Apple Watchのオーディオブックの使い方
オーディオブックとは、本などの朗読を音声ファイルとして配布/販売しているものです。 通勤電車の中など、手がふさがっているときでも、耳で読書することができます。ストアからダウンロード購入したオーディオブック、 またはiPhoneに格納しているオーディオブックが楽しめます。
そしてiTunesを使えば、手元にある普通の音楽/音声ファイルを「オーディオブック」に変換することもできます。 そうすれば、その音楽の演奏スピードを変更することができます。 詳しくは 音楽の演奏スピードを変更する をご覧ください。
もくじ
Apple Watchでのオーディオブックの楽しみ方
Apple Watchではオーディオブックを楽しむことができます(watchOS5以降)。 Apple Watchでのオーディオブックの楽しみ方には、次の方法があります。- iPhoneでオーディオブックを楽しむ
- Apple WatchをiPhoneのリモコンとして動作させることができます。 iPhoneにダウンロード済みのオーディオブックの再生、またはiPhoneでのストリーミング再生をコントロールできます。 iPhone本体またはiPhoneに接続されたスピーカー/ヘッドフォンから音が出ます。
- Apple Watchでオーディオブックを楽しむ
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iPhoneからApple Watchに転送したオーディオブックを楽しむことができます。
またはApple Watchで直接オーディオブックをストリーミング再生することができます。
iPhoneを持ち歩くことなく、Apple Watch単体でPodcastを楽しむことができます。
初期設定では、iPhoneの「今すぐ読む」に表示されているオーディオブックが、自動的にApple Watchに転送されています(WatchOS5/iOS12以降)。 Apple Watchに接続したBluetoothヘッドフォン から音が出ます。
iPhoneに登録したオーディオブックは、Apple Watchの画面でもすべて見えていますが、 Apple Watchが直接、あるいはiPhone経由でインターネットにつながっていない場合は、 Apple Watchに転送していないオーディオブックを選択すると再生はスキップされます。 なおApple Watchに転送可能な容量は限られています(最大32GB)。
iPhoneでのオーディオブックの楽しみ方
オーディオブックアプリ操作方法の基本
「今すぐ聴く」画面では、アートワークをタップするだけで再生が始まります。 自動的に選択されたお勧めのオーディオブックが順に再生されます。
ただし、ここで選択可能なオーディオブックは、ストアからダウンロード購入したものに限られます。 iTunesで「オーディオブック」に指定したオーディオファイルをiPhoneに転送しても、この画面から読むことはできません。
「今すぐ聴く」画面の使い方
「ライブラリ」をタップすると、あなたのライブラリからオーディオブックを探して再生することができます。
「マイファミリー」をタップすると、 iCloudファミリー共有 機能を使って、家族が購入したオーディオブックを聞くことができます。
操作するデバイスを切り替える
Apple Watchのオーディオブックアプリは、iPhone/Apple TVのオーディオブック再生のリモートコントロールと、Apple Watchに転送したオーディオブックのコントロールが同時にできます(watchOS10以降)。 それぞれのデバイスから、同時に別のオーディオブックを流すことも可能です。デバイス名をタップすると、操作するデバイスが切り替わります。 Apple Watchに接続したBluetoothヘッドフォン、ペアリングしているiPhone、そして同じ家庭内LANに接続されたApple TVが選べます。
一番下にある「デバイスを接続」をタップすると、 Bluetoothデバイスの接続画面 が開きます。 Bluetoothヘッドフォンを選択すれば、Apple Watchに転送したオーディオブックの再生がコントロールできます。
もともと AirPlay とは、メディアの出力先を切り替えるだけの機能ですが、Apple Watchでは操作対象の切り替えも同時に行われます。
Apple WatchでBluetooth機器/イヤホンを使う
iPhoneをTVやコンポに接続する「AirPlay」の使い方
が表示されているときは、Apple Watch(Bluetoothヘッドフォン)です。
が表示されているときは、iPhoneです。
が表示されているときは、AppleTVです。
どのアイコンも表示されていないときは、デバイスが選択されていません。 このときにオーディオブックを再生しようとすると、上の画面(AirPlay画面)に切り替わります。
なお、ここで「デバイスを接続」をタップすると、別のBluetoothヘッドフォンをApple Watchに接続することができます。
iPhoneに切り替える前に、Apple Watchのオーディオブック再生を停止していないと、Apple Watch(Bluetoothヘッドフォン)でのオーディオブック再生は続いています。
「今すぐ聴く」画面の使い方
再生を開始すると、または画面右上の丸い (再生中) アイコンをタップすると、 再生中画面 に切り替わります。
再生中画面
デジタルクラウンを回すと、ボリュームを変更できます。
画面の下に並ぶコントローラーアイコンをタップすると、早送り/巻き戻し、再生/一時停止が指定できます。
なお、早送り、巻き戻しの秒数は、iPhone側の (ブック) アプリの設定が反映されます。 (設定)- (ブック) 画面で変更できます。
画面左上の「×」をタップすると、再生中画面を閉じて、もとの画面に戻ります。
アートワークをタップすると、アートワークを拡大表示します。
「AirPlay」をタップすると、 操作するデバイスを切り替える ことができます。 エピソード再生の出力先を変更したり、他のデバイスの音楽再生をコントロールできます。
「トラック」をタップすると、 「トラック」画面 が開きます。再生順序のコントロールができます。
「1x」と書かれたところをタップすると、再生速度を0.75倍~2倍まで、5段階に切り替えることができます。
Apple Watchにオーディオブックを転送する方法
iPhoneからApple Watchに、オーディオブックを転送(同期)することができます。 Apple Watchにオーディオブックを転送しておけば、iPhoneを持ち歩くことなく、Apple WatchだけでPodcastが楽しめます。事前準備
Apple Watch単体でPodcastを聴くには、Bluetooth無線イヤホンが必須です。 事前にApple WatchとBluetooth無線イヤホンをペアリングしておきましょう。
Apple WatchでBluetooth機器/イヤホンを使う
転送と再生
ここで選択可能なオーディオブックは、ストアからダウンロード購入したものに限られます。 iTunesで「オーディオブック」に指定したオーディオファイルをiPhoneに転送しても、それをApple Watchに持っていくことはできません。 ただしiPhoneに転送したオーディオブックの再生を、Apple Watchからリモートコントロールすることはできます。