QNAPでUSBデバイスのバックアップ
QNAP NASの本体USBコネクタに接続したハードディスクまたはUSBメモリとの間で同期バックアップすることができます。
USB接続のデジカメやUSBメモリーの内容を自動的にNASにコピーしたり、逆にNASの内容をUSBハードディスクにバックアップすることができます。
なお、QNAP NASの使い方全般についてはQNAP NASの使い方をご覧ください。
QNAP NASの使い方
QNAP NASのバックアップと同期 NAStoNAS、Rsync、RTRRの使い方
ブラウザのQTSの画面で「App Center」アイコンをクリックし、
左のメニューで「QTS必須」を選択し、「Hybrid Backup Sync」アプリを探します。
「インストール」ボタンをクリックするとインストールされます。
ブラウザのQTSの画面に「Hybrid Backup Sync」アイコンが追加されます。
QNAP NASのUSBコネクタにハードディスクまたはUSBメモリを接続します。
するとこのような画面が表示されます。
「このデバイスをバックアップに使用」をクリックします。
すると「Hybrid Backup Sync」が起動し、このような画面になります。
「新しいバックアップジョブ」を選びます。
すると案内画面が開きます。
最初は「フォルダを選択」です。
まずコピー元(送信元)のフォルダを選択します。 NASからUSBドライブへコピーしたいときは、NASのコピー元フォルダにチェックを入れます。 USBドライブからNASへコピーしたいときは、「外部デバイス」欄のコピー元フォルダにチェックを入れます。 そして画面右下の「次へ」をクリックします。
次にコピー先(受信先)のドライブを選択します。
現在操作中のNAS、またはそこに接続したUSBドライブに保存するときは「ローカルNAS」を選びます。
ネットワークでつながった別のNAS(リモートNAS)や、各種クラウドサービスも選択できます。
次にコピー先(受信先)のフォルダを選択します。
NASからUSBドライブへコピーしたいときは、「外部デバイス」欄のコピー先フォルダをクリックします。
USBドライブからNASへコピーしたいときは、NASのコピー先フォルダをクリックします。
つづいてこのような画面になります。
ジョブの内容確認です。
必要に応じて「ジョブ名」欄を変更してください。 画面左の「選択済み」欄をクリックすると、送信側のフォルダが確認・変更できます。 画面右の「パス」欄をクリックすると、受信側のフォルダが確認・変更できます。
そして画面右下の「次へ」をクリックします。
次の案内画面は「スケジュール」です。
同期のスケジュールを設定します。
USBドライブを接続するたびに、コピーを行いたいときは「自動バックアップ」を選びます。
日時を指定してコピーしたいときは「スケジューラー」を選び、画面右の「＋」をクリックします。
バージョン管理を行うこともできます。
画面左のメニューから「バージョン管理」をクリックすると、このような画面になります。
バージョンまたは日数を指定してバージョンを管理することができます。
データの整合性チェックを行うこともできます。
画面左のメニューから「データの整合性チェック」をクリックすると、このような画面になります。
正しくコピーできたか否かを確認することができます。
同期ジョブとは別に、チェックのジョブの実行スケジュールを指定できます。
ただし負荷が高いジョブなので、慎重に指定してください。
また、チェックのジョブの実行スケジュールに合わせて、USBドライブをNASに接続しておく必要があります。
次の案内画面は「ルール」です。
画面左のメニューから「方法」「ポリシー」「オプション」を選ぶと、いろいろな同期の条件を指定することができます。
次の案内画面は「要約」です。
これまでに入力したジョブの情報が確認できます。
問題なければ画面右下の「作成」をクリックします。
ジョブの設定が完了しました。
後は指定した条件やスケジュールに従って同期コピーが行われます。
画面右上の「今すぐバックアップ」をクリックすると、設定した条件やスケジュールとは別に、今すぐ同期を開始できます。
このように、指定した同期フォルダの下にフォルダが作られ、コピーが採取されていきます。
いつでも任意のバージョンが取り出せます。
「latest」フォルダの下が最新のコピーです。
なお、USBドライブをNASから取り出すときは、「取り出し」操作を行う必要があります。
画面右上にある図のアイコンをクリックし、取り出したいUSBドライブのエジェクトアイコンをクリックします。
NAS本体の、USBコネクタにあるアクセスランプが消灯したら、USBドライブを取り出してもOKです。
ジョブ一覧画面の右にある「:」ボタンをクリックすると、このようなメニューが表示されます。
ジョブを編集、削除、コピーすることができます。
-
QNAP実践活用ガイドブック~クラウド時代のネットワークストレージ活用術
技術評論社 2017/10/20 2160円
海外で定番のNAS「QNAP」の基本から応用までを1冊に!クラウドの浸透により,情報システムの世界が大きく変わりました。ネットワークストレージもその1つです。今では多くの企業がクラウドを活用したITビジネス戦略を採用しています。一方で,企業内システムではクラウドだけで情報を扱えるとは限りません。本書は,クラウド時代に最適なネットワークストレージ活用を目的に,企業内ストレージシステムを対象としたシステム構築・運用について解説します。扱う製品は,欧米での人気を誇り,ここ日本でも数年前からシェアを伸ばしている台湾メーカQNAPの製品群です。目的別・規模別による解説のほか,実際の製品を利用した構築・運用事例まで徹底的に解説します。
