Apple Watchで心電図(ECG)を取る/心房細動をチェックする
心電図(electrocardiogram:ECG)とは
心臓の鼓動をつかさどっている微小な電気信号のタイミングと強さを記録する検査です。心電図はこの微小な電気信号をグラフに表したものです。 医師は心電図を見ることによって心拍リズムを把握し、なんらかの不規則性がないかどうか調べることができます。 リズムが乱れている場合は心房細動が疑われます。 Apple Watchは、取得した心電図を解析し、洞調律または心房細動(AFib)を示唆する波形を分類して、ユーザーに通知します。下記に挙げた アップルのサイト では、本機能に関する詳細な説明が読めます。
心電図機能は2018年発売の Series 4 から搭載され、まずは米国から使用可能となりました。 日本では2020年9月に医療機器クラスIIの「家庭用心電計プログラム」「家庭用心拍数モニタプログラム」として医療機器承認・認証を取得し、2021年1月公開のWatchOS7.3より使用可能となりました。
Apple Watch Series 4、Series 5、Series 6 で心電図 App を使って心電図をとる (アップル)
Apple Watch:心臓の健康に関する通知 (アップル)
Apple「心電図」Appの使用説明 (アップル)
心電図アプリで不整脈の早期発見へ Apple Watch外来 (ITMedia)
不整脈の専門医に聞くApple Watch「心電図」の正しい測り方--不整脈が記録されたときの対処法は? (CNETJapan)
心電図が測定できるApple Watch
心電図が測定できるApple Watchは、本体側面の丸いデジタルクラウンと本体背面に電極が組み込まれた、 2018年発売の Apple Watch Series 4 以降(ただし Apple Watch SE2, SE は除く)です。 日本のユーザーが使用する場合は、iOS14.4とWatchOS7.3以降にバージョンアップする必要があります。
Apple Watch の心拍数測定のしくみ (アップル)
心電図のセットアップ
ヘルスケア アプリの使い方
心房細動などの不規則な心拍が検出されたときに、それを通知するように設定することもできます。 合わせて設定しておきましょう。 詳しくは Apple Watchで心拍を測る/不規則な心拍を通知する をご覧ください。
つづいてAppleWatchで心電図を測定してみましょう。
Apple Watchで心拍を測る/不規則な心拍を通知する
心電図の測定のしかた
心電図は、AppleWatchを装着している腕と、その反対側の指をつなぐ回路に流れる心臓の電流で計測します。 デジタルクラウンに当てる指が乾燥していると、電流が流れないために計測が始まらないことがあります。 そんな時は、デジタルクラウンに当てる指をちょっとなめて濡らして、電流を通しやすくしてください。
結果の意味については アップルのサイト にも詳しい説明があります。
洞調律
心臓が 50 ~ 100 BPM の一定パターンで拍動していることを意味します。
心房細動
心臓が不規則なパターンで拍動していることを意味します。 深刻な不整脈や不規則な心拍リズムの典型的な一種です。心房細動の結果が出た場合、これまでに心房細動と診断されたことがない方は医師の診察を受けてください。
高心拍数または低心拍数
心拍数が低い理由としては、なんらかの薬の服用や、心臓全体に電気信号が正しく伝導していないことが考えられます。 心拍数が高い理由としては、運動、ストレス、緊張、アルコール、脱水症、感染症、心房細動、ほかの種類の不整脈などが考えられます。
判定不能/記録状態が良好でない
記録を分類できないことを意味します。
Apple Watch Series 4、Series 5、Series 6 で心電図 App を使って心電図をとる (アップル)
画面左上の (共有) または「PDFとして書き出す」をタップすると・・・
Apple Watch文字盤の作成・カスタマイズ・デザイン変更方法