Chrome リモート デスクトップの使い方
通常この手のソフトはネットワーク接続の設定が大変ですが、Chrome リモート デスクトップは設定は一切必要なし。 パソコンにChromeブラウザとプラグインをインストールして、GmailのIDを使ってログインするだけで接続できます。
ファイアーウォールに注意
企業のネットワークでは、ファイアーウォールによって外からの通信が遮断されていて、外部からのリモートアプリが使用できないことがあります。 そのような場合は、企業の情報システム部などにご相談ください。
企業のネットワークでは、ファイアーウォールによって外からの通信が遮断されていて、外部からのリモートアプリが使用できないことがあります。 そのような場合は、企業の情報システム部などにご相談ください。
もくじ
Chromeブラウザのインストールとログイン
まず、リモートコントロールしたいすべてのパソコンに、Google Chromeブラウザをインストールして、Google(Gmail)のIDでログインします。 すでにChromeブラウザを使用している場合は Chromeブラウザへプラグインをインストール から作業を始めてください。
接続先のパソコンでGoogle Chromeブラウザを使用していないときは、まずこれをインストールします。
Chromeブラウザのダウンロードページ
の「Chromeをダウンロード」をクリックすると、ダウンロードが始まります。
Google Chromeブラウザのダウンロードページ(Google)
するとこのような画面になります。
「同意してインストール」をクリックします。
すると“ChromeSetup.exe”という名前のファイルがダウンロードできるので、これをダブルクリックします。
Chromeブラウザのインストールが完了したら、つづいてログインします。
画面右上の
アイコンをクリックします。
するとこのような画面になります。
「同期を有効にする」をクリックします。
Google(Gmail)のIDを入力します。
つづいてGoogle(Gmail)のパスワードを入力します。
GoogleのIDを
2段階認証でセキュリティ強化
しているときは、このような画面になります。
Google Authenticator(認証システム)アプリを起動して、6桁のワンタイムパスワードを入力します。
Googleアカウントのセキュリティ強化 2段階認証の使用方法
つづいてこのような画面になります。
ここでは「有効にする」をクリックします。
もし他のパソコンとChromeの設定を同期したくないときは、この画面で「設定」をクリックして、Chromeの設定画面で同期をOFFにしたうえで「確認」をクリックします。
以上でChromeブラウザのインストールとログインは完了です。
Chromeブラウザへプラグインをインストール
Google Chromeブラウザに、専用プラグイン「Chromeリモートデスクトップ」をインストールします。 複数のパソコンにChromeブラウザとプラグインをインストールして、すべて同じGoogle(Gmail)のIDでログインすれば、iPod/iPad/iPhoneや他のパソコンから、これらを切り替えて操作する事ができます。
Google(Gmail)のIDでログインしたChromeで、画面右上にある
(Chromeリモートデスクトップ)
アイコンをクリックします。
あるいは
Chrome Remote Desktopのダウンロードページ
を開くと、このような画面になります。
「パソコンにアクセス」をクリックします。
Chrome Remote Desktopのダウンロードページ (Google)
するとこのような画面になります。
すでに別のパソコンでChromeリモートデスクトップをセットアップ済みの場合は、ここにそのパソコンの名前が表示されます。
パソコンの名前をクリックすると、そのパソコンにリモート接続することができます。
画面右下に表示される「インストール」をクリックすると、 Chromeブラウザとは独立して、リモートデスクトップ接続画面を開くためのショートカットをデスクトップに置くことができます。 お好みで設定して下さい。
リモートデスクトップ接続を多用するときは「インストール」しておくと便利です。
なお、この先の手順で、下図のような警告が表示されることがあります。 この場合は「はい」をクリックします。
このような画面になります。
「インストール」をクリックします。
するとアプリ版のChromeリモートデスクトップが起動します。
この画面をスクロールすると「リモートアクセスの設定」という表示が現れます。 このパソコンを、他のパソコンなどからリモート接続できるようにするには、
アイコンをクリックします。
すると“chromeremotedesktophost.msi”というファイルがパソコンの「ダウンロード」フォルダに格納されます。
このような画面に変わります。
「同意してインストール」をクリックします。
プログラムのインストールが行われて、つづいてこのような画面になります。
あるいは“chromeremotedesktophost.msi”の格納フォルダが開くので、このインストーラーをダブルクリックしてインストールします。
そしてこのパソコンを識別するための名前を入力します。 初期値としてそのパソコンの「デバイス名(旧コンピュータ名)」がセットされています。 問題なければそのままでも良いでしょう。 「次へ」をクリックします。
つづいてこのパソコンに接続するのに使用するパスコード「PIN(Personal Identification Nnumber)コード」を設定します。
6ケタ以上の数字を考えて入力し、「起動」をクリックします。
ここで設定したPINコードは忘れないようにしましょう。
十数秒程度待つとこのような画面になります。
画面の一番下に「このデバイス」欄が現れ、あなたが今操作しているパソコンの名前が表示されます。
以上でパソコン側の準備は完了です。 今後パソコン起動時には、Chromeブラウザを起動しなくても、Chromeリモートデスクトップ機能が自動的に起動します。 次回パソコン起動時からは、特別な操作は不要です。
ブラウザからリモートアクセス(iPhone/iPadの場合)
iPod/iPad/iPhoneからパソコンにリモートアクセスするには、ブラウザを使う方法と アプリを使う方法 の2種類があります。 今後はブラウザを使う方法に統一される予定です。 まずはブラウザを使う方法を説明します。
iPod/iPad/iPhoneで
(Safari)、または任意のブラウザを起動し、
Chrome Remote Desktopのページ
を開きます。
このように新規ログイン画面となったときは、Google(Gmail)のIDとパスワードを入力してログインします。
過去にそのiPod/iPad/iPhoneでGoogleのサービスにログオンしたことがある場合は、ここにあなたのIDが表示されます。 それをタップするだけでログインできます。
Chrome Remote Desktopのページ (Google)
インターネットブラウザ「Safari」の使い方
するとこのような画面になります。
すでに別のパソコンでChromeリモートデスクトップをセットアップ済みの場合は、ここにそのパソコンの名前が表示されます。
パソコンの名前をクリックすると、そのパソコンにリモート接続することができます。
画面の下部には、このページを ショートカット(Web Clip)としてホーム画面に貼り付ける方法 が案内されています。 お好みで設定してください。
Webサイトをホーム画面に追加する／ショートカット(Web Clip)を作る | Safariの使い方
現在オンラインのパソコンは、その名前の前にあるアイコンが黄色くなっています。
リモートコントロールしたいパソコンの名前をタップします。
すると6ケタ以上のPINコードの入力画面になります。
接続しようとしているパソコンに設定したPINコードを入力します。
「このデバイスにPINを保存します。」にチェックを入れると、今後の接続時には、PINコードの入力が不要になります。
パソコンにリモート接続できました。
外出先からでも自宅や職場のパソコンを自由に操作できます。 パソコンのシャットダウンや再起動さえできます。 ピンチアウト、ピンチインで画面の拡大縮小も自由自在です。
画面右上にある
(キーボード)
アイコンをタップすると、文字の入力方法を切り替えることができます。
直接接続先パソコンの画面に入力するか、ブラウザ下部に表示される文字入力エリア経由で送信するかを切り替えます。
(タッチ)
アイコンをタップすると、カーソルの挙動／画面のスクロール方法を切り替えることができます。
(ピン)
アイコンをタップすると、これらのアイコンの表示を隠すことができます。
より広く画面が使えます。
(メニュー)
アイコンをタップすると、より詳細な設定メニューを開くことができます。
(メニュー)
アイコンをタップすると、このように詳細メニューが表示されます。
「切断」をタップするとリモート接続を終了します。
全画面表示や、ファイルのアップロード／ダウンロードも可能です。
アプリを使ってリモートアクセス(iPhone/iPadの場合)
アプリを使ってリモートアクセスするには、App StoreでChrome リモート デスクトップをダウンロードして、iPod/iPad/iPhoneにインストールしてください。-
Chrome リモート デスクトップ
Google LLC ユーティリティ 無料
テレワークに便利。iOSデバイスからパソコンに安全にアクセスできます。高速、シンプル、無料です。•リモートアクセス先となるパソコンでChromeを開き、Chromeリモートデスクトップのウェブサイトにアクセスします。•説明に沿って、リモートアクセスできるようパソコンを設定します。•iOSデバイスでアプリを開き、オンラインになっているパソコンをタップして接続します。
詳細を見る(App Store)
iPod/iPad/iPhoneで
アイコンをクリックしてChrome リモート デスクトップを起動します。
そして画面下の「ログイン」をクリックします。
過去にそのiPod/iPad/iPhoneでGoogleのサービスにログオンしたことがある場合は、このようにあなたのIDが表示されます。
これをタップするだけでログインできます。
新規ログイン画面となったときは、Google(Gmail)のIDとパスワードを入力してログインします。
するとこのような画面になります。
同じGoogle(Gmail)のIDでログインしている、リモートデスクトッププラグインがインストールされているパソコンの名前の一覧が表示されます。
今電源が入っているパソコンにはグリーンのアイコンが付いています。
このなかからリモートコントロールしたいパソコンの名前を選びます。
なお、外出先などからパソコンをリモートで起動するには、パソコン側で事前の準備が必要です。 この方法については、Wake on LAN(WOL)を設定してパソコンをリモート起動する方法のページをご覧下さい。
Wake on LAN(WOL)を設定してパソコンをリモート起動する方法
パソコンの名前をタップすると、このような画面になります。
このパソコンのリモート デスクトッププラグインに設定したPIN番号を入力して
アイコンをタップします。
今後このiPod/iPad/iPhoneでPIN番号の入力を省略したいときは、同時に 「このデバイスにPINを保存する」を
(オン)
にしておきます。
パソコンにリモート接続できました。
外出先からでも自宅や職場のパソコンを自由に操作できます。 パソコンのシャットダウンや再起動さえできます。 ピンチアウト、ピンチインで画面の拡大縮小も自由自在です。
画面右下に表示されている
(メニュー)アイコンをクリックすると・・・
このようなメニューが表示されます。
「トラックパッドモード」をタップすると、パソコンのカーソルがiPod/iPad/iPhoneの画面ドラッグで操作できるようになります。
「切断」をタップするとリモート接続を切断します。
「左に固定」をタップすると、
(メニュー)アイコン
が画面左下に移動します。
メニューから「キーボードを表示」をタップすると、このような画面になります。
iPod/iPad/iPhoneからパソコンに対して文字入力できます。
メニューから「設定」をタップすると、このような画面になります。
Chromeリモートデスクトップの操作方法
Chrome リモート デスクトップを使ってパソコンを操作する方法については、 Google Chromeヘルプのページに書かれていますが、ここにもまとめておきます。なお、Chrome リモート デスクトップ経由の小さな画面では、Windowsのスタートメニューをたどるのは大変なので、 よく使うソフトやツールはすべてデスクトップ上にショートカットを並べておくのがおすすめです。
| 上下にスクロール | 2 本の指でスワイプします。 | ||
| クリックしてドラッグ | 指で長押ししたまま、ドラッグします。 | ||
| ズーム | 2 本の指を置いてその指を広げます。 | ||
| メニューを表示 | 4 本の指で画面をタップします。 | ||
| マウスを動かす | 画面上でスワイプします（トラックパッド モードのみ）。 | ||
| 左クリック | 画面をタップします。 | ||
| 右クリック | 画面を 2 本の指でタップします（トラックパッド モードのみ）。 | ||
| 中央クリック | 画面を 3 本の指でタップします（トラックパッド モードのみ）。 | ||
パソコンから他のパソコンをリモートアクセス
ChromeリモートデスクトップをインストールしたパソコンでChromeブラウザを起動し、
画面右上の
アイコンをクリックするとこのような画面になります。
現在オンラインのパソコンは、その名前の前にあるアイコンが黄色くなっています。
リモートコントロールしたいパソコンの名前をクリックします。
すると6ケタ以上のPINコードの入力画面になります。
接続しようとしているパソコンに設定したPINコードを入力します。
「このデバイスにPINを保存します。」にチェックを入れると、今後の接続時には、PINコードの入力が不要になります。
このように、ほかのパソコンがリモートコントロールできます。
画面右端に表示される[<]アイコンをクリックすると、このように詳細メニューが表示されます。
「切断」をクリックするとリモート接続を終了します。
全画面表示や、ファイルのアップロード／ダウンロードも可能です。
接続先パソコンがスリープしないよう設定する
接続先のパソコンを電源入れっぱなしにしてコントロールする場合は、接続先パソコンがスリープに入らないように設定しておきましょう。
Windowsの[スタート]-[設定]-[システム]画面を開き「電源とバッテリー」を選びます。
「画面とスリープ」を選びます。
するとこのような画面になります。
「バッテリー駆動時」と「電源接続時」のそれぞれについて「画面を切る」までの時間と「スリープ状態にする」までの時間が指定できます。
「スリープ状態にする」までの時間を「なし」にしておけば、ずっと電源入れっぱなしになります。
ノートパソコンの場合は、カバーを閉じたときにもスリープに入らないように設定しておくと、カバーを閉じたままリモートコントロールできます。
Windowsの[スタート]-[すべてのアプリ]-[Windowsツール]画面を開き「コントロールパネル」をクリックします。
「ハードウェアとサウンド」を選びます。
「電源オプション」を選びます。
するとこのような画面になります。
画面左の「電源ボタンの動作の選択」または「カバーを閉じたときの動作の選択」をクリックします。
このような画面になります。
「カバーを閉じたときの動作」欄を「何もしない」に変更します。
そして最後に、この画面の右下にある「変更の保存」ボタンをクリックします。
パソコンをリモート起動する
パソコンをリモートで起動するには、パソコン側で事前の準備が必要です。 一般に“Wake On LAN(WOL)”(LANからの起動）と呼ばれる方法を利用して、 そのパソコンのＬＡＮポートに対して「マジックパケット」と呼ばれるデータを送信する事によって起動します。 最近のパソコンではほとんどが“Wake On LAN(WOL)”に対応しています。Wake On LANの設定については、 Wake on LAN(WOL)を設定してパソコンをリモート起動する方法 のページをご覧ください。
Wake on LAN(WOL)を設定してパソコンをリモート起動する方法
他のユーザーとパソコンを共有する
Chromeリモートデスクトップを使うと、一時的にあなたのパソコンをほかのユーザーに公開することができます。 遠隔でパソコン操作のサポートをお願いしたいときなどに便利です。 パソコンにChromeリモートデスクトップをインストールしたうえで、[コードを生成]メニューでコードを生成し、公開相手にメールなどで送付します。 詳しくは Google Chromeヘルプのページ をご覧ください。
Chrome リモート デスクトップを使って他のパソコンにアクセスする(Google)
「重大なセキュリティ通知」が通知された場合
Googleから「重大なセキュリティ通知」が通知された場合は、
Googleアカウントの「重大なセキュリティ通知」の対処方法 アクティビティの確認方法
をご参照ください。
Googleアカウントの「重大なセキュリティ通知」の対処方法 アクティビティの確認方法
