iPadにゲーム機/パソコン/レコーダー/ウェブカメラを接続する/iPadを外付けディスプレイとして使う
(FaceTime)
やWeb会議アプリで、iPadに接続したウェブカメラを使うことができます。
外部からの映像を入力・表示できるデバイス
外部からの映像を入力・表示できるデバイスは、 USB Type-C コネクタを搭載して、iPadOS17以降にアップデートしたiPadシリーズのみです。 ご注意下さい。必要なもの
iPadに外部からの映像を入力・表示するには、以下のものが必要です。- USB接続のビデオキャプチャ機器またはウェブカメラ
- 外部からの映像を表示できるiPad用アプリ
- 各種接続ケーブル
[1] USB接続のビデオキャプチャ機器
入力にHDMIコネクタ、出力にUSBコネクタを持つ「 HDMIキャプチャーボード (Amazon) 」(UVC:USB Video Class対応機器)という装置を準備します。 通常HDMIキャプチャーボードは、ただiPadに接続するだけでカメラデバイスとして認識されます。 映像を表示するアプリ側で、カメラデバイスとしてこれを選択すればOKです。
ただし高性能なビデオキャプチャー機器を使用しないとフレームレートが低くなり、動画の再生がまともにできないことがあります。 アクションゲームや動画の再生を行いたい場合は、定価1万円前後の、4K/30FPS以上の性能を持つビデオキャプチャー機器を使ってください。
なお、ウェブカメラを接続する場合は、ビデオキャプチャ機器は不要です。ウェブカメラを直接iPadに接続することができます。
[2] 外部からの映像を表示できるiPad用アプリ
UVC対応機器からの映像を表示することができる、ビデオキャプチャーアプリが必要です。 なお、
(FaceTime)
もUVCに対応しています。
詳しくは ビデオキャプチャ(UVC対応)アプリケーションカタログ をご覧ください。
[3] 各種接続ケーブル
iPadとビデオキャプチャ機器、ビデオキャプチャ機器と外部映像ソースの間を接続するケーブルを準備します。 iPad側のコネクタはUSB Type-Cですが、途中に変換コネクタなどを挟んでType-Aに変換してもOKです。 USB Type-A接続のウェブカメラ／ビデオキャプチャー機器でも、Type-A - Type-C 変換アダプターを使えば使用できます。 ただしスピード規格はUSB3.0(5Gbps)以上のものを準備することをお勧めします。
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アイ・オー・データ USB HDMI変換アダプター [4K対応] キャプチャーボード UVC対応 GV-HUVC/4K
アイ・オー・データ 2021-06-04 7700円
HDMI出力映像を簡単にパソコンへ取り込むことができるキャプチャーデバイスです。 UVC（USB Video Class）に対応しており、本商品とHDMIケーブルで接続した一眼レフカメラやビデオカメラなどの機器はWindows・Macで“カメラデバイス”として認識され、Webカメラのように扱うことができます。 また、最大4K／30pの撮影や配信にも対応しています。 一眼レフカメラやビデオカメラなどは一般的なWebカメラを使うよりもマイク音声や映像が高品質であり、かつ自由な取り回しも可能なため、伝えたい映像をリアルタイムに配信する際に活躍します。
商品バラエティ
iPadとの接続方法
iPadとビデオキャプチャ機器、外部映像ソース(写真の例はパソコン)をケーブルで接続し、iPadで映像を表示するアプリを起動すると、iPadに外部映像ソースの画面が表示されます。
通常、iPad、ビデオキャプチャ機器、外部映像ソースいずれにおいても、特に接続のための操作などは不要です。
ただしiPadのアプリでは、入力となるカメラの切り替えなどが必要になる場合があります。
この写真で使用しているビデオキャプチャ機器は、アイ・オー・データ社の GV-HUVC/4K (Amazon.co.jp) です。 パソコンで3DMark(Time Spy)を動かしても、コマ落ちすることなくスムーズに表示されます。
外部映像ソースとしてパソコンを接続した場合は、パソコンからはiPadが普通の外部ディスプレイに見えます。
パソコン画面の右クリックメニューから[ディプレイ設定]を選ぶと、このような画面が表示されます。
iPadをメインディスプレイに指定することもできます。
外部映像ソースとしてウェブカメラを接続する場合は、直接iPadに接続することができます。
ビデオキャプチャ機器は必要ありません。
HDCP(コピーガード)の解除
外部映像ソースとしてBlu-ray/HDDレコーダーやAppleTV、CATVセットトップボックスなどを接続した場合は、コピーガードに注意する必要があります。 Blu-rayの映像、録画した番組や定額ビデオストリーミングサービス( amazon prime video / HULU / NETFLIX )など、著作権で保護されているコンテンツにはHDCP(コピーガード)がかかっているため、そのままでは表示することができません。 AstroAI
や
LEICKE KanaaN (4K)
,
LEICKE KanaaN (1080p)
のような、HDCPの解除ができる機器を、HDCPに非対応の機器の手前に挟めば表示が可能になります。
アプリの設定:Camo Studioの場合
ここでは、 Camo Studio を例にとって、シンプルにiPadの画面に外部映像ソースを表示する方法を、簡単に紹介します。このアプリはもともと動画配信用アプリなので、使いこなすと、より複雑な映像表示・配信を行うこともできます。
ケーブルを接続してアプリを起動すると、このような画面になります。
画面中央上にあるアイコンをタップすると、画面の録画やストリーミングが開始できます。
このアプリは2つの入力をスーパーインポーズして表示することができます。 初期設定は、カメラ1がiPadのリアカメラ、カメラ2がiPadのフロントカメラとなっています。 カメラを切り替えるには、左上の
アイコンをタップします。
するとこのような画面になります。
左上に並んでいる4つのボタンで、カメラ1、カメラ2、オーディオ入力、キャンパス(背景)の設定ができます。
この画面はカメラ1の設定画面です。 ビデオキャプチャ機器を画面に表示するには「Type」欄で「External video source」を、また「Device」欄で、iPadに接続しているビデオキャプチャ機器の名前 (この例では"I-O DATA GV-HUVC 4K Video Capture USB") を選択します。
カメラ2の設定は、このようにします。
「Type」欄で「Off」を選ぶと、フロントカメラの表示を消すことができます。
オーディオ入力の設定画面で「Pass to speakers」を
(オン)
にすると、音声出力にiPadのスピーカーが使われます。
動画再生などの、外部映像ソースの音声がiPadから聞こえてきます。
画面左下に見えるハンドルを上に向かってドラッグすると、このような画面がせりあがってきます。
「シーン」と呼ぶ、画面のレイアウトや飾りなどの設定が選択できます。
ここで右上の「+」をタップし、なにも設定せずに名前だけつけて保存すると、飾りなどが全くないシンプルな「シーン」を作ることができます。
それを選べば、外部映像ソースのみを全画面表示することができます。
関連サイト
ビデオキャプチャー装置カタログ
ビデオキャプチャ(UVC対応)アプリケーションカタログ
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FaceTime
Apple ソーシャルネットワーキング 無料
iOS標準搭載の「FaceTime」アプリです。iPod/iPad/iPhoneから削除してしまったときは、App Storeからこれを再インストールします。
詳細を見る(App Store) -
Camo Studio – Streams & Video
Reincubate 写真／ビデオ 無料
数回タップするだけで、ストリーミングに参加したり、次のビデオを録画したりできます。シーンに磨きをかけ、カメラを接続し、簡単に作成を開始できます。すべて iPad から直接行えます。 2023 Apple Design Award ファイナリスト アプリの iPad 版を今すぐ試してみてはいかがでしょうか?
詳細を見る(App Store) -
Video Assist
Auron Studios Pty Ltd 写真／ビデオ 15,000円
互換性のある USB キャプチャ カードを使用して、iPad を外部モニタおよび録画デバイスとして使用します。 ビデオを簡単に録画したり、HDMI または SDI ビデオ ソースからフレーム グラブをキャプチャしたりできます。
詳細を見る(App Store) -
PadDisplay
Ryoga Tanaka ユーティリティ 無料
あなたのiPadが簡易モバイルディスプレイに変身！iPadのUSB-Cポートにウェブカメラやキャプチャデバイスを接続して、その映像をプレビュー表示できます。（リアルタイム性が重要で低遅延が求められる場面でのプレビュー表示には対応していません。）
詳細を見る(App Store) -
CamX - USB Camera
Touchbits Inc. 写真／ビデオ 無料
CamXは、iOSデバイスをカメラなどからビデオをキャプチャできるポータブルモニターに変換します。USB-C対応のiPadを持っている場合、キャプチャカードと組み合わせてモニターやポータブルゲームコンソールのディスプレイとしても使用できます。コンテンツクリエイターであるか、ゲーマーであるかにかかわらず、CamXは多目的なビデオキャプチャなどに不可欠なアプリケーションです。
詳細を見る(App Store) -
Simple Display
Takayuki Kawashichi 写真／ビデオ 無料
本アプリはiPadOS17より対応した外部入力された映像を表示するだけのシンプルなアプリです。使い方は簡単！アプリを起動してiPadのUSB-CポートにHDMIキャプチャやウェブカメラなどのUVC対応デバイスを接続するだけ！今まではiPadをHDMI入力対応のモバイルモニタとして使うには、高価な専用入力アクセサリが必要でしたが、これからはiPadと汎用のHDMIキャプチャがあればOK！
詳細を見る(App Store)
