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QNAPにTelnet/SSH接続でパソコンからリモート遠隔操作する方法 コンソールでコマンド実行

QNAP NASに、パソコンからTelnet/SSH接続でログインしてコンソールを開き、Linuxコマンドを実行したり、手動でアプリをインストールすることができます。
なお、QNAP NASの使い方全般についてはQNAP NASの使い方をご覧ください。
  • QNAP実践活用ガイドブック~クラウド時代のネットワークストレージ活用術

    技術評論社 2017/10/20 2160円

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QNAPのTelnet/SSH設定:接続ユーザーの追加

PC ブラウザのQTSの画面で「コントロール・パネル」アイコンをクリックし、 [ネットワークサービスとファイルサービス]-[Telnet/SSH]画面を開くと、 Telnet/SSHに関する設定ができます。
初期設定ではTelnetはオフ、SSHはポート22番が有効になっています。 Telnet, SSH どちらもリモート接続するためのプロトコルですが、通常は暗号化通信が行えるSSHのみを使用します。
PC 上の画面で「アクセス許可の編集」を選ぶと、Telnet/SSH接続を許可するユーザーを編集できます。 管理者権限("administrators"グループ)を持つユーザーの一覧が表示されるので、チェックボックスで接続許可/禁止を指定し、「適用」をクリックします。
ユーザーの追加、権限の変更は「コントロール・パネル」の[権限設定]画面で行います。

Windows10からのTelnet/SSH接続

Windows10からのTelnet/SSH接続には、Windows10でTelnet/SSH接続が可能なターミナルソフトから行います。 有名なソフトとしてはPuTTY、Tera Termがあります。 まずはこれらをインストールしておいてください。
PC まずはQfinder Proを使って、接続先のQNAPのIPアドレスを確認しておきます。 Qfinder Proは、QNAPユーティリティのサイトからダウンロードできます。
PC つづいてターミナルソフトを起動し、接続先を設定します。 ここではTera Termを使っていきます。
Tera Termでは初回起動時に接続先の設定画面が現れます。 「ホスト」欄にQNAPのIPアドレス、TCPポート番号を設定し、「OK」をクリックします。
PC するとこのような警告画面が表示されます。 「このホストをknown hostsリストに追加する」が選ばれていることを確認して「続行」をクリックします。
PC つづいてQNAPのログインユーザー名、パスワードを入力します。
PC QNAPにコンソールログインできました。 Linuxコマンドを入力可能です。 “exit”コマンドを入力すると、ログアウトしてTera Termが終了します。