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モバイルバッテリーの機内持ち込み制限

ここでは、飛行機で旅行する場合の、モバイルバッテリーの機内持ち込み制限を解説します。
iPhoneを飛行機・海外旅行で使用する方法全般については下記で解説しています。合わせてご参照ください。

モバイルバッテリーの機内持ち込み制限

モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオンバッテリー/リチウムポリマー(LiPo)バッテリーは、過充電や過放電で発火の危険性がある危険物です。 トランクなどに入れて荷物室に預けることはできません。 必ず機内持ち込み手荷物に入れる必要があります。 さらに持ち込み可能な量にも制限があります。 荷造りの時には注意してください。
リチウムイオンバッテリーの持ち込み制限
容量数量制限機内持ち込み預け
27,027mAh (100Wh) 以下なし×
~43,243mAh (160Wh) 以下2個まで×
43,243mAh (160Wh) を超えるもの××
一般に市販されているモバイルバッテリーの多くは1セル構成の20,000mAh(=約74Wh)前後までなので、機内持ち込みなら制限なしで持ち込めます。 ラジコンやドローンなどのバッテリは、容量もセル数も必要数も多くなりがちなので注意が必要です。 なお、この制限のため、近年人気のeBike:スポーツタイプの電動アシスト自転車を飛行機で輸送するのは困難です。 飛行機旅行向けの小容量バッテリが準備されたモデルであれば、バッテリを機内持ち込みすることで輸送可能です。

容量の換算方法

飛行機への機内持ち込み制限は、エアラインなどからは単位Whで表示されていますが、 一般的にリチウムバッテリー製品の容量は単位mAhで表示されています。 これは次の式で換算できます。
容量(mAh) x 電圧(V) / 1,000 = 容量(Wh)
リチウムイオンバッテリーの1セルの出力電圧は約3.7V(充電量で変動)なので、 たとえば容量10,000mAhの1セルのモバイルバッテリは、Whであらわすと、
10,000mAh x 約3.7V x 1セル / 1,000 = 約37Wh
となります。 また、たとえば2,500mAhの3セルのドローン用バッテリは、
2,500mAh x 約3.7V x 3セル / 1,000 = 約27.75Wh
となります。