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外出先から自宅サーバをアクセスできる「File Explorer」アプリの使い方

ここではFile Explorerを使って、外出先から自宅サーバ(QNAP NAS)にVPN接続し、ファイルをアクセスする方法を紹介します。
なお、QNAP NASの基本的な使い方については、下記の各ページで解説していますので併せてご参照ください。

File ExplorerアプリをiPod/iPad/iPhoneにインストール

まずはApp Storeで「File Explorer」アプリをインストールしましょう。
  • File Explorer

    PC

    Skyjos ユーティリティ 600円

    Mac, Windows, Linuxなどのネットワーク共有フォルダにアクセスできるアプリです。 CIFS/SMBプロトコルに対応したNASドライブや、Dropbox, GoogleDocsなどのクラウドサービスにもシームレスにアクセスできます。 FTPサーバー機能も搭載しており、パソコンとの間でファイルの送受信も可能です。 ネットワーク経由で音楽や動画(mov, mp4, m4v, mpv)の再生も可能です。

外出前の準備

まずは自宅で外出前にLAN環境で、アクセスしたいPCやNASを登録しておきます。
iPad iPhone 自宅LANに接続した状態でFile Explorerを起動し、画面右上の「+」をタップします。
iPad iPhone 登録するサーバの種類を選びます。 NASの場合はほとんどがLinuxです。
iPad iPhone 登録するサーバの情報を入力します。QNAP NASなど、LinuxのNASの場合は、表示名とホスト/IPアドレスだけ入力すればOKです。 環境に応じて、その他の項目も設定して下さい。
表示名
自分でわかりやすいように、この「接続」の説明を入れます。サーバー名やサービス名などを入れておきましょう。
ホスト名/IPアドレス
接続先ファイルサーバーのホスト名/IPアドレスを入力します。 自宅に設置したファイルサーバー/NASにアクセスするときは、そのローカル「IPアドレス」を入力します。ファイルサーバー/NASのIPアドレスは固定しておきましょう。
入力が終わったら右上の「保存」をタップします。
iPad iPhone すると入力したサーバが登録されています。このサーバ名をタップします。
iPad iPhone このような画面になります。NAS/サーバーに設定した、いずれかのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
iPad iPhone NAS/サーバーの中身にアクセスすることができます。

外出先から自宅/職場のサーバーをアクセスする

以上で、同じ自宅/職場内LANにあるサーバーに接続することができました。 外出先から自宅/職場のサーバーに接続するには、さらに下記の設定・確認が必要です。
  • プロバイダから自宅/職場に払い出されているIPアドレスが、グローバルIPアドレスであること
  • 自宅/職場LANへのDDNSドメイン名または固定IPアドレスが確保されていること
  • 自宅/職場にVPNサーバが設置されていること
最近のWi-FiルーターやNASでは、無料でDDNSやVPNサーバが設定でき、比較的簡単にこれらの条件をクリアすることが可能です。 これらの設定方法については、以下の各ページをご参照ください。
iPad iPhone iPod/iPad/iPhoneで外出先から自宅LANにVPN接続したうえで、File Explorerアプリを起動します。 登録したNAS/サーバーの名前をタップすると、その中身にアクセスすることができます。

VPN下の共有フォルダへアクセスできない

これにはいろいろな原因が考えられますが、落とし穴になりやすいのが、インターネット接続に使用しているプロバイダのサービス制限です。 たとえば会社で支給されているモバイルルータ経由などでは、サービス制限により、VPN下の共有フォルダへのアクセスに限らず、いろいろな制約がある可能性があります。