VelociDrone初心者向けシーンの紹介
マイクロドローン/FPVドローン/レーシングドローン のシミュレーター「VelociDrone」 には非常に多くのシーン/トラックが準備されていますが、特に難易度などの指標がないため、初心者はどこから手を付けてよいか悩んでしまいます。 ここでは主に初心者の練習に向いたシーンなどを紹介します。なお、「VelociDrone」の遊び方全般については FPVドローンシミュレーターVelociDroneの遊び方 ドローンレースの楽しみ方 のページで説明しています。併せてご参照ください。
FPVドローンシミュレーターVelociDroneの遊び方 ドローンレースの楽しみ方
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上達のコツ
VelociDroneには非常に多くのシーン/トラックが準備されているので、最初のうちは目移りして次々と新しいシーン/トラックに挑戦しがちです。 しかし、上達するには一つのトラックを集中して繰り返し飛行することが効果的です。 どれか一つ、特に上手くなりたいと思うトラックを選んで、何十回も飛んでみましょう。 選んだトラックでそこそこ上手に飛べるようになると、他の似たトラックでもうまく飛べるようになります。またトラックの特定の一部分を繰り返し練習したいときには、キーボードショートカットの[L]、すなわちカスタムリセットポイントの設定が役立ちます。
あとトラックに合わせたドローンと、そのFPVカメラの角度を選ぶことも忘れないでください。 より狭いトラックでは、より小さいドローンを使用すると上手に飛べます。 より速く飛べるコースでは、よりFPVカメラの角度を大きくすると上手に飛べます。
初心者向けシーンの紹介
広大な草原にポツンポツンとゲートやフラグが配置されたシンプルなトラックで、初心者の最初の練習にお勧めです。 基本的なターンが練習できます。 ただしトラックが広いので、スピードの出しすぎに注意しましょう。 2か所ある、フラグの360度ターンは、スロットル、ラダー、エルロン、エレベーターを絶妙に組み合わせないと高速に旋回できません。
シーン[Countryside]には、このほかにも初心者が飛行できるトラックがいくつかあります。 特に[HDR-Trainer-LEVLE1]-[HDR-Trainer-LEVLE5]は段階的に難易度が上がるように設定されています。
シーン[Empty Scene Day]の[level 01 pylons]から[level 15 Lets race]の15トラックでは、図に示したようなシンプルなトラックから始まって、レーストラックに登場するいろいろな障害物を、初心者が段階的に練習できるトラックが準備されています。
しかし一気に[level 15 Lets race]までマスターするのは大変なので、下記のほかのトラックも楽しみつつ、時々こちらのトラックに戻ってステップアップしていくのが良いと思います。
カートのレーシングコースを、コースに沿って飛行します。 Rateモードでの初期の練習に最適のトラックです。 レースカーのゲームをプレイしているような感覚で楽しめます。
ハイスピードのトラックに立体ゲートがいくつか配置されています。 Rateモードにある程度慣れたところで飛行すると、より精密なコース取りを学べます。 初心者に程よいスピード感と難易度で、飛んでいて楽しいトラックです。
リアルに再現されたニューヨーク(?)の地下鉄の中を飛行するトラックです。 3つの駅とその間のトンネルを飛行します。 トンネルは暗いので壁に激突しないように注意してください。
トラック名が示す通り、スプリット-S (縦方向180度旋回) の特訓ができるトラックです。 図の茶色いゲートを通過したら、 [1] 180度ロールして背面飛行に移行。 [2] エレベーターを思いっきり引いてピッチアップで縦方向180度旋回。 [3] エレベーターとスロットルを押して水平飛行に移行。 を一瞬で行います。 エレベーターを引いたあとすぐに押す必要があり、タイミングをつかむのが大変です。 最初は十分に高いところで練習をするのが良いと思います。
なお、先に縦方向180度旋回を行った後に180度ロールで水平飛行に戻る旋回を、インメルマンターンといいます。 このトラックを逆方向に飛行すれば、インメルマンターンの特訓ができます。
スタジアムの全体を使って構成された、立体的なロングトラックです。 初心者は、ゆっくり飛行しても、最後までたどり着くのは一苦労ですが、まるでジェットコースターに乗っているような楽しさがあるトラックです。
水平方向だけでなく、上昇下降も含んだ、精密なコース取りを学べます。
[Basketball Stadium]-[Rebound_one]も似たトラックですが、垂直ダイブが2か所あります。
港に設定されたトラックです。 貨物船やコンテナ、クレーンなどがリアルに再現されていて、のんびりと飛行しているだけでも楽しめます。 [Coastal]には数多くのトラックがありますが、最初の[HDR-Cargo1.8.6]が一番簡単で初心者向けです。 1か所縦方向180度旋回が必要な場所があります。スプリット-Sを決めましょう。
[Dynamic Weather]には、細部まで作りこまれた、見ごたえのあるシーンがたくさんあります。 特に[Boners]シリーズはどれもよくデザインされています。 自由飛行では飛行経路が分からないので、 (フラッグ) アイコンをクリックしてタイムアタックをスタートし、ゲートナビゲーションを頼りにして飛行してください。
同じく[Dynamic Weather]から、スピードを追求できるショートトラックです。 飛行経路が分かりやすく、初心者でもスピードを楽しめます。
同じく[Dynamic Weather]から、競技トラックによく出てくる、くるくる旋回させられる3段ゲート(Ladder)の飛行を徹底的に練習できるトラックです。 技術向上心をくすぐられるテクニカルなトラックです。 とにかくグルグルと旋回させられます。目が回らないように注意。
[Empty Scene]シリーズは背景がシンプルなため、性能が低いパソコンでも楽しめます。 そしていろいろなタイプの多くのトラックがあります。 この[FMR Sky High]は空中に構築されたトラックで、スリルと開放感があります。 飛行経路も比較的わかりやすく、初心者でも楽しめます。
[Empty Scene Day]シリーズからもう一つ、比較的狭くてカーブが多いスピードコースです。 初心者は、回数をこなすたびに目に見えてタイムが縮むのが楽しいトラックです。 一か所、図に示したフラグの当たり判定(?)が厳しく、コース取りに悩まされます。
また、この後に続く一連の[HDR-]で始まる名前のトラックは、いずれも水平方向のターンがメインの、レースカーのゲームのようなトラックです。 初心者にも飛行しやすいトラックです。
[Football Stadium]-[FPV Dutchman Insanity]と似たトラックです。 ただし、トラックの下に並ぶガイドが邪魔になり、よりシビアなコース取りが要求されます。 シーン[Empty Scene Night]の中では、このトラックが一番飛行しやすいと思います。
廃工場をモチーフにしたシーンです。 ここまで練習してきた人であれば、このシーンのどのトラックも比較的容易に飛行できると思います。 どのトラックも狭いので、これまでより繊細な操作が必要です。 最初の[Industrial Flag Race]が一番簡単です。
広い廃墟の建物を、屋外、屋内と飛行するトラックです。 高速に、しかもテクニカルに飛行する必要があります。 よく考えられたトラックは飛んでいてとても楽しいです。 この次にあるトラック[VRL-Bando-Jungle]も同じく楽しいトラックです。
シーンRiver2は中世ヨーロッパをほうふつとさせるシーンです。 起伏のある広大なシーンには大河が流れ、山間部には古城が建っています。 どのトラックも比較的飛行しやすいですが、このトラックと、最後にあるTBS-Live-Race-8はお勧めです。
細かく作りこまれた近未来SF風のディテールが美しい、遊覧飛行をするのにも最適なシーンです。 トラックはまだ単純なものしか準備されていませんが、トラックを外れて自由に飛行してみてください。 このハンガーは3階建てです。建物の中から2階、3階に上がる方法を探してみてください。 のんびり飛行して眺めているだけでも結構楽しめます。 ポリゴン数が多いので、ビデオメモリの少ないビデオカードでは、画像が破綻することがあります。
[Future Hanger]の広大なフィールドにはもう一つ、大きな建物があります。 ここには宇宙船?が駐機されています。 トラックは屋外に設定されていますが、建物の中に入ると、バスルームやベッドルームがあったり、机の上には飲み物のパックがおかれていたりと芸が細かいです。 建物には玄関からしか入れません。窓から入ろうとすると墜落します。
TinyWhoop向けシーンの紹介
ここからはTinyWhoop向けのシーンを紹介していきます。 最初は、Meteor65やMobula6などの、小型の65mm Whoopを使って挑戦してください。 これまでに紹介したトラックとは異なり、スロットルを低めに操作し、スピードに緩急をつけた、より繊細なコントロールが必要です。 家の中で飛ばすときのように、最初はゆっくりと慎重に飛行してください。 また、プロポの持ち方やスティックの支え方も工夫してください。なお「TinyWhoop専用シーン」と書いているものは、オプションコンテンツの「Micro Class Quads」に含まれているものです。
TinyWhoopのプレイヤーはまだ少ないので、LEADERBORDで他のトラックより高い順位が取りやすいです。
ロフト付きのおしゃれなワンルームマンションを飛行する、TinyWhoop専用シーンです。 トラックはシンプル。 普段屋内でTinyWhoopを飛ばしている人には、比較的飛ばしやすいシーンだと思います。
[Indoor GoKart]は屋内ゴーカートをモチーフにしたシーンです。 いずれも飛行しやすいトラックがそろっていますが、このトラックだけはTinyWhoop向けの狭いトラックです。 [Indoor GoKart]シーンの中では一番難しいと思います。
4階建ての地下(?)立体駐車場です。地面が濡れている感じが良く表現されています。 また、ゲート通過音やタイムのアナウンス音声にはエコーがかかり、屋内の雰囲気が出ています。 屋根が低いので、主に水平方向の旋回がメインとなります。 ここでは一番最初のトラックを紹介していますが、どのトラックも同じ程度の難易度です。
燃えさかる地下鉄の車両の中を飛行するトラックです。 スピードよりコース取りの正確さが重要です。 列車はポリゴン数が多いので、ビデオメモリの少ないビデオカードでは、画像が破綻することがあります。 これにつづく[Micro Lobby Run - BowserFPV]と[Micro Rush Hour]もTinyWhoop向けのトラックです。
ヨーロッパの大学の図書館のような、TinyWhoop専用シーンです。 残念ながらこの図書館のディテールを生かしたトラックはあまりありません。 しかしいずれのトラックもこれまでのどのトラックより繊細なスティック操作を要求されます。 トラック[SpeedReading]が、飛んでいて一番楽しいと思います。
体育館をモチーフにしたシーンで、いずれもTinyWhoop向けの狭いトラックです。 TinyWhoopのレース出場を目指すなら、全トラック制覇したいところです。 難易度が高いため、残念ながら初心者が飛んで楽しいトラックはあまりありませんが、このMICROGYMだけは、迷路のようで面白いトラックです。
高級ナイトクラブをモチーフにした、TinyWhoop専用シーンです。 トラックはまだ4つしか設定されていません。 トラックに沿ってタイムアタックで技術を磨くのもよいですが、ナイトクラブの中を隅々まで自由に飛び回るのも楽しいです。 サイケなライティングに輝くメインのダンスフロアのほかに、いくつかの小フロア、マジックミラーで仕切られたVIPルーム、バー、そしてトイレまで。 リアルに作りこまれたディテールを楽しんでみてください。 ポリゴン数が多いので、ビデオメモリの少ないビデオカードでは、画像が破綻することがあります。
シーン[Bando]の最初の7トラックはTinyWhoop用のトラックです。 いずれも廃墟のビルの中を飛び回るトラックです。 最初の[Betafpv 2s Power Finals]が比較的飛行しやすいと思います。
山間部に立つ小さな砦を飛行する、低出力ドローン向けのトラックです。 同じシーンにあるMICRO_medievalも、これと同じ砦を舞台にした狭いトラックです。
バスケットボールスタジアムの一角に作られた小さなトラックです。 TinyWhoop用でありながら、大きな高低差のある上昇・下降があり、上下方向の飛行に慣れていないとクリアが困難です。
屋内に設けられた、TinyWhoop用のレースコースです。 カラフルなデザイン、絶妙に配置された障害物、そしてTinyWhoopならではの繊細なコントロールが必要なコース。 難しいコースですが、飛行するたびにテクニックが身に付く面白いコースでもあります。
炭鉱のようなシーンのなかを飛行します。 トラック全体が狭いうえに入り組んでいます。 さらに地面にも凸凹が多いので、一度クラッシュすると、復元時に何もしないうちに再度クラッシュすることになり、なかなか先に進めません。 最後まで飛行するには、ほぼノークラッシュが要求される、厳しいトラックです。
公園の遊具を利用したトラックです。 トラックは短いですが、狭い空間を正確に上下左右に飛び回る必要があります。 なかなかの難易度です。
欧米の一般的な郊外の邸宅を模した、TinyWhoop専用シーンです。 家の中でのフライトの練習に最適です。 ただし、この狭いレーストラックをRateモードで自由に飛行できるようになるには、60時間ほどの飛行経験が必要です。 地下室から2階まで、たくさんの部屋があります。 全ての部屋を巡れるようになってください。
FPVドローンレーシングシミュレーター VelociDrone - Scene : Countryside / Track : MICROPlayground
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