
このカテゴリーのドローンの呼称は、人や地域、シチュエーションによってさまざまなバリエーションがあります。 全般的に、FPVゴーグルを使って操縦するドローンを「FPVドローン」(日本では「マイクロドローン」とも)や「レーシングドローン」と呼びます。 また、丸いプロペラガードが付いた小型モデルを「Tiny Whoop(タイニーフープ)」「Micro Whoop(マイクロフープ)」と呼んだり、ビデオ録画機能を持つものを「Cinelifter(シネリフター)」や「Cine Whoop(シネフープ)」と呼ぶことがあります。
FPVドローンで撮影されたビデオ
まずはFPVドローンで撮影された、驚異的な空撮ビデオのいくつかをご紹介します。これはFPVドローンパイロット Jay Christensen氏による撮影で、アメリカ、ミネソタ州のボーリング場を舞台にしたビデオです。
FPVドローンを楽しむのに必要なもの
FPVドローンを楽しむのには、下記のようなものが必要です。- プロポ/送信機
- FPVドローンのコントロールには、ラジコン用プロポ/送信機を使用します。 コントロールにはいくつかのプロトコル(通信方式)があります。 飛行させたいドローンが搭載しているプロトコルをサポートする送信機を入手する必要があります。
- ドローン
- 価格は1万円程度から、高性能・大型機になると3~4万円もしくはそれ以上します。 重量も数十グラムからモデルによっては数百グラムと、幅があります。 完成品を買うだけでなく、自分でパーツを買い集めて組み立てることもできます。 最初はクラッシュしまくるので、安くて修理用交換パーツもそろっている、小型の機体で練習することをお勧めします。
- FPVゴーグル
- 頭にかぶり、ドローンに搭載されたカメラの映像を受信して、操縦に使用します。 FPVドローンは小さく、しかも高速に飛行するので、空撮用ドローンのように地上視点でコントロールするのはまず不可能。 FPVゴーグルは必須の装備です。
- 無線従事者免許および無線局免許
- FPVドローンに搭載されるビデオ送信機(VTX)は、5.8GHz帯のアマチュア無線電波を使用するため、国内で使用するには免許が必要です。 操縦士に対しては無線従事者免許(略称「従免」)と、ビデオ送信機(VTX)に対しては無線局免許(略称「局免」)の、2つの免許取得が必要です。
- 工作のスキル
- クラッシュで破損したり、配線が断線したときに修理できる工作のスキルがあると、よりベターです。 特に基本的な電子工作の知識と、ハンダ付けのスキルはぜひとも身に着けてください。 FPVドローンは、購入後に調整、修理が必要なものも少なくありません。 逆に言えば、調整、修理もFPVドローンの楽しみの一つです。
国家試験:無線従事者免許の取得
アマチュア無線帯の電波を送信する機器を扱うには、各無線送信機(TX)に対して「無線局の免許(局免)」を取得するだけではなく、その操作者に「無線従事者免許(従免)」の取得が必要です。 「第四級アマチュア無線技士(四アマ/旧電話級)(趣味で飛行させる場合)」、「第三級陸上特殊無線技士(三陸特)(業務あるいは賞金の出るドローンレースでの飛行など、金銭の授受がある場合)」あるいはこれらの上位となる無線従事者の免許が必要です。 どちらの試験も、難易度に大差はありません。 従免は操縦者個人に付く免許で、一度合格すれば基本的には一生有効です。なお、順序としては先に従免を取得し、その後使用する送信機ごとに局免を取得します。 試験自体は四択問題ばかりで出題範囲も狭く ドローン検定 より簡単。アマチュア無線技士は小学生の合格者もいます。 しかし従免の試験実施日は限られており、また合格後、免許が発行されるまで最大約1か月、局免の取得にさらに1か月ほどかかります。 FPVドローンを始めると決めたら、すぐに受験の準備を始めましょう。 受験の申し込みは 公益財団法人 日本無線協会のWebサイト から行います。
なお米国においても、25mWを超える出力のVTXを使う場合、および5.8GHz帯のなかの特定のバンド、チャンネルを使用する場合には、アマチュア無線の免許(HAM license)が必要となります。
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つちや書店 2021/11/17 1,760円
3級と4級の両方に対応する、唯一のアマチュア無線テキスト&問題集。練習問題の他、直前対策の暗記事項など実用的な付録を収載。
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「三陸特」はこの1冊で!合格のポイントをやさしく解説! 本書は第三級陸上特殊無線技士試験(三陸特)の受験対策書です。 試験科目に合わせた「法規」と「無線工学」の2編構成とし、「法規」は、試験に出題されている法令の要点をわかりやすく解説しています。「無線工学」は、試験に出るポイントに絞り、図を用いながらやさしくていねいに解説しています。
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空撮用カメラの搭載 / Cine Whoop / Cinelifter
録画用のカメラを搭載して、特に空撮を目的としたFPVドローンは Cine Whoop(シネフープ) / Cinelifter(シネリフター) と呼ばれることがあります。もともとFPVドローンに搭載されているFPVカメラは画質も低めで、またFPVゴーグルの録画機能(DVR)で録画すると、電波を経由するのでノイズが入ります。 クリアで高画質な空撮ビデオを撮るには、別途ドローンに録画用カメラを搭載する必要があります。
録画機能を備えたモデル
2018年ごろから、 Eachine社のCinecam、 Happymodel社のMobula 7 HDやMobula6 HD、 iFlight社のCinebee、 BetaFPV社のBeta85X HDやBeta75X HD, Meteo65 HD など、 FPVドローン本体に録画機能を備えたモデルがいくつか登場しています。 パワーよりも安定性を重視するため、出力がやや低めの2S~3Sバッテリーを搭載し、プロペラは4枚羽根を採用したモデルが多いようです。 多くは離陸重量100gを切るため、航空法による制約も緩和されます。 中には4K録画機能を持ったものもあり、これらのモデルを使えば手軽に空撮が楽しめます。
アクションカメラの搭載
より高画質な録画を求める場合は、FPVドローンにアクションカメラを搭載する必要があります。 GoProやInsta360 ONE Rなどのアクションカメラをそのまま搭載できるFPVドローンもありますが、本体サイズも大きく、重量も300gを超えるものが多く、航空法上 単独飛行ができない (監視オブザーバーが必要) ため、初心者向けではありません。
Naked Camera (ネイキッドカメラ) の搭載
GoProなどのアクションカメラを解体して小型軽量化し、FPVドローンに搭載して空撮ビデオを撮影することが行われています。 カメラからメインボードとレンズ部分だけを取り出し、3Dプリンタなどで作成した専用ケースに入れ、全部で15~30グラム程度に軽量化します。 カメラを解体して裸(?)にするので Naked Camera (ネイキッドカメラ) とも呼ばれており、これを話題にしたフォーラムなどが存在したりします。 いくつかのFPVドローンメーカーでは、Naked Camera 化した GoPro HERO6/7/8 をドローンに取り付けるためのBECボードやケースを販売しています。 もちろん Naked Camera 化したアクションカメラはメーカー保証を受けられなくなり、また故障してもだれも修理してくれません。 すべて自己責任で行う必要があります。
FPVドローン向け小型カメラの利用
2020年頃から、 FPVドローン向け小型軽量カメラ がいくつか発売されています。 メーカー純正のネイキッドカメラともいえる商品です。 このようなカメラを使えば、左の写真のような 離陸重量100グラム未満の4Kビデオ空撮ドローン を誰でも手軽に作ることができます。
ドローンの飛行ルールの確認:FPVゴーグルの違法性
FPVドローンには、離陸重量100g未満であるものも多く、ドローンの飛行ルールは大幅に緩和されますが、どこでも自由に飛行させてよいわけではありません。 法律違反を犯さないよう、事前に ドローンの飛行ルール をしっかり確認しておきましょう。 なお、FPVゴーグルを使用した操縦は「目視」による飛行とは認められません。 航空法上、離陸重量100g(2022年6月19日までは200g)を超える機体のFPVドローンの飛行には監視オブザーバーの立ち合いが必要(目視範囲内で常時監視が必要)となるのでご注意ください。(注意:日本の航空法においては「離陸重量」には、バッテリー以外の取り外し可能な付属品の重量は含みません)
最低どのくらいの練習が必要か
私の経験では、約10回(バッテリー10本分)程度の練習時間で、ようやく Angleモード で部屋の中を一周フライトしたのちにクラッシュする程度までに。 また、約20回程度の練習時間で、部屋の中を何周か旋回したのちにクラッシュする程度までには「操縦(?)」できるようになりました。 しかしそのころにはドローンのフレームにはひびが入ってボロボロに。 家の中を Acroモード で自由に飛行できるようになるまでには4か月ほどかかりました。その間にカメラの断線を1回、バッテリーコネクタの断線を2回修理し、4つのプロペラはそれぞれ1~2回交換し、フレームは3回交換しました。 アクションゲームの得意な方なら、もっと早く上達するのではないでしょうか。コントロールを失っても破損や紛失の可能性が少ないので、屋内で練習を始めることをお勧めします。 また1回の飛行時間が3~5分程度と短いので、バッテリーを多めに準備するのも良いでしょう。 しかし最初のうちは操縦の難しさのため、バッテリー2本分も飛ばすと疲れて休憩したくなります。 最初は少しずつフライトして、徐々に練習時間を増やしていくのが良いと思います。 また、ドローンの破損を防ぐために、パソコンの ドローンシミュレーター も活用しましょう。
フライト上達の秘訣は、 マイクロドローン/FPVドローンで撮影された驚異の空撮ビデオ のページで紹介している、スウェーデンのFPVドローンパイロット、 Matin Hamarahem氏へのインタビュー記事 にもあるように、ただひたすら "Practice, practice and practice" です。
ドローンを修理する
何度もクラッシュすると、フレームやプロペラが破損したり、配線が断線したりします。 ドローンメーカーのオフィシャルサイトなどで、これらのスペアパーツをそろえておきましょう。 また、精密ドライバーやハンダごて、拡大鏡など、修理のための工具も準備しておきましょう。 ドライバーは、とりあえずプラスの#0が1本あれば事足ります。 ハンダごては、15~20W程度の、低温の電子回路用を使用します。バッテリーのコネクタの補修
飛行のたびにバッテリーを取り付け・取り外しするので、バッテリーのコネクタは最も劣化が激しいパーツの一つです。 特にFPVドローンのコネクタは電子パーツがむき出しで使われており、あまり強度が考慮されていません。 また、飛行中にプロペラに巻き込まれて断線してしまうこともあります。 注意して取り扱いましょう。 バッテリーやコネクタに触れるたびにドローンが再起動したり、飛行中に突然電源が切れて墜落するようになったら、バッテリー/コネクタ周りの配線が劣化しています。
通販サイトでもスペアのコネクタを取り扱っています。 ドローンにバッテリーを接続した状態でコネクタケーブルをあちこち触って断線箇所を特定し、ハンダごてを使って交換しましょう。 破損個所によっては、ボード上の付け根から交換するのではなく、ケーブルを途中で切断して、つぎ足すようにハンダ付けする手もあります。
カメラの配線の補修
もしFPVゴーグルにカメラの映像が映らなくなったときは、カメラとVTXボード、VTXボードとFC (Flight Controller)ボード間の配線の断線を疑ってください。 カメラやVTXボードを指で押さえると映像が映るときは、接触不良が発生して、断線しかかっています。 もともと製品のハンダ付けが結構手抜きのため、衝撃を受けると容易に断線してしまいます。 ハンダで補修したら、端子周りを グルーガン (Amazon.co.jp) で固めてしまうと衝撃に強くなります。
あるいは時間とともに画面にノイズが入る場合は、オーバーヒートの可能性を疑ってください。VTXボードは比較的短時間で高温になり、動作不良を起こすことがあります。 こんな時はドローンからバッテリーを取り外して、しばらく冷やしてみてください。 カメラに向かって息をフーフー吹きかけると、ユニットが冷えて、映像が戻ってきたりします。
現象 | 原因 | 対策 |
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ドローンに衝撃や強い力を加えた直後にビデオ画面が映らなくなった、もしくはノイズが乗るようになった | カメラとVTXボード、VTXボードとFCボード間の配線の断線または接触不良 | 断線箇所を探し、ハンダで補修 |
ある日ドローンを起動したらビデオ画面が映らなくなっていた、もしくは電波到達距離が減少した、ノイズが乗るようになった |
何らかの理由でVTXの送信バンド、チャンネルが変わってしまった
(FPVゴーグルのバッテリ切れ、アンテナやゴーグルの故障の可能性も...) |
FPVゴーグルでスキャンを実行、もしくはドローンのファームウェア設定(送信バンド・チャンネル)を確認・変更 |
ドローンを起動した後、しばらくそのままにしたらビデオ画面が映らなくなった | VTXのオーバーヒート | ドローンからバッテリーを取り外して、しばらく冷やす |
モーターの回転に比例するように、FPVゴーグルの画面に縞模様が入る | VTXアンテナの接触不良など | FCボードとVTXアンテナの接続部を確認・再接続する |
フレームの補修
一旦クラッシュでフレームにひびが入ると、そこから破損が広がり、フレームがちぎれて落ちていきます。 すると今度は、クラッシュ時にプロペラが破損して、飛行できなくなります。 フレームにひびを見つけたら、テープやボンドを使ってすぐに補修しましょう。
事前に、100円ショップで買える「コーナーガードテープ」(スポンジに両面テープが貼られたもの)をフレーム外周にぐるりと貼り付けておくと、比較的クラッシュに強くなります。 Tiny Whoopでは、"おでこ"にもこれを貼っておくと、フローリングのようなつるつるの床でも、 タートルモード で起き上がりやすくなります。
ともかくフレームは消耗品です。多めにスペアを準備しておきましょう。
プロポの調整/キャリブレーション
通常プロポのスティックは、中央にしたときにパルス長は約±0.5μsec程度の範囲に収まっています。 しかし、どれかの軸が、ある日突然約±1.0μsec以上の値にずれることがあります。 こうなると、急にドローンが思い通りに飛行しなくなったり、操縦が下手になったように感じます。 プロポの電源を入れるたびに、スティック中央の値をチェックして、センターがずれていたときは キャリブレーション を実施しましょう。
スティックエンドの交換
Amazon.co.jp などでは、写真のような交換用のスティック先端部分(スティックエンド)を販売しています。 Acroモードでのフライトに慣れたら、いろいなスティックを試してみるのもよいと思います。 写真のスティックは、使い始めはルーズな感じに戸惑いますが、1時間も飛行すると慣れて、普通のスティックと同じように操縦できるようになります。 親指でスティックの先端を押さえつけながら操縦する人は、これを使うとスティックが指先に食い込まなくなります。
なお、プロポのスティックはネジの直径が3mmのものと4mmのものがあります。 スティックエンドを購入するときはご注意ください。 写真のスティックは3mmです。
スティックの長さを変える
スティック中心部はネジとなっています。スティックエンドとスペーサを取り外し、スペーサの代わりにナットをいくつか取り付けることにより、好みの長さに微調整することができます。 海外製のプロポは日本人の手にはやや大きすぎることもあるので、スティックを短めに調整すると操作しやすくなります。 逆に長めに調整することにより、スティックの反応を緩める(より繊細な操作を可能にする)こともできます。
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エスコ 11本組ドライバーセット(精密用) EA552GC
エスコ 1267円
<セット内容>:11本組(+)ドライバー:#0000・#000・#00・#0・#1(‐)ドライバー:1.0・1.2・1.4・1.8・2.4・3.0mm全長:70/120mm重量:160g
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めがねルーペ アップグレード版USB充電式
Bijia 1680円
【5種類レンズ付き】軽量のアクリル製レンズを採用し、作業用途に応じて倍率の変更が可能。拡大倍率は1.0倍1.5倍2.0倍2.5倍3.5倍5種類が使用可能、精密機器の組み立て、手芸などにもご使用頂けます。【角度を調節】レンズとフレーム部分は、内外ギア式埋込結合を採用しています。眼鏡フレームはヘッドマウントタイプに交換可能です。長時間のご使用も可能です。
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goot(グット) 精密プリント基板用はんだこて CS-21 日本製
太洋電機産業(goot) 1718円
精密作業に最適な高性能タイプです。●【用途】●精密プリント基板用はんだこて15W。●【機能・特徴】●高性能セラミックヒーター搭載のはんだこてです。●極細タイプの鉛フリー対応こて先を採用しています。●こて先とグリップの距離が短く作業性が抜群です。●RoHS対応品です。
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[太洋電機産業] 作業ヘルパー ST-95
太洋電機産業(goot) 1783円
快適な作業ができるSupportシリーズ! クラフト作業のサポートにお勧めです。 逆作用ピンセットで確実にホールド! 可動軸4か所で自由に固定! 角型ベースサイズ:50 X 50mm 重量:330gで安定して行えます。 温度が高くなる場合は、先端のカバーを外してご使用ください。 熱収縮チューブΦ3で簡単に付け直すことができます。
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マイクロドローン/FPVドローン/レーシングドローンの用語・略語の知識
ここでは、主にFPVドローンの製品仕様を読み解くのに必要となる、用語・略語を解説します。 多くはラジコン用語が語源になっています。 ただし明確な定義がない用語も多く、異なる意味で使用されることもあります。用語・略語 | 語源 | 意味 |
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AIO | All-In-One | ESCやVTXなど、ドローンの飛行に必要な回路を1枚に集約したFCボード。受信機も搭載したものもあります。 何が搭載されていればAIOと呼べるか、といった定義はありません。 |
BEC | Battery Eliminator Circuitry | 直訳すると「バッテリー削減回路」。 元の意味は、モーター駆動用のバッテリーと制御回路用のバッテリーを共用する(搭載するバッテリーの数を削減:Eliminateする)ための回路。 転じてバッテリーからの電力を各パーツに供給する回路や、そこへ接続するバッテリーのコネクタを指したりもします。 |
BNF | Bind-N-Fly / Bind and Fly | 「(あなたの持っているプロポと)バインドすればすぐ飛ばせる」の意味。 プロポやFPVゴーグルの含まれていない、ドローン本体のみの完成品セット商品。 もとはHorizon Hobbyの商標。 商品によっては、バッテリー、充電器、専用キャリングケース、ドライバーなどツール、予備のプロペラやケーブル・ネジ類も含まれていることがあります。 |
RTF | Ready-To-Fly | フライトに必要なものがすべて同梱された完成品セット商品。 通常、ドローン、プロポ、FPVゴーグル、バッテリー、充電器が含まれています。 専用キャリングケースやドライバーなどツール、予備のプロペラやケーブル・ネジ類も含まれていることがあります。 |
PNP | Plug N' Play / Plug and Play | 「プラグを差し込めばすぐ使える」の意味。 ラジコン用語としては、簡単に組み立てられる半完成キット商品を指す。 通常、受信機、バッテリー、充電器、プロポ、FPVゴーグルは別売となっています。 ドローンに於いては特に「受信機非搭載」の意味で使用されることが多い。 RxR ( Receiver-Ready : 受信機別売 ) と呼ばれることもあります。 |
AT32 | - | 中国 ArteryTek社 製のプロセッサのシリーズ名。 ドローンにおいては、「STM32」より安くて高性能な代替品として、これを搭載したFCが2023年頃から製品化されている。 ただしBetaflightはまだ正式対応していない。 正式対応はBetaflight 4.5(リリース時期未定)からとなる見込み。 |
F1, F3, F4, F7, H7 | - | FCのCPUとして使用されている、 STMicroelectronics社 製の「STM32」プロセッサのシリーズ名。 ドローンにおいては、現在は F4シリーズ が主流。高性能モデルではF7, H7シリーズが使用される場合もあります。 |
FC | Flight Controller | ドローンの飛行を制御する制御回路。CPU (MCU)、ジャイロセンサー、加速度センサーなどから成る。 |
ESC | Electric Speed Controller | FCからの指示を受けて、モーターに適切な電力を供給する回路。各モーターに1つのESCが必要。 4in1 ESCとは、4台のESCが一つのボードに組み込まれた製品。 |
SPI | Serial Peripheral Interface | FCボード上で、マイクロコントローラ(CPU)と周辺デバイスを接続する信号線。シリアルバス。 ここを流れる信号には SBUS, IBUS, XBUS, CRSF (Crossfire) など、多くのプロトコルがある。 シリアルバスの信号は、FCボードに設けられたUARTピンを経由して、外付けデバイスの制御にも使用される。 FCに接続する周辺デバイス(受信機など)の購入時には、FCとインターフェース/プロトコルが一致することを確認する必要があります。 |
UART | Universal Asynchronous Receiver/Transmitter | 本来の意味はシリアル信号とパラレル信号を変換する変換回路。 ドローンにおいては、FCボードに搭載された、外付けデバイスを接続するためのUARTポートのことを指す。 F3, F4シリーズプロセッサでは2-5個のポートが、F7シリーズでは3-7個のポートが搭載できる。 各ポートはTX(送信)、RX(受信)の2ピンで構成されていて、外付けデバイスのTXをFCボード(CPU)のRXへ、外付けデバイスのRXをFCボード(CPU)のTXへ接続する。 ただしKISSのFCは、TXピンにRX(を接続する)、RXピンにTX(を接続する)と印刷されている。 |
Tx | Transmitter | 送信機。出力ポート。プロポを指すこともあります。 |
Rx | Receiver | 受信機。入力ポート。ドローンに搭載する、プロポからのコマンドを受信する回路を指すこともあります。 |
VTX | Video Transmitter | ビデオ送信機。ドローンにおいては、FPVゴーグルで受信するための、FPVカメラの画像を送信する装置。 一方、FPVゴーグルに搭載されるビデオ受信機は VRX とも呼ばれる。 |
Air Unit | - | ビデオ送信機。主に デジタルFPVシステム における、カメラ、アンテナを含めたVTXのセットを指すことが多い。 この呼び方の発祥は"DJI FPV Air Unit"。 DJIのAir Unitには、VTXの機能に加えて、DJIのコントローラーとバインドする、FCの機能の一部も搭載されています。 |
Quad | Quadcopter | プロペラ/モーターを4基搭載したドローンのこと。 |
True X / Deadcat | - | ドローンのフレームの形を形容する言葉。"True X"は上から見たときに前後左右対称のX字型をしていることを示す。"Deadcat"は前方の2本のフレームが左右に広がっていて、カメラにプロペラが写りこみにくくなっている。 |
Toothpick | - | プロペラガードが無く、大きなプロペラを取り付けるために、長いプロペラアームが突き出しているモデル。主にレース向き。Toothpick とは「つまようじ」のこと。 |
Whoop | - | フープ : 輪っかのこと。ドローンにおいては、丸いプロペラガードが付いた小型のモデルを指す。 |
Cinelifter | - | 空撮用カメラが搭載できるFPVドローン。Whoopタイプのモデルは CineWhoop と呼ぶ。 |
standard | Application | description |
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SRRC (State Radio Regulation of China) | 中国 | 中華人民共和国工業情報化部(MIIT:Ministry of Industry and Information Technology)の型式認証 |
CE (Conformiteé Européenne) | EUその他 | EN規格(EU統一規格)で定められた、製品の技術的要件や手続き上の要件(指令)。EU圏およびその他多くの国での型式認証に使われる。 |
FCC (Federal Communication Commission) | 米国 | 米国連邦通信委員会の型式認証 |
MIC (Ministry of Internal Affairs and Communications) | 日本 | 日本総務省(MIC)の型式認証。技術基準適合証明(技適)。 |