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Microsoft リモート デスクトップの使い方 iPod/iPad/iPhoneの場合

Windowsパソコンで定番の、マイクロソフト純正「リモート デスクトップ」のiPhone版です。 ここでは、この「Microsoft リモート デスクトップ」アプリで、外出先から自宅のパソコンをリモート操作する方法を紹介します。

Microsoft リモート デスクトップアプリをiPod/iPad/iPhoneにインストール

まずはApp Storeで、無料のオフィシャルアプリ「Microsoft リモート デスクトップ」アプリをインストールしましょう。
  • Microsoft リモート デスクトップ

    Microsoft Corporation ビジネス 無料

    Microsoft リモート デスクトップ アプリを使えば、ほとんどどこからでもリモート PC や作業用リソースに接続できます。どこにいても作業ができるように支援するリモート デスクトップ クライアントの RemoteFX を使用して、Windows をフル活用してください。

接続先パソコンの条件

Microsoft リモート デスクトップの接続先となるWindowsパソコンの必須条件は次の3点です。
  • Windowsのエディションが「Pro」「Enterprise」「Ultimate」のいずれかであること。「Home」には接続できません。
  • Windowsへのログインパスワードが設定されていること。ただしMicrosoftアカウントである必要はありません。
  • Windowsの設定で、リモートデスクトップ接続を許可していること
これらの設定方法についてはMicrosoft リモート デスクトップの使い方 Windowsの場合のページをご覧ください。
なお、これらを満たさないパソコンをリモート操作したい場合は Chrome リモート デスクトップアプリ などのリモート接続アプリを使用してください。

Microsoft リモート デスクトップの設定

まず、Microsoft リモート デスクトップアプリに接続先のパソコンを登録します。
iPad iPhone を起動するとこのような画面になります。 「続行」をタップします。
iPad iPhone するとBluetooth、カメラ、マイクへのアクセスを求めてきます。 順に「OK」をタップします。
iPad iPhone するとこのような画面になります。ホーム画面です。 ここに接続先のパソコンを登録します。 画面右上の「+」をタップします。
iPad iPhone このような画面になります。 「PCの追加」を選びます。
iPad iPhone 「PC名 ホスト名またはIPアドレス」と書かれているところをタップし、 接続先パソコンのローカルIPアドレスを入力します。 通常「192.168.・・・」となるはずです。 パソコンのIPアドレスを調べるには、そのパソコンでコマンドプロンプトを開き「ipconfig /all」と入力します。
外出先からVPN経由でリモートログインする場合も、指定するのはローカルIPアドレスです。 このため接続先パソコンはIPアドレスを固定しておきましょう。
また「ユーザーアカウント」欄で、接続先パソコンのログインIDとパスワードを記憶させることもできます。 セキュリティを上げたいなら、ここは入力せず、毎回接続時に手入力します。
そのほかは特に設定は不要です。 入力が終わったら、画面右上の「保存」をタップします。
iPad iPhone ホーム画面に切り替わり、接続先パソコンの設定が追加されているのが確認できます。

iPhoneからリモート デスクトップ接続する

まずは外出先からではなく、同じ自宅/職場内LANにある接続先パソコンにリモートデスクトップ接続してみましょう。
iPad iPhone を起動し、接続したいパソコンの設定をタップします。
iPad iPhone すると接続先パソコンのログインIDとパスワードの入力画面になります。 入力して「続行」をタップします。
PC iPod/iPad/iPhoneにWindowsパソコンの画面が表示されました。 タッチ操作でパソコンが操作できます。
PC 画面上部のキーボードアイコンをタップすると、ソフトウェアキーボードが表示されます。 WindowsアプリにiPod/iPad/iPhoneから文字入力ができます。
そして画面中央上の アイコンをタップすると・・・
PC このような画面が表示されます。
アイコンをタップすると、アプリのホーム画面に切り替わります。別のPCへの接続が開始できます。
アイコンをタップすると、画面のタッチで直接ウインドウが操作できます。 指先がマウスポインター代わりになります。
アイコンをタップすると、画面にマウスポインターが表示されます。指でマウスポインターをドラッグして操作することができます。 これが初期値です。
右上の「完了」をタップするとパソコンの画面に戻ります。
パソコンのスクリーンショットの右下にある「×」をタップすると、そのパソコンとの接続を切断します。
iPad iPhone ホーム画面左上の アイコンをタップすると、このようなメニューが表示されます。 「設定」を選ぶと・・・
iPad iPhone リモート デスクトップアプリの各種設定ができます。 お好みで設定して下さい。

外出先から自宅/職場パソコンに接続する場合

ここまでの設定で、同じ自宅/職場内LANにある接続先パソコンにリモートデスクトップ接続することができます。 外出先から自宅/職場のパソコンに接続するには、さらに下記の設定・確認が必要です。
  • プロバイダから自宅/職場に払い出されているIPアドレスが、グローバルIPアドレスであること
  • 自宅/職場LANへのDDNSドメイン名または固定IPアドレスが確保されていること
  • 自宅/職場にVPNサーバが設置されていること
最近のWi-FiルーターやNASでは、無料でDDNSやVPNサーバが設定でき、比較的簡単にこれらの条件をクリアすることが可能です。 これらの設定方法については、以下の各ページをご参照ください。
ファイアーウォールに注意
企業のネットワークでは、ファイアーウォールによって外からの通信が遮断されていて、外部からのリモートアプリが使用できないことがあります。 そのような場合は、企業の情報システム部などにご相談ください。

パソコンのスリープ設定

接続先のパソコンを電源入れっぱなしにしてコントロールする場合は、接続先パソコンがスリープに入らないように設定しておきましょう。
PC Windowsの[スタート]-[設定]-[システム]画面を開き「電源とスリープ」を選ぶと、このような画面になります。 「スリープ」欄を「なし」に変更します。
PC ノートパソコンの場合は、カバーを閉じたときにもスリープに入らないように設定しておくと、カバーを閉じたままリモートコントロールできます。 上の画面の右にある「電源の追加設定」をクリックすると、このような画面になります。 画面左の「電源ボタンの動作を選択する」または「カバーを閉じたときの動作の選択」をクリックします。
PC するとこのような画面になります。 「カバーを閉じたときの動作」欄を「何もしない」に変更します。
マウスを自動で動かしてスリープを抑止できるデバイスも発売されています。

パソコンをリモート起動する

パソコンをリモートで起動するには、パソコン側で事前の準備が必要です。 一般に“Wake On LAN(WOL)”(LANからの起動)と呼ばれる方法を利用して、 そのパソコンのLANポートに対して「マジックパケット」と呼ばれるデータを送信する事によって起動します。 最近のパソコンではほとんどが“Wake On LAN(WOL)”に対応しています。
Wake On LANの設定については、 Wake on LAN(WOL)を設定してパソコンをリモート起動する方法 のページをご覧ください。

もっとiPhoneでテレワークをする方法を知りたい

当サイトでは、iPhone/iPadでテレワークするためのテクニックを紹介しています。