なくしたiPod/iPad/iPhoneを「探す」アプリの使い方
“iPhone(iPad、iPod touch)を探す”機能とは、他のiPod/iPad/iPhoneやパソコンから、なくしたiPod/iPad/iPhoneの場所をマップ上に表示させたり、警告音を鳴らしたり、メッセージを表示させて見つけた人に連絡したり、リモートワイプを実行してデータを消去できる機能です。
もくじ
「探す」アプリの初期設定
「探す」アプリを使用するには、最初に1回初期設定が必要です。 iCloudメニューで「iPod/iPad/iPhoneを探す」を (オン)にします。 詳しくは 「探す」アプリの初期設定 「iPod/iPad/iPhoneを探す」をオンにする のページをご覧下さい。
「探す」アプリの初期設定 「iPod/iPad/iPhoneを探す」をオンにする
パソコンからiPod/iPad/iPhoneを探す・デバイスを紛失モードにする
それでは実際に、パソコンからiPod/iPad/iPhoneを探してみましょう。パソコンのインターネットブラウザで iCloudのログイン画面 を開き、AppleIDとパスワードを入力します。
iCloudのログイン画面(https://www.icloud.com/)(アップル)
Apple ID、パスワードを忘れた場合の解決策
(iPhoneを探す)アイコンをクリックします。
画面中央上部の「すべてのデバイス」をクリックすると、あなたがAppleIDに結びつけているデバイスの一覧が表示されます。 任意のデバイスをクリックすると、その位置を知ることが出来ます。
ただしネットワークに繋がっていないデバイスにはグレーの丸マークが付き、最後に確認された位置が表示されます。 iPod touchなど、Wi-Fi接続しか持たないデバイスでは、スリープに入ってもグレーマークになります。
なお、デバイスにバッテリが残っている限り、「消去」を行っても、またデバイスの電源がOFFにされていても、所在地が確認できます(iOS15以降)。 ただしiOS14以前のデバイスでは、「消去」を行うとiPod/iPad/iPhoneが位置情報を送信できなくなるので、それ以降所在地が確認できなくなります。
- サウンドを再生
- このiPod/iPad/iPhoneで警告サウンドを再生することが出来ます。
- ロック/紛失モード
- このiPod/iPad/iPhoneにパスコードロックをかけ、画面に任意のメッセージを表示することが出来ます。ApplePayに登録したクレジットカードなども使用を停止します。 さらにバッテリーを持たせるために低電力モードがONになり、あなたに電話をかける以外のほぼすべての機能が使用不可能になります。
- iPod/iPad/iPhoneを消去
- このiPod/iPad/iPhoneをリモートワイプすることが出来ます。保存されているデータをすべて消去することが出来ます。 消去後もアクティベーションロックはかかっているので、他人がそのiPhoneを使用することはできません。
パスコードロックの使い方と解除方法
アクティベーションロックの解除方法
サウンドを再生
スリープに入ったiPod touchや、ネットワークに繋がっていないデバイスにも指示は送信可能です。 この場合は、次回ターゲットデバイスがネットに繋がった時に、指示に従った動作を行います。
ロック/紛失モード
デバイスにパスコードロックを掛けていなかったときは、 「ロック/紛失モード」を選択すると、 最初にこのデバイスのパスコードに使用する6桁の数字の入力を求められます。 あなたにしか分からない任意の6桁の数字を入力します。
すでにデバイスにパスコードロックがかかっている場合は、この手順はスキップされます。
なお、正しいパスコードを入力すると「紛失モード」は解除されます。 そしてApplePayに登録したクレジットカードなども使用可能になります。
パスコードロックの使い方と解除方法
別のiPod/iPad/iPhoneから探す
同じAppleIDでサインインした、別のiPod/iPad/iPhoneを持っているなら、それを使って失くしたiPod/iPad/iPhoneを探すことができます。ただしネットワークに繋がっていないデバイスは、アイコンが黒塗りとなり、最後に確認された位置が表示されます。 iPod touchなど、Wi-Fi接続しか持たないデバイスでは、スリープに入ってもアイコンが黒塗りになります。
なお、デバイスにバッテリが残っている限り、「消去」を行っても、またデバイスの電源がOFFにされていても、所在地が確認できます(iOS15以降)。 ただしiOS14以前のデバイスでは、「消去」を行うとiPod/iPad/iPhoneが位置情報を送信できなくなるので、それ以降所在地が確認できなくなります。
- サウンドを再生
- パソコンからの操作時と同様、ターゲットのデバイスで 警告音を鳴らします
- 経路
- マップ(地図)アプリ が起動して、ターゲットのデバイスまでの経路を表示します。
- 通知
-
ネットワークに繋がっていなくて位置が確認できないとき、「検出時に通知」を
(オン)
にしておくと、デバイスがネットワークに繋がったときに通知が届きます。
「手元から離れたときに通知」を (オン) にしておくと、対象デバイスが、このデバイスから約10m以上離れたとき(置き忘れ時)に通知が届きます(iOS15以降)。 詳しくは 手元から離れたときに通知する をご覧ください。
なお、通知方法やサウンドなどについては、 通知センター で詳細に設定できます。 - 紛失としてマーク
- パソコンからの操作時と同様、ターゲットのデバイスを 紛失モードにします
- このデバイスを消去
- パソコンからの操作時と同様、ターゲットのデバイスをリモートワイプします。保存されているデータをすべて消去することが出来ます。
- このデバイスを削除
- このデバイスと、あなたのApple IDとのリンクを解除し アクティベーションロックを解除 します。以降、このデバイスは「探す」アプリには表示されなくなります。 デバイスを廃棄したり他人に譲ったときに指定します。 このメニューはデバイスの位置が確定できないときのみ表示されます。
手元から離れたときに通知する
これは置き忘れ/盗難防止のための機能です。 「探す」に対応しているデバイスや AirTag がiPhoneから離れて、そのBluetooth電波到達範囲(約10m)を超えるときに警告を受け取ることができます(iOS15以降)。 アイテムごとに、自宅や職場など、この通知を無視する場所(例外)を指定することもできます。ただし自宅や職場など、デバイスを置いて10m以上歩き回る可能性がある場所では、この通知を無視することができます。 無視する場所を指定したいときは「新規位置情報」をタップします。
右上の「完了」をタップすると設定完了です。
「iPhoneを探す」機能をOFFにする
基本的には「iPhoneを探す」は常にオンで良いですが、iPod/iPad/iPhoneを初期化(復元)するとき、他人に譲る場合にはこれをオフにする必要があります。 詳しくは「iPhoneを探す」をオフにする方法をご覧ください。iPhone以外のアクセサリを探す
(探す)アプリでは、iPod/iPad/iPhoneや 家族、友達 だけでなく、その他のアクセサリを探すこともできます。 アップルが発売する Apple AirTag(エアタグ) というコインサイズのデバイスをカバン、鍵や財布、自転車やバイクなどに取り付けておくと、その現在位置を (探す)アプリで知ることができます。また、アップル以外のメーカーが発売する、図に示すような「Works with Apple Find My」ロゴが付けられた製品の現在位置も (探す)アプリで知ることができます。 サードパーティメーカーは、アップルの Find My network に参加することにより、 (探す)アプリ互換のアクセサリを開発、発売することができます。
Apple AirTag(エアタグ)の使い方 なくし物を発見/置き忘れ防止
Connect to the Find My network (米Apple)
Everything You Need to Know About Apple's Find My Network Accessory Program (macrumors)
Apple WatchでなくしたiPod/iPad/iPhoneを探す
Apple Watchでも (デバイスを探す)アプリ を使ってiPod/iPad/iPhoneの位置を探すことができます。 操作方法はiPhoneとほぼ同様です。 詳しくは下記をご覧ください。
Apple WatchでなくしたiPod/iPad/iPhoneを探す