ダブルタップ/クイックアクションの使い方 Apple Watchを画面に触れずに片手で操作する
Apple Watch上のさまざまなアクションに対して画面を触れずに片手で応答できる「ダブルタップ」「クイックアクション」を紹介します。クイックアクションとは
クイックアクションとは、両手での操作などが困難な身体障害者等の方々のために、 Apple Watchを装着した片手のジェスチャで画面操作を代行するためのアシスト機能です(watchOS9以降)。例えば、電話がかかってくると、ダブルピンチして応答できることを知らせるプロンプトが表示されます。 また、クイックアクションを使用してアラームをスヌーズしたり、タイマーを停止したり、Apple Watchでワークアウト的なアクティビティが検出されたときにワークアウトを開始したり、「カメラ」Appでファインダーとシャッターボタンが表示されているときに写真を撮ったりすることもできます。
ほとんどすべての機能を片手で操作できる AssistiveTouch の中から、応答機能だけを取り出したようなものです。
"ダブルピンチ"操作や、AssistiveTouch機能については AssistiveTouchの使い方 Apple Watchを画面に触れずに片手で操作する をご覧ください。
AssistiveTouchの使い方 Apple Watchを画面に触れずに片手で操作する
Apple Watch で AssistiveTouch を使う (アップル)
Apple Watch で AssistiveTouch を使う(Apple Watchユーザガイド) (アップル)
ダブルタップとは
ダブルタップとは、画面上のそのときのメインとなるボタンのタップを、ダブルタップ(ダブルピンチ)ゼスチャーで代用できる機能です。 AppleWatchを身に着けている片手だけでボタンのタップ操作ができます。 上のクイックアクション機能を標準化・改善したものです。 クイックアクションより幅広い場所で高度な操作ができます。ダブルタップが使用できるのは、S9 SiPを搭載した、2023年9月に発売された Apple Watch Ultra 2、 Apple Watch Series 9 以降のみです。 また、watchOS10.1以降にアップデートする必要があります。 S9 SiPの性能のおかげで、クイックアクションのように、ゼスチャーが正しく認識されないことはほとんどありません。
なお、ダブルタップが使用できるApple Watchでは、クイックアクション機能は使用できません。
ダブルタップの使い方
ダブルタップは、Apple Watchのあらゆる場所で使えます。 ダブルタップで何ができるかは、そのとき使っているアプリによって異なります。 いろいろな場所でダブルタップゼスチャーを試してみてください。
ダブルタップゼスチャーがApple Watchに認識されると、ジェスチャを表す小さな青いアイコンが画面の上部に表示されます。 ただしダブルタップが使えない画面でダブルタップすると、このアイコンが画面上で動き、無効であることを示します。
ダブルタップの設定
ダブルタップの設定は (Watch)-[マイウオッチ]-[ゼスチャー]-[ダブルタップ]画面または、 Apple Watchの(設定)-[ゼスチャー]-[ダブルタップ]画面で行います。 ここではダブルタップ機能の有効/無効、メディア再生中の挙動(再生/停止またはスキップ)と、スマートスタックでの挙動(次のウィジェットへ/アクティブなウィジェットを開く)が指定できます。
How Double Tap compares to Quick Actions and AssistiveTouch (appleinsider)
クイックアクションの設定
するとこのような画面になります。
「オン」を選ぶと常に有効になります。
「AssistiveTouchが有効になっているとき」のみ有効にすることもできます。
また「表示」欄では、クイックアクションの通知の表示形式が選べます。 「すべて」を選ぶと、バナーが表示され、アクションボタンが強調表示されます。 「最小限」を選ぶと、アクションボタンが強調表示されますが、バナーは表示されません。