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iOS Developer Programへ参加する方法

あなたが開発したアプリをiPod/iPad/iPhoneの実機にインストールしてテストし、「App Store」から配布・販売するには、有料の「iOS Development Program」への参加が必要となります。 参加費用は、個人開発者は年間USD99.00。エンタープライズ(企業)としてのソフト開発にはUSD299.00の費用が必要です。
有効期限は1年間なので、アプリ開発が終盤にさしかかったところで参加するのでも良いと思います。
なお、iPod/iPad/iPhone用のアプリ開発全般については、アプリの作り方 SDKの使い方のページで解説しています。 併せてご覧下さい。

2種類のメンバーシップ

iOS Developer Programには、有料版と無料版の2種類のメンバーシップがあります。 無料版のiOS Developer Programメンバーシップには、デベロッパーベータ版iOSの利用、Xcode ツール、ベータ版Xcode、開発したアプリのオンデバイステスト、開発者フォーラムの利用、フィードバックアシスタントによるバグ報告が含まれています。 一方、アプリ開発に関するアップルのサポートを得たり、開発したアプリをApp Storeでリリースするには、有料版のiOS Developer Programに参加する必要があります。
無料版のiOS Developer Programメンバーシップは、2023年6月6日のWWDC2023開催に合わせて設定されました。
詳しくは Choosing a Membership (Apple) のページをご参照ください。

iOS Developer Programのメンバーシップを購入する

PC iOS Developer Programのメンバーシップは、Apple Developer Centerから注文します。 Apple Developer Centerのホームページを開きます。 なお、手続きはすべてブラウザ上で完結するので、WindowsでもMacでも好きな方をお使い下さい。
PC この画面の下の方に、図のような「iOS Development Program」という表記があります。 ここをクリックします。
PC つづいてこのような画面になります。「Enroll Now」ボタンをクリックします。
PC するとこのような画面になるので、画面をスクロールして、下の方にある「Continue」ボタンをクリックします。
PC すると「iOS Development Program」にひもづけるApple IDの入力画面となります。 すでにApple Developer Centerに(開発用)Apple IDでログインしていた場合は、 「Existing Apple ID」の部分にそのIDが表示されています。 確認の上「Continue」ボタンをクリックします。
PC つづいて「個人(Individual)」として登録するか「企業(Organization)」として登録するかを選択します。 個人開発者は年間USD99.00。エンタープライズ(企業)としてのソフト開発にはUSD299.00の費用が必要です。 また、個人が企業として登録することはできません。
PC 詳細については、以下のアップルのサポートセンターで読めます。 ここでは「個人(Individual)」を選択した場合を例にとって進めます。
PC つづいて支払い情報などを入力していきます。
PC 最初はクレジットカードの利用者名義の名前を正確に入力します。
PC つづいてクレジットカードの請求書/領収書送付先住所を正確に入力します。 と言っても日本語で入力すると文字化けしてしまいます。 とりあえずローマ字で入力する事になります。 アップルのシステムの改善を望みたいところです。
PC つづいて「Development Program」のタイプを「iOS」か「Mac」「Safari」から一つ選びます。 「iOS」「Mac」「Safari」の複数の開発に取り組みたい場合は、個別にApple IDを準備する必要があります。
PC ここまでの入力結果の確認画面です。 問題なければ画面をスクロールして、右下の「Continue」ボタンをクリックします。 間違いがあったら画面をスクロールして、右下の「Go Back」ボタンをクリックします。
PC つづいてライセンス同意書の確認画面となります。 本契約にはNDA(秘密保持契約)が含まれるので非常に重要です。 「Development Program」で知り得た情報を他人に展開する事には制約があります。 ベータ版iOSの機能などをむやみにネットで公開することはできません。 目を通したら画面をスクロールして、チェックボックスにチェックを入れた上で、右下の「I Agree」ボタンをクリックします。
PC やっと購入手続きです。値段を確認して、「Add to cart」ボタンをクリックします。
PC ここから日本のオンラインアップルストアの画面に切り替わります。 「注文手続きへ」ボタンをクリックします。
PC 購入のためにオンラインアップルストアにログインします。 ここで支払いに使用するApple IDと、「Development Program」で使用するApple IDは異なっていてもかまいません。
PC 最後に「配送オプション」「配送先」「お支払い」「販売条件」の各項目をチェックしていきます。 「お支払い」の画面ではクレジットカードのセキュリティコードを入力します。 「販売条件」の画面では「条件に同意します」のチェックを入れます。
そして最後に「ご注文の確定」ボタンをクリックします。
PC ご苦労様でした。注文完了です。 アップルからアクティベーションコードが書かれたメールが届くのを待ちます。

Development Programのアクティベーション

PC 購入手続きの後、数時間で、このようなメールが届きます。 中央部の「Activation Code」欄の英数字が、今回購入した、1年分のアクティベーションコードです。 ここをクリックします。
PC するとブラウザが立ち上がり、このようなログイン画面になります。 (開発用)Apple IDとそのパスワードを入力します。
PC つづいてこのような画面になります。「Activate」をクリックします。 すると本来はここで無事アクティベートできて「Member Center」の画面が表示されるはずなのですが・・・
PC アップルのシステムの都合なのか、日本のユーザーは、必ずここで図のように、アクティベーションに失敗してしまうようです。 失敗したら、アップルのサポートにメールまたは電話します。
メールの場合は、この画面の「contact us」のリンクをクリックするか・・・
PC または お問い合わせ方法(アップル) のページから「プログラムへの登録」をクリックして、 Regionに「Japan」を、Subjectに「Purchase and Activation」を選び、本文にアクティベーションが失敗した旨を記述して送信します。 本文は日本語でも可です。
電話の場合は、 Worldwide Telephone Support(アップル) のページで連絡先を確認し、電話をかけ、アクティベーションで失敗した旨を申告し、Apple IDその他を通知します。 こちらも日本の連絡先なら日本語で可です。
ただしメールも電話も、受け付けてくれるのは平日の日中だけです。 土日を挟んでしまうと、メールの返事もなかなかもらえません。
PC アップル側の処理が終わると、このようなメールが届きます。 再度、最初に届いた「Activation Code」のメールを開き、ログイン手続きをしてみて下さい。
PC このように「Activation Complete」となれば成功です。 画面左下の「Get Started」ボタンをクリックすると・・・
PC 無事「Member Center」の画面が表示されました。 さぁ、これであなたも「iOS Developer」の仲間入りです。 アップルの最新OSに関する情報を入手して、すてきなアプリを開発して下さい。