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iPhoneのカメラコントロールボタンの使い方

カメラコントロールボタンとは

iPhoneのカメラコントロールボタン
カメラコントロールボタンとは、ワンクリックでカメラアプリを起動し、またカメラアプリ使用中には、写真・ビデオの撮影や各種調整を行うことができるタッチセンサーボタンです。 iPhone 16 / 16 Plus iPhone 16 Pro / Pro Max(2024年発売) から搭載されました。 カメラコントロールはタッチジェスチャにも対応しており、クリックとタッチを区別できます。
カメラコントロールボタンから、 Apple Intelligence の機能であるVisual Intelligenceを呼び出すこともできます(iOS18.2以降)。 カメラに写った画像をAIが解析して、レストランの情報などのコンテキストの詳細を表示したり、カレンダーイベントに記入するなどのアクションを実行したりできます。

カメラコントロールボタンの位置


iPhone 16
iPhone 16 Plus

カメラコントロールボタンの使えるデバイス

カメラコントロールボタンが使用できるのは以下のモデルです。
カメラコントロールボタンの使えるデバイス
シリーズ 対応モデル
iPhone 16/16 Plus (2024)
16Pro/Pro Max (2024)

カメラコントロールボタンの使い方

カメラの起動と撮影


iPhone のロックが解除されているときに、カメラコントロールボタンをクリックすると、カメラアプリが起動します。 カメラアプリ起動中にクリックすると写真が撮影され、長押しすると、押している間だけビデオが録画されます。 カスタマイズ すれば、純正の (カメラ) アプリのほかに、任意のカメラアプリを起動することもできます。

カメラの調整


カメラアプリ起動中にカメラコントロールボタンを軽くタッチまたはスワイプすると、ズームなどの調整ができます。 画面の端に表示されるオーバーレイで、ズームやレンズの切り替えなどのカメラ機能にすばやくアクセスできます。
オーバーレイの表示中にカメラコントロールボタンの上で指をスライドさせると、設定値が変化します。 カメラコントロールボタンを軽く2回タッチすると別のコントロールが表示され、ボタンをスワイプすると機能を選択できます。
カメラコントロールボタンを半押しする(軽く押す)と、フォーカスと露出がロックされます(iOS18.2以降)。

カメラコントロールボタンの操作方法


iPhone カメラアプリ起動中にカメラコントロールボタンを軽くタッチまたはスワイプすると、カメラコントロールボタンの横に、このようなオーバーレイが表示されます。 初期値ではズームの調整ができます。
カメラコントロールボタンの上で指をスライドさせるか、このオーバーレイを画面上でドラッグすると、ズームの拡大率が変わります。
iPhone オーバーレイが表示されているときに、カメラコントロールボタンを軽く2回タッチすると、このようなメニューが表示されます。 カメラコントロールボタンの上で指をスライドさせるか、このオーバーレイを画面上でドラッグすると、別のコントロールに切り替えられます。 カメラコントロールボタンまたはオーバーレイのアイコンをタップすると、そのコントロールが選択されます。
操作可能なコントロール一覧
機能説明
露出 露出値が調整できます
被写界深度 被写界深度が調整できます
ズーム ズームが調整できます
カメラ リア広角、リア標準、フロントカメラが切り替えられます
スタイル スタイルが調整できます
トーン トーンが調整できます

iPhoneのケースとの干渉とその対策

カメラコントロールボタンはタッチセンサー式なので、ケースには穴が開いている必要があります。 特に厚いケースでは、指がボタンに届きにくいので、ボタンが使いにくくなることがあります。
アップル純正のケースは、ボタンの部分は導電層でカバーされており、ボタンが使いにくくなることはありません。 その他のメーカーのケースでも、一部の製品には導電層が取り付けられているものがあります。
今後発売されるケースでは、導電層が取り付けられているものが増えてくると思われます。 製品説明に、カメラコントロールボタンに対応していることが明記されているケースを選択してください。

Visual Intelligenceを使う

これは Apple Intelligence が有効な時に使用できる機能です(iOS18.2以降)。
カメラアプリが起動していない状態で カメラコントロールボタンをクリックして押し続けると、Visual Intelligenceモードが起動します。 もう一度カメラコントロールボタンを押して、識別したいものの写真を撮ります。 すると写真に写っている画像について、場所に関する情報を取得、テキストを操作する、ChatGPTに情報を問い合わせる、Googleで類似画像を検索、などができます。
詳しくは下記のページをご覧ください。

カメラコントロールボタンのカスタマイズ方法

設定(設定)- [画面表示と明るさ]-[画面オンが必要]を タッチパネル:OFF(オフ) にすると、デバイスのディスプレイがオフの場合でも、カメラコントロールボタンを使ってカメラアプリを起動できます(iOS18.2以降)。 逆に、これを タッチパネル:ON(オン) にしておけば、iPhoneをカバンなどに入れている間に誤ってカメラコントロールボタンが押されてカメラが起動してしまうのを防ぐことができます。
iPhone カメラコントロールボタンの動作をカスタマイズするには、 Settings(設定)-(カメラ)-[カメラコントロール] 画面を開きます。
クリーンプレビュータッチパネル:ON(オン) にすると、カメラコントロールボタンの操作中には、カメラアプリのその他の調整機能が画面から消去されます。 カメラコントロールを使用しながら、別の調整機能も操作したい場合は、ここを タッチパネル:OFF(オフ) にしてください。
カメラの起動 欄では、カメラアプリの起動方法と、起動するカメラアプリの種類が選択できます。 カメラアプリをシングルクリックで起動するか、またはダブルクリックで起動するかが選択できます。
カメラアプリの一覧表の部分で、どのアプリを起動するか、あるいは何も起動しないのか、が選択できます。
カメラの代わりにQRコードリーダーや (拡大鏡) を起動することもできます。
iPhone 設定(設定)- (アクセシビリティ) -[身体機能および動作]欄の (カメラコントロール) 画面で、さらに細かいカスタマイズができます。
カメラコントロールタッチパネル:OFF(オフ) にすると、カメラコントロールボタンの機能を完全にオフにすることができます。
軽く押すタッチパネル:OFF(オフ) にすると、軽く押して別のコントロールに切り替える機能をオフにすることができます。
スワイプタッチパネル:OFF(オフ) にすると、スワイプして別のコントロールに切り替える機能をオフにすることができます。
これら2つを両方とも タッチパネル:OFF(オフ) にすると、 カメラコントロールボタンを単なるシャッターボタンとして使えます。
軽く押すときの強さ 欄で、ボタンをどの程度押したら反応するかが調整できます。 この下に表示されているカメラコントロールボタンの画像には、反応状況が表示されます。
iPhone 2回押すときの速度 欄で、ボタンをどの程度のスピードでダブルタップしたら反応するかが調整できます。