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Apple Watchでサイクリング ケイデンスセンサー/サイクルコンピューター機能の使い方 | ワークアウトアプリの使い方

Apple Watchに自転車用Bluetoothケイデンスセンサーを接続すると、ケイデンス情報を採取することができます(watchOS10以降)。 また、iPhoneをサイクルコンピューター(サイコン)として使うことができます。 サイクリストが理論的に 1 時間維持できる最大平均体力を表す「パワー:機能的作業しきい値 (FTP:Functional Threshold Power)(単位はワット)」を推定して表示することもできます。

自転車用ケイデンスセンサーの紹介

PC 今回使用したのは、 CooSpo ケイデンススピードセンサーAmazon.co.jpで買う という商品です。 1個で2,250円、2個入りで4,300円でした。 Amazonでは、似たような価格の商品が何種類も販売されています。 Bluetooth接続のものであれば、どれでも同じように使用できると思います。
モード切替でケイデンスセンサーとしても、スピードセンサーとしても使用できます。 2個あれば、 ケイデンスとスピードの両方が測定できます。
しかしApple Watch/iPhoneを使うのであれば、スピードはGPSを使って検出できるので、ケイデンスセンサー用に1個だけ買うので良いと思います。 今回は2台の自転車に取り付けるので、2個入りを入手しました。
PC 2個入りの商品の同梱品はこの写真のとおりです。 上段のセンサーの左の黒い四角いものは、センサーに取り付けるゴムマットです。 車軸に取り付けてスピードセンサーとして使うための湾曲したものと、ペダルに取り付けてケイデンスセンサーとして使うための平らなものが入っています。 あまり形に大きな差はないので、どちらをどちらに使っても差し支えないでしょう。
あとは簡単な日本語/英語説明書と、取り付け用のゴムリング(サイズ3種類)です。
PC 電池はコンビニでも簡単に手に入るCR2032です。 電池は最初から本体にセットされています。 コインなどで裏蓋を空け、電池の下に入っている透明なシートを取り外すと使用できます。 説明書によると、電池寿命は300時間とのことです。 停止中は電池はあまり減らないと考えると、1日1時間のサイクリングで少なくとも半年以上は持ちそうです。
本体の裏側下にはID番号が印刷されています。 Apple Watchと接続したときのデバイス名には、"BK6LC-"に続いて、このIDが表示されます。
モードの切り替え
電池をセットすると、センサーの表側にLEDが1秒ほど点灯します。 LEDの色が赤の時がスピードモードで、青の時がケイデンスモードです。 電池を抜き差しするたびに、モードが切り替わります。 使用したいモードになったところで、裏蓋をしっかり閉めます。
なお、電池を入れると、センサーはBluetoothペアリングモードになります。

Apple Watchにケイデンスセンサーを接続する

接続方法はBluetoothヘッドフォンなどと同じです。 Apple WatchでのBluetoothデバイスの詳細な扱い方については、 Apple WatchでBluetooth機器/イヤホンを使う をご覧ください。
iPhone ケイデンスセンサーに電池を入れてペアリングモードにしたら、Apple Watchで (設定)-(Bluetooth) 画面を開きます。
十数秒~数十秒ほど待つと、ペアリングモードにしたBluetooth機器の機器名(ここでは"BK6LC-...")が、 「ペアリングされていません」の文字とともに表示されます。 ケイデンスセンサーの場合は「ヘルスケアデバイス」欄に表示されます。 これをタップします。
iPhone このように機器名が「接続済み」となれば接続成功です。 一度接続してしまえば、今後はBluetooth機器の電源を入れてApple Watchのそばに近づけるだけで、自動的に接続されます。 ケイデンスセンサーの場合は、自転車で走り出すとすぐに接続されます。
1台のApple Watchに複数のケイデンスセンサーをペアリングできます。 どちらも自転車に取り付けたままとしておけば、自動的に走り出した方の自転車のケイデンスセンサーと接続します。
PC ペアリングが完了したら、センサーを自転車に取り付けます。 ケイデンスセンサーの場合はペダルに取り付けます。 足に引っかからないよう、ペダルバーの内側に、ゴムリング(小)を使って取り付けました。
ケイデンスセンサーには電源スイッチなどはありません。 電池が無くなってセンサーと接続できなくなるまで放置でかまいません。
iPhone センサーの故障や紛失時、あるいは今後センサーを使用しない場合は、センサーとApple Watchの接続を解除します。 (設定)-(Bluetooth) 画面で、センサー名の右端にある マークをタップします。 するとこのような画面になります。 「デバイスの登録を解除」をタップすると接続が解除されます。

サイクリングワークアウトの表示設定

ワークアウト中に、Apple WatchやiPhoneの画面にケイデンスやパワー(FTP)を表示するには、事前に設定が必要です。
iPhone (ワークアウト)を起動し、サイクリングメニューの右上にある (その他) をタップします。
iPhone するといろいろなパラメータを目標とするワークアウトのメニューが表示されます。 この画面を一番下までスクロールすると「環境設定」ボタンが現れます。 これをタップします。
iPhone するとこのような画面になります。 ワークアウト中の画面表示をカスタマイズするには、一番上にある「サイクリングワークアウト表示」をタップします。
iPhone この画面では、ワークアウト実施中にApple Watchの画面に表示するパラメータを選択・変更できます。
「測定基準」欄は、ワークアウト中に画面の一番上に表示される情報です。 この欄の (編集) アイコンをタップすると、表示項目が変更できます。
その下には、ワークアウト中の画面に追加できる情報がいくつか並んでいます。 各項目の「含める」を タッチパネル:ON(オン)にすると、 ワークアウト中に「測定基準」情報の下に表示されるようになります。
「ワークアウト表示」画面の一番下には「並べ替え」ボタンがあります。 これをタップすると、ワークアウト中画面に表示する項目の順序が変更できます。

サイクリングの場合は「測定基準2」の「含める」を タッチパネル:ON(オン)にすると、 ケイデンスが表示されます。
iPhone また「パワー」の「含める」を タッチパネル:ON(オン)にすると、 パワー(FTP)が表示されます。
(別途サイクリングパワーメーターの購入が必要です。)
iPhone つづいてiPhoneで (Watch)-[マイウオッチ]- (ワークアウト) またはApple Watchで (設定)- (ワークアウト) 画面を開きます。
iPhoneで指標を表示タッチパネル:ON(オン)にすると、 サイクリングのワークアウト中は、iPhoneの画面にもApple Watchと同様の画面が表示されます。 iPhoneがサイクルコンピューターとして使用できます。
WATCH上の通知タッチパネル:ON(オン)にすると、 Apple Watchにも、ケイデンスやパワー(FTP)などの目標達成の通知が届きます。
iPhone この画面をスクロールすると「サイクリングパワー」というメニューが表示されます。 これをタップします。
iPhone サイクリングパワー(FTP)の計測が指定できます。
(別途サイクリングパワーメーターの購入が必要です。)
iPhone なお、サイクリングパワー(FTP)を正確に測定するには、あなたの身体情報がiPhoneにセットされていなければなりません。 iPhoneで (フィットネス) アプリを開き、画面右上の「アカウント」アイコンをタップします。
iPhone するとこのような画面になります。 「ヘルスケアの詳細」をタップすると、あなたの生年月日、性別、身長、体重が入力できます。 正確に入力してください。

サイクリングワークアウトの通知設定

ワークアウト中に各種目標値などを達成したときに、通知を受け取ることができます。
iPhone (ワークアウト)を起動し、サイクリングメニューの右上にある (その他) をタップします。
iPhone するといろいろなパラメータを目標とするワークアウトのメニューが表示されます。 この画面を一番下までスクロールすると「環境設定」ボタンが現れます。 これをタップします。
iPhone するとこのような画面になります。 この画面をスクロールすると、各種通知を設定することができます。
iPhone サイクリングの場合は「速度」「心拍数」「ケイデンス」「パワー(FTP)」「時間」「スプリット」に関して通知が設定できます。 またスプリットは初期値で5kmに設定されています。
iPhone 例えばケイデンスについては、通知タイミングを「目標」到達時、「範囲」に入った時、またはオフから選べます。 また参照する値については「平均」または「現在」から選べます。 「範囲」欄の数値をタップすると、下限値、上限値が変更できます。
iPhone またパワーについては、通知タイミングを「範囲」に入った時、またはオフから選べます。 こちらも「範囲」欄の数値をタップすると、下限値、上限値が変更できます。

サイクリングワークアウトを開始する/iPhoneをサイコンにする

(ワークアウト)アプリの詳細な操作方法につては Apple Watchの「フィットネス/ワークアウト」アプリの使い方 もあわせてご参照ください。
Apple Watchで指標を確認
iPhone (ワークアウト)を起動し、サイクリングメニュー(フリー)をタップすると目標無しのワークアウトがスタートします。 あるいはこの画面の右上にある (その他) をタップして、目標を指定するワークアウトを選択します。
iPhone すると サイクリングワークアウトの表示設定 で指定した情報が表示されます。 画面を上下にフリック、またはデジタルクラウンを回すと画面が切り替わり、別の情報が表示されます。
iPhoneで指標を確認
iPhone (設定)- (ワークアウト) 画面で iPhoneで指標を表示タッチパネル:ON(オン)にしていると、 iPhoneの画面にも、図のようにApple Watchと同様の画面が表示されます。 画面を左右にフリックすると画面が切り替わり、別の情報が表示されます。
画面の下部には3つのコントロールアイコンが並んでいます。
アイコンの数字は、現在のセグメントを示しています。 これをタップすると、セグメント/スプリット分割されます。
アイコンをタップすると、ワークアウトの一時停止ができます。 一時停止すると、このアイコンが に変わります。これをタップするとワークアウトを再開できます。
アイコンをタップすると...
iPhone 画面下部からこのようなボタンがせりあがってきます。
表示を停止をタップすると、iPhoneでの指標の表示(サイクルコンピューター画面)を終了します。
ワークアウトを終了をタップすると、現在のワークアウトを終了します。
コントロールをロックをタップすると...
iPhone このような画面になります。 画面下部に並んでいた3つのコントロールアイコンが隠れて、代わりに「コントロールのロック解除」スライダーが現れます。 ワークアウト中に、不用意にアイコンをタップしてしまうことが防げます。
ワークアウトのコントロール
iPhone サイクリングワークアウト中にApple Watchの画面を左から右にフリックすると、このような画面になります。 ワークアウトの一時停止または終了、セグメント/スプリット分割が指定できます。
停止をタップすると、iPhoneでの指標の表示(サイクルコンピューター画面)を終了します。
iPhone ワークアウト中にiPhoneをロックすると、このようにロック画面にワークアウトの進捗が表示されます(iOS16.1以降)。 これをライブアクティビティと呼びます。 この画面からワークアウトの一時停止/再開ができます。 進捗(時刻)表示をタップすると、ワークアウトの指標(サイクルコンピューター画面)を表示します。
ワークアウトの結果確認
iPhone iPhoneで (フィットネス) アプリを開き、「概要」画面の「履歴」欄で「さらに表示」をタップすると、このような画面になります。 サイクリングワークアウトの履歴をまとめて閲覧することができます。

もっとApple Watchのことを知りたい