iPhoneで夜景・花火・星空を撮影する ナイトモード(夜景モード)の使い方
iPhone 11(2019年発売) 以降のiPhoneには、複数の写真を合成することにより長時間露光を行う「ナイトモード(夜景モード)」が搭載されています。 また、アプリを使うと、ナイトモードを搭載していないデバイスでも、美しく星空を撮影することができます。夜景を撮影する/ナイトモードの使い方
もしアイコンが黄色くならないときは、 アイコンをタップしてみてください。
なお、アイコンをタップすると、ナイトモードをキャンセルすることができます。
LEDフラッシュライトが有効になっていると、ナイトモードは使えません。 アイコンをタップして、LEDフラッシュライトを無効にしてみてください。
花火を撮影する
この写真は、 iPhone 13 Pro(2021年発売) を手で持って、家の窓から、近所で突然始まった打ち上げ花火を狙ったものです。 周囲の白いモヤは花火の煙です。
撮影のコツは、打ちあがった瞬間に、昇っていく火花を見て位置の目星をつけて、花火が破裂する直前に、先回りでシャッターボタンを押すことです。
星空を撮影する
図の写真は、iPhoneとMacの情報サイト macrumors のフォーラムメンバー ToddH氏が、 iPhone 14 Pro Max(2022年発売) を使って撮影したものです(タップすると拡大します)。
iPhoneを、星の動きを追跡できる 赤道儀式の雲台 : Sky-Watcher Star Adventurer GTi (Amazon.co.jp) に固定し、ナイトモードを最大の30秒で使って、ProRAWフォーマット(DNG形式)で撮影し、 Lightroomアプリ (App Store) で ISO 12,500 で現像したものです。
-
Sky-Watcher 赤道儀 Star Adventurer GTiマウント
Sky-Watcher 2023-01-20 79200円
マウントの質量がわずか約2.9kg※でありながら、自動導入機能を備えた小型軽量赤道儀です。鏡筒を搭載しての眼視観測はもちろん、長時間露光の星野写真撮影にも適しています。 Wi-Fiモジュールを内蔵しており、専用のSynScanProアプリ(Android / iOS / PC)をインストールしたスマートフォンやタブレット端末から操作できます。お好みの天体はもちろん、見つけにくい星雲、星団、銀河なども簡単に観測できます。極軸望遠鏡を内蔵。極軸合わせは、極軸望遠鏡のスケール上にSynScanProアプリで表示された北極星と同じ位置に合わせるだけです。極軸望遠鏡のスケール確認がしやすいよう明視野照明装置も装備されています。
-
SLIK 電動雲台 ECH-630DX 赤道儀機能/タイムラプス機能
ケンコー(Kenko) 2017-11-10 34800円
天体追尾機能とタイムラプス撮影に便利な回転モードを搭載した電動雲台。大小2つの北極星のぞき穴と、Vカット溝で極軸合わせが簡単。単3形乾電池4本 または microUSBからモバイルバッテリーで駆動。(安定した電源供給のため乾電池のセットは必須)液晶ディスプレイ付きで多彩なモード変更が可能。雲台取付ネジ:U1/4 三脚取付ネジ:U1/4、U3/8ロングセラー自由雲台「バル自由雲台」をセットにした特別モデル最大搭載重量(赤道儀モード使用時):5kg(モーメント荷重20kg・cm以下、回
-
Vixen 天体望遠鏡/フィールドスコープ/顕微鏡/撮影用 スマートフォン用カメラアダプター
ビクセン(Vixen) 2016-10-06 7364円
顕微鏡や天体望遠鏡などの光学機器に取り付けて、スマートフォンで撮影できるアダプタです。 取付部を無段階で調整できるため、多くのスマートフォンに対応しています。 接眼レンズにはダイヤルを回すだけで簡単に取り付けられます。3点で固定するので、しっかりとホールドできます。大きさ 149×90×56mm 約178g付属品 補助スリーブ×3 スペーサー×2耐荷重 約300g以下推奨
-
Lightroom:写真&動画エディター・写真映像編集
Adobe 写真/ビデオ 無料(App内課金あり)
いつでも、どこからでも、iPhoneで画像を編集、整理。スマートフォンの写真からデジタル一眼レフカメラのRAW画像まで、あらゆる画像を使い慣れたパワフルなツールで加工できます。モバイルで行った編集は、デスクトップのLightroom 5と自動的に同期されます。デジタルフォトをソーシャルメディアサイトに投稿するのも簡単。Adobe Lightroom mobileを使用すれば、写真を広く公開できます。
詳細を見る(App Store)
屋内撮影では写り込みに注意
高層ビルの展望室など、屋内から夜景を撮影するときの最大の敵は、ガラスへの写り込みです。 撮影時には気が付かなくても、あとで拡大したら自分の顔などが写りこんでいてガッカリすることもあります。 撮影直後にすぐ拡大してみて、写り込みがないことを確認しましょう。普通に屋内から夜景を撮影すると、必ず写り込みが発生します。 これを避けるには、
- iPhoneを窓ガラスに近づける
- 展望室の端っこなどの、できるだけ暗い場所で撮影する
- 自分で照明が操作できる場合は、室内を真っ暗にする
- iPhoneの後ろや周りに黒いカバンを置いたり上着などを広げて、iPhoneの周りを暗くする
ナイトモードの効果/カメラの進化
iPhoneのカメラ、特にナイトモードの進化はとても著しいです。 デジカメを使わなくなった今、カメラのためにiPhoneを買い替えるのはアリだと思います。
アプリ「星撮りカメラくん」を使う
夜景向けの長時間露光に特化したカメラアプリはいくつもありますが、 ここでは、無料で簡単に使える、星空の撮影に特化したアプリ「星撮りカメラくん」を使ってみます。 これを使えばナイトモードを搭載していないiPhoneでも、そこそこの星空が撮影できます。-
星空が簡単な操作で撮れるカメラ:星撮りカメラくん2
康行 Nagasima 写真/ビデオ 無料
なるべく簡単に星を綺麗に撮れるように開発したカメラアプリです。星の写真を撮ったことない人でも迷うことなく使えるように、設定項目をできるだけ少なくしたのでとりあえず使ってみてください。 このアプリで星の写真を撮ることに興味をもってくれる人が増えるといいなと思ってます。
詳細を見る(App Store)
露光時間は3秒、10秒、30秒から選べます。 まずは30秒を試して、画面が明るくなりすぎたら、10秒や3秒を試してみます。 同じ星空でも、露光時間によって見え方が変わります。 時間が許す限り、いろいろな露光時間で試してみるのが良いと思います。
露光時間が長いので、 スマートフォン用の三脚 は必須です。
このアプリは複数の写真(ビデオ)を合成して、暗い星を明るく写します。 このためデバイスのメモリー(ストレージではありません)をたくさん使用します。 特にiPhone 8あたりより古いデバイスではメモリーが少ないため、アプリが落ちたり写らないことがあります。 撮影前に デバイスの電源をOFF-ONして再起動する と、メモリーが解放されるため、状況が改善することがあります。