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iMessage/RCS/SMS/MMS/+メッセージの違い

iMessage/RCS/SMS/MMS、いずれもiPod/iPad/iPhoneでは(メッセージ)アプリでやり取りします。 しかしRCS/SMS/MMSは、使用機種や、自分や相手が契約しているキャリアによって、それぞれ使えたり使えなかったりします。

iMessage(メッセージ)とは

アップル社がiPod/iPad/iPhoneユーザーに無料で提供するテキストメッセージサービスです。 データ通信を利用するので、Wi-Fi(無線LAN)接続時、あるいはパケット定額契約の場合は、通信料金は無料となります。 送信可能な文字数には制限がなく、写真やビデオ、位置情報、連絡先を添付することもできます。 しかも無線LANだけでも使用できるので、iPad Wi-FiやiPod touchユーザーとの間でもメッセージのやりとりができます。
iMessageが使用できるのは、iOS5.0以降にバージョンアップした、2009年以降に発売のiPhone(3GS以降)、iPad/iPad miniシリーズ全機種、iPod touch(第三世代以降)のみです。
メッセージ送信時、相手がiMessageを受信できるメールアドレスを選ぶと、タイトル部分が「新規iMessage」になります。 また、テキスト入力エリアに「iMessage」と表示されます。 さらに宛名とメッセージのふきだしが青色になります。
iPhone以外のスマートフォンに乗り換える場合
iPhoneでiMessage(メッセージ)を使用した後、もしiPhone以外のスマートフォンに乗り換える場合、または電話番号が変わる場合は、必ず Settings(設定)- iMessage/RCS/SMS/MMS(メッセージ) 画面を開いて「iMessage」を タッチパネル:OFF(オフ) にしておく必要があります。 さもないと、他のiPhoneユーザーからのメッセージ/SMSが、あなたに届かなくなります。

SMSとは

ショートメッセージサービス(Short Message Service)の略で、携帯電話同士で、電話番号を宛先にして送信できるEメールサービスのことです。 送信可能な文字数は最大140オクテット(7ビットの英数字で160文字、日本語などの2バイト文字で70文字)です。 通信料については、送信は有料(1通3.15円。ただしキャリアによって割引あり)ですが、受信は無料となります。 格安SIMでSMSを使用するには、SMSサービス付きのSIMを契約する必要があります。
SMSが使用できるアップルデバイスはiPhone(全機種)のみです。
ただしiOS8以降にアップデートしたiPod/iPad/Macで、あなたのiPhoneと同じApple IDでiCloudにログインすると、これらのデバイスでもiPhoneのSMSが送受信できます。
送信先に電話番号を選ぶとSMSとして発信されます。宛先欄に、直接相手の電話番号を入力することもできます。 メッセージ送信時、送信先がSMSと認識されるとタイトル部分が「新規メッセージ」になります。 また、テキスト入力エリアに「テキストメッセージ・SMS」と表示されます。 さらに宛名と送信ボタン、メッセージのふきだしが緑色になります。
SMSは、長らく国内では同一キャリア内でしか使えませんでしたが、2011年7月13日から、異なるキャリア間でもメールをやりとりできるようになりました。

RCSとは

RCS (Rich Communication Services) とは、SMSの上位バージョンで、今では業界標準となっているメッセージングプロトコルです。 SMSの機能を拡張して、 MMS と同様な機能を持たせたものです。 携帯電話ネットワークに特化したSMSやMMSとは異なり、インターネット上で動作します。 より高解像度の写真とビデオ、より大きなファイルの添付、開封確認、Wi-Fi経由での送受信、クロスプラットフォームの絵文字対応、などがサポートされます。 2016年からRCSに対応しているAndroidのユーザーと、リッチなメッセージのやり取りができるようになります。
ただしiOSでは、RCSメッセージは、現在の SMS や MMS メッセージと同様に、緑の吹き出しとして表示され、iMessageとは異なるものとして扱われます。
RCSが使用できるのは、iOS18以降にバージョンアップした、iPhone/iPadシリーズのみです。 また、あなたがお使いのキャリア(携帯電話会社)がRCSに対応していないと使用できません。 さらに 設定(設定)-[アプリ]- メッセージ(メッセージ)-[RCSメッセージ]画面で、RCSを タッチパネル:ON(オン) にする必要があります。 あなたの設定画面にこのオプションが表示されないときは、あなたがお使いのキャリアがRCSに対応していません。

+メッセージ(プラスメッセージ)とは

+メッセージ(プラスメッセージ)とは、2018年5月にサービスが始まった、SMSを進化させた3大キャリア(NTT docomo, au, Softbank)共通のサービスです。 日本独自のローカルな仕様で、SMS同様、相手の電話番号を宛先としてメッセージを送受信します。 送信可能な文字数は、日本語などの2バイト文字で2,730文字です。 また、MMSのように写真・動画が送信可能。専用スタンプ、グループメッセージ、音声メッセージ、地図情報もやり取りできます。
+メッセージが使用できるのは、iOS9.0以降にバージョンアップした、iPhone/iPadシリーズのみです。 また、3大キャリアユーザーのみが使用可能です。ただし2021年秋以降、順次MVNOやサブブランドにも開放される見込みです。 格安SIM、MVNOやサブブランドのユーザーは、自分の使用している3大キャリア向けのアプリをインストールし、3大キャリアとの契約を行って使用します。
専用の 「+メッセージ」アプリ をインストールして、そこから使用します。 相手が「+メッセージ」アプリをインストールしていない場合は、SMS/MMSに変換されて送信されます。 自分が「+メッセージ」アプリをインストールしていないと、Androidユーザーが送ってくれた「+メッセージ」は受信できません。
  • +メッセージ(プラスメッセージ)

    NTT DOCOMO,KDDI,SoftBank ソーシャルネットワーキング 無料

    携帯電話番号だけでやりとりできるメッセージアプリ!スタンプや写真、動画のやりとりはもちろん、グループメッセージも楽しめます。会員登録なしですぐに始められます!・宛先が電話番号なので安心してグループメッセージのやりとりができます。・連絡先に登録していない相手からのメッセージには「未登録」と表示されるのですぐにわかります。

MMSとは

マルチメディアメッセージングサービス (Multimedia Messaging Service)の略で、写真や音声、動画などが添付できる携帯間Eメールサービスのことです。 送信可能なデータ量は最大2Mバイト(海外は300KB以下)です。 通信料については、パケット定額サービスに含まれます。 通常、格安SIMではMMSは使用できません。
MMSが使用できるアップルデバイスはiPhone(全機種)のみです。
ただしau/KDDIでは、携帯キャリアメール(@ezweb.ne.jp)をインターネットメールとして使用するかMMSとして使用するかの二者択一となります。 また、NTT docomoのiPhoneでは、MMSは使用できません。
送信先に携帯メールアドレスを選ぶとMMSとして発信されます。 送信先がSMSと認識されても、全角70文字以上(ソフトバンク同士の場合は全角670文字以上)を入力する、または 写真、音声、動画などを添付するなど、MMSでなければ送信できないような指定を行うと、MMSとして発信されます。 送信先がMMSと認識されるとタイトル部分が「新規MMS」になります。 また、テキスト入力エリアに「テキストメッセージ・SMS」と表示されます。 さらに宛名と送信ボタン、メッセージのふきだしが緑色になります。
SMS/MMSは基本的に携帯電話間でのみ有効なメールサービスですが、MMSについては、パソコンからも、送信先携帯電話のMMSメールアドレスを指定して送信することも可能です。

SMS/MMSをすべてのデバイスで

同じApple IDでiMessageにサインインしているiPhoneとiPad/iPod touch/Macがあれば、 iPhone経由で、iPad/iPod touch/MacからもSMS/MMSを送受信できます。 iPhoneに届いたSMS/MMSは、同時にiPad/iPod touch/Macにも配信されます。