• 記事をシェア
  •  
  •  
  •  
  • B! 
  •  

Apple IDでログインできない 乗っ取り/不正使用への対応

最近、iPhoneの世界的な人気を受け、Apple IDが乗っ取られたり不正使用される事件が多発しています。 フィッシングメールのリンクをクリックしてパスワード採取サイトに飛ばされたり、簡単な英数字のパスワードが総当たりで解読されたりすることが多いようです。

乗っ取り/不正使用を検知する

アップルは、Apple IDにかかわる情報を変更したとき、これまで使用したことがないiTunes / App Storeでコンテンツを初めてダウンロード購入したとき、 新しいiPod/iPad/iPhoneにApple IDを設定したとき、その他ことあるごとに、Apple IDに登録したメールアドレスに、通知メールを届けてくれます。
Apple ID 情報が更新されました
ご利用のApple IDによる最近のダウンロードについて
お客様のApple IDがiCloudへのサインインに使用されました
受領番号:xxxxxxx」(iTunes / App Storeの購入レシート)
などというタイトルのメールがアップルから届いたら、本当にあなたの行ったアクションに対するものか否か、その中身をよくチェックしましょう。 ただしこれらはニセモノのフィッシングメールである可能性があるので、 メール内のリンクは決してタップしないでください。
あるいは (メッセージ) (FaceTime) に対して、知らないメールアドレスが追加されたという通知が届いた場合も注意。
これらが身に覚えのないメールや通知であった場合は、あなたのApple IDが乗っ取り/不正使用を受けています。 至急、このページで紹介している対策を実施してください。
また、Apple IDではなく、App Store/iTunes Storeに登録されているクレジットカード情報が漏洩し、他人にApp Store/iTunes Storeで使用されてしまう場合があります。 これにはまめにクレジットカードの使用履歴をチェックし、身に覚えのないチャージがないかを監視するしかありません。
注意:その通知メールは本物?
上に示したアップルからの通知メールには、ログインを促す Apple IDを管理:My Apple ID サインインできませんか?:Apple IDの復旧 (iforgot.apple.com) へのリンクが添えられている場合があります。 しかしこのアップルからの通知メール自体がニセモノのフィッシングメールである可能性があります。 あせってメール内のリンクをタップする前に、リンクを長押ししてURLが詐称されていないか確認したり、下記のリンクから正規のサイトにアクセスするようにしましょう。

クレジットカード情報が漏洩したと思われる場合

クレジットカードの使用明細に、身に覚えのない「Apple iTunes Store」や「itunes.com/bill」「apple.com/bill」「BILL ITUNES COM」などからの引き落としがあった場合は、アップルに連絡すると対処してもらえます。 まずは 請求明細に「apple.com/bill」と表示されている場合 (アップル) のページを参考にして、自分の身の回りのAppleIDなどの状況を整理したうえで、アップルでクレジットカードを無効にしてもらいます。 つづいてクレジットカード会社に連絡し、カードの再発行などの対策を取ります。

Apple ID情報が漏洩したと思われる場合:まずパスワードを変更する

iPhone
Apple ID/パスワードの乗っ取り/不正使用を受けたと感じたとき、まず最初に行うべきことは、Apple IDのパスワードの変更です。 ブラウザで Apple IDを管理:My Apple ID を開き、Apple IDとパスワードを入力してログインします。 ログインに成功したら、まだあなたのApple IDは乗っ取りされていません。 すぐに「パスワードを変更」メニューから、パスワードの変更を行います。

パスワードがエラーとなる!


iPhone
正しいはずのパスワードを入力してもエラーとなるときは、ブラウザで サインインできませんか?:Apple IDの復旧 (iforgot.apple.com) のページを開き、パスワードをリセットしてみます。 生年月日やApple ID作成時に設定した「セキュリティ質問」に答えることにより本人確認を行い、パスワードがリセットされます。

メールが届かない!誕生日がはじかれる!


サインインできませんか?:Apple IDの復旧 (iforgot.apple.com) から送信されたはずのパスワードリセットメールが届かない、または入力した誕生日がエラーとなりはじかれる場合、 すでに乗っ取り犯によってあなたのApple IDの情報が書き換えられています。 すぐにアップルサポートに連絡して処置してもらいます。

iCloudメールでログインを試してみる


あなたがApple IDとして、iCloudメール以外のアドレスを使用しているときは、このApple IDが乗っ取られていても、iCloudメールを使うと Apple IDを管理:My Apple ID にログインできる場合があります。 こんな時はiCloudメール(“~@icloud.com”、“~@me.com”)をApple ID欄に入れてログインしてみましょう。

アップルサポートに連絡

PC
Apple IDでのログインで、正しい情報を入力してもエラーとなったり、iTunes / App Storeへのチャージが不正に使用されたときは、アップルサポートに連絡します。 この時、 iPod/iPad/iPhoneのシリアル番号、 Apple ID取得時に設定した「セキュリティ質問」の回答などを聞かれるので準備しておいてください。
シリアル番号は (設定)-[一般]-[情報]-[シリアル番号]欄で確認できます。 [Apple ID サポート]- [Apple サポートへ問い合わせる] を開き、「Apple IDが無効になっている」を選びます。 次の画面でメール、電話などの方法でサポートと連絡を取って、Apple IDのリセットなどの処置を取ってもらいます。

Apple IDのセキュリティを強化する

二度と乗っ取り/不正使用を受けないために 2ファクタ認証 などを設定して、Apple IDのセキュリティを強化しましょう。 あなたのApple IDを犯罪から守りましょう。

Apple IDを変更する

パスワードの変更と同時に、Apple ID自体も変更してしまうのも手ですが、これは慎重に行ってください。 Apple IDを変更すると、あなたのすべてのiPod/iPad/iPhoneで、iTunes/App Store、iCloud、iMessage、Facetimeその他サービスの設定しなおしが必要となります。 また、アプリ内課金で、機能制限を解除するタイプの課金を支払っている場合は、これが無効になってしまい、再購入が必要になります。 Apple IDの変更は本当に必要な時だけにしましょう。

Apple IDに関する質問・サポート

アップル社では、下記の各webサイトで、Apple IDに関する質問・サポートを解説・受け付けています。