iPad/iPhoneで格安SIM IIJmio みおふぉんを使う
ここでは、格安SIMの一つ「IIJmio みおふぉん」を例にとって、
SIMフリーのiPad/iPhoneで、MVNO(仮想移動体通信事業者)の格安SIMを使う方法を説明します。
なお、SIMフリーのiPad/iPhoneに関する全般的な説明はSIMフリーiPad/iPhoneで格安SIMを使う方法をご覧ください。
IIJmio みおふぉん について
株式会社インターネットイニシアティブ（IIJ）は、 日本で最初にインターネット接続サービス（インターネットサービスプロバイダ：ISP）事業を開始した企業です。 昔からインターネットにかかわってきた人にはなじみの深い会社です。このIIJが、NTT docomoおよびau/KDDIのMVNO(Mobile Virtual Network Operator)として展開している格安SIMのブランドが 「IIJmioモバイルサービス」そしてその音声通話オプションの愛称が「みおふぉん」です。 また、ビックカメラ向けに「BIC SIM」の名前でも商品提供しています。
IIJmioモバイルサービス、みおふぉんのサービス概要
初期費用(パッケージ価格)は3,000円。
データ通信は 3GB/月で900円のミニマムスタートプラン、 6GB/月で1,520円のライトスタートプラン、 10GB/月で2,560円のファミリーシェアプラン の３パターンを展開しています。 「追加クーポン」を購入することにより、データ使用料を増やすことができます。 また、SIMカードの枚数も「ミニマム」「ライト」で最大2枚、「ファミリーシェア」なら最大10枚のSIMカードでデータ量をシェアできます。 なお、SIMカードの追加には1枚につき2,000円の手数料がかかります。
これに700円/月を追加すると、最安10円/30秒の音声通話「みおふぉん」が使えます。 ２年縛りはありませんが、１年未満で解約すると「音声通話機能解除調定金」11,000円（税抜）が発生します。
IIJmioの「お友達紹介キャンペーン」
IIJmioの「お友達紹介キャンペーン」を利用すると、データ量が２か月間10%アップします。 3GBプランが3.3GB、6GBプランが6.6GB、10GBプランが11GBになります。 ご利用希望の方は下記リンクから申し込むか、申込時にキャンペーンコード「964 0592 9600 0018」を入力してください。
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IIJmio みおふぉん
「タイプD（NTTドコモのLTE/3Gネットワーク）」「タイプA（auの4G LTEネットワーク）」から選べます。 プランは「ミニマムスタートプラン」「ライトスタートプラン」「ファミリーシェアプラン」から選べます。 SIMサイズは「標準」「micro」「nano」「マルチSIM（タイプAのみ）」から選べます。 ・NTTドコモのスマホ、auのVoLTE対応スマホ※、SIMフリーのスマホでご利用いただけます。※SIMロックの解除が必要になります。
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IIJ BIC SIMウェルカムパック
BIC SIMはSIMカードを購入し、Web上で開通手続をするだけで、手軽にデータ通信が楽しめるパッケージです。お手持ちのLTE/3G対応のタブレット・スマートフォン・モバイルルータはもちろん、PS Vitaなどの3G対応 のゲーム機もご利用いただけます。 月間1GBのデータ通信が900円（税抜）／月！月間2GBのデータ通信が1520円（税抜）／月！月間3GBのデータ通信を2560円（税抜）／月にて、SIMカード最大3枚で分けあって利用可能
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[Book] みおふぉん公式ガイド iPhone編
インプレスR&D 2015/8/3 983円
本書では、通信業者として定評のあるIIJの「みおふぉん」を、人気のスマートフォン「iPhone」で利用するための情報を1冊にまとめて紹介します。 最初に、ごく簡単にそれらを選定した理由とメリット＆デメリットを述べる。続いて、購入と契約の方法、設定の手順、日々の利用における注意点やヒントを順に紹介します。 また、アプリの入手法など一般的なiPhoneの使用法については扱いませんが、購入直後の初期設定やWi-Fiの設定など、あまり一般になじみがない操作については解説しています。 なお、本書は「みおふぉん公式ガイド iPhone編」（2015年1月刊）を、最新のサービス内容にあわせて全面改訂したものです。
SIMカードの申し込み
ほとんどの格安SIMは、各プロバイダのホームページから直接契約可能です。 必要なのは支払いに使用するクレジットカードと、免許証の写真などの本人確認資料のみです。IIJの場合、初期費用は3,000円ですが、Amazon.co.jpなどで割引販売されているエントリーパックを購入することで、より安く済ませることが可能です。 エントリーパックにはSIMカードは入っておらず、手続き方法と「エントリーコード」が書かれているのみです。 まずAmazonから600円程度で割引エントリーパックを購入します。つづいてIIJのホームページを開き、契約時に「エントリーコード」を入力します。 すると契約から数日くらいでSIMカードが届きます。
なお、既存プランへSIMカードを追加する場合は、初期費用・エントリーパックは不要、Webから申し込むだけです。ただし申し込み時に2,000円の手数料が追加されます。 詳しくはSIMカードの追加をご覧ください。
電話番号の移行(MNP:ナンバーポータビリティ)
電話番号の移行(MNP)の手続きは、格安SIMでも三大キャリアの場合と同じです。 まず最初に現在利用しているキャリアの窓口で「MNP退出手続き」を行います。 すると「MNP予約番号」がもらえるので、これを格安SIMの「MNP転入手続き」時に入力します。 なお、「MNP予約番号」には15日間の有効期限があります。 「MNP退出手続き」後15日間以内(IIJの場合8日以内)に新たなキャリアで「MNP転入手続き」を行う必要があります。SIMカードのセット
これがIIJから宅配便で届いたSIMパッケージです。
B5判程度の薄いパッケージです。
Webからの申し込みの4日後に届きました。
MNPで他社からの移行を申し込むと、SIMカードにはすでにその番号が設定されています。
中に入っているのはSIMカードと設定方法を書いた説明書です。
IIJmioはdocomoまたはau/KDDIのMVNOです。
プランＤ(docomo回線)を選んだ場合は、SIMフリーでなくてもdocomo版のiPad/iPhoneでも使用可能です。
音声回線を選んだときは、ここで「開通手続き」が必要です。 フリーダイアルに電話をして、音声ガイドに従ってSIMカードなどの番号を入力するだけです。 詳しくは添付されている説明書をご覧ください。 「開通手続き」後、最大数時間(実際は数十分)程度で開通し、使えるようになります。
iPad/iPhone側の事前準備などは不要です。
iPad/iPhoneの電源をOFFにして、SIMカードをiPad/iPhoneにセットします。
ただしiPad/iPhoneのSIMスロットの中にカードを落っことしたりすると大変なことになります。
SIMカードのセット方法のページを参照して、
iPad/iPhoneを安定した机の上などに水平において、慎重に差し込みましょう。
SIMカードを入れ替えたら、iPad/iPhoneの電源をONにすると早速docomoの電波をつかみます。
コントロールセンターを開くとキャリア名が確認できます。
この時点ですでに音声通話とSMSが使用可能になっています(対応SIMカードのみ)。
通常MVNOのSIMカードにはMMSや携帯キャリアメールのサービスはありません。 Ｅメールを使うには、下記のデータ通信の設定を行い、別途Gmailなどの無料メールサービスのアカウントを取得して使います。
ユーティリティアプリのインストール
多くのMVNOプロバイダでは、SIMカードを使うのに便利な無料アプリを公開しています。 IIJmioの場合は、データ通信の速度を切り替えてデータ使用が上限に達するのをコントロールできる「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」と、 通信量や契約内容の確認・変更・追加などができる「My IIJmio」があります。-
My IIJmio
Internet Initiative Japan, Inc. ユーティリティ 無料
データ残量の確認やデータ量の購入、各種設定・契約内容が手軽にご確認いただけるIIJmio公式アプリです。1.当月データ残量の確認＆高速/低速通信の切替。2.データ利用量の確認。3.契約内容の確認。4.契約者・利用者での表示内容切替。
詳細を見る(App Store) -
IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)
Internet Initiative Japan Inc. ユーティリティ 無料
IIJmioモバイルサービスのSIMカードの高速／低速通信を切り替えるためのアプリケーションです。IIJmioモバイルサービスのご契約で高速通信用データ量（クーポン）を持っている場合に、任意のタイミングで高速／低速通信を切り替えられます。
詳細を見る(App Store)
データ通信の設定：APN、アカウント、パスワード
SIMフリー機でデータ通信を使用するには、SIMの説明書に書かれている「APN、アカウント、パスワード」をiPad/iPhoneに設定する必要があります。 ただし「IIJmio モバイルサービス」の場合は、iPadもiPhoneも「構成プロファイル」をインストールするだけでＯＫです。直接APNを入力する場合は
(設定)-[モバイル通信]-[APN設定]画面に入力します。
(iPhoneにはこの画面はありません。「構成プロファイル」をインストールする必要があります。)
過去にはAppleから提供されている「iPhone 構成ユーティリティ」で自分でも「構成プロファイル」を作ることができましたが、現在はMac版のみしか配布されていません。
(Safari)で
こちら (https://www.iijmio.jp/hdd/devices/config.jsp)を開くと直接iOS APN構成プロファイルのインストールページに飛ぶことができます。
このほかの格安SIMでも、各社のWebサイトから「構成プロファイル」がダウンロードできます。
このように「このWebサイトは“設定”を開いて構成プロファイルを表示しようとしています。許可しますか？」
という警告が表示されます。
「許可」をタップします。
すると構成プロファイルのダウンロードが始まります。
ダウンロードは一瞬で完了し、このように「プロファイルがダウンロードされました」と表示されます。
(設定)画面を開くと、このように「ダウンロード済みのプロファイル」というボタンが表示されます。
これをタップします。
あるいは
(設定)-[一般]-[VPNとデバイス管理]画面を開きます。
すると「ダウンロード済みプロファイル」欄に「(Cellular)IIJmioモバイルサービス」という項目があるので、これをタップします。
するとこのような画面になります。右上の「インストール」をタップします。
iPad/iPhoneにパスコードを設定していると、ここでそのパスコードの入力が要求されます。
このような画面になります。右上の「次へ」をタップします。
するとこのような画面になります。再度右上の「インストール」をタップします。
するとこのような画面になります。またまた画面下の赤字の「インストール」をタップします。
このような「インストール完了」画面になると設定終了です。
画面右上の「完了」をタップします。
これでデータ通信も使用可能となりました。
外出先でもＥメールやＷｅｂサイト閲覧が可能です。
インストールした「構成プロファイル」の情報は、いつでも
(設定)-[一般]-[VPNとデバイス管理]画面で確認できます。
インストールが完了したら、必ず一度Wi-FiをオフにしたうえでWebブラウザーやメールアプリなどを開いて、正しくセルラー(携帯電話)回線経由でデーター通信できていることを確認してください。
SIMカードの追加
IIJmioの場合、「ミニマム」「ライト」プランで最大2枚、「ファミリーシェア」プランなら最大10枚のSIMカードでデータ量をシェアできます。 既存のプランにSIMカードを追加するには、 「IIJmio/みおふぉん」オフィシャルサイト に「会員ログイン」し、「会員専用ページ」を選び、「サービスの各種変更・利用状況照会」->「SIMカードの追加」と進みます。SIMカードの追加手続きに必要なものは、免許証などの本人確認資料のみ。 (MNP転入の時は「MNP予約番号」も必要です。) 本人確認資料も手続きの途中でiPhoneのカメラで撮影してアップロードするだけ。とても簡単です。 SIMカード申し込み時に1枚当たり2,000円の手数料が追加されます。 既存プランへのSIMカードの追加には、初期費用パッケージ等は不要です。
SIMカードを入れ替えたとき
別の携帯電話会社のSIMカードに入れ替えた後、元のSIMカードに戻しても、データ通信ができない場合があります。 こんな時は、一度構成プロファイルを削除したうえで、構成プロファイルを再インストールします。 プロファイルの削除方法はデータ通信の使用をやめる：構成プロファイルの削除を参照ください。
データ通信の使用をやめる：構成プロファイルの削除
別の格安SIMに乗り換える場合など、データ通信の使用をやめるときは、iPad/iPhoneから構成プロファイルを削除します。
(設定)-
(一般)-[プロファイル]をタップします。
iPad/iPhoneにインストールされている「構成プロファイル」の一覧が表示されます。
削除したい「構成プロファイル」の名前をタップします。
するとこのような画面になります。
「プロファイルを削除」をタップすればＯＫです。
