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写真・ビデオをドローンからダウンロードする

ここでは、DJIドローンで撮影した写真・ビデオを、DJI Flyアプリを使って、Wi-Fi経由でDJIドローン本体のmicroSDカードからスマートフォンにダウンロードする手順を紹介します。 DJI Flyアプリでの、DJIドローンで撮影した写真・ビデオを楽しむ方法の全般については DJIドローンで撮影した写真・ビデオを楽しむ / DJI Flyアプリ内蔵 DJI Mimo 機能の使い方 をご覧ください。

2つのダウンロード方法

クイック転送モード(Quick Transfer mode)


DJI Mini 2 では、ドローンに格納された写真やビデオを、コントローラーを介さず、Wi-Fi接続で直接モバイルデバイスに転送する「クイック転送モード」が使えます。 クイック転送モードでは、最大20MB/sの速度で写真やビデオがデバイスにダウンロードできます (5.8GHz帯の電波が使用できる国でのみ有効。日本では2.4GHz帯が使用され、転送速度は6MB/sに制限される)。 6MB/sで転送できれば、1分の長さのビデオをダウンロードするのにかかる時間は、4Kで約2分、2.7Kで約49秒、1080pで約41秒となります。
ただし私の環境では、DJI Mini 2 でクイック転送モードを使っても、せいぜい2.5MB/s程度でしかダウンロードできませんでした。 一方、通常のダウンロードでは、6MB/s程度の速度でダウンロードできました。 まだソフトウェアのチューニングが終わっていないのかもしれません。
  • • クイック転送モードの最大ダウンロード速度は環境に依存します。5.8GHz帯の電波が使用できる国でのみ有効であり、5.8GHz帯をサポートするモバイルデバイスが必要であり、また電波を遮るものなどがないことが必要です。 このいずれかの条件を満たさない場合は2.4GHz帯が使用され、その最大転送速度は6MB/sに制限されます。
  • • 周囲の環境からの影響を最小限に抑えるため、クイック転送モード使用時には、Wi-FiルーターやBluetoothスピーカー、ヘッドフォンなどからデバイスとドローンを離してください。

通常のダウンロード


DJI Mavic Miniの場合、または「クイック転送モード」を使わない場合は、 ドローンからスマートフォンへの、ビデオファイルのダウンロード速度は、約1.5Mbps~2.5Mbpsです。 ビデオのファイルサイズは4Kで1分あたり約700MB、2.7Kで1分あたり約291MB、1080pで約248MBとなります。 このため、1分の長さのビデオをダウンロードするのにかかる時間は、4Kで約5.8分、2.7Kで約2.4分、1080pで約2分かかります。

通常のダウンロード

PC DJIドローンとコントローラーを起動して、スマートフォンと接続します。 DJI Flyアプリのホーム画面から「アルバム」メニューを開きます。
PC またはDJIドローン操縦中のカメラビュー画面からプレイバック画面を開きます。
PC するとメディアの一覧が表示されます。 「機体」のメディア一覧を開き、スマートフォンにダウンロードしたいビデオ/写真を選びます。
PC 画面左下にある をタップします。
PC DJI Mini 2 のように「トリムダウンロード(部分ダウンロード)」に対応したドローンでは、このような画面になります。 そうでない場合は、すぐにダウンロードが始まります。
「フルダウンロード」は、ビデオ全体をそのままダウンロードします。 「トリムダウンロード」は、ビデオの一部を切り出してダウンロードします。 使いたい区間が決まっているときは「トリムダウンロード」の方がデータ量が少なくなるので、速くダウンロードできます。
PC 「トリムダウンロード」を選ぶとこのような画面になります。 画面下部のタイムラインを左右にドラッグして アイコンをタップすると、そこが切り出しの開始点になります。
PC つづけて画面下部のタイムラインを左右にドラッグして アイコンをタップすると、今度はそこが切り出しの終了点になります。
切り出し範囲を変更したいときは、黄色い枠の左端または右端を左右にドラッグします。
切り出し範囲が決まったら、画面右上の「ダウンロード」をタップします。
PC するとこのような画面になります。 解像度をオリジナルか720pから選択します。 「ダウンロード」をタップするとダウンロードが始まります。
PC ダウンロードが終わると、このような画面になります。 下に並ぶサービスのアイコンをタップすると、写真・ビデオをSNSに投稿したり、メールやメッセージなどを使って家族や友人に送ったりできます。
をタップすると、空撮写真の共有プラットフォーム SkyPixel に投稿できます。
をタップするとiOSの共有画面が開き、AirDrop、メールやメッセージなどを使って家族や友人に送れます。
ダウンロードしたメディアは DJI Fly アプリのアルバム、および 写真(写真)アプリ に「インポート」アルバムが作成され、ここに格納されます。

クイック転送モード(1):スマホがコントローラーに接続していない場合

コントローラーを使用せずに、ドローンとスマートフォンを直接接続してダウンロードする方法です。 DJI Mini 2 で使用可能です。
PC ドローンの電源を投入して、自己診断テストが終わるのを待ちます。 自己診断テストが終わると、ステータスインジケーターが黄色で高速に点滅します。 クイック転送ボタン(=ステータスインジケーター)を約2秒間長押しします。
PC ビープ音が鳴って、ドローンがクイック転送モードに切り替わります。 フロントLEDとステータスインジケーターが、青色で点滅します。
しばらく待つと、次はビープ音が2回鳴ります。 フロントLEDとステータスインジケーターが、青色でゆっくり明滅したらモード切り替え完了です。
PC スマートフォンのWi-FiとBluetoothを タッチパネル:ON(オン) にしたうえで、DJI Flyアプリを起動します。
初めてクイック転送モードを使うときは、このような画面が表示されます。 「OK」をタップします。
PC このような画面になります。 「接続」をタップします。
PC このような画面になります。 ドローンがWi-Fiのアクセスポイントとなり、そこへの接続に対する許可です。 「接続」をタップします。
PC 接続に成功すると、このような画面が表示されます。 フロントLEDとステータスインジケーターが、青色で常時点灯になります。 「アルバムを表示」をタップします。
もしフロントLEDがずっと青色でゆっくり点滅したままになったときは、接続に失敗しています。 ドローンの電源をOFF-ONして再起動してください。 再起動直後はOcuSync2.0接続によるフライトモードになります。
PC 接続に成功すると「機体」のメディアの一覧が表示されます。 あとは上記の 通常のダウンロード と同じ手順で、写真・ビデオがスマートフォンにダウンロードできます。
画面右上にある アイコンが黄色となり、「クイック転送モード」であることが分かります。
PC 再度クイック転送ボタン(=ステータスインジケーター)を約2秒間長押しするとビープ音が鳴り、クイック転送モードが終了します。 ステータスインジケーターが黄色で高速に点滅します。
ドローンの電源を落としてください。

クイック転送モード(2):スマホをコントローラーと接続している場合

ドローンをフライトさせるときのように、スマホをコントローラーと接続している場合にクイック転送モードでダウンロードする方法です。 DJI Mini 2 で使用可能です。
PC ドローンとコントローラーを起動し、スマートフォンと接続し、DJI Fly のホーム画面から「アルバム」を開きます。 そして画面右上にある アイコンをタップします。
PC このような画面になります。 「切り替え」をタップします。
ドローンのビープ音が鳴って、ドローンがクイック転送モードに切り替わります。 フロントLEDとステータスインジケーターが、青色で点滅します。
しばらく待つと、次はビープ音が2回鳴ります。 フロントLEDとステータスインジケーターが、青色でゆっくり明滅したらモード切り替え完了です。
PC このような画面になります。 ドローンがWi-Fiのアクセスポイントとなり、そこへの接続に対する許可です。 「接続」をタップします。
PC 接続に成功すると、このような画面が表示されます。 フロントLEDとステータスインジケーターが、青色で常時点灯になります。
PC すると「機体」のメディアの一覧が表示されます。 あとは上記の 通常のダウンロード と同じ手順で、写真・ビデオがスマートフォンにダウンロードできます。
画面右上にある アイコンが黄色となり、「クイック転送モード」であることが分かります。

クイック転送モードからフライトモードに切り替える

PC クイック転送モードの時に、DJI Fly のホーム画面から「アルバム」を開きます。 そして画面右上にある アイコンをタップします。
PC このような画面になります。 「切り替え」をタップします。 ビープ音が鳴り、クイック転送モードを終了します。
PC 切り替えに成功すると、このような画面が表示されます。 以降、いつものようにドローンを飛行させることができます。