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WebDAVサーバーアプリを使う

WebDAVサーバーについて

App Soreには、iPod/iPad/iPhoneとパソコンを接続して、パソコンとiPod/iPad/iPhoneの間でファイルのやりとりが出来るものがあります。 このようなアプリの多くが使っているのが「WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)」という接続方法です。 これを使うと、パソコンのエクスプローラーを使って、Wi-Fi無線LAN経由でiPod/iPad/iPhoneと直接ファイルのやりとりが出来ます。
ここでは、アプリ側が「WebDAVサーバー」となり、パソコン(クライアント)からアプリに接続する方法を示します。 逆にパソコンを「WebDAVサーバー」としてアプリ側から接続するには、パソコン上でIIS(Internet Information Services)等を設定する必要があります。

パソコンにつながらない!?

WevDAVプロトコルでパソコンとiPod/iPad/iPhoneを接続できないときは、下記のページをご参照下さい。

アプリ側の準備

無線LANに接続
iPhone まずはiPod/iPad/iPhoneの無線LANをONにします。
アプリを起動
iPhone つづいてWebDAVサーバーとして動作するアプリを起動します。
iPod/iPad/iPhoneが無線LANに接続されていると、アプリのどこかに「http://192.168.**.**:8080」といったiPod/iPad/iPhoneのローカルIPアドレスが表示されています。 アプリによっては、WebDAV機能を起動するのに操作が必要な場合があります。
パソコンからは、このアドレスを使ってアクセスします。
iPod/iPad/iPhoneの準備はこれでおしまいです。

つづいて行うパソコンからの接続方法は 「ネットワークドライブの割り当て」で接続「ネットワークの場所を追加する」で接続 の2通りの方法があります。 どちらも使い勝手には差はありません。好きな方で接続して下さい。

「ネットワークドライブの割り当て」で接続

ここではWindowsの「ネットワークドライブの割り当て」を使って、iPod/iPad/iPhoneの「WebDAVサーバー」アプリに接続する方法を紹介します。 この方法で接続すると、iPod/iPad/iPhoneがパソコンのローカルドライブに見えます。 (Windows7/Vistaの場合)
PC エクスプローラーで「コンピュータ」を選択すると、「ネットワークドライブの割り当て」というメニューが現れます。 ここをクリックしてください。
PC もし「ネットワークドライブの割り当て」が見えていないときは ボタンをクリックしてください。
PC するとこのようなダイアログボックスが現われます。 この「フォルダ」欄に、「http://」につづけて、アプリ画面で確認したiPod/iPad/iPhoneのローカルIPアドレスを入力し、「完了」をクリックします。
PC エクスプローラーが開いて、iPod/iPad/iPhoneの、アプリ内のデータ領域がパソコンのローカルドライブに見えます。 アプリが管理しているフォルダが、パソコンからアクセス可能となります。
これでエクスプローラーから、アプリ内のデータ領域の中に自由にフォルダを作ったり、ファイルを保存/取り出しすることができます。 なお、アプリによって書き込み可能なフォルダは決められています。どこにでもファイルを保存できるわけではありません。
iPhone/iPodがスリープ状態になるとパソコンからもアクセスできなくなります。 このときはiPhone/iPodにタッチしてロック解除し、スリープから復帰してやればOKです。 アプリによっては、スリープに入るまでの時間を設定画面で指定できます。
ファイルの転送が終わったら、iPod/iPad/iPhoneの無線LANをオフにして出掛けましょう。 iPod/iPad/iPhoneに保存したファイルを外出先で閲覧するときも、アプリを起動します。 もちろんこのときは無線LANに接続している必要はありません。

「ネットワークの場所を追加する」で接続

ここではWindowsの「ネットワークの場所を追加する」を使って、iPod/iPad/iPhoneの「WebDAVサーバー」アプリに接続する方法を紹介します。 この方法で接続すると、iPod/iPad/iPhoneがネットワークドライブに見えます。
PC まずはエクスプローラーを立ち上げ、[コンピュータ]の右クリックメニューで「ネットワークの場所を追加する」を選びます。
PC すると「ネットワークの場所の追加」ウィザードが起動します。「次へ」を選びます。
PC 「カスタムのネットワークの場所を選択」をクリックし、「次へ」を選びます。
PC 「インターネットまたはネットワークのアドレス」欄に、 「http://」につづけて、アプリ画面で確認したiPod/iPad/iPhoneのローカルIPアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。 ここでしばらく待たされます。
PC 無事LAN上にiPod/iPad/iPhoneが見つかると、このような画面になります。 「このネットワークの場所の名前を入力してください」欄に、わかりやすい名前(“iPhone”など)を入力し、「次へ」を選びます。
PC 初期設定はここまでです。「完了」をクリックすると・・・
PC エクスプローラーが開いて、iPod/iPad/iPhoneの、アプリ内のデータ領域がネットワークドライブに見えます。 アプリが管理しているフォルダが、パソコンからアクセス可能となります。
これでエクスプローラーから、アプリ内のデータ領域の中に自由にフォルダを作ったり、ファイルを保存/取り出しすることができます。 なお、アプリによって書き込み可能なフォルダは決められています。どこにでもファイルを保存できるわけではありません。
iPhone/iPodがスリープ状態になるとパソコンからもアクセスできなくなります。 このときはiPhone/iPodにタッチしてロック解除し、スリープから復帰してやればOKです。 アプリによっては、スリープに入るまでの時間を設定画面で指定できます。
ファイルの転送が終わったら、iPod/iPad/iPhoneの無線LANをオフにして出掛けましょう。 iPod/iPad/iPhoneに保存したファイルを外出先で閲覧するときも、アプリを起動します。 もちろんこのときは無線LANに接続している必要はありません。

パソコンへの再接続

PC さて、外出の後、自宅に戻って再度パソコンに接続するには、iPod/iPad/iPhoneの無線LANをオンにして、アプリのWebDAV機能を起動するだけでOKです。 パソコンのエクスプローラーには、前回接続したときの名前で、iPod/iPad/iPhoneが見えているはずです。
ただ、無線LANアクセスポイントの設定によっては、無線LANに接続する度にiPod/iPad/iPhoneのIPアドレスが変わってしまいます。 もし、IPアドレスが変わってしまったときは、再度パソコンの設定からやり直してください。

接続が不要になったら、パソコンのエクスプローラーでiPod/iPad/iPhoneのアイコンの右クリックメニューで「削除」を選びます。
ただしiPod/iPad/iPhoneでWebDAV機能が起動していないと、「削除」がうまくいかないことがあります。 こんな時はファイル転送が終わったら、アプリを終了する前に、毎回パソコン側で「削除」するのが良いでしょう。