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無線LANへ接続する方法

家庭で運用している無線LANアクセスポイントも、街中にある公衆無線LANアクセスポイントを利用するのも基本的には同じ手順で接続できます。

無線LANへの接続に必要なもの
無線LANへの接続
パスワードの入力を省略する方法
アクセスポイントが一覧に見えないとき
接続していることを確認する
セキュリティ強化:アクセスポイントごとに異なるMACアドレス(プライベートWi-Fiアドレス)を使う

無線LANへの接続に必要なもの

iPod/iPad/iPhoneで無線LANに接続するには、最初に1回、接続のための設定を行う必要があります。 1回設定してしまえば、次回からはiPod/iPad/iPhoneの無線LANをONにするだけで自動的に接続されます。

iPod/iPad/iPhoneからの接続に必要な情報は下記の通りです。

無線LANネットワークの名前(SSID/ESS-ID): 無線LANネットワークには、SSID/ESS-IDと呼ばれる名前をつけられます。
無線LANネットワークのパスワード: 無線LANネットワークにログインするためのパスワードです。SSID/ESS-IDごとにパスワードが設定できます。
無線LANネットワークの暗号化方式: 無線LANネットワークの情報を保護するための暗号化方式の名称です。WEP,WPA,WPA2などがあります。

これらはいずれも無線LANルータ／アクセスポイントの設定画面や説明書から読み出すことができ、また自由に設定・変更が可能です。無線LANルータ／アクセスポイントの説明書をよく読んで、他人に知られにくいSSID、パスワードと、より強固な暗号化方式を設定してください。

無線LANへの接続

まずは

(設定)-

(Wi-Fi)画面で[Wi-Fi]を

(オン) にします。そしてそのまましばらく待ちます。近くに接続可能な無線LANアクセスポイントが見つかると、画面中央の「ほかのネットワーク」欄にそれらの名前(SSID)が一覧表示されます。また「マイネットワーク」欄には、以前に接続したことがあるネットワークが表示されます。
接続するのにパスワード／パスフレーズが必要なアクセスポイントには、鍵のマークが付いています。
以前に接続したことがあるネットワークが見つかると、自動的に再接続し、その名前の前にチェックマークが付きます。
このなかからアクセスしたいアクセスポイントを選び、その名前(SSID/ESS-ID)をタップします。パスワードが不要なアクセスポイントを選んだときは、これだけでネットワークにつながります。

鍵のマークが付いているアクセスポイントを選ぶと、パスワード入力画面になります。その無線LANネットワークに設定されているパスワード／パスフレーズを入力すればネットワークにつながります。
パスワードは、無線LANルーターの商品ごと、あるいはアクセスポイントを提供している事業者ごと、アクセスポイントごとに決まっています。商品の説明書または事業者(ホテルなど)に確認してください。
注意：パスワードは半角英数文字で入力する必要があります。キーボードを英語モードに切り替えてください。

をタップするとキーボードが切り替えられます。

文字入力の方法／キーボードの使い方

パスワードの入力を省略する方法

すでにアクセスポイントに接続済みのiPad/iPhoneが別に存在するときは、パスワードの入力を省略することができます(iOS11以降)。 (接続する側と接続済みのiPad/iPhoneは、いずれもiOS11以降にアップデートしておく必要があります)

アクセスポイントに接続済みのiPad/iPhoneを、パスワード入力画面になっているiPad/iPhoneに近づけます。すると接続済みのiPad/iPhoneに、このようなメッセージが表示されます。ここで「パスワードを共有」をタップすると・・・

このような画面になります。接続しようとしているiPad/iPhoneの「パスワード」欄が自動的に入力され、ネットワークにつながります。
友人のiPad/iPhoneでこの機能を使うには、その友人がアクセスポイントに接続済みのiPad/iPhoneの「連絡先」に登録されている必要があります。

アクセスポイントが一覧に見えないとき

無線LANアクセスポイントは、セキュリティの確保のため、隠すことができます。無線LANルーター/アクセスポイントの設定画面で、SSIDを隠す(ステルス機能, SSID通知の無効など)機能をオンにすると、iPad/iPhoneのアクセスポイント一覧画面には表示されません。このようなアクセスポイントに接続するには、「その他...」と書かれているところをタップします。

するとこのような画面になるので、「名前」欄に、接続したい（あなたの無線LANルーターに設定した）ネットワークの名前(SSID/ESS-ID)を直接入力します。
そのネットワークの接続にパスワードが必要な場合は、さらに[セキュリティ]をタップします。

タッチパネルモデルのキーボードの詳しい使い方は文字入力の方法／キーボードの使い方のページで紹介しています。ご参照ください。

文字入力の方法／キーボードの使い方

[セキュリティ]をタップすると、このような画面になります。アクセスポイントに設定されている、ネットワークの暗号タイプ(WEP/WPA/WPA2/WPA3など)を選択します。つづいて左上の[戻る]をタップして元の画面に戻ります。
この画面で、下に行くほどより強固な暗号化方式です。少なくとも「WPA2/WPA3」以降を使うのがおすすめです。

最後にそのネットワークのパスワード(WEPキー/WPAキー/ネットワーク・キーなど)を入力し、右下の「参加(Join)」ボタンをタップすればＯＫです。
パスワードの入力には英語キーボードを使用してください。右下のキーが「Join」と英語で表示されたら、英語キーボードになっています。

をタップするとキーボードが切り替えられます。
あなたがiCloudキーチェーンを有効にしていて、過去に使用したことのあるアクセスポイントに再接続するときは、キーボードの上の鍵マークと「パスワード」と書かれているところをタップすると、iPad/iPhoneに保存されているパスワードを呼び出すことができます(iOS11以降)。

パスワードを一括管理 iCloudキーチェーンの使い方

接続していることを確認する

ネットワークにつながると、画面の左上または右上に扇型の電波マークが表示され、接続中であることがわかります。

一度接続したアクセスポイントの情報はiPod/iPad/iPhoneに記録されています。次にそのアクセスポイントに接続可能になると、自動的に接続されます。また、複数のアクセスポイントと接続した後では、最後に接続したアクセスポイントに自動的に接続されます。

セキュリティ強化:アクセスポイントごとに異なるMACアドレス(プライベートWi-Fiアドレス)を使う

セキュリティ強化のため、Wi-Fiアクセスポイントごとに異なるWi-Fiアドレス(MACアドレス)を使うことができます(iOS14以降)。ハードウェアに設定されているMACアドレスの代わりに、仮想的なMACアドレスが生成されて使用されます。 Wi-Fiアクセスポイントをまたいで、あなたのデバイスが広告表示などのために追跡されるのを防ぐことができます。この機能をプライベート Wi-Fi アドレスと呼びます。この機能はデフォルトでオンになっています。

iOS 14、iPadOS 14、watchOS 7 でプライベート Wi-Fi アドレスを使う (アップル)