ネットに接続できない時の対処方法
SafariによるインターネットWebサイト閲覧やEメールだけでなく、 AirPlay、 AirPrint、 Remoteアプリ、 ホームシェアリング、 WebDAV、 など、アップルの製品では、パソコン・iTunesとiPod/iPad/iPhone/AppleTV、その他機器を家庭内ネットワークで接続して楽しむ機能がたくさんあります。 これらの機能を使うときに、デバイス同士がネットワーク接続できなくなってしまう原因はいくつか考えられます。 下記の一つ一つをご確認ください。
もくじ
すべてのソフトを最新バージョンにする
使用するアプリ、iOS、iTunes、AppleTV、プリンタなどのソフトはいずれも最新版ですか? どれかひとつのバージョンが古いと、正しく接続できないことがあります。 いずれも最新版を使ってください。
iTunesのバージョンアップ/アップデート手順
購入したアプリを最新にアップデートする方法(iTunes)
iOSのバージョンアップ/アップデート手順
Apple Watchのバージョンアップ/アップデート手順
アプリ/デバイスを再起動してみる
アプリスイッチャーから、対象のアプリ(あるいは全アプリ)を終了させます。 さらにiPod/iPad/iPhoneやAppleTVなどを電源OFF->ONしてみます。 そのうえでアプリを再起動してみます。iTunesがかかわる場合は、iTunesアプリの終了->再起動、あるいはパソコンの再起動もやってみてください。
iPhoneの調子が悪い時のリセット・電源OFF・再起動・アプリ強制終了の方法
パソコンのファイアウォールの設定をチェックする
パソコンのファイアウォールの設定でiTunesの通信が拒絶されていると、Webサイトなどは見れても、iTunesがネットに繋がりません。 WindowsまたはMacのファイアウォールの設定画面で「iTunes」と「Bonjourサービス」が「例外」に設定されているかを確認してください。Windows7の場合は、 [コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[Windowsファイアウォール]-[Windowsファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する]
Windows10の場合は、 [コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[Windows Defenderファイアウォール]-[アプリにWindows Defenderファイアウォール経由の通信を許可する]
の画面で、「iTunes」と「Bonjourサービス」が「ホーム/社内(プライベート)」にチェックが入っている必要があります。 また、これとは別に「TCP ポート 3689」「UDP ポート 5353」も「例外」にする必要もある場合があります。
なお、ホテルの提供するWi-Fiなどでは、Webサイト閲覧、Eメール送受信以外のデータ通信が遮断されている場合があります。 このような場所ではiTunesをネットにつなぐことができません。
iPhone または iPod touch の Remote が iTunes や Apple TV に接続しない(アップル)
Windows Vista および Windows 7 のファイアウォールで iTunes を有効にする方法(アップル)
Windows XP のファイアウォールで iTunes を有効にする方法(アップル)
iTunes:ファイアウォールを使用していると音楽の共有ができない (アップル)
デバイスの無線LAN接続/通信機能をリセットしてみる
iPod/iPad/iPhoneで (設定)-(Wi-Fi)画面で[Wi-Fi]を「OFF」にしてしばらく待ち、また「ON」にして、無線LAN接続をリセットしてみましょう。 これでダメなら、 (設定)-(機内モード)を「ON」にしてしばらく待ち、また「OFF」にして、通信機能全体をリセットしてみましょう。デバイスの無線LAN以外の通信を一旦切断してみる
iPod/iPad/iPhoneで携帯パケット通信(LTE/5G)など、無線LAN以外の通信をすべて一旦切断してみましょう。 これには (設定)-(機内モード)を「ON」 にしたあと、 (設定)-(Wi-Fi)画面で[Wi-Fi]を「ON」 にします。 過去にはRemoteアプリ、ホームシェアリングを使用するときにはこれを行う必要がありました。 詳しくは下記の各ページをご参照下さい。
Remoteアプリの使い方
iTunesライブラリの共有 ホームシェアリングの使い方
間違ったSSIDにつなげようとしている?
最近の無線LANルーター/ブロードバンドルーターは、ニンテンドーDSなどのゲーム機向け(WEP専用)SSIDと、パソコン用SSIDの2つを搭載しています。 さらにパソコン用SSIDも、従来の2.4GHz帯のアクセスポイントと、より高速な5GHz帯のアクセスポイントの2種類を搭載しています。 これらのSSIDは、初期値として似た名前が付けられています。 間違えて選ばないように気を付けてください。 パソコンやiPod/iPad/iPhone/AppleTVが、ゲーム機向けSSIDの方につながってしまっていると、セキュリティ保護のため、使えるのはインターネットだけとなり、家庭内LANの他のデバイスにアクセスすることができません。 接続先SSIDを再確認してみて下さい。ルーターのセキュリティ設定をチェックする
無線LANルーター/ブロードバンドルーターによっては、接続されたデバイス(パソコンやiPod/iPad/iPhone/AppleTV)同士の通信を禁止する機能を持ったものがあります。 また、無線LANと有線LANネットワーク間の通信を禁止する機能を持ったものがあります。 (機能名は無線LAN機器製造メーカーによって異なります。プライバシーセパレーター、ワイヤレスパーティション、覗き見防止機能など)。 このような機能を搭載したルーターを使用しているときは、これらの機能を無効とする必要があります。iTunesとiPod/iPad/iPhoneのWi-Fi同期をやめてみる
USBケーブルをつながなくても、パソコンのiTunesとiPod/iPad/iPhoneの同期ができる便利な「iTunes Wi-Fi同期」ですが、これを設定すると iTunesの起動がとても遅くなったり、ホームシェアリングやAirPlayが機能しなくなる場合があります。 こんな時はiTunesで各デバイスの「概要」画面を開き、Wi-Fi同期を無効にしてみて下さい。すべての機器は同じネットワークセグメントに
iTunesが動作しているパソコンとiPod/iPad/iPhone/AppleTV、その他通信したい機器が同じ「ネットワークセグメント」に存在する必要があります。 すべての機器が同じ無線LANルーター/アクセスポイントに、いずれも無線でつながっている場合はOKですが、 パソコンなど一部の機器が有線LANや複数の無線LANに個別でつながっている場合は注意が必要です。- 同一のルーターに、無線LANアクセスポイントとパソコンが有線でつながっている場合はOKです。
- 同一のルーターに、無線LANルーターとパソコンが有線でつながっている場合はNGです。この場合、無線LANルーターをブリッジモードで(アクセスポイントとして)動作させる必要があります。あるいは無線LANルーターの代わりに無線LANアクセスポイントを使用します。
- 異なるルーターに、無線LANルーター/アクセスポイントとパソコンが別々に有線でつながっている場合はNGです。この場合はつながりません。
サービスやアプリの接続台数制限をチェックする
使用するサービスやアプリには、ネットからの接続台数に制限が設けられている場合があります。 機種変更を繰り返すと、過去に使用していたすべてのデバイスが同時に接続していることになってしまい、この制限に引っかかってしまうことがあります。たとえばRemoteアプリの場合、一つのiTunesライブラリにRemoteで接続可能なiPod/iPad/iPhoneの最大数は5台です。 iPod/iPad/iPhoneの買い換えなどで、登録の制限台数に達してしまった場合は、一度すべての接続をリセットしましょう。
iTunesの[編集]-[環境設定]-[デバイス]で「現在n個のRemoteがペアリングされています。」の右にある「すべてのRemoteを解除」をクリック。 その上で各iPod/iPad/iPhoneで接続操作をやり直します。