Apple Watchのコンパス(方位磁石)/水平儀の使い方
もくじ
コンパスの使用できるApple Watch
コンパスの使用できるApple Watchは、本体に電子コンパスを内蔵した、2019年9月発売の Series 5 以降です。 なお、 ウェイポイント記録機能 と バックトレース機能 が使えるのは、watchOS9以降にアップデートしたSeries 6以降のみです。コンパス/水平儀の使い方
iPhoneの コンパス(方位磁石)/水平儀/水準計 と同じように、シンプルに方角を知ることができます。
また画面中央下には現在位置の高度が表示されます(watchOS10以降)。
なお「北」を示す矢印の周りに、扇状の影が表示される場合があります。 これは精度を示しています。 その場でぐるりと一周ほど回るとキャリブレーションが行われ、扇状の影がしぼんでいきます。
コンパス(方位磁石)/水平儀/水準計の使い方
画面中央下の高度表示をタップすると、3D表示に切り替わります(watchOS10以降)。 そして現在の標高を基準とした ウェイポイント の標高が表示されます。
アイコンをタップすると、このような画面になります。 「傾斜」「高度」「緯度・経度」が表示されます。 「傾斜」ではApple Watchの傾きが読めます。簡易的な水平儀としても使えます。
さらに画面をスクロールすると、「方角」というボタンが現れます。 その時の、北の方角からの角度を記憶しておくことができます。
「方角」をタップすると、記憶した角度を現在の角度で上書きします。
「方角を消去」をタップすると、記憶した角度を消去します。
Apple Watchで (設定)-[コンパス]を開くと、このような画面になります。 指針が「磁北」を示すか「真北」を示すか、またGPSの表示座標系を選択することができます。
なお、この設定画面は、iPhoneの(Watch)アプリにはありません。
高度目標を設定する・高度通知を受け取る
高度目標を設定して、その目標高度に到達したら通知を受け取ることができます(watchOS10以降)。なお、通知が不要になったら「目標を消去」をタップします。
画面左上のペンアイコンをタップすると、 アイコンをタップしたときと同じ画面が開きます。 高度目標を変更することができます。
画面右下の繰り返しアイコンをタップすると、高度目標はそのまま維持されます。 一旦異なる高度に移動した後、また目標高度に到達すると、再度通知を受け取ることができます。
画面左下の「×」をタップすると、高度目標はクリアされます。
コンパス・高度計を文字盤に大きく表示する
Apple Watch文字盤の作成・カスタマイズ・デザイン変更方法
Apple Watchの文字盤を自動的に切り替える方法/ショートカットアプリの使い方
バックトレースを行う/遭難に備えて経路を記録する
ウェイポイント(通過点)を記録・表示する
GPSの座標を記録し、それをウェイポイント(Waypoint:通過点)としてコンパスのメイン画面に表示することができます(watchOS9以降にアップデートしたSeries 6以降)。 気になる場所(POI:Point Of Interest)を保存しておくことができます。アイコンをタップすると、このような画面になります。 現在の座標をウェイポイントとして記録できます。 画面右上のアイコンをタップすると、 現在の座標が記録されます。
日付が表示されているテキストエリアは「ラベル」です。 このウェイポイントに好きな名前を付けることができます。
画面の下の方では、このウェイポイントに付けるアイコン(シンボル)とその色が選べます。
アイコンをタップするたびに、新しいウェイポイントが追加できます。
上の画面を最後までスクロールすると、「ウェイポイントを表示」と書かれている部分があります。 これを (オン) にすると、このウェイポイントがコンパスのメイン画面に表示されます。
この画面のスケール/拡大率は、 デジタルクラウンで変更 できます。
上の画面からウェイポイントを選択すると、そのウエイポイントが「目標ウエイポイント」となり、このような画面になります。 そのウェイポイントの方向と距離が表示されます。
画面右下のペンアイコンをタップすると、ウェイポイントの編集画面が表示されます。 ウェイポイントの名前、アイコンや色を変更することができます。
ウェイポイントの編集画面の一番下には「ウェイポイントを削除」ボタンがあります。 これをタップすると、記録したウェイポイントが削除できます。
なお、ここにはiPad/iPhoneの (マップ) で登録した ガイド の位置情報も表示されます。 この場所をウェイポイントとしてコンパスに表示することができます。
行きたい場所をまとめて共有/「ガイド」の使い方
駐車場に止めたあなたの車を探す
Bluetoothの使い方
カーステレオとiPhoneを接続する方法
マップ(地図)で車を駐車した場所を表示する
コンパスの表示・スケールを切り替える
バックトレースを行う/遭難に備えて経路を記録する
GPSの座標を自動的に連続して記録し、それを移動経路としてコンパスのメイン画面に表示することができます(watchOS9以降にアップデートしたSeries 6以降)。 遭難に備えて、元の位置に戻るための経路を記録することができます。このままハイキングを続けてください。 経路が見にくいときは、デジタルクラウンを回して、スケールを変更してください。
「足取りを削除」をタップすると、これまで記録した移動経路を削除し、バックトレースを終了します。
「足取りをたどる」をタップすると...
この画面のスケール/拡大率は、 デジタルクラウンで変更 できます。
なお、マップアプリのように、曲がり角をナビゲーションしてくれるわけではありません。 経路を外れてズンズン進んでいっても、警告などは通知されません。
「バックトレースを続ける」をタップすると、戻るのをやめて、その場所からバックトレースが再開できます。 無事予定していたハイキングコースに戻れたら、これをタップしてバックトレースを再開してください。