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iPhoneの壁紙を自動的に切り替える「ショートカット」アプリの使い方

iPod/iPad/iPhoneの壁紙は、時間や場所など、いろいろな条件で自動的に切り替えることができます。 (ショートカット) アプリのオートメーションを使って、 写真(写真)アプリ に作成した「アルバム」から1枚の写真を選び、ロック画面およびホーム画面の壁紙を切り替えることができます。 日中と夜、自宅と職場、仕事中と趣味の時間で、壁紙を自動的に切り替えてみては?
ここでは「時間」と「場所」を例にして、iPhoneの壁紙を自動的に切り替える手順を詳細に説明します。 ほかにも複雑なショートカットを作れば、いろいろな条件で自動切り替えを行うことができます。

ロック画面・壁紙をウィジェットごと自動で切り替える

iPad iPhone このページで示す方法で切り替えられるのは、ロック画面・ホーム画面の背景の壁紙だけですが、 ウィジェットや時刻表示のフォントなどの設定を含めて、カスタマイズしたロック画面・壁紙を丸ごと切り替えたい場合には (集中モード) のスケジュール機能を使います。
ロック画面・壁紙切り替え専用の「カスタム」集中モードを設定します。
詳しくは下記をご覧ください。

ショートカットアプリのインストール

「ショートカット」はiOS12から標準搭載されたアプリです。 あらかじめ準備された動作を組み合わせて「ショートカット」を組み立て、これをいろいろな条件で自動起動することで、iPod/iPad/iPhoneの操作を自動化することができます。 Siriを使って好きな言葉でiPhoneに一連の処理を行わせることも可能になります。 これは2017年にアップルが買収した「Workflow」アプリを改良・改名したものです。
  • ショートカット

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    iOS標準搭載の「ショートカット」アプリです。iPod/iPad/iPhoneから削除してしまったときは、App Storeからこれを再インストールします。

壁紙用のアルバムを作る

iPad iPhone 切り替えに使う壁紙は、 (写真) アプリに格納されている写真から選択されます。 事前に壁紙用の「アルバム」を作っておくと、その中から画像を選択するように指定できます。
アルバムの作り方については 写真アプリで新しいアルバムを作る/削除する をご覧下さい。

時間が来たら壁紙を切り替える

まずは特定の時間が来たら壁紙を切り替えるようなオートメーションを作ってみます。
iPad iPhone (ショートカット) アプリを起動します。
iPhoneの場合は、下のメニューから「オートメーション」画面を開きます。
iPadの場合は、画面左上の (メニュー) アイコンをタップして「オートメーション」画面を開きます。
iPad iPhone そして右上(iPhone)または左上(iPad)の「+」をタップします。
iPad iPhone 「個人用オートメーションを作成」をタップします。
iPad iPhone イベントを起動するトリガー(起動条件)の選択画面になります。 今回は「時刻」をトリガーにして動作させるので、「時刻」をタップします。
ここでは、時刻のほかにもいろいな起動条件が選択できます。
iPad iPhone 時刻の詳細条件を入力します。 起動する時刻は「日の出」「日の入」または任意の「時刻」が指定できます。 「日の出」「日の入」をタップすると、さらにその時刻の15分、30分、45分...4時間前または後を選択することもできます。
時刻の数字の部分をタップすると、キーボードから数値を直接入力することもできます。
画面下部では起動する頻度が指定できます。 「毎日」、「毎週(曜日を指定、複数指定可能)」、「毎月(月に1回、日にちを指定)」から選べます。
すべてを選択し終えたら、右上の「次へ」をタップします。
iPad iPhone このような画面になります。 「アクションを追加」をタップします。
iPad iPhone 「App」をタップします。
iPad iPhone 「写真」をタップします。
iPad iPhone 画面をスクロールして「写真を検索」をタップします。
iPad iPhone このような画面になります。 この画面では「写真を検索」アクションの詳細を設定していきます。
この画面では、青い背景で囲まれた青文字の部分をタップすると、条件を変更することができます。
特定のアルバムから写真を選択するときは「フィルタを追加」をタップします。
iPad iPhone すると、このような画面になります。 アルバムを選択する条件を指定します。 「が次と等しい」と書かれている右にある青枠をタップします。
なお、青文字で「アルバム」や「が次と等しい」と書かれているところをタップすると、別の条件で写真を選択することも可能です。
iPad iPhone あなたが (写真) アプリに作成しているアルバムの一覧が表示されます。 壁紙にしたい写真が格納されているアルバムを選択します。
ただし、自動的に作成される「お気に入り」アルバムは、ここでは選択できません。
iPad iPhone つづいて「並び順序」の右に書かれている「なし」をタップします。
なお、ここで再度「フィルタを追加」をタップすると、写真の選別条件を増やすことができます。 複数のアルバムから選別したり、日付やサイズで絞り込んだりできます。
iPad iPhone すると、アルバムから写真を選び出す(壁紙のために選択する)方法が指定できます。 ここでは「ランダム」を選ぶことにしました。
iPad iPhone つづいて「制限」欄を タッチパネル:ON(オン) にして、その下の[-]をタップし「1枚」の写真を取得するように指定します。 壁紙には同時に1枚の写真しか指定できないので、ここで選択する枚数を指定します。
iPad iPhone ここまでで「写真を検索」アクションの設定が完了し、1枚の写真を選び出す処理が指定できました。 つづいて選び出した写真を壁紙に設定するアクションを定義します。 まず画面右下の「×」をタップします。
iPad iPhone すると画面の下に現れる「Appおよびアクションを検索」と書かれているところを上にドラッグします。 もし追加したいアクションの名前が分かっているときは、この検索ボックスからアクションを検索することもできます。
iPad iPhone アクションの選択画面が現れます。 「カテゴリ」の「スクリプティング」をタップします。
iPad iPhone このような画面になります。 画面をスクロールすると「システム」欄に「壁紙を設定」というアクションがあります。 これをタップします。
iPad iPhone すると「写真を検索」アクションの下に「壁紙を設定」アクションが接続されます。 そして「壁紙を設定」アクションの詳細な設定ができます。
ここで「ロック画面、ホーム画面」と書かれているところをタップすると、壁紙の変更先を「ロック画面」だけ、または「ホーム画面」だけに制限することもできます。
つづいて「写真」の右の[>]をタップします。
iPad iPhone 「プレビューを表示」というオプションが現れます。これを タッチパネル:OFF(オフ) にします。これを タッチパネル:ON(オン) のままにしておくと、壁紙の切り替え前に、プレビュー(確認)画面が表示されるので、そこで処理が止まってしまい、切り替えが完了しません。
iPad iPhone すると今度は「視差効果」というオプションが現れます。 これはお好みで設定してください。 「視差効果」とは、デバイスを動かすと写真の表示位置が変化して、画面に奥行きがあるように錯覚させる機能です。 本来はプレビュー画面で指定するオプションです。
ここまででようやくアクションの組み合わせが完成しました。 画面右上の「次へ」をタップします。
なお、この画面の下にある「スクリプティング」と書かれている部分の右にある「×」をタップして、別のアクションを追加することもできます。 壁紙の切り替えと同時に、ほかの操作をさせることもできます。
また、画面右下の アイコンをタップすると、このショートカットの動作を今すぐ試すことができます。
iPad iPhone このような画面になります。 「実行の前に尋ねる」を タッチパネル:OFF(オフ) にします。 すると「実行の前に尋ねないようにしますか?」と聞かれるので「尋ねない」をタップします。 これを タッチパネル:ON(オン) のままにしておくと、壁紙の切り替え時に処理が停止してしまいます。
iPad iPhone すると今度は「実行時に通知」というオプションが現れます。 お好みで設定してください。
そして右上の「完了」をタップします。
iPad iPhone 時刻に従って壁紙を切り替えるオートメーションが登録できました。 複数のオートメーションを登録しておけば、時刻に従って自動的に次々と壁紙が変わります。
iPad iPhone いつでも、オートメーションの画面からショートカットを選び、この画面で アイコンをタップすると、このショートカットを強制的に起動することができます。
iPhone iPhone(iOS16以降)の場合は、ショートカットで写真が設定されるロック画面は、このようにロック画面一覧の一番左の画面となります。
ロック画面・壁紙の作成方法については ロック画面・ホーム画面のカスタマイズ方法 / 壁紙・フォント変更・ウィジェット設定 をご覧下さい。

場所に従って壁紙を切り替える

今度は特定の場所に到着したときに壁紙を切り替えるようなオートメーションを作ってみます。
iPad iPhone (ショートカット) アプリを起動し、「オートメーション」画面を開き、「+」をタップします。
そして「個人用オートメーションを作成」をタップします。
iPad iPhone イベントを起動するトリガーの選択画面になります。 今回は「場所」をトリガーにして作業を行います。 特定の場所に「到着」したとき、「出発」したとき、が選べます。 「通勤/通学する前」や「CarPlay」に接続したとき、なども選べます。
今回は「到着」を選びます。
条件を選ぶと、位置情報の許可が求められるので「Appの使用中は許可」をタップします。
iPad iPhone つづいてこのような画面になります。 「場所」をタップすると、ターゲットとする場所が選択できます。
画面の下の部分で、時間も条件に加えることができます。
「任意の時刻」を選ぶと、時刻には関係なく位置情報だけで変更されます。 「時間範囲」をタップすると、判定を行う開始時間と終了時間も指定できます。 ただし、「時間範囲」はあまり短いと有効にできないようです。開始時間と終了時間の間は10時間程度は必要なようです。
iPad iPhone 「場所」をタップすると、このような画面になります。 ターゲットとする場所を検索して選択します。 画面下部の地図の、青丸をドラッグすると、目的地からの距離も指定できます。
iPad iPhone このように設定できました。 午前8:00~午後5時の間に東京タワーについたら壁紙を変更するように設定してみました。
条件を設定したら、右上の「次へ」をタップします。
iPad iPhone このような画面になります。 つづいて「アクションを追加」をタップします。
ここから先は 時間が来たら壁紙を切り替える の場合と同じ操作となります。

オートメーションを一時停止/削除する

iPad iPhone 設定済みのオートメーションを一時停止するには、 (ショートカット) アプリの「オートメーション」画面を開き、対象となるオートメーションをタップします。 するとこのような画面になるので「このオートメーションを有効」を タッチパネル:OFF(オフ) にします。
iPad iPhone 設定済みのオートメーションを削除するには、 (ショートカット) アプリの「オートメーション」画面を開き、対象となるオートメーションを右から左にフリックします。 するとこのような画面になるので「削除」ボタンをタップします。

Apple Watchの文字盤を自動的に切り替える方法/ショートカットアプリの使い方

ここに示したものとほぼ同様の手順で、Apple Watchの文字盤を自動的に切り替えることも可能です。 詳しくは下記をご覧ください。